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実は地球製の機体ではなく、過去に地球に現れた[[異星人]]「[[エフィドルグ]]」が開発・運用していた兵器であり、彼らはこのタイプの大型機を「[[グロングル]]」と呼んでいる。エフィドルグでの正式名称は「武羅愚魔（ブラグマ）」。約450年前、[[青馬剣之介時貞]]がエフィドルグの先遣隊から奪ったこの機体に主君の雪姫と共に乗り戦っていたが、戦闘の最中に機体は大破し、剣之介だけがザ・キューブの中で眠り続けていた。それから時を経た2016年、再び地球がエフィドルグの侵攻を受ける中、剣之介のパートナーとなった[[白羽由希奈]]が乗り込んだ。 | 実は地球製の機体ではなく、過去に地球に現れた[[異星人]]「[[エフィドルグ]]」が開発・運用していた兵器であり、彼らはこのタイプの大型機を「[[グロングル]]」と呼んでいる。エフィドルグでの正式名称は「武羅愚魔（ブラグマ）」。約450年前、[[青馬剣之介時貞]]がエフィドルグの先遣隊から奪ったこの機体に主君の雪姫と共に乗り戦っていたが、戦闘の最中に機体は大破し、剣之介だけがザ・キューブの中で眠り続けていた。それから時を経た2016年、再び地球がエフィドルグの侵攻を受ける中、剣之介のパートナーとなった[[白羽由希奈]]が乗り込んだ。 | ||
| + | 現在のエフィドルグからすれば「旧式」に該当する機体ではあるが、近接戦闘に特化した本機に剣之介の戦闘センスも合わさってその戦闘力は最新鋭のジオフレームやグロングルにも引けを取らない。 | ||
全高は20m程度ながら、重量は300t程とかなりの重さを誇る。その重量に反して機体の挙動は軽快だが、これは機体の重力制御及び慣性制御能力によるもので、起動していない状態の機体は移動させることすら困難である<ref>黒部に研究所が作られたのも、その重量ゆえに移動が出来なかったため。</ref>。 | 全高は20m程度ながら、重量は300t程とかなりの重さを誇る。その重量に反して機体の挙動は軽快だが、これは機体の重力制御及び慣性制御能力によるもので、起動していない状態の機体は移動させることすら困難である<ref>黒部に研究所が作られたのも、その重量ゆえに移動が出来なかったため。</ref>。 | ||
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| + | 操縦にはメインの操縦者と機体のシステム本体を統括する者の二名が必須となり、コクピットも復座式となっている<ref>エフィドルグが搭乗するグロングルは新型で一人乗りとなっている。</ref>。 | ||
| + | 戦国時代ではオーバーテクノロジー過ぎたのか、索敵などの概念をあまり理解していなかった様子で剣之介は現代人の由希奈が使い方を理解していた際は驚きを見せており、より的確な動きが可能となっている。 | ||
| − | ザ・キューブはクロムクロのコクピットブロックであり、これが背中から[[合体]]する事で起動する。また、ザ・キューブ自体も独立して移動が可能であり、剣之介が「馬」と呼ぶ走行形態（外観は車両型）に[[変形]] | + | ザ・キューブはクロムクロのコクピットブロックであり、これが背中から[[合体]]する事で起動する。また、ザ・キューブ自体も独立して移動が可能であり、剣之介が「馬」と呼ぶ走行形態（外観は車両型）に[[変形]]する事も出来る<ref>呼ぶ名の通り、剣之介は当初乗り物全般を生物の馬と勘違いしていたため、初期は搭乗時に掛け声を出している。</ref>。 |
== 登場作品と操縦者 == | == 登場作品と操縦者 == | ||
=== 単独作品 === | === 単独作品 === | ||
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| − | : | + | :初登場作品。3章Part7より追加参戦。攻撃&回避タイプ。 |
== 装備・機能 == | == 装備・機能 == | ||
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==== 武装 ==== | ==== 武装 ==== | ||
;超振動刀 | ;超振動刀 | ||
| − | : | + | :クロムクロの主武装である二本の刀。普段は背部に収納している。攻撃した対象のナノマシンの再生システムを破壊するアポトーシス機能を備えているが、これは他のグロングルの武装にも備わった機能である。なお、戦闘で遠くへ弾き飛ばされたり、突き刺さったまま抜けなくなった際などは、咄嗟に敵機の超振動刀を奪って使用することもある。 |
