「スコープドッグ・ターボカスタム」の版間の差分
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脚部にロケットブースターとグライディングホイールを内蔵した「ジェットローラーダッシュ機構」を装備、背部に装着する専用ミッションパックには兵装制御用支援型コンピューター「MCA-628」を搭載しており、攻撃力と機動性が飛躍的に向上している。また、足底の面積が通常機よりも狭くなっていて、これによってローラーダッシュ時の走行能力が向上しているが、安定性は悪化している。 | 脚部にロケットブースターとグライディングホイールを内蔵した「ジェットローラーダッシュ機構」を装備、背部に装着する専用ミッションパックには兵装制御用支援型コンピューター「MCA-628」を搭載しており、攻撃力と機動性が飛躍的に向上している。また、足底の面積が通常機よりも狭くなっていて、これによってローラーダッシュ時の走行能力が向上しているが、安定性は悪化している。 | ||
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[[レッドショルダー]]の目覚ましい活躍によって一時期量産化も検討されていたが、一般のパイロットには到底乗りこなせない劣悪な操縦性が指摘され、数百機程度の少数配備で量産は打ち切られ、製造中の機体は全て破棄された。<br />しかし、その戦闘力の高さから解体を免れ秘密裏に横流しされた機体や、通常型から改造されたレプリカ機が少なからず存在しているようである。 | [[レッドショルダー]]の目覚ましい活躍によって一時期量産化も検討されていたが、一般のパイロットには到底乗りこなせない劣悪な操縦性が指摘され、数百機程度の少数配備で量産は打ち切られ、製造中の機体は全て破棄された。<br />しかし、その戦闘力の高さから解体を免れ秘密裏に横流しされた機体や、通常型から改造されたレプリカ機が少なからず存在しているようである。 | ||
− | 『[[装甲騎兵ボトムズ ペールゼン・ファイルズ|ペールゼン・ファイルズ]]』では、メルキア情報省の特殊部隊に極秘裏に配備されていた総勢300機の[[スコープドッグTC・ISS|宇宙戦仕様機]]が、惑星モナド中枢の制圧部隊として投入された。それより後の時系列である『[[装甲騎兵ボトムズ ザ・ラストレッドショルダー|ザ・ラストレッドショルダー]]』では、この機体の考案者である[[グレゴルー・ガロッシュ]]他4名の元レッドショルダー隊員が、[[ヨラン・ペールゼン]]への復讐のためにバカラ・シティのガレージにてスクラップから本機を組み上げ、秘密結社の基地を襲撃。'''「アテにならない部品がざっと50はある」'''という不安定な状態ながら、元レッドショルダーの同僚達が駆る新型機[[ブラッドサッカー]] | + | 『[[装甲騎兵ボトムズ ペールゼン・ファイルズ|ペールゼン・ファイルズ]]』では、メルキア情報省の特殊部隊に極秘裏に配備されていた総勢300機の[[スコープドッグTC・ISS|宇宙戦仕様機]]が、惑星モナド中枢の制圧部隊として投入された。それより後の時系列である『[[装甲騎兵ボトムズ ザ・ラストレッドショルダー|ザ・ラストレッドショルダー]]』では、この機体の考案者である[[グレゴルー・ガロッシュ]]他4名の元レッドショルダー隊員が、[[ヨラン・ペールゼン]]への復讐のためにバカラ・シティのガレージにてスクラップから本機を組み上げ、秘密結社の基地を襲撃。'''「アテにならない部品がざっと50はある」'''という不安定な状態ながら、元レッドショルダーの同僚達が駆る新型機[[ブラッドサッカー]]を相手に互角以上の戦闘を繰り広げた。つまり、キリコ達4名の搭乗した機体はレプリカ的なものなのだが、そちらの方が正式採用機より有名となっている。 |
== 登場作品と操縦者 == | == 登場作品と操縦者 == | ||
=== [[Zシリーズ]] === | === [[Zシリーズ]] === | ||
