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2012年9月12日 (水) 22:33時点における版
ゴダード(Goddard)
- 登場作品:宇宙の騎士テッカマンブレード
- 声優:島香裕
- 種族:地球人(テッカマン)
- 性別:男
- 所属:アルゴス号→ラダム
タイタン調査船アルゴス号のクルー。電子工学の専門家だが、格闘術に秀でており、タカヤとシンヤに子供の頃からボクシング、空手などを教え込んでいた師匠でもある。
ストーリー中盤でラダム母艦内にてテッカマンとして目覚め、テッカマンアックスとなった。
コミックコンプ版ではアックスとなってからは終始唸り声しか挙げていない。
登場作品と役柄
- スーパーロボット大戦J
- スーパーロボット大戦W
- 原作では最後までラダムに心を支配されていたが、テッカマンブレードとの一騎討ちの後、死の間際にラダムの支配を脱し、人間の心を取り戻した。
人間関係
- Dボゥイ(相羽タカヤ)
- 人間だった頃と同じように彼の事をタカヤ坊と呼ぶ。敵対関係にありながら、彼の成長を喜ぶ場面もあった。
- 相羽シンヤ
- シンヤ坊と呼んでいたが、テッカマンと化した後はエビル様とも呼ぶ。天才型のタカヤとは違い、努力型の彼には自分の指導が必要だと感じ、タカヤよりも長い時間、つきっきりで指導していた。アルゴス号が地球を旅立つ前、タカヤからシンヤの事を頼まれており、テッカマンと化した後もシンヤを守る事が自分の使命だと考えていた。
- 相羽孝三
- 親友であり、彼の助手でもあった。
- 相羽ケンゴ
- 彼がラダム総司令官テッカマンオメガと化した後はその指示に従い、ヨーロッパを中心にラダム樹の管理をしていた。彼に人間を殺し過ぎだと叱責される事も。
他作品との人間関係
名台詞
- 「ガラクタが!」
「鬱陶しいガラクタ共め!」 - 主にソルテッカマンを相手にする時の台詞。
- 「ハッハッハッハッハ…ラダム獣を倒すとは、これはまた…テッカマンブレードかと思ったら、地球人の作ったガラクタではないか!」
- 第28話、ノアルの駆るソルテッカマン2号機を見て。所詮テッカマンの模造品でしかないソルテッカマンは彼からすればただのガラクタでしかないようだ。
- 「ハッハッハッ、そんなヘナチョコ弾になんぞ当たるものか!」
- 飛行型ラダム獣を手足のごとく操って、フェルミオン砲を難なくかわしながら。彼のこの台詞に対し、ノアルは「ヘナチョコだって!?表現が古いねぇ!」と言い返す。
- 「フフ、ツメが甘いな。タカヤ坊…」
「今日のところは退却するとしよう。次に会える時を楽しみにしているぞ!ぬわははははは…!!」 - 第28話、ノアルの危機にテッカマンブレードは再びその勇姿を見せる。白い魔人となり、ペガスと共にクラッシュイントルードを発動させラダム獣を蹴散らしていく己の弟子。アックスはその成長に喜びと高揚感を隠し切れなかった。
- アックス「聞けぇ、ブレード!こいつらを生かしておいたのは、貴様をおびき出すためだ!」
ブレード「何だと!?」
アックス「ここならばランサーもボルテッカも思うようには使えまい!その甘さが命取りになるんだ、タカヤ坊!」 - 第31話、損壊したニュートロン砲に身動きできないレビンとアンナを守ろうとするブレードに対して。
- 「逃げるのではない、楽しみを次回に取っておこうと思ってな!フハハハハ…!!」
- 第31話の撤退時、ブレードに「逃げるのか!?」と問われた際に。
- 「フフフフ…そろそろ試合終了と行こうじゃないか、ブレード!」
- 第33話、仰向けの状態になったブレードを足蹴にしながら。『試合終了』、という表現が電子工学者でありながら体育会系な思考を持つゴダードらしさを残している。
