「アイリス」の版間の差分
18行目: | 18行目: | ||
| キャラクターデザイン = {{キャラクターデザイン|藤島康介}}(原案)<br/>{{キャラクターデザイン|松原秀典}} | | キャラクターデザイン = {{キャラクターデザイン|藤島康介}}(原案)<br/>{{キャラクターデザイン|松原秀典}} | ||
}} | }} | ||
+ | |||
+ | '''アイリス'''は『[[サクラ大戦]]』シリーズの登場人物。[[ヒロイン]]の1人。 | ||
== 概要 == | == 概要 == | ||
− | + | 本名はイリス・シャトーブリアン。家族も含め周囲の人間からはアイリスの愛称で親しまれている。 | |
父ロベール・シャトーブリアンと母マルグリット・シャトーブリアンとの間に産まれた一人娘。シャトーブリアン家はフランス・シャンパーニュ地方の名門貴族である。また、霊力に恵まれた一族でもあり、厳重に隠匿しつつもその力を有効活用して盤石の基盤を維持し続けた。 | 父ロベール・シャトーブリアンと母マルグリット・シャトーブリアンとの間に産まれた一人娘。シャトーブリアン家はフランス・シャンパーニュ地方の名門貴族である。また、霊力に恵まれた一族でもあり、厳重に隠匿しつつもその力を有効活用して盤石の基盤を維持し続けた。 |
2018年7月26日 (木) 08:45時点における版
アイリス | |
---|---|
外国語表記 | Iris (Iris Chateaubriand) |
登場作品 | サクラ大戦 |
声優 | 西原久美子 |
デザイン |
藤島康介(原案) 松原秀典 |
本名 | イリス・シャトーブリアン |
種族 | 地球人(フランス人) |
性別 | 女 |
生年月日 | 1913年7月5日 |
年齢 |
9歳(1) 11歳(2) 12歳(3) 13歳(4) |
出身 | フランス・シャンパーニュ |
身長 |
106 cm(1) 115 cm(2) 121 cm(4) |
体重 |
18 kg(1) 20 kg(2) 26 kg(4) |
髪色 | 金色 |
瞳の色 | 青色 |
血液型 | AB型 |
所属 | 帝国華撃団 |
役職 | 帝国華撃団・花組隊員 |
アイリスは『サクラ大戦』シリーズの登場人物。ヒロインの1人。
概要
本名はイリス・シャトーブリアン。家族も含め周囲の人間からはアイリスの愛称で親しまれている。
父ロベール・シャトーブリアンと母マルグリット・シャトーブリアンとの間に産まれた一人娘。シャトーブリアン家はフランス・シャンパーニュ地方の名門貴族である。また、霊力に恵まれた一族でもあり、厳重に隠匿しつつもその力を有効活用して盤石の基盤を維持し続けた。
アイリスは産まれて間もない頃から強い霊力を発揮しており、欧州大戦時に運悪く両親と一緒にドイツ軍の大部隊と鉢合わせた際には瞬間的な天変地異を起こして物理的に彼らの進軍を阻止し、その後も物体を宙に浮かべるといった所謂ポルターガイストのような現象を度々引き起こしていた。だが、幼すぎた故に霊力の制御が全く出来ず、両親にケガを負わせる事も少なくなかった。そこで祖父ルイが居城ソローニュの一室にアイリスを隔離する事を進言。両親は本意で無かったが、アイリスを世間の好奇の目から守る役割を果たすこともあって、これを受け入れている。そのため、アイリスは帝国華撃団に入隊するまで家族を含めて人と接する経験がほとんど無かった。
その後、アイリスが偶然出会った戦災孤児と共に居城を抜け出し、巴里の街の一部を霊力で破壊する事件を引き起こす。この事件がきっかけで各国で帝撃のメンバーをスカウトしていた藤枝あやめと出会う。あやめは両親を根強く説得、アイリスの精神的成長の為にも彼女と同じように霊力を持つ少女が集う場所、帝国華撃団への入隊を承諾させた。
上記の経緯で入隊したアイリスは帝撃の初期メンバーの1人でありながら、最年少の隊員でもある。そのため、他の隊員と違い特殊な戦闘技能は持っていない。彼女の武器は隊員随一の霊力そのものであり、戦闘では霊力で作り出した幻影で攻撃する他、テレパシーで相手の心を読んだり、超能力や念動力の様に物体を空中に浮かせる事も出来る。更にはテレポーテーションも使いこなし、壁などを無視して瞬時に遠くの場所に移動する事も可能。シリーズを通して必殺技は回復技で統一されており[1]、人間の傷や機械の損傷も霊力で治すことができる。
