「デューイ・ノヴァク」の版間の差分
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2017年5月10日 (水) 00:51時点における版
デューイ・ノヴァク | |
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外国語表記 | Dewey Novac |
登場作品 | |
声優 | 辻谷耕史 |
種族 | 地球人 |
性別 | 男 |
生年 | 11969年 |
年齢 | 36歳 |
所属 | 塔州連邦軍 |
軍階級 |
中佐→大佐(TV版) 少将(劇場版) |
概要
代々の王族家系であるノヴァク家の跡取り。
7歳の時、母に自分の命と引き換えに弟ホランドを生ませた父を「母殺し」と評して憎み、逆に自ら「王殺し」を名乗って実父を剣で殺害する。その後ホランドと共に放浪の旅に出て、塔州連邦軍に入隊。情報部に配属され、着実に実績を伸ばしていった。その一方、アドロック・サーストンの「スカブコーラル知性体仮説」に賛同、彼の壮大な目的の根幹を形成することとなった。
デル・シエロの惨劇事件でホランドが軍を脱走すると、責任を問われて幽閉される。幽閉先では『金枝篇』などの読書に明け暮れていたが、しばらくしてニルヴァーシュによるセブンスウェル現象が発生、これが契機となって賢人会議から幽閉を解除された。そしてアドロックの提唱した「アゲハ構想」実現のためアゲハ隊を組織し、スカブコーラルから発生するコーラリアン殲滅のため力を蓄えていった。
賢人会議を構成する3人の内、クゼミとブラヤを殺害して遂に塔州連邦軍を掌握。本格的にコーラリアン殲滅に乗り出した彼は「オペレーション・ネノカタス」を実行し、スカブコーラルの中心核である司令クラスターへの攻撃を強攻した。
最後には司令クラスターへの最終命令を実行するため、エウレカとアネモネの2人に組みこんだ首輪の機能を発動させる。この首輪は彼女らを「代理司令クラスター」とするためのプログラムが仕込まれており、その鍵は自らの命であった。自らの体に埋め込んだコンパク・ドライヴと共に命を絶つことで、己が背負った「業」を全うした。
劇場版では姓は「ソレンスタム」となっている。役割もTV版とは異なっており、直接登場することはない。
登場作品と役柄
Zシリーズ
- スーパーロボット大戦Z
- 原作通り賢人会議に参加後、クーデターにより主要メンバーを粛清。パプテマス・シロッコ、エーデル・ベルナルと共に新地球連邦軍の掌握に成功する。その後はほぼ原作通りの行動を行い、最後は銀河号で自軍と対峙する。本人の能力値は高く、特殊技能ガードと銀河号の高火力・堅牢さも合わせて厄介。ただ、原作同様に単機で登場するため、位置取りさえ誤らなければ集中攻撃で割と楽に墜とせる。
- 第2次スーパーロボット大戦Z破界篇
- 劇場板設定で名前のみ登場するが、そのときには既に死亡している。
単独作品
パイロットステータス設定の傾向
能力値
格闘・防御が若干低い以外は全てトップクラスで、ガットラー、ティンプに次ぐ。彼ら以上に乗機が堅牢なため、まともに当たろうとすると時間がかかる。また地形適応は宇宙・空ともSで、IF・原作どちらのルートでも全力を発揮して来る。
精神コマンド
特殊技能(特殊スキル)
小隊長能力(艦長効果)
- 命中率+20% ダメージ-20%
- Zでの艦長効果。
- 当てて耐えるという戦艦乗りに相応しい効果。銀河号にはバリアがないためスピリットガットラーよりは脆いが、本人がガードを持っているためダメージは実質64%まで押さえこまれてしまう。サイズ差補正を考えれば事実上ダメージ半減と考えていい。
人間関係
- ホランド・ノヴァク
- 実弟であり、彼には期待感を抱いていた。しかし軍の脱走という形で裏切られ、自身も幽閉されたため、その後の彼の無軌道な行いを認めなかった。彼も同様にデューイを憎んでおり、デューイの最期に彼がデューイの真の目的を知ることとなるまで、実の兄弟で激しくぶつかり合った。
- 劇場版では兄弟関係ではないが、彼とは関係の深い人物の一人であることに変わりはない。
- タルホ・ユーキ
- 恋人関係であったが、彼女は弟のホランドについて行った。そのためデューイはホランドへの侮蔑の意をこめ、彼女を「お古」と評する。
- ドミニク・ソレル
- 幽閉時代からの忠実な部下。劇場版では自らの計画した実験の実行者。
- アネモネ
- ホランドにとってのエウレカの如く、デューイにとっての己の目的のための切り札。エウレカと共に司令クラスターの代理としての役目を負わされた「道具」であるが、彼女自身は二心なくデューイを慕っている。
- アゲハ隊
- 民族浄化から救い出された少年隊。全員彼を慕っている。
他作品との人間関係
- パプテマス・シロッコ、エーデル・ベルナル
- 『Z』では彼らと協力してクーデターを起こし、新連邦を改革する。
- フィクス・ブラッドマン
- 『Z』ではシロッコと共に彼を新連邦の大統領に立てる。
- シャギア・フロスト、オルバ・フロスト
- 『Z』ではデューイに協力的な立場である。『ACE3』ではベルクトと共に同格の幹部。
- アイムザット・カートラル
- 『Z』では彼は軍内部においてデューイ派に属している。
- ギルバート・デュランダル
- 『Z』では敵対関係。フロスト兄弟によって攻撃されたメサイアに駄目押しでトドメを刺している。また、デューイは彼やシロッコの戦い方を暗に非難している。
- トゥルース
- 『X-Ω』では手を組む。
名台詞
TV版
- 「そう、滅茶苦茶だ。 私はこの滅茶苦茶に歪んだ世界を粛清し、尊厳を守るために、自らに業を埋め込んだ!見るがいい! 私の業を!」
「こうすることで、私は世界と…この星と合一した。私の生命はすなわち、この星そのものなのだ!」
「抗いたければ抗え! だが、私はこの星の尊厳と共に行く! 泣け! わめけ! オレが新たな地球の始まりだ!」 - 自らの「業」を背負い、自らの命を絶ったデューイが叫んだ最後の言葉。それは歪んでしまった世界に対する絶望と憎悪に満ちた呪詛の叫びでもあった…。最後まですれ違ったまま、真意に気付けなかったホランドとタルホは、後悔の涙を流すしかなかった。
漫画版
- 「今度こそ……あの…丘の……向こうへ…」
- 最期の台詞。あまりにも悲しい兄弟のすれ違いだった…。
スパロボシリーズの名台詞
- 「甘いな、ホランド。私にはシロッコやデュランダルのようなセンチメンタリズムはない」
- 『Z』のifルート57話で対峙した際、前線から一時後退する際に。前線に出張って戦死してしまったシロッコやデュランダルを暗に非難するような台詞。指導者が前線で戦った結果死ぬというのは、無責任に等しい行為なので、言っていることは極めて正論である。しかし、前線に出てしまっているため今一説得力がなく、結局デューイ自身も最終的には原作同様のセンチメンタリズムに任せたようにしか見えない最期を遂げてしまう。