「電脳戦機バーチャロンシリーズ」の版間の差分

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『[[スーパーロボット大戦シリーズ]]』に登場するに当たって、作品イメージを壊さないように、セガの「バーチャロン」開発スタッフによるシナリオ・グラフィック・設定の監修が行われている。なお、戦闘時の不自然な動きは実際のプレイテクニックを再現したものである。
 
『[[スーパーロボット大戦シリーズ]]』に登場するに当たって、作品イメージを壊さないように、セガの「バーチャロン」開発スタッフによるシナリオ・グラフィック・設定の監修が行われている。なお、戦闘時の不自然な動きは実際のプレイテクニックを再現したものである。
  
=== パイロットについて ===  
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== シリーズの基本設定 ==
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電脳暦と呼ばれる近未来。宇宙開拓に夢を見続けていた人類はその限界にぶちあたり、火星のテラ・フォーミングを事業半ばで放棄した。宇宙への進出を諦め、地球圏という限られた空間の中で生きることを受け入れた人類は、人造生命や機械が労働を代わりにやってくれる理想の箱庭社会を地球圏に作り出した。それらを提供してくれる大企業が国家に代わって人類を支配するようになり、その統治に満足した人類は社会の進歩を停止させ、中世的停滞に陥っていた。
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そんな中で企業国家であるDN社は新たなビジネスを世界に向けて提案する。それは「巨大ロボットを使ったゲーム感覚の戦争をショーとして行う」というもの。もちろんそれは命が失われる可能性がある危険なものだが、刺激に飢えていた人類はこの提案に熱狂し、電脳歴の世界ではプロスポーツチームのような感覚で企業がスポンサーになる「軍隊」が設置され、厳密なルールの元にロボット同士での殺し合いを楽しむ「限定戦争」なる文化が誕生することになる。それはただの娯楽ではなく、企業国家同士の競争解決の手段として本当の戦争のように用いられるものでもあった。
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しかし、この限定戦争にはある秘密があった。実は人類はまだ巨大ロボットを作れるほどの技術を持てていなかったのだ。これに使われている巨大ロボット「[[バーチャロイド]]」は、月で見つかった謎の先史文明の遺跡を解析して作られたもの、つまりはロストテクノロジーの産物なのである。そして、その技術にはいまだ未解明なブラックボックスな部分が多く、バーチャロイドは暴走の危険性があるロボット兵器だったのである…
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== パイロットについて ==  
 
ロボット対戦アクションゲームであるバーチャロンシリーズでは、プレイヤーが操ることができる[[バーチャロイド]]についてはパイロットの細かい設定がされていない。これは、「このロボットを操っているのはプレイヤーであるあなた自身だ」という演出のためである。
 
ロボット対戦アクションゲームであるバーチャロンシリーズでは、プレイヤーが操ることができる[[バーチャロイド]]についてはパイロットの細かい設定がされていない。これは、「このロボットを操っているのはプレイヤーであるあなた自身だ」という演出のためである。
  
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;[[電脳戦機バーチャロン マーズ]]
 
;[[電脳戦機バーチャロン マーズ]]
 
:シリーズ第4作。2003年(平成15年)発表。プレイヤーは特捜機動部隊マーズの一員として、限定戦争の裏にうごめく影に戦いを挑む。
 
:シリーズ第4作。2003年(平成15年)発表。プレイヤーは特捜機動部隊マーズの一員として、限定戦争の裏にうごめく影に戦いを挑む。
 
 
;[[フェイ・イェンHD|「電脳戦機バーチャロン」シリーズ フェイ・イェンHD]]
 
;[[フェイ・イェンHD|「電脳戦機バーチャロン」シリーズ フェイ・イェンHD]]
:VOCALOIDのキャラクターとして知られる「初音ミク」と[[フェイ・イェン]]のコラボレーション企画。イラストやフィギュアとして展開されていて、基本的にはバーチャロン本編とは無関係なセルフパロディのお遊び企画である。
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:VOCALOIDのキャラクターとして知られる「初音ミク」と[[フェイ・イェン]]のコラボレーション企画。バーチャロン誕生20周年記念として2011年に誕生した。イラストやフィギュアとして展開されていて、基本的にはバーチャロン本編とは無関係なセルフパロディのお遊び企画である。
  
 
== 関連用語 ==
 
== 関連用語 ==

2013年2月12日 (火) 15:29時点における版

電脳戦機バーチャロンシリーズ(Cyber Troopers Virtual-On Series)

