「太陽の使者 鉄人28号」の版間の差分
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2012年11月17日 (土) 18:59時点における版
- 放送局:日本テレビ系
- 1980年10月3日~1981年9月25日
- 初参戦スパロボ:第2次スーパーロボット大戦Z 再世篇
概要
故・横山光輝氏のロボット漫画作品『鉄人28号』のTVアニメ化作品第2弾。
前作とは世界観をリファインし、当時の現代に合わせてある他、設定・ストーリー・メカデザイン共に原作から大幅に変更されている。アクションシーンはスタジオZ5による精密な動きによる「滑らかに動く鉄人」ともいうべきものであり、また人間とロボットとの葛藤を描いたストーリーやリモコンを奪われてしまうエピソードなどは本作でも語り継がれている。
なお、タイトルの『太陽の使者』は本放送時には付けられておらず、後年ソフト化の際に第1作と区別を付けるために付けられた(似たような例に『黄金戦士ゴールドライタン』(未参戦)が該当する)。
また『太陽の使者 鉄人28号』は主題歌タイトルと第1話サブタイトルでもある。
この後番組が『六神合体ゴッドマーズ』であり、同じ横山光輝作品で、スタッフも全く同じである。
余談ではあるが、この太陽の使者版から約11年後となる1992年から1993年に同じく日本テレビで放送されたTVアニメ化第3弾の『鉄人28号FX(SRW未参戦)』は今作品の続編ではなく、第1作版の直接の続編となっている。
ストーリー
登場人物
- 金田正太郎
- 主人公。『鉄人』を操作する少年。インターポールの協力を受け、様々な事件を鉄人と共に解決していく。
- 大塚茂
- 元々は所轄署の警部だったが、正太郎の協力者であるため後にインターポール捜査官に。後番組である『六神合体ゴッドマーズ』では大塚長官として登場。
- 敷島大次郎
- 正太郎の恩師である科学者。
- 敷島牧子
- 正太郎の幼なじみ。通称「マッキー」。
- 敷島歌子
- 牧子の母。
- ブランチ
- 前半の宿敵にして、正太郎の父の仇。
- 不乱拳博士
- X団の援助でブラックオックスを開発したロボット工学の権威。
- グーラ・キング・Jr.
- 宇宙魔王の息子。「魔獣王子」の異名を持つ。
- ロビー
- グーラの側近であるロボット。
- 宇宙魔王
- 後半の宿敵。
登場メカ
- 鉄人28号
- 正太郎の父、賢太郎博士が開発、大二郎博士が完成させた『鉄人』。
- ブラックオックス
- 鉄人のライバルロボットにして、「黒いロボット」の元祖。本編では自律回路を埋め込まれた「意思のあるロボット」である。
- ブランチロボ1号
- 第1話に登場するブランチが使用するロボット。
- デスラム
- ブランチロボ5号
主題歌とBGM
- 「太陽の使者・鉄人28号」
- OPテーマ。
(作詞:藤川桂介、作曲:清水靖晃、歌:ギミック)
主題歌は一貫してギミック(現:河内淳一)が担当。ロック風潮の歌で、当時流行していたの東京ロッカーズなどのインディーズ・ロック影響が大きい。 - 「希望にむかって~正太郎のテーマ~」
- 前期EDテーマ。
(作詞:藤川桂介、作曲:清水靖晃、歌:ギミック) - 「無敵の鉄人28号」
- 後期EDテーマ。
(作詞:亜蘭知子、作曲:河内淳一、歌:ギミック)
登場作と扱われ方
Zシリーズ
- 第2次スーパーロボット大戦Z 再世篇
- 本作の初参戦作品の全6作品の中では唯一の完全新種の参戦となる。『破界篇』EDで大塚長官が言及していた、有事の際に回す予定の別管轄の人材とはおそらくこの作品のメンバー達。また、ICPOの存在についても破界篇で触れられている。
今作では後半の宿敵である宇宙魔王一派は登場せず、代わりに『ダンクーガ』のムゲと『ゴッドマーズ』のズール皇帝が宇宙魔王のポジションを兼任している。扱いはいるだけ参戦に近いものの、存在感は大きい。
組織
- ICPO(国際刑事警察機構)
- 正太郎が主に依頼を受ける組織。フィクションでは某怪盗三世を追いかける警部が所属する組織としても有名。
- ロボットマフィア
- ブランチが首領である悪の組織。なお本作の世界ではロボットマフィア以外にもロボットを使用して悪事を働く悪人や組織が数多く登場する。
他に印象に残る敵は、ヘルサタンやブラックオックスを悪用したX団などが挙げられる。
用語
主要スタッフ
- 制作会社
- 東京ムービー新社(現:トムス・エンタテインメント)
- 監督
- 今沢哲男
- キャラクターデザイン
- メカニカルデザイン
- 前田実
- 音楽
- 清水靖晃、マライア
- コピーライト
- C光プロ・TMS 1980