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:初登場作品。『ラストレッドショルダー』版(LRS表記)、『野望のルーツ』版(無表記)、『ペールゼン・ファイルズ』版(ISS表記)の全機種が登場。ちなみに『ラストレッドショルダー』版はキリコ機とグレゴルー機のみだが、『ペールゼン・ファイルズ』版はバーコフ分隊全機が登場している。エリア11ルート35話にてTCの換装パーツを入手。この時は『野望のルーツ』版で、右肩が赤いレッドショルダーバージョンである(敵版同様、ちゃんとレッドショルダーカスタムよりも暗い色である。おそらくこれもバニラがゲン担ぎで塗ったのであろう)。39話にてTCが『ラストレッドショルダー』版であるTC-LRSに置き換わり、条件を満たせば39話終了時にそれまでのスコープドッグとは別機体としてTC-ISSを入手。TC-ISSの改造はスコープドッグの改造がコピーされる。TCは移動力が素のスコープドッグから1上昇し、すべての武装が移動後に使用可能になる。TC-LRSはTCの機体性能はそのままに長射程の武装が追加され、攻撃面に隙がなくなる(なお、原作の設定を省みるとTCから性能が下がりそうなものだが、今回はZEXISで必要な資材を提供されており、「アテにならない部品」のくだりはない)。TC-ISSは武装の数が少なくなって継戦能力こそ劣るが、移動力がTC-LRSよりもさらに高く、機体の宇宙適応Aを所持し、攻撃力の数値が他のスコープドッグの同名の武装より高い。なお設定では「熟練パイロットでないと扱えないピーキーな性能の機体」となっているが、ゲーム中ではバランスが良く使いやすい高性能機という感じである(当のキリコが熟練パイロットなので当然ではある)。ちなみにTCの武装構成は偶然にも[[グレゴルー・ガロッシュ|「もう会う事もない」と思っていた仲間の内の一人]]が好んで使用していたバージョンと武装の構成がそっくりだったらしく、エリア11ルート35話冒頭でキリコはTCに関して考え事をしていた際に彼のことを思い出していた。 | :初登場作品。『ラストレッドショルダー』版(LRS表記)、『野望のルーツ』版(無表記)、『ペールゼン・ファイルズ』版(ISS表記)の全機種が登場。ちなみに『ラストレッドショルダー』版はキリコ機とグレゴルー機のみだが、『ペールゼン・ファイルズ』版はバーコフ分隊全機が登場している。エリア11ルート35話にてTCの換装パーツを入手。この時は『野望のルーツ』版で、右肩が赤いレッドショルダーバージョンである(敵版同様、ちゃんとレッドショルダーカスタムよりも暗い色である。おそらくこれもバニラがゲン担ぎで塗ったのであろう)。39話にてTCが『ラストレッドショルダー』版であるTC-LRSに置き換わり、条件を満たせば39話終了時にそれまでのスコープドッグとは別機体としてTC-ISSを入手。TC-ISSの改造はスコープドッグの改造がコピーされる。TCは移動力が素のスコープドッグから1上昇し、すべての武装が移動後に使用可能になる。TC-LRSはTCの機体性能はそのままに長射程の武装が追加され、攻撃面に隙がなくなる(なお、原作の設定を省みるとTCから性能が下がりそうなものだが、今回はZEXISで必要な資材を提供されており、「アテにならない部品」のくだりはない)。TC-ISSは武装の数が少なくなって継戦能力こそ劣るが、移動力がTC-LRSよりもさらに高く、機体の宇宙適応Aを所持し、攻撃力の数値が他のスコープドッグの同名の武装より高い。なお設定では「熟練パイロットでないと扱えないピーキーな性能の機体」となっているが、ゲーム中ではバランスが良く使いやすい高性能機という感じである(当のキリコが熟練パイロットなので当然ではある)。ちなみにTCの武装構成は偶然にも[[グレゴルー・ガロッシュ|「もう会う事もない」と思っていた仲間の内の一人]]が好んで使用していたバージョンと武装の構成がそっくりだったらしく、エリア11ルート35話冒頭でキリコはTCに関して考え事をしていた際に彼のことを思い出していた。 | ||
