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コミュニケーションは脳量子波によって行われる。そのため刹那やデカルトといったイノベイター、アレルヤやマリーといった超兵など、脳量子波を感じ取れる人物がELSに対して反応を示していた。ELSの方も脳量子波が強い存在に惹かれており、脳量子波を発する存在に優先的に接触を図る。
 
コミュニケーションは脳量子波によって行われる。そのため刹那やデカルトといったイノベイター、アレルヤやマリーといった超兵など、脳量子波を感じ取れる人物がELSに対して反応を示していた。ELSの方も脳量子波が強い存在に惹かれており、脳量子波を発する存在に優先的に接触を図る。
  
特徴の一つとして生物・無生物を問わず、接触した物質と融合する能力や物質が有する能力を模倣する能力を持ち、相手がMSや戦艦であれば粒子ビームやGNフィールドなどの武装ですら模倣している。ただし、ビームの色は異なる。
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特徴の一つとして生物・無生物を問わず、接触した物質と融合する能力や物質が有する能力を模倣する能力を持ち、相手がMSや戦艦であれば粒子ビームやGNフィールドなどの武装ですら模倣している。ただし、ビームの色は異なる。また一定以下の体積(概ね成人男性程度)にまで粉砕されると活動が止まり、融合なども行わなくなる。しかしその状態でも活動しているELSと接触すると呼応して活動を再開してしまうため、ビームなどで蒸発させなければ体積を削る事すら出来ない。
  
 
基本的にELSに取り込まれた者は死亡してしまうが、脳量子波の因子を持ち、浸食時にELSからの膨大な情報を受け流すことができた場合は、人体の生命活動への影響はない。ただしELSを切り離すことは不可能である。
 
基本的にELSに取り込まれた者は死亡してしまうが、脳量子波の因子を持ち、浸食時にELSからの膨大な情報を受け流すことができた場合は、人体の生命活動への影響はない。ただしELSを切り離すことは不可能である。
  
実際には彼らに敵対する意思は全くなかった。母星は主星の白色矮星化とそれによって発生した惑星状星雲に飲み込まれて滅亡寸前であったため、彼らは自身の形成した巨大コロニー(超大型ELS)に乗り込んで母星を離れ、宇宙を放浪中に偶然遭遇した者達へ助けを求めていただけの'''要救助者'''だった。MSや地球人の姿を模していたことも、彼らなりの対話やSOSの意思表明に過ぎず、地球人と融合するという行為も、異分子と1つになることで相互理解を成そうとする彼らなりのコミュニケーション方法だった。脳量子波を持つ者を襲って融合を試みたのも、肥大化したELSのネットワークの中で意識を共有するには脳量子波が不可欠であったためである。しかも母星が滅ぶという空前のパニック状態に陥っていたことが災いし、それらの行為が侵略行為であると誤認した地球側は抗戦を決意。受け止めたELS側は'''そうすることが彼らのコミュニケーションであると誤解してしまった'''
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実際には彼らに敵対する意思は全くなかった。母星は主星の白色矮星化とそれによって発生した惑星状星雲に飲み込まれて滅亡寸前であったため、彼らは自身の形成した巨大コロニー(超大型ELS)に乗り込んで母星を離れ、宇宙を放浪中に偶然遭遇した者達へ助けを求めていただけの'''要救助者'''だった。MSや地球人の姿を模していたことも、彼らなりの対話やSOSの意思表明に過ぎず、地球人と融合するという行為も、異分子と1つになることで相互理解を成そうとする彼らなりのコミュニケーション方法だった。脳量子波を持つ者を襲って融合を試みたのも、肥大化したELSのネットワークの中で意識を共有するには脳量子波が不可欠であったためである。しかも母星が滅ぶという空前のパニック状態に陥っていたことが災いし、それらの行為が侵略行為であると誤認した地球側は抗戦を決意。独立した『個』の概念を知らず、また幾らでも増大が可能なELSは、それを自身への『攻撃』だと認識できず'''そうすることが彼らのコミュニケーションであると誤解してしまった'''。これはどちらが一方的に悪いと言う問題ではなく、全く違ったコミュニケーション体系を持つ者同士の相互不理解が招いた悲劇と言えるだろう。
  
 
刹那によって人間は『個』を持つ存在とELSが理解し、人間がELSを『多数であり一つ』の存在と理解したことで人類との共存が可能となり、ELSと共生関係にある人間や、人間とELSが共同で操作するMS「サキブレ」なども登場。長い年月の末に地球人とELSは外宇宙へと飛び立つことになるのだった。
 