- 「くそぉっ!決着はこの次だ、ブレード!!」
- 第33話、バルザックの援軍に対して。思わぬ乱入者に1対1の決闘を邪魔されたのか、撤退せざるを得なかった模様。
- 「チッ…ええい、傷跡が疼くな。ブレードが近づいてきてるって事か…フッ。今度こそ、誰にも邪魔されず、サシで勝負ができるってもんだ」
- 第34話、ラダム樹に侵食されたイギリスのカンタベリー大聖堂内にて。タカヤとシンヤが好んで聞く『G線上のアリア』をBGMに、ゴダードはテックセットを解除し、上半身裸姿のまま、ナイフで無精髭を剃っていく。やがて訪れる、愛弟子との決闘に血を滾らせて…。
- 「タカヤ坊もシンヤ坊も生まれながらにして抜きん出た才能を持つ、鷲と鷹だ。実力に差はない。たった一つの違いは、タカヤ坊は放っておいても才能を伸ばす事ができたが、シンヤ坊の方には、コーチ役が必要だった…」
- ナイフで不精髭を剃った後、刃の切れ味を眺めながらゴダードは己が愛弟子であるタカヤとシンヤの思い出に浸る。
- 「ブレードと戦うとシンヤ坊、いやエビル様も平常心をなくしちまう。鷲と鷹の勝負はそうなったらどう転ぶかわからない。このワシならブレードを屈服させ、ラダムの仲間にする事も可能なはずだ…」
「この髭が伸びるまでにブレードがやってくるだろう。その時こそ、奴がラダムに忠誠を誓う時だ…!」 - 一段目の台詞の後、ゴダードはナイフを投げる。鋭い刃は蝋燭の火に寄って来た蛾の羽に突き刺さっていた。
- 「そうか…シンヤ坊の怪我もようやく治ったか…お前の言いたい事はわかっておる、安心しろ。シンヤ坊が降りてくる前に、ブレードはこのワシが倒してやるさ」
「フフフフフ…これがある限りブレードはボルテッカを使えん。となれば、肉体と肉体の勝負。ワシの方が圧倒的に有利だ」
「なあ、お前もそう思うだろう?フフフフフ…ハッハッハッハッハ…!!」 - 第35話冒頭、テッカマンオメガこと相羽ケンゴの通信を終えた後で。二段目の台詞で自身のクリスタルを眺めながらブレードの目的を理解した後、お抱えのラダム樹がゴダードを愛おしげに蔦を伸ばすのも印象的。
- 「そうだ…早く来い、タカヤ坊。クリスタルはここだ…ワシは逃げも隠れもせん。早く来い、ブレード!」
- Dボゥイことタカヤが同乗するグリーンランド号の接近に応じ、額にクリスタルの模様を煌かせて両者の共振作用は強まっていく。
- 「よく来たな、タカヤ坊。待っていたよ」
「さあ、ゆっくりと話し合おうじゃないか。フフフフフ…フハハハハ…!」 - カンタベリー大聖堂の入り口にてタカヤと生身の姿で再会する際に。
- 「タカヤ坊…思えば、不思議な縁だよな。シンヤ坊もお前も、格闘技を教えてやったのはワシだ。その弟子ともいえる二人がこんな形で、血で血を洗う戦いをするようになるなんてな。さすがのワシも思いもよらなかったわ…が、正直言って、ワシはお前たち二人の戦いを見るのが辛い。そこでだ、ラダムに戻ってくる気はないか?」
「お前だってこれ以上肉親と戦いたくはないだろう?どうだ、この辺ですっきりしないか、タカヤ坊?」
「仲良くやろうじゃないか…昔のように」 - ラダムにより運命を歪められたかつての師弟は大聖堂内を歩きながら昔を懐かしむ。コロナの間に辿り着き、ゴダードはその身を下ろしてタカヤにラダムに、そしてアルゴス号に戻ろうと提案する。
- 「フッ、強情な所は変わってないな、タカヤ坊…いや、ブレード。ま、やむを得んか…シンヤ坊、エビル様を守るため、お前を倒す!はあああっ!!」
- ゴダードの提案に対しタカヤはあくまでも地球人のままでいると跳ね返す。愛弟子の言葉を受けたゴダードはラダムの戦士として、テッカマンエビルの側近としてブレード抹殺に動く。