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:序盤でデュオがキリコに用意しようとしたが、ジェットローラーが調達できなかったという会話がある。第39話でLRSを、クエント戦前にグレゴルー機を、終了後に[[ラビドリードッグ]]とともにISSを、いずれも無条件で入手。どの機体にも長所、特徴があるので[[ラビドリードッグ]]や[[スコープドッグ (ショルダーミサイルポッド)]]も併せて状況、戦術方針により使い分けるといいだろう。 | :序盤でデュオがキリコに用意しようとしたが、ジェットローラーが調達できなかったという会話がある。第39話でLRSを、クエント戦前にグレゴルー機を、終了後に[[ラビドリードッグ]]とともにISSを、いずれも無条件で入手。どの機体にも長所、特徴があるので[[ラビドリードッグ]]や[[スコープドッグ (ショルダーミサイルポッド)]]も併せて状況、戦術方針により使い分けるといいだろう。 | ||
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2015年9月20日 (日) 14:19時点における版
ATM-09-STTC スコープドッグ・ターボカスタム(Scope Dog Turbo Custom)
- 登場作品:ボトムズシリーズ
- 分類:ミッド級アーマード・トルーパー
- 形式番号:ATM-09-STTC
- 全高(降着形態時):4.017m(2.854m)
- 乾燥重量:6.799t
- 巡航走行速度:50.2km/h
- 最大出力:470Hp(ジェットローラーダッシュ込)
- PR液総量(予備): 192リットル(45リットル)
- 開発者:グレゴルー・ガロッシュ上級曹長
- 所属:ギルガメス連合軍
- 主なパイロット:キリコ・キュービィーを始めとした旧レッドショルダー隊員。
- メカニックデザイン:大河原邦男
「タイプ20」と称されるスコープドッグの改造バリエーションの一つ。第24メルキア方面軍戦略機甲兵団特殊任務班X-1ことレッドショルダー隊にて考案・採用された高機動戦闘型。
脚部にロケットブースターとグライディングホイールを内蔵した「ジェットローラーダッシュ機構」を装備、背部に装着する専用ミッションパックには兵装制御用支援型コンピューター「MCA-628」を搭載しており、攻撃力と機動性が飛躍的に向上している。また、足底の面積が通常機よりも狭くなっていて、これによってローラーダッシュ時の走行能力が向上しているが、安定性は悪化している。
レッドショルダーの目覚ましい活躍によって一時期量産化も検討されていたが、一般のパイロットには到底乗りこなせない劣悪な操縦性が指摘され、数百機程度の少数配備で量産は打ち切られ、製造中の機体は全て破棄された。
しかし、その戦闘力の高さから解体を免れ秘密裏に横流しされた機体や、通常型から改造されたレプリカ機が少なからず存在しているようである。
『ペールゼン・ファイルズ』では、メルキア情報省の特殊部隊に極秘裏に配備されていた総勢300機の宇宙戦仕様機が、惑星モナド中枢の制圧部隊として投入された。それより後の時系列である『ザ・ラストレッドショルダー』では、この機体の考案者であるグレゴルー・ガロッシュ他4名の元レッドショルダー隊員が、ヨラン・ペールゼンへの復讐のためにバカラ・シティのガレージにてスクラップから本機を組み上げ、秘密結社の基地を襲撃。「アテにならない部品がざっと50はある」という不安定な状態ながら、元レッドショルダーの同僚達が駆る新型機ブラッドサッカーを相手に互角以上の戦闘を繰り広げた。つまり、キリコ達4名の搭乗した機体はレプリカ的なものなのだが、そちらの方が正式採用機より有名となっている。
登場作品と操縦者
Zシリーズ
- 第2次スーパーロボット大戦Z破界篇
- 初登場作品。『ラストレッドショルダー』版(LRS表記)、『野望のルーツ』版(無表記)、『ペールゼン・ファイルズ』版(ISS表記)の全機種が登場。ちなみに『ラストレッドショルダー』版はキリコ機とグレゴルー機のみだが、『ペールゼン・ファイルズ』版はバーコフ分隊全機が登場している。エリア11ルート35話にてTCの換装パーツを入手。この時は『野望のルーツ』版で、右肩が赤いレッドショルダーバージョンである(敵版同様、ちゃんとレッドショルダーカスタムよりも暗い色である。おそらくこれもバニラがゲン担ぎで塗ったのであろう)。39話にてTCが『ラストレッドショルダー』版であるTC-LRSに置き換わり、条件を満たせば39話終了時にそれまでのスコープドッグとは別機体としてTC-ISSを入手。TC-ISSの改造はスコープドッグの改造がコピーされる。TCは移動力が素のスコープドッグから1上昇し、すべての武装が移動後に使用可能になる。