| − | : | + | :『DD』では斬撃属性の通常攻撃及びR必殺技。一刀で相手を素早く二回斬りつける。メインアビリティは「アーティファクト（クロムクロ）」で、攻撃力・運動性が増加する。サブアビリティは「運動性アップI」。 |
;高密度杭射出装置 | ;高密度杭射出装置 | ||
| − | : | + | :両腕の前腕外側に装備。籠手に該当するパーツがパイルバンカーになっている。超振動刀に比べれば印象は薄いが、第6話の対イエロークラブ戦など、ここぞという際に使われている。 |
:『DD』では鬼哭穿の演出内で使用する。 | :『DD』では鬼哭穿の演出内で使用する。 | ||
==== 必殺技 ==== | ==== 必殺技 ==== | ||
| + | 技名は岡村天斎監督と脚本を担当した檜垣亮氏によって考案されている<ref>[https://twitter.com/KUROMUKURO_UNKL/status/1692874603860033901 TVアニメ「クロムクロ」公式の2023年8月19日のツイート]</ref>。 | ||
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;超振動刀・二刀斬 | ;超振動刀・二刀斬 | ||
| − | : | + | :『DD』で斬撃属性のR必殺技として登場。超振動刀を二刀流で振るう。 |
| − | : | + | :メインアビリティは「見切りI」で、サブアビリティは「運動性アップI」。 |
;鬼転突 | ;鬼転突 | ||
| − | : | + | :『DD』で斬撃属性のSR必殺技として登場。超振動刀で斬りかかりつつ足払いで転ばせて、倒れた敵を突き刺す。 |
| − | : | + | :メインアビリティは「高機動II」で、サブアビリティは「運動性アップII」。 |
;鬼哭穿 | ;鬼哭穿 | ||
| − | : | + | :『DD』で斬撃属性のSSR必殺技として登場。超振動刀での連続斬りから高密度杭射出装置で追撃し、最後に超振動刀で貫く。 |
| + | :メインアビリティは「専用インターフェイス（クロムクロ）」で、攻撃力・照準値・運動性が増加し、気力が10上昇する毎に攻撃力・照準値・運動性が更に増加する。気力130以上のとき、全ての攻撃の与ダメージ・命中率・回避率が増加。鬼哭穿命中時、防御力が大きく減少する弱体効果を敵ユニットに付与する。サブアビリティは「運動性アップIII」。 | ||
| + | ;鬼舞斬 | ||
| + | :『DD』で斬撃属性のSSR必殺技として登場。超振動刀でによる連続攻撃。 | ||
| + | :メインアビリティは「ナノマシン（クロムクロ）」で、攻撃力・照準値・運動性が増加し、気力が10上昇する毎に攻撃力・照準値・運動性が増加する。気力130以上のとき、全ての攻撃の与ダメージ・命中率・回避率が増加する。気力120以上のとき、自分のアクション開始時にHPを回復する。斬撃属性の全ての攻撃のブレイクゲージ減少量が増加する。サブアビリティは「攻撃力・運動性アップIII」。 | ||
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2024年1月15日 (月) 03:40時点における最新版
| クロムクロ | |
|---|---|
| 外国語表記 | KUROMUKURO[1] |
| 登場作品 | クロムクロ |
| デザイン | 岡田有章 |
| 初登場SRW | スーパーロボット大戦DD |
| SRWでの分類 | 機体 |
| スペック | |
|---|---|
| 正式名称 | 武羅愚魔（ブラグマ） |
| 分類 | グロングル（ジオフレーム） |
| 頭頂高 | 19.5m |
| 全高 | 21.9m |
| 重量 | 300t程 |
| 開発者 | エフィドルグ |
| 所属 | 国際連合黒部研究所 |
| パイロット | |
概要[編集 | ソースを編集]
60年前、富山県の黒部ダム建設中に3m四方の立方体「ザ・キューブ」とともに発見された人型機動兵器。現在の技術でも解析ができなかったことから「アーティファクト」と呼ばれる一種のオーパーツとして扱われ、黒部研究所で解析作業が行われて来た。
実は地球製の機体ではなく、過去に地球に現れた異星人「エフィドルグ」が開発・運用していた兵器であり、彼らはこのタイプの大型機を「グロングル」と呼んでいる。エフィドルグでの正式名称は「武羅愚魔（ブラグマ）」。約450年前、青馬剣之介時貞がエフィドルグの先遣隊から奪ったこの機体に主君の雪姫と共に乗り戦っていたが、戦闘の最中に機体は大破し、剣之介だけがザ・キューブの中で眠り続けていた。それから時を経た2016年、再び地球がエフィドルグの侵攻を受ける中、剣之介のパートナーとなった白羽由希奈が乗り込んだ。 現在のエフィドルグからすれば「旧式」に該当する機体ではあるが、近接戦闘に特化した本機に剣之介の戦闘センスも合わさってその戦闘力は最新鋭のジオフレームやグロングルにも引けを取らない。