性格は天真爛漫で、笑顔が絶えない明るさに満ちている。子供らしさの塊と言った所だが、本人は早く大人になりたいと願っており、子供扱いされる事をなによりも嫌う。
アイリスの部屋には沢山のぬいぐるみが飾られているが、その中でもクマの「ジャンポール」が一番のお気に入り。居城に隔離されていた頃からの「親友」でもあり、彼女のマスコット的存在。戦闘において霊力で作り出される幻影もこのジャンポールを模したものが多い。性別はオス。なのだが、必殺技ではナース服姿にさせられる事も。
TV版では花組の中で最も口数が少なく、他人と積極的に関わろうせず、また笑顔を見せることもほとんどないという、ゲーム版とは180度違う性格になっており、当時ファンを大変驚かせた。強力な霊力故に隔離されて育ったという過去はそのままであり、ゲーム版ではその反動として明るい性格になったのだが、TV版はその過去を入隊後も引きずっている。いわば「ゲーム版でも有り得たかもしれないもう一人のアイリス」である。
登場作品と役柄
単独作品
- スーパーロボット大戦X-Ω
- 初参戦作品。期間限定参戦。
パイロットステータス設定の傾向
精神コマンド
アビリティ
- 光武二式 (アイリス機)(シューター)
アビリティ | 効果〈通常〉 | 効果〈アリーナ〉 | 備考 |
---|---|---|---|
天真爛漫 | HP2/3以上で、攻撃力、装甲、回避率大アップ、移動速度アップ | 命中率、回避率、装甲100%アップ | |
親友のジャンポール | WAVE開始時、味方全体のHP大回復 | 自分のターン開始時、味方全体のHP15%回復 | |
大暴走 | 自分以外の味方の攻撃力、回避率大アップ | 通常攻撃成功時、80%でレインボーコア獲得 | ※[2] |
帝劇のマスコット | 自分以外の味方の攻撃力、命中率大アップ | 味方の行動力300アップ | ※[2] |
人間関係
- 大神一郎
- 上司。大神に対してはまさに子供の様に甘えており、アイリスの10歳の誕生日にはプレゼントとして、浅草でデートをした(プレイヤーの選択によって断る事も出来る)。
- 真宮寺さくら
- 同僚。ゲーム版では一緒にいる場面も多く、仲が良い。TV版第1話ではさくらに対して「あんたなんか嫌い」と言い放ち、ファンを愕然とさせた。さくらとアイリスの関係性がTV版のストーリーの柱の1つとなっている。
- 神崎すみれ
- 同僚。年齢が離れているものの、同じ上流階級の人間で幼少期を孤独に過ごしたという境遇も重なってか、比較的仲が良い。ただし、すみれがアイリスを子供扱いして怒らせた事もある。
- マリア・タチバナ
- 同僚。アイリスが子供扱いされる事を嫌うため、逆に大人として扱おうとする場合が多い。
- 李紅蘭、桐島カンナ、ソレッタ・織姫
- 同僚。
- レニ・ミルヒシュトラーセ
- 同僚。性格は真逆ながら年齢が近いためかいつも共にいる事が多い。
- ロベール・シャトーブリアン
- 父。幽閉されて育ったアイリスだが、ロベールの事は恨んでおらず、帝劇での日々の暮らしを綴って彼に手紙を出すのがアイリスの楽しみである。SRW未登場。
- マルグリット・シャトーブリアン
- 母。『2』で本格的に登場した際には、花組で成長したアイリスの変わり様に驚いていた。SRW未登場。
- ルイ
- 祖父。漫画版で初めてその姿が描かれた。SRW未登場。
他作品との人間関係
- カミナギ・リョーコ
- 帝都に飛ばされてきた彼女と仲良くなり、別れの際には握手をした。
名(迷)台詞
- 「キャハ!お兄ちゃん、さくらさんの恋人?」
- 『1』での初対面時、帝劇を案内するさくらと大神に対して。
- 余談だが、アイリスはさくらに対して普段は「さくら」と呼び捨てにするため、リメイク版である『熱き血潮に』ではきちんと「さくらの恋人?」に撮り直されている。
- 「これでアイリスも、さくらたちとおんなじ10だいなんだから!」
- 『1』にて、誕生日を迎え浅草で大神とデートしている際の台詞。嘘は言っていない。
- 「ふんっ、アイリス悪くないもん。」
- 『1』にて、活動写真を見て怖がり、霊力を暴走させて映画館を破壊してしまった事について。