TC-LRSはTCの機体性能はそのままに長射程の武装が追加され、攻撃面に隙がなくなる(なお、原作の設定を省みるとTCから性能が下がりそうなものだが、今回はZEXISで必要な資材を提供されており、「アテにならない部品」のくだりはない)。TC-ISSは武装の数が少なくなって継戦能力こそ劣るが、移動力がTC-LRSよりもさらに高く、機体の宇宙適応Aを所持し、攻撃力の数値が他のスコープドッグの同名の武装より高い。なお設定では「熟練パイロットでないと扱えないピーキーな性能の機体」となっているが、ゲーム中ではバランスが良く使いやすい高性能機という感じである(当のキリコが熟練パイロットなので当然ではある)。ちなみにTCの武装構成は偶然にも「もう会う事もない」と思っていた仲間の内の一人が好んで使用していたバージョンと武装の構成がそっくりだったらしく、エリア11ルート35話冒頭でキリコはTCに関して考え事をしていた際に彼のことを思い出していた。
- 第2次スーパーロボット大戦Z再世篇
- 序盤でデュオがキリコに用意しようとしたが、ジェットローラーが調達できなかったという会話がある。第39話でLRSを、クエント戦前にグレゴルー機を、終了後にラビドリードッグとともにISSを、いずれも無条件で入手。どの機体にも長所、特徴があるのでラビドリードッグやスコープドッグ (ショルダーミサイルポッド)も併せて状況、戦術方針により使い分けるといいだろう。
単独作品
- スーパーロボット大戦OperationExtend
- 第1章エピローグミッション「野望のルーツ」から、レッドショルダーバージョンで登場。正式参入は第2章から。キリコ・グレゴルー・ムーザ・バイマン機が存在し、それぞれ武装が違う。キリコ機にはSMM2連装ミサイルとアサルトコンバットが、グレゴルー機にはショルダーミサイルポッド(MAP兵器)が、ムーザ機には修理装置とガトリングガンが装備されヘヴィマシンガンが改になっており、バイマン機にはヘヴィマシンガンがなく補給装置とハンディ・ソリッドシューター、ソリッドシューターといった援護向きの武器が装備されている。
- キリコ機のアサルトコンバットは「バリア貫通」と「対大型」特性のため、今回キリコが搭乗する三機の中では最も火力が高くなる。SS(1)サイズユニットであるために、ほとんどの敵に「対大型」が発動するのもポイント。
装備・機能
武装・必殺武器
基本のスコープドッグの武装に、下記の武装が追加される。ただし装備の内容は搭乗者によって微妙に異なる。
射撃兵装
- 7連装ミサイルポッド
- 右肩部の追加武装。ポッドそのものはミッションパックのほうに装着されているので、右腕の可動は妨げない。重量か干渉の問題かは不明だが、ソリッドシューターとの同時装備はできない。
- 2連装ミサイルポッド
- 右腰部の追加武装。
- ガトリングガン
- 左腰部の追加武装。弾丸はミッションパックから直接給弾される。口径は13mm。
- 小型ソリッドシューター
- 左腕部の追加武装。
- SAT-03 ソリッドシューター
- バズーカ型の火器で、設定では弾体を電磁カタパルトで発射する、いわゆるレールガンであるとされるが、現実のバズーカなどと同様爆炎が描写される場合も多い。反動が少ないため宇宙空間で活動する機体によく装備される。
特殊兵装
- 3連装スモークディスチャージャー
- 左肩部の追加武装。
必殺技
- アサルト・コンバット
- 『第2次Z』において、キリコ機に採用された。3種類のターボカスタム全てで演出が異なり、LRSではタックルの瞬間に一瞬だけスコープドッグの右肩が赤くなる。また、背景の演出も各ターボカスタムで変化する。
召喚攻撃
- プラトゥーン・コンバット
- 『第2次Z』において、グレゴルー機に採用された。ムーザ機、バイマン機と共にアームパンチ以外の全火力を叩き込む。
移動タイプ
サイズ
- S
カスタムボーナス
キリコ機
グレゴルー機
- 移動力+1
- 第2次Z
機体BGM
- 「炎のさだめ」
- TVシリーズOPテーマ。
- 「THE UNIVERSE END M-14」
- 破界篇のグレゴルー機はこのBGMがデフォルト。
対決・名場面
関連機体
- スコープドッグTC・ISS
- メルキア情報省の特殊部隊に配備されていた宇宙戦仕様機。
商品情報
- 完成品
- プラモデル