全高は20m程度ながら、重量は300t程とかなりの重さを誇る。その重量に反して機体の挙動は軽快だが、これは機体の重力制御及び慣性制御能力によるもので、起動していない状態の機体は移動させることすら困難である[2]。
機体はナノマシンによって構成され、戦闘で損傷しても周囲の物質を吸収する事で徐々に修復が可能となっている。操縦にもナノマシンが用いられ、これをインプラントした「纏い手」と呼ばれる者にしか操縦出来ない。また、その影響で操縦者は「不老不死」となり、老いもせず負傷しても機体と同じく自己再生するようになる[3]。 操縦にはメインの操縦者と機体のシステム本体を統括する者の二名が必須となり、コクピットも復座式となっている[4]。 戦国時代ではオーバーテクノロジー過ぎたのか、索敵などの概念をあまり理解していなかった様子で剣之介は現代人の由希奈が使い方を理解していた際は驚きを見せており、より的確な動きが可能となっている。
ザ・キューブはクロムクロのコクピットブロックであり、これが背中から合体する事で起動する。また、ザ・キューブ自体も独立して移動が可能であり、剣之介が「馬」と呼ぶ走行形態（外観は車両型）に変形する事も出来る[5]。
登場作品と操縦者[編集 | ソースを編集]
単独作品[編集 | ソースを編集]
- スーパーロボット大戦DD
- 初登場作品。3章Part7より追加参戦。攻撃&回避タイプ。
装備・機能[編集 | ソースを編集]
武装・必殺武器[編集 | ソースを編集]
武装[編集 | ソースを編集]
- 超振動刀
- クロムクロの主武装である二本の刀。普段は背部に収納している。攻撃した対象のナノマシンの再生システムを破壊するアポトーシス機能を備えているが、これは他のグロングルの武装にも備わった機能である。なお、戦闘で遠くへ弾き飛ばされたり、突き刺さったまま抜けなくなった際などは、咄嗟に敵機の超振動刀を奪って使用することもある。
- 『DD』では斬撃属性の通常攻撃及びR必殺技。一刀で相手を素早く二回斬りつける。メインアビリティは「アーティファクト（クロムクロ）」で、攻撃力・運動性が増加する。サブアビリティは「運動性アップI」。
- 高密度杭射出装置
- 両腕の前腕外側に装備。籠手に該当するパーツがパイルバンカーになっている。超振動刀に比べれば印象は薄いが、第6話の対イエロークラブ戦など、ここぞという際に使われている。
- 『DD』では鬼哭穿の演出内で使用する。
必殺技 [編集 | ソースを編集]
技名は岡村天斎監督と脚本を担当した檜垣亮氏によって考案されている[6]。
- 超振動刀・二刀斬
- 『DD』で斬撃属性のR必殺技として登場。超振動刀を二刀流で振るう。
- メインアビリティは「見切りI」で、サブアビリティは「運動性アップI」。
- 鬼転突
- 『DD』で斬撃属性のSR必殺技として登場。超振動刀で斬りかかりつつ足払いで転ばせて、倒れた敵を突き刺す。
- メインアビリティは「高機動II」で、サブアビリティは「運動性アップII」。
- 鬼哭穿
- 『DD』で斬撃属性のSSR必殺技として登場。超振動刀での連続斬りから高密度杭射出装置で追撃し、最後に超振動刀で貫く。
- メインアビリティは「専用インターフェイス（クロムクロ）」で、攻撃力・照準値・運動性が増加し、気力が10上昇する毎に攻撃力・照準値・運動性が更に増加する。気力130以上のとき、全ての攻撃の与ダメージ・命中率・回避率が増加。鬼哭穿命中時、防御力が大きく減少する弱体効果を敵ユニットに付与する。サブアビリティは「運動性アップIII」。
- 鬼舞斬
- 『DD』で斬撃属性のSSR必殺技として登場。超振動刀でによる連続攻撃。
- メインアビリティは「ナノマシン（クロムクロ）」で、攻撃力・照準値・運動性が増加し、気力が10上昇する毎に攻撃力・照準値・運動性が増加する。気力130以上のとき、全ての攻撃の与ダメージ・命中率・回避率が増加する。気力120以上のとき、自分のアクション開始時にHPを回復する。斬撃属性の全ての攻撃のブレイクゲージ減少量が増加する。サブアビリティは「攻撃力・運動性アップIII」。
サイズ[編集 | ソースを編集]
- M
関連機体[編集 | ソースを編集]
- プロトタイプ・グロングル
- クロムクロのベースとなったエフィドルグの初期型機。クロムクロは頭部の損傷した機体を鹵獲・修復した機体であり、頭部形状やカラーリングが異なる。
- GAUS
- 黒部研究所がクロムクロを解析して開発したジオフレーム。重力制御機能こそ備えているがその効力はクロムクロに及ばず、ナノマシンによる再生能力も持たない。