- 精神的に成長しきれていない彼女を表す一言だが、漫画版では活動写真の内容で過去のトラウマを蘇らせてしまったという改変が加えられているため、
- 「ごめんなさい…アイリスのせいで…」と自分を責めてしまうという真逆の展開になっている。
- 「……お兄ちゃんウソついてる……」
「愛してなんかいない!キスしたいとも思ってない……」 - 『1』にて、アイリスが大神にキスをせがんだ後の台詞。
- キスをせがんだ際に選択肢が表示され、プレイヤーは「キスをする。」を選ぶか時間切れを待つかのどちらかの対応を取る事になるが、どちらにしても上記の台詞に繋がる。
- 最初からアイリス狙いでプレイしている人にとっては「そんな事ねえよ!」と全力で否定したい所だろうが、ここはストーリー展開上どうしようもないので我慢するしかない。
- アイリス「アイリス、マイルス、ルレルリラー!」
大神「レイリス、ライリス、ルレリラルー!」
二人「ラブリーハートで、イリス・エクスプローゼ!」 - 『1』でアイリスとの信頼関係が最大になると発生する合体技の掛け声。
- 他の掛け合いと違い、魔法少女アニメのようなはっちゃけたノリに流石の大神もやや恥ずかしそうな顔をしている。
- 余談だが、外伝四コマでは隊長を退いた理由を「あんな恥ずかしい事、私出来ませんから」とマリアに告げられている。
- 「……お兄ちゃん、ホントは中に入りたかったでしょ~?」
- 『1』にて、アイリスがシャワーのお湯と水を間違えて悲鳴をあげた際、すぐには駆けつけずその後で更衣室に入る事で聞ける台詞。
- これだけでも十分にアウトだが、この台詞の後に表示される選択肢で「……入りたかったよ。」を選ぶと、照れた大神の顔が可愛いという事で何とアイリスの信頼度が上がる他、「今度一緒に入ろうね!」とまで言ってしまう。純粋とかそういうレベルを超えている。
- シャワーシーンはシリーズでもお約束として用意されているが、恐らくその中でも群を抜いてアレなイベント。因みに、実際に一緒に入ろうとしたらどうなるかは自分の目で確かめて欲しい。
- 「アイリス、えらくなんかない。ホントは……ホントはとってもさびしいだけなの。」
- 『2』にて、両親の元から遠く離れた帝都でいつも明るく暮らしている事を大神に褒められた際の台詞。
- この台詞の直前に『1』では明かされなかったアイリスの過去が彼女の口から語られており、普段の振る舞いがその過去の裏返しである事が分かる。
- 更にこの告白の前には、織姫の暴言が元で霊力を暴走させレニの歓迎会を滅茶苦茶にしてしまったのだが、それについてもちゃんと反省の弁を述べると同時に織姫の事も許しており、上記の台詞と併せてアイリスが『1』の時と比べ確実に大人になった事を表す描写となっている。
- 「アイリスの水着姿でお兄ちゃんをのーさつするはずだったのに、ざんねんだな。」
- 『2』にて、夏季休暇の旅行先でアイリス達と海に行かなかった場合に限り、そのエピソードの戦闘パートで大神とアイリスが隣接すると聞くことが出来る。
- 「悩殺」なんて言葉をどこで覚えたのだろうか…。
搭乗機体
余談
- 原作ゲームや書籍媒体では帝都花組最年少という設定を反映させ、アイリスの台詞は漢字を多用せずにひらがなやカタカナを中心に用いて表記されている。
- アイリスの両親であるロベールとマルグリットは、ゲーム本編では『1』のアイリスEDと『2』のアイリスの正月イベントで登場するのだが、『1』と『2』ではその姿が全くの別人となっている。何故そのような事態になったのかは不明だが、『2』で登場した際は台詞ありで大神とも会話しており、それ以降は『2』のデザインで統一されている。『1』のリメイク版である『熱き血潮に』のアイリスEDも『1』のムービーをほぼそのまま流用しているが、ロベールとマルグリットは『2』のデザインで新たに描き起こされている。
- 『歌謡ショウ』においてもアイリスを演じるのは声を務めた西原久美子氏であるが、花組で最も小柄なアイリスに対し西原氏は帝都花組の声優陣で最も身長が高い。この構図は奇しくも桐島カンナとその声優を務める田中真弓氏とは正反対である。但し、身長差ネタがほぼ定番となっているカンナと異なり、アイリスの身長差ネタの登場頻度は少ない。