「ジンメン」の版間の差分

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:苦しみの声を上げる人々の顔を前に攻撃できない彼を弄んだが、激怒した彼に殺された。
 
:苦しみの声を上げる人々の顔を前に攻撃できない彼を弄んだが、激怒した彼に殺された。
 
;[[サッちゃん]]
 
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:彼女を食い殺した。
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:ジンメンに捕食され、甲羅に取り込まれた犠牲者の一人。
 
;魔将軍ザン
 
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:上司。
 
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== 名台詞 ==
 
== 名台詞 ==
 
;「カカカカ 不動明 おまえの恋人はうまかったぞ!」<br />明「なっなんだとーっ だれだ! きさまー」<br />「ザン魔団のひとりジンメン」
 
;「カカカカ 不動明 おまえの恋人はうまかったぞ!」<br />明「なっなんだとーっ だれだ! きさまー」<br />「ザン魔団のひとりジンメン」

2024年6月7日 (金) 09:20時点における版

ジンメン
登場作品 デビルマン (原作漫画版)
声優 青野武(OVA版)
広瀬彰勇(crybaby)
島田敏(SRW)
デザイン 永井豪
初登場SRW スーパーロボット大戦DD
SRWでの分類 機体
パイロット
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プロフィール
分類 デーモン
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ジンメンは『デビルマン』の登場キャラクター。

概要

目つきの悪い亀のような姿をしたデーモン。

人間を食し、食べた人間の顔が甲羅のコブのひとつひとつに浮かぶようになっている。その顔は生前の意識を保ったまま苦しみの声を上げ、その様子を楽しむ残忍な性格

牧村家からの帰りに新幹線に乗ったサッちゃんを他の乗客ごと捕食し、の憎しみを浴び、人間たちの顔がついた甲羅を前に攻撃できないデビルマンを弄んだ。しかし、サッちゃんが「自分はすでに死人だからためらわず攻撃して」と願ったことで覚悟を決めたデビルマンに甲羅ごと体を貫かれ、最期は甲羅を引っぺがされて死亡した。

登場作品と操縦者

単独作品

スーパーロボット大戦DD
初登場作品。2章Part2から登場するボスユニット。バランスタイプ。声は島田敏氏が担当[1]
シナリオでは原作通りの役回りで倒されるが、第2ステージの敗北条件に「ジンメンに一回でも攻撃を当てる」というものがあり、オートプレイの際には注意が必要。とはいっても、オートプレイ時の行動をボス優先にしていなければ問題はない。どうしても不安なら通常敵優先に変えよう。
自軍側はデビルマンは操作不可かつディーダリオン獣神ライガーしかおらず、ジンメンからは離れているのとスピードの関係でテキスク5体が先制してくるのでジンメンに攻撃する心配はなく、強化次第ではそのまま返り討ちにして勝利条件達成も可能。
今作では甲羅に顔を浮かばせる能力は、食べた人間の肉体を再生する能力によるものと解釈されており、ディーダリオンが注入したザアム・ダムで倒したジンメンを操り、再生能力を促進させて食べられた人々を蘇生させ、真ゲッターロボゲッター線でジンメンの細胞を取り除いた上で食べられた前後の記憶を消すという救済が行われた。なお、寺田貴信氏曰くこの展開は「原作初読時の自分の感情に従った」事によるものだったとのこと[2]

装備・機能

武装・必殺武器

発熱
体を発熱させ、高熱の腕でデビルマンの体を掴む。
DD』では特殊属性の通常攻撃に採用。原作では腕や首がデビルマンに巻き付くほど伸ばせる能力もあり、拘束しつつ攻撃していたが『DD』では若干腕が伸びる程度となっている。
死の面
背中の甲羅を向けながら甲羅の中にひっこめた手足の部分よりエネルギーを噴射して突進する。原作ではこの攻撃時に体を貫かれた。
『DD』では特殊属性の必殺技として採用。

サイズ

SS

人間関係

デビルマン
苦しみの声を上げる人々の顔を前に攻撃できない彼を弄んだが、激怒した彼に殺された。
サッちゃん
ジンメンに捕食され、甲羅に取り込まれた犠牲者の一人。
魔将軍ザン
上司。