初参戦は『第3次スーパーロボット大戦α 終焉の銀河へ』。

元々はセガの3Dロボット対戦格闘ゲームで、第3次αにはサプライズゲスト参戦。
なお、ゲーセンで稼働10年以上たった今なお置いている店舗も多い隠れた名作。

スーパーロボット大戦シリーズ』に登場するに当たって、作品イメージを壊さないように、セガの「バーチャロン」開発スタッフによるシナリオ・グラフィック・設定の監修が行われている。なお、戦闘時の不自然な動きは実際のプレイテクニックを再現したものである。

シリーズの基本設定

電脳暦と呼ばれる近未来。宇宙開拓に夢を見続けていた人類はその限界にぶちあたり、火星のテラ・フォーミングを事業半ばで放棄した。宇宙への進出を諦め、地球圏という限られた空間の中で生きることを受け入れた人類は、人造生命や機械が労働を代わりにやってくれる理想の箱庭社会を地球圏に作り出した。それらを提供してくれる大企業が国家に代わって人類を支配するようになり、その統治に満足した人類は社会の進歩を停止させ、中世的停滞に陥っていた。

そんな中で企業国家であるDN社は新たなビジネスを世界に向けて提案する。それは「巨大ロボットを使ったゲーム感覚の戦争をショーとして行う」というもの。もちろんそれは命が失われる可能性がある危険なものだが、刺激に飢えていた人類はこの提案に熱狂し、電脳歴の世界ではプロスポーツチームのような感覚で企業がスポンサーになる「軍隊」が設置され、厳密なルールの元にロボット同士での殺し合いを楽しむ「限定戦争」なる文化が誕生することになる。それはただの娯楽ではなく、企業国家同士の競争解決の手段として本当の戦争のように用いられるものでもあった。

しかし、この限定戦争にはある秘密があった。実は人類はまだ巨大ロボットを作れるほどの技術を持てていなかったのだ。これに使われている巨大ロボット「バーチャロイド」は、月で見つかった謎の先史文明の遺跡を解析して作られたもの、つまりはロストテクノロジーの産物なのである。そして、その技術にはいまだ未解明なブラックボックスな部分が多く、バーチャロイドは暴走の危険性があるロボット兵器だったのである…

パイロットについて

ロボット対戦アクションゲームであるバーチャロンシリーズでは、プレイヤーが操ることができるバーチャロイドについてはパイロットの細かい設定がされていない。これは、「このロボットを操っているのはプレイヤーであるあなた自身だ」という演出のためである。

スパロボシリーズに参戦するにあたっては「パイロット」の設定が必要になり、終的にSEGAの開発スタッフによってパイロットの性格設定が作られることになった。しかし、パイロットたちの名前はあくまでコードネームにすぎず、パイロットの姿はグラフィックに映さないという形で、バーチャロンのプレイヤーたち各個人が持っているパイロットのイメージを壊さないようにしている。

なお、パイロットの姿をグラフィックに映さない方法は、バーチャロイドに搭乗しているシーンでしか彼らの会話が発生しないということで実現している。バーチャロイドに搭乗しているシーンでの顔グラフィックウィンドウは、バーチャロイドの顔で表現されている。

また、一部のバーチャロイドは自我をもっているため、本当にパイロットがいない機体も存在している。パイロットの顔グラフィックがバーチャロイドのものとして表現されるスパロボシリーズでは、プレイヤーへの配慮で顔グラフィックをロボットのものとしているのか、本当に「中の人」がいないから顔グラフィックがロボットのものとしているのかが判断がつかない場合がある。特にフェイ・イェンが「オリジナル」なのかどうかはファンの議論の種となっている。

シリーズ一覧

電脳戦機バーチャロン(SRW未参戦)
シリーズ第1作。1995年(平成7年)発表。地球圏の存亡をかけた月面遺跡破壊作戦『オペレーション・ムーンゲート』に挑む。
電脳戦機バーチャロン オラトリオ・タングラム
シリーズ第2作。1998年(平成10年)発表。タングラムへのアクセス権をかけた一大限定戦争『オラトリオ・タングラム』を戦い抜く。
電脳戦機バーチャロン フォース(SRW未参戦)
シリーズ第3作。2001年(平成13年)発表。火星を舞台に『木星継承戦争』と呼ばれる戦いの顛末が描かれる。
電脳戦機バーチャロン マーズ
シリーズ第4作。2003年(平成15年)発表。プレイヤーは特捜機動部隊マーズの一員として、限定戦争の裏にうごめく影に戦いを挑む。
「電脳戦機バーチャロン」シリーズ フェイ・イェンHD
VOCALOIDのキャラクターとして知られる「初音ミク」とフェイ・イェンのコラボレーション企画。バーチャロン誕生20周年記念として2011年に誕生した。イラストやフィギュアとして展開されていて、基本的にはバーチャロン本編とは無関係なセルフパロディのお遊び企画である。

関連用語

バーチャロイド

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