- 「うおおおおおっ!!オラオラ、どうした!?守ってばかりじゃ勝てやせんぞ!攻撃は最大の防御だと教えただろうが!!」
- まずは小手調べとゴダードはテックセットせずに生身のままでタカヤに挑む。かつて人間だった頃、タカヤに武術指導した時と同じように。
- 「前に言ったはずだ。右にばかり避けるクセは命取りだとな!」
- ゴダードの左右のブローをかわすタカヤだが、それはあくまでもフェイント。本命は右のハイキックにあった。この台詞から、タカヤのクセを見抜いている事が伺える。
- 「腕を上げたのは、逃げ方だけじゃないって事か!」
「フン、そろそろ本番と行こうか!テックセッター!!」 - ゴダードのハイキックに倒れこんだタカヤは怯まず背を向けた体勢のまま両脚でゴダードの顔面を蹴り上げる。当のゴダードはわずかながらにかわしたものの、左頬にかすり傷を作ってしまう。その技術に感嘆したゴダードの闘志は一層燃え上がり、二段目の台詞でクリスタルを掲げテックセット。テッカマンアックスとなりタカヤに襲い掛かる。
- 「フフフ、テックセットしたか!」
「まあ、いいだろう。テッカマン同士の戦いの方が、倒し甲斐もあるというものだ!それに…どうせ勝つのは、ワシの方よぉっ!!」 - アックス「どうだ、ブレード!?テッカマンになろうとワシには敵うまい!それとも使うか、ボルテッカを!?いや使えるのか、このワシに!?」
ブレード「ぐっ…!」
アックス「なぜならワシのクリスタルを奪う事が、お前の目的だからな!」
ブレード「気付いていたのか!?」
アックス「今までのお前の戦いを見ていれば、一目瞭然よ!」
ブレード「くっ…」
アックス「さあどうするね、タカヤ坊!?」 - 第35話ラスト、互いのテックランサーを交えながら。ブレードの目的が自身のクリスタルを得てラダムの前線基地である月に向かう事にあると悟ったアックスはこのやりとりで彼を追い詰めていく。
- 「ほう…少しは腕を上げたな、タカヤ坊。こいつは力勝負でも結構楽しめそうだ!」
「さあて、力・技・クセ、そして性格まで、何もかも知り尽くしたワシとタカヤ坊がどう戦うか…!」 - 第36話より、ブレードのランサーを難なくかわしながら。
- 「ブレードを倒すには邪魔が多すぎる。ここはひとつお前に頼むか…」
- お抱えのラダム樹に頼み、決闘のためのコロッセウムを作らせる際に。
- アックス「ラダム樹特製コロッセウムってやつよ。これでやっとサシで勝負が付けられる!今度こそあの世へ送ってやるぞ!」
ブレード「エビルを、お前達を一人残らずこの手で葬り去るまで、俺は死なん!」
アックス「ならばなおさら死んでもらわにゃならんな。シンヤ坊を守るのはワシの役目…フフフ、そう、それが昔からのタカヤ坊の願いでもあったな」
ブレード「…!」
アックス「フハハハハ…アルゴス号の出発前、『宇宙へ出て、もしシンヤ坊に何かが起きたら、その時は頼む』…そうワシに頼んだのはタカヤ坊、お前じゃなかったかな?」
ブレード「あの時とはすべてが変わった!」
アックス「何も変わっちゃいない!ワシがアックスになり、シンヤ坊がエビル様になっただけの事!」
ブレード「何…!?」
アックス「そしてシンヤを傷つけようとする奴を、ワシが始末する事にも変わりはない!たとえ相手がタカヤ坊!お前でもなあああっ!!」 - ラダム樹の蔦で構成されたコロッセウム内で。タカヤがゴダードに託した約束が、皮肉にも彼をアックスとしての役割を勤める事になろうとは…。
- ブレード「アックス…なぜボルテッカを使わん!?」
アックス「フン、ボルテッカを撃てないタカヤ坊を相手に飛び道具を使ったら、元・師匠の沽券に関わる!」
ブレード「ゴダード…!」
