「フェストゥム」の版間の差分
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2013年1月13日 (日) 23:10時点における版
フェストゥム(Festum)
『蒼穹のファフナー』に登場する敵勢力。身体の99%が珪素で構成されたシリコン生命体である。
自分以外の知性体を同化する特性を持ち、それが人類にとっては種の生存そのものを脅かす侵略行為となっている。
全てのフェストゥムは「コア」と呼ばれる部位をもっており、そこを破壊すれば殺すことができる。コア以外の部位は破壊されても再生が可能。
また、彼らはコア以外の部位を様々な物質で自由に構成しなおすことができ、やろうと思えば人間と同じような炭素性の身体を構成したり、肉体を酸素として構成してたゆたう大気のような形で存在することさえ可能。彼らが珪素の肉体を好んでいるのはそれが宇宙で最もありふれた物質だからということに過ぎない。
また、彼らは個人という概念をもたない。個々のフェストゥムはひとつの集合意思の端末である。(マクロスFのバジュラによく似ている仕組みを持っている)
当然、同化を受けた人間も個人としての意識は消えて、フェストゥムの集合意思に組み込まれる。
個々のフェストゥムには様々な形態があるが、人間に語りかけてくるのはスフィンクス型と特別な個体のみ。
前日談である『RIGHT OF LEFT』の終盤まで海中に入れなかったが、代謝機能を学習されてしまったため克服されてしまう。以後は基本的にどのような環境でも活動できる様になった。
フェストゥムの分類
人間側が分類したもので、フェストゥム側にこのような分類という概念自体があるかどうか不明。
- スフィンクス型
- 原作ではもっとも数多く登場。どことなく天使を彷彿とさせる巨人の姿をしており、「あなたはそこにいますか?」という質問を掲げてきて、それに応えた人間を同化するタイプ。質問をすることから、エジプトのスフィンクスの謎かけの伝説にたとえられてこの名がついた
- グレンデル型
- 虫のような姿をした小型フェストゥム。群れで襲ってくる
- アルヘノテルス型
- グレンデル型の群れのリーダーとして統括する超大型フェストゥム
- プレアデス型
- スフィンクス型の上位種。より戦闘能力が高い。自らの分身を無数に生み出して攻撃することもできる。
- コアギュラ型 (SRW未登場)
- 攻撃はせず、同化だけをしかけてくるフェストゥム。
- リヴァイアサン型 (SRW未登場)
- 水中活動に特化したフェストゥムで、巨大な鯨のような姿をしている
- スカラベ型 (SRW未登場)
- 各個体は超小型のフェストゥムだが軍団で攻めてきて、周囲を無差別に同化し際限なく巨大化する強敵
- スレイブ型
- フェストゥムの「できそこない」。他者の同化をすることができないというフェストゥムとしては致命的な欠陥を持つ。通常は他のフェストクムのエサにされるらしい。
- マスター型
- 人間そっくりのフェストゥム。フェストゥムの集合意思の中ではかなりの上位権限がもたらされており、ミールの意思代行者でもある。人間の姿をとっているのは人間社会にとけこみ調査するためであり、スフィンクス型のような光の巨人の姿になることも可能
- コア型
- 人類とフェストゥムの融合独立個体。同化現象に襲われた人間の中には、ごくまれに融合しつつも同化せずに人間としての存在を安定して保てることがあり、そのような人物を人間ではなくフェストゥムの一種と見なすとき「コア型」と呼ぶ。分類学上はコアギュラ型から分岐した種として扱われる。世界に数人しか存在しない。
個体名を持つフェストゥム
- イドゥン
- 人間の姿を持つ「マスター型フェストゥム」。
- ミョルニア
- 一騎の母、紅音(あかね)の姿を持つ「マスター型フェストゥム」。一騎にマークザインを託した他、人類の未来に関する「ある情報」を竜宮島に齎す。
- 春日井甲洋
- 物語中盤で中枢神経が同化されてしまい、後に「スレイヴ型フェストゥム」として覚醒する。
- 皆城乙姫
- 「コア型フェストゥム」。半同化された母親から生まれた人類とフェストゥムの独立融合個体。
関連用語
余談
- 『スーパーロボット大戦K』では、フェストゥムが敵ユニットとして登場するのはすべてルート選択によるステージである。そのため、ルート選択の仕方によってはファフナーを一度もフェストゥムと戦わせずにゲームをクリアできる。