刹那によって人間は『個』を持つ存在とELSが理解し、人間がELSを『多数であり一つ』の存在と理解したことで人類との共存が可能となり、ELSと共生関係にある人間や、人間とELSが共同で操作するMS「サキブレ」なども登場。長い年月の末に地球人とELSは外宇宙へと飛び立つことになるのだった。

2013年5月15日 (水) 03:20時点における版

ELS(Extraterrestrial Livingmetal Shapeshifter)

劇場版 機動戦士ガンダム00 -A wakening of the Trailblazer-‎』に登場する金属の地球外生命体
名称の由来は地球外変異性金属体の英訳『Extraterrestrial Livingmetal Shapeshifter』の頭文字から。
ガンダムシリーズの映像作品において、初めて明確に登場した「異星人」に相当する存在である。

コミュニケーションは脳量子波によって行われる。そのため刹那やデカルトといったイノベイター、アレルヤやマリーといった超兵など、脳量子波を感じ取れる人物がELSに対して反応を示していた。ELSの方も脳量子波が強い存在に惹かれており、脳量子波を発する存在に優先的に接触を図る。

特徴の一つとして生物・無生物を問わず、接触した物質と融合する能力や物質が有する能力を模倣する能力を持ち、相手がMSや戦艦であれば粒子ビームやGNフィールドなどの武装ですら模倣している。ただし、ビームの色は異なる。また一定以下の体積(概ね成人男性程度)にまで粉砕されると活動が止まり、融合なども行わなくなる。しかしその状態でも活動しているELSと接触すると呼応して活動を再開してしまうため、ビームなどで蒸発させなければ体積を削る事すら出来ない。

基本的にELSに取り込まれた者は死亡してしまうが、脳量子波の因子を持ち、浸食時にELSからの膨大な情報を受け流すことができた場合は、人体の生命活動への影響はない。ただしELSを切り離すことは不可能である。

実際には彼らに敵対する意思は全くなかった。母星は主星の白色矮星化とそれによって発生した惑星状星雲に飲み込まれて滅亡寸前であったため、彼らは自身の形成した巨大コロニー(超大型ELS)に乗り込んで母星を離れ、宇宙を放浪中に偶然遭遇した者達へ助けを求めていただけの要救助者だった。MSや地球人の姿を模していたことも、彼らなりの対話やSOSの意思表明に過ぎず、地球人と融合するという行為も、異分子と1つになることで相互理解を成そうとする彼らなりのコミュニケーション方法だった。脳量子波を持つ者を襲って融合を試みたのも、肥大化したELSのネットワークの中で意識を共有するには脳量子波が不可欠であったためである。しかも母星が滅ぶという空前のパニック状態に陥っていたことが災いし、それらの行為が侵略行為であると誤認した地球側は抗戦を決意。独立した『個』の概念を知らず、また幾らでも増大が可能なELSは、それを自身への『攻撃』だと認識できずそうすることが彼らのコミュニケーションであると誤解してしまった。これはどちらが一方的に悪いと言う問題ではなく、全く違ったコミュニケーション体系を持つ者同士の相互不理解が招いた悲劇と言えるだろう。

刹那によって人間は『個』を持つ存在とELSが理解し、人間がELSを『多数であり一つ』の存在と理解したことで人類との共存が可能となり、ELSと共生関係にある人間や、人間とELSが共同で操作するMS「サキブレ」なども登場。長い年月の末に地球人とELSは外宇宙へと飛び立つことになるのだった。

登場作品

スーパーロボット大戦UX
融合によりENを減少させ、機体のENが0になったら強制的に撃墜される。ちなみにENではなくMPのデモンベインでは融合の効果は発揮できない。

