「エギーユ・デラーズ」の版間の差分

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=== 携帯機シリーズ ===

2013年5月31日 (金) 22:36時点における版

エギーユ・デラーズ(Aiguille Delaz)

ジオン軍大佐。デラーズ紛争時には中将と称している。ギレン・ザビの親衛隊を率いた人物で、強い影響を受けている。

ア・バオア・クー攻防戦においてギレンの死亡の報を受けて戦場を離脱。連邦への帰順を拒否する旧ジオン軍人の大半がアクシズ行きを選ぶ中、抵抗運動を希望する者らと共に地球圏に残留、デラーズ・フリートを名乗って対地球連邦ゲリラ活動を開始するが、作戦中にシーマ・ガラハウの裏切りに遭い死亡。

最終的にはジオンを憎んでいたシーマに寝首をかかれる結末になったものの、シーマ無くして星の屑作戦の成功はあり得なかったのは何とも皮肉な結果と言える。自業自得と言えばそれまでかもしれないが。更に皮肉だったのは、この戦いがティターンズの台頭に繋がり、グリプス戦役というより悲惨な戦いに続いていく事になるのだった。

登場作品と役柄

旧シリーズ

第4次スーパーロボット大戦S
初登場作。ノイエDC中将。ハマーンに警戒心を持っている。原作同様の演説を行ったり、ゲスト艦隊相手に自爆したり、イベント面での活躍は多い。そのため、実際に戦う機会はなかったりするのだが。

αシリーズ

スーパーロボット大戦α
原作通りギレン派。演説がDVEで再現されている(その為か、小林氏はこの作品でスパロボ初参加となった)。一回だけ戦艦のパイロットとしても登場するが、すぐにイベントで撃墜されてしまうため交戦する機会は無いに等しい。

携帯機シリーズ

スーパーロボット大戦A
ナデシコを味方に引き入れようと勧誘するが、突っぱねられた。しかし、あの場でもしプロスペクターユリカの「ブイッ!」を止めなければ一体どうなっていたのやら。

人間関係

ギレン・ザビ
彼の親衛隊長を務め、熱烈に信奉している。
アナベル・ガトー
部下。
シーマ・ガラハウ
配下として引き入れるが、裏切られる羽目になる。
キシリア・ザビ
ギレンの死を知った際、彼女の手によるのものと察知し、激怒した。
ハマーン・カーン
原作では会う場面が無いが、第4次ではノイエDCの一員として共闘している。しかし内心ではハマーンを警戒している。

他作品の人間関係

ミネバ・ラオ・ザビ
ギレンが死亡している場合の主君。

名台詞

「今は耐えるのだ。生きてこそ得ることの出来る栄光をこの手に掴むまで、その命、儂が預かる!いいな!」
第1話より。ア・バオア・クーの決戦で再び出撃して敗北と共に散ろうとしたガトーを制した際の台詞。
「大儀を生まんとするものが、小事にこだわってはならん。星の屑作戦を成功させる為には、お前が奪取したガンダムと、我が艦隊戦力の充実が不可欠だった。シーマは私が導く」
第5話でシーマ一党が合流した事に納得がいかないガトーを説得した際の台詞。しかし、結局はシーマに裏切られる事になってしまう。
「哀れ!志を持たぬ者を導こうとした我が身の不覚であった」
シーマ一党に人質に取られたデラーズにガトーが呼びかけた際の台詞。
「……行け、ガトーよ」
「ガトーよ、意地を通せ。現にコロニーはあるのだ」
「儂を宇宙(そら)の晒し者にする気かガトー! ……ジーク・ジオン!!」
星の屑作戦が最終局面を迎える中、デラーズ・フリートを裏切ったシーマに捕らえられたデラーズが死を覚悟してガトーを行かせる台詞。

スパロボシリーズにおける名台詞

「…そして今、連邦内には、一匹の妖怪がうごめいている。ジャミトフ=ハイマンという名の妖怪が」
第4次地球連邦政府及びティターンズに対して行った演説の一部。この直後の京四郎の指摘通り、マルクスによる「共産党宣言」の序文「ヨーロッパには妖怪が出る―共産主義という妖怪が」からの剽窃である。
そしてデラーズは妖怪=ジャミトフの専横を生み出したのは地上のアースノイドの責任と断じ、コロニー落としを宣言することになる。尤も、その行為自体が「妖怪」と全く変わらない愚かな行為であることもまた然りだが。

資料リンク