名台詞

「カカカカ 不動明 おまえの恋人はうまかったぞ!」
明「なっなんだとーっ だれだ! きさまー」
「ザン魔団のひとりジンメン」
サッちゃんの乗った新幹線を仲間の女性型デーモンと共に襲った後、牧村家へ連絡し夜の公園に明を呼び出す。ちなみにその呼び出し方法とは電話。一応、デーモンの姿でも手の指は5本あるが、初登場時は車掌に化けていたのでその姿になって電話したのだろう。なお、仲間の女性型デーモンは公園に現れず、その後は不明。
「お気にめしたかねわたしのうつくしい甲羅は?」
「カッカッカッ わからないかそうか わからないか…カカカカ」
「ならばもう一度 もう一度…」
「よーく見るがよい!」
甲羅に浮かび上がった死者の声、地獄の声を明に聞かせた後。人間のやるイレズミよりも数段上、すばらしい美術品だと自慢げにジンメンは語る。
「おまえがかわいがっていた子はほら まん中あたりにいるだろう」
「ほら見てやりな見おさめだぜ 時間がたつときえてしまうからなー」
ジンメンに喰われ、苦しむサッちゃんを明に見せつけながら。明を呼ぶサッちゃんの人面に、明は涙を流しながら憎悪を爆発させた。
「カカカ おまえにくらべれば おれは善良なもんだ 人間どものいう 仏さまのように慈悲ぶかいよ」
「なんせおれは食っただけだからなー 人間の感覚じゃ 生き物を食うのはわるいことじゃない そーだろう 従順でおとなしい ウシ ブタをへいきで食ってるからなー」
「だが殺すのはいけないな 生き物を殺すのはいけないことだ なーっ そうだろう」
「だから おれは殺さずに食ったのさ! 殺さずに殺さずに 食ったのさ… クククク」
デビルマンの反撃のデビルアローを、人面を盾にしてぬけぬけと言い放つ。隣の人面に攻撃が当たり、恐怖の声を上げるサッちゃんに一時デビルマンの心は折れかけるが…
「やめろ~っ! やめてくれー」
「甲羅をはがすと全員死ぬぞいいのか! 全員死ぬんだぞ!」
サッちゃんの声に覚悟を決めたデビルマンは甲羅を貫き、更にその甲羅を引きはがしにかかる。必死の命乞いをするが、デビルマンは容赦なくジンメンにトドメを刺した。
死闘の後に残ったのは人の顔をきざんだままかたまった甲羅。それは巨大なかなしみのデスマスクだった…。

スパロボシリーズの名(迷)台詞

「デビルマン、お前は酷い奴だなぁ」
『DD』2章Part2で使用されるイベント専用戦闘台詞。『DD』では特殊戦闘台詞が採用されていないため、ボイス付きでは貴重な名指しの台詞となる。

余談

  • プレイステーション版では中博史氏、OVA『サイボーグ009VSデビルマン』では大塚芳忠氏が声を担当している。デビルマンはリメイク作品やメディアの違いで設定やキャラクターのデザインが変わることもあるが、青野武氏が声を担当したOVA版では首が長く、頭部は左右の眼が別の向きを向くなどカメレオンを取り入れたデザインとなっている。
  • 原作屈指のトラウマキャラクターであり、『DD』にサッちゃんが登場した際には原作読書済みのプレイヤーから阿鼻叫喚の声が上がったほど。それ故、上記の救済は「スパロボ史上、最大の補正」と言われた。
    • 漫画以外のメディアではサッちゃん以外のキャラクターを襲う場合が多く、『crybaby』では明の母親・不動香織、実写映画版では明の友人・牛久雅夫がその被害に遭っている。
    • 漫画以外のメディアでジンメンとサッちゃんが一緒に登場した作品は、プレイステーション版とOVA『サイボーグ009VSデビルマン』のみとなっている。
  • ダイナミック・プロの関連作品ではこの悪質な人質戦術が多く、SRWにも同様の戦術を行った者(物)が参戦している(グロゴスG5バレンドス親衛隊長オウムガイ型メタルビーストなど)。
    • 一方その場合の、「取り返しのつかない状態になってしまった人々を(血の涙を流しながら)介錯し、敵を葬る。」という展開もダイナミック作品でよく見かける。
  • 『CBキャラ 永井豪ワールド』でも青野氏が声を担当しているが、ギャグ作品なので甲羅に浮かんでいる顔は人間ではなく、牛や豚のものになっている。背中の甲羅を向けながら明たちに詰め寄るも、後ろ向きに歩いていたせいか転倒してひっくり返ったところを美樹に包丁で首を斬られ、明たちに体を焼かれて食べられてしまった。それでも隙あらばデビルマンを討とうと首だけの状態になっても一行に同行するが、美樹からは非常食と扱われたり、体が再生した後は食べた生き物の顔が甲羅に浮かんでくるのを子供たちから面白がられたりと、マスコットのようなポジションになっている。ブロッケン伯爵との戦いでは一時的に彼のボディと合体する意外なクロスオーバーも。ちなみにそっくりの姿の妻子がおり、妻子も青野氏が声を担当している。
  • 漫画「デビルマンレディー」並びに「デビルマン対闇の帝王」では原作漫画版本編終了後の設定で再び登場。明(デビルマン)のトラウマを利用して苦しめるも、怒りでブチ切れた彼に再び倒される顛末を迎える。
    • またこれらの作品では取り込んだ人間の魂を利用した能力を持っており、前者では原作漫画版で取り込んだサッちゃん等の魂を保持したまま登場し、再び倒された際に開放した事で本来の小さな姿をさらけ出している。後者では無数の魂を取り込んだ事で巨大化、甲羅にかつて明が生活していた街を殆どの住民ごと再現させている。倒される際の描写は両作で異なり、前者では本来の小さな姿で主人公の不動ジュンが水浴びをして油断している所を食い殺そうとして、その場に現れた明に叩き潰されている。後者ではデビルマンに巨大化した姿をそのまま吸収されて消滅している。

脚注

  1. 島田氏はOVA版の青野氏の代役を数多くの作品で担当しており、それを意識したキャスティングと取ることもできる。
  2. 寺田貴信の2022年3月27日のツイート、Twitter、2022年3月27日閲覧。