ELSの分類

ELS (小型)
MSよりもサイズは小型。
ELS (大型)
ガデラーザや戦艦クラスの大きさを持つ。
ELS (超大型)
全長300kmを越える巨大さを持つ。
ELS GN-X IV
ELSの擬態したGN-X IV。「ELSジンクス」とも呼ばれる。オリジナルと細かい点で差異があるが性能は同等であったため地球軍を苦しめた。
ELSアスカロン
飛行機に擬態したELSの一部がアリオスガンダム アスカロンを侵蝕し擬態。オリジナルに侵蝕したものとELSが再現した機体の2体が登場し、後者は飛行形態に擬態していた。レオ・ジークとデル・エルダの乗るティエレンチーツーが交戦し、2体が融合している隙を突いて撃破。
ELSガデラーザ
ガデラーザに擬態したELS。最終決戦の最終防衛ラインに出現した。映画には登場していないが設定上は登場していたという扱いで、漫画版や外伝にも登場している。
ELSガガ
ガガに擬態。文字資料にのみ登場。
ELSバイカル級
バイカル級に擬態したELS。他の擬態に比べやたらと再現度が高い。艦隊に大打撃を与えた。
ELSダブルオー
漫画版に登場。ダブルオーライザー 粒子貯蔵タンク装備型に擬態したELS。初期段階ではこの機体が登場する予定だったらしくグラハムがELS GN-X IVに対して『ガンダムタイプ』と発言するのはこの名残らしい。広義にはオリジナル・疑似問わず太陽炉を搭載したMSをガンダム扱いし、更にGN-X IVはガンダムの技術を多分に利用しているので間違った発言ではない。

関連機体

エウロパ
木星の近くを漂っていた有人探査船。機密保持のための自爆で朽ち果てていたオリジナルにELSが侵食・擬態したことで原形に近い形で修復され、地球にやって来る。連邦軍の艦隊に攻撃された後、ガデラーザによって破砕されるも破片の一部は地上へと落下した。 一方、宇宙に残った破片は融合して再度復元され、ソレスタルビーイングと交戦しラファエルガンダムが撃破した。 スカイの遺体はこの中に存在した。
ガルムガンダムE
ガルムガンダムがELSと融合した機体。レオ・ジークがこの機体を駆りイノベイターと旧人類の戦争に介入する姿が確認されている。
サキブレ
宇宙探査用のワークローダー。頭部にELS用のコクピットが設置されている。
ELSクアンタ
ダブルオークアンタとELSがさらなる相互理解のために融合した機体。クアンタムバーストでパージした装甲も復元され、肩以外は左右対称となっている。背中の8枚の触手らしき部位はELS以外の異星体が融合したもので、戦闘になった場合は武器にもなる模様。この機体の『草花も兵器に宿る澄み渡る未来』を象徴する姿が劇場版のラストを飾った。

関連人物

刹那・F・セイエイ
ELSと対話しようと試みる者。最終的には対話を果たしELSの母星へ旅立ち、50年後地球に帰還した時彼の肉体はELSと融合していた。
デカルト・シャーマン
ELSに対してはあまり良い印象を抱いていなかった。最終的に取り込まれ死亡。
スカイ・エクリプス
リボンズと同じ塩基配列を持つイノベイド。ELSが彼の遺体を侵蝕し、地球に降ったELSの破片が彼の姿をとる。TVでしか00の物語を追っていない視聴者には擬態をリボンズのコピーと勘違いされた。彼に擬態したELSはその後飛行機に擬態してレオのアスカロンと交戦し撃墜され、その残骸はルイスと沙慈の前に現れるが刹那によって爆破され機能停止する。漫画版では刹那の乗ったバイクに轢かれるシーンがある。
アーミア・リー
ドアに擬態したELSに侵蝕される。左半身が金属化し昏睡状態に。その後は連邦軍の施設に収容されていたが、刹那とELSの対話が成功し覚醒、無事に回復し、ハイブリッドイノベイターになった。西暦2364年時には外宇宙航行艦スメラギの艦長に就任。
レオ・ジーク(レナード・ファインズ)
外伝『00I 2314』の主人公。かつては人類革新連盟の超兵機関に所属していた不完全な超兵。ソレスタルビーイングの別働隊「フェレシュテ」でガンダムマイスターとして行動しELSと交戦。 最終決戦でELSに取り込まれかけるも間一髪で刹那の対話が成功し生還。融合時に義手になっていた左腕も再生した。2364年にはサキブレのパイロットに。とある惑星で未知の生命の発見という偉業を果たす。

関連用語

脳量子波
ELSがコミュニケーションに使用。大小を問わないならば、人間すべてが持っている。
超兵
先天的、後天的処置によって強化された人間。彼らは脳量子波を植え付けられたとされるが、実際には元々持っている脳量子波が強化されたものである。
イノベイター
GN粒子によって肉体が変革した人類。強力な脳量子波を発し、脳量子波を用いてのコミュニケーションが可能。
バジュラフェストゥムコーラリアンイマージュ
他作品における、ELSに似た特性を持つ種族。人類とはかけ離れた姿の異種族、種族全体で群体を構成している、人類とコミュニケーションが可能という共通点がある。
このうち、バジュラ、フェストゥムとはUXで共演。


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