アックス「心配せんでもお前はこいつで充分!まっすぐ地獄へ叩き込んでやるわあああっ!!」 - 第36話Bパート、ラダム樹のコロッセウム内で互いのランサーを交えながら。タカヤの師匠としての面子と沽券、そしてゴダードの意識がボルテッカを使わせることを阻ませたのだろう。
- 「毛嫌いされたものだな。だが、ラダムも人間も宇宙が創った存在。生きる権利に差などない!」
「ラダムが人間を滅ぼすのも、人間が生きるために獣を殺すのも同じ事。自然の営みなのだ!」
「ラダムが選んだのがたまたま地球だっただけの事…ラダムに侵略されるのは、宇宙が定めた運命だったのよ!」 - あくまでもラダムに戻る事を拒むタカヤに対して。体育会系の面が強いゴダードの学者としての片鱗が感じられる台詞である。
- アックス「どうした、ブレード!スタミナ切れか?フッ、スピードも落ちてきたぞ!ならばそろそろとどめと行くか…エビル様もお前の死を心待ちにしているだろうからな!」
ブレード「あの構えは…!?」
アックス「最後のワシの得意技で葬ってやろう!」
ゴダード「お前が何度挑戦しても破れなかった、この技でなあっ!!」 - アックスの猛攻はブレードの肉体を疲労させ、変身時間のリミットを近づけさせていく。決着をつけんとアックスはテックランサーを薙刀のように構え、乱れ斬りのごとく振り回しブレードのランサーをはじき返し、彼を追い詰めていく。三段目から四段目の台詞の時、アックスの姿が中国の武道着姿のゴダードに変わる場面は出る作品を間違えているのでは?と思わせる演出である。
- 「強くなったな、タカヤ坊。昔のタカヤ坊とは大違いだ。肉を斬らせて骨を断つ、さすが死線をくぐり抜けてきただけのことはある。師匠ながら惚れ惚れしたぞ」
- 第36話、ブレードの左肩部を斬り裂いたアックスはバーナードの援護で一瞬の隙を突かれてしまい、左胸部の装甲の薄い部分を手刀で突かれてしまう。師である自分に勝利した愛弟子に向け、ゴダードはこの台詞でその成長に微笑む。
- 「だがな、タカヤ坊。お前を月に行かせる訳には、クリスタルを渡す訳にはいかんのだ。約束を破って済まないが……ボルテッカを使わせてもらう!」
「エビル様のため、死んでもらうぞ!」 - 自身の敗北、そして死を悟ったアックスは死なばもろとも、とボルテッカを放ち自爆しようと試みる。決闘の際、ボルテッカを戦闘中は使わないと言っていたが、オメガ、そしてエビルを守るための決死の覚悟の現れであろう。
- 「ぐおおおおおおっ!?」
「フフフ…うっ!?うぐっ、ぐぅぅぅ…ぐおおおおおおおっ!!」 - ゴダードの断末魔。死なばもろともボルテッカを放たんとするゴダードだが、再びバーナードの援護により隙を突かれブレードに左胸部の装甲と同じように右胸部を手刀で突かれ、離脱を許してしまい、自身も消滅してしまう。二段目の部分で、一瞬優しげに微笑むが、それは師を越えて強くなったタカヤに向けてのものか、それとも約束を果たせなかったシンヤに向けてのものなのか…?
スパロボシリーズでの名台詞
- 「なめるなよ…!そのサイズでラダムのテッカマンに勝てると思うか!」
- Wにて。人間体とは言え腕原種相手に一歩も譲らず言ってのけた。
- 「気にするな、タカヤ坊…お前が倒したのはラダムのテッカマンアックスだ…」
「ご褒美だ…これを持っていけ…こいつはこれからの戦いにきっと役に立つ…」
「負けるなよ、タカヤ坊…ゾンダーにもラダムにもシンヤ坊にも…そして、宿命にも…」 - 死の間際にラダムの支配を脱し、正気を取り戻した際の台詞。原作ではシンヤを守るため、捨て身のボルテッカを仕掛け自爆したため、テッククリスタルを得ることは出来なかったが、Wでは自らテッククリスタルをDボゥイに託した(尤も、直後にこのテッククリスタルは失われたが)。