「レニ・ミルヒシュトラーセ」の版間の差分

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'''レニ・ミルヒシュトラーセ'''は『[[サクラ大戦]]』シリーズの[[ヒロイン]]の一人。
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'''レニ・ミルヒシュトラーセ'''は『[[サクラ大戦]]』の[[ヒロイン]]の一人。初登場は『サクラ大戦2 ~君、死にたもうことなかれ~』。
  
 
== 概要 ==
 
== 概要 ==
性格は大人しく冷静沈着。
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[[ヨーロッパ|欧州]]大戦中のドイツに存在した秘密機関「ブルーメンブラット」、その中心人物である霊子力学者シュトックハウゼン博士が実行した霊的攻撃力に優れた戦闘機械を人工的に生み出す実験「ヴァックストゥーム計画」、その被験者にして唯一の生き残りがレニである。
  
戦闘ではランスを使用。
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賢人機関によってブルーメンブラットは解散、レニは[[藤枝かえで]]によって救出されるがその時点でヴァックストゥーム計画は完了しており、高い[[霊力]]と戦闘力を持つ兵士として完成した代わりに人間的な感情の殆どが欠落してしまっていた。その後かえでは自らが指揮する実験部隊、欧州星組にレニを編入する。自分と同じように霊的素質に優れた4人の隊員と出会うが、そこでも感情を取り戻す事は無かった。
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欧州星組解散後はバレエや音楽、舞台で注目を集める。感情を持たないレニが演劇方面で活躍出来たのは、演目に対する理解やテクニックとしての演技力が高かった等の理由があるが、一番には自らの心が空虚であるが故に共演者の個性を引き立たたせる才能があった為と言われている。世界的なスターに登り詰めたレニだったが、[[帝国華撃団]]から参加要請が届いた際には多忙な公演日程を中止、「兵士」として日本に向かい花組の隊員として編入された。
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同じ欧州星組の[[ソレッタ・織姫]]とは逆に、花組配属当初は他人と積極的に関わろうとはしなかった。そんなレニも徐々に花組の仲間に打ち解けていくが、その過程で「自分は何のために戦っているのか」という疑問を抱く。答えが分からず戸惑っていた所を黒鬼会の幹部につけ入られ、[[裏切りイベント|洗脳]]によって花組と戦うように仕向けられてしまう。仲間との戦闘と隊長の[[大神一郎]]の説得の末、自らが戦う事の意義を見出し人としての感情もついに取り戻した。
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感情を取り戻した後も、基本的な性格は大人しく冷静沈着。ただし、時折子供らしい笑顔を見せるようになった。唯一の例外として『[[サクラ大戦#その他|歌謡ショウ]]』と呼ばれる舞台版では声優個人のキャラクターが内容を左右するため、明るく溌溂としたレニを見る事が出来る。
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過去の経験からか博物学的な知識が豊富であり、大抵の事は何でも知っている。だが、辞書に書いてある事を一言一句正確に説明する癖があり、説明を聞いても周囲の人間が内容を理解出来ない事もままある。この癖は感情を取り戻した後もあまり変わっていない。
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戦闘ではランスを使用、イベント戦闘でしかも不意打ちとはいえ、敵の幹部が搭乗する魔操機兵を一撃で撤退させる程の高い実力を誇る。ただし、日常では[[真宮寺さくら]]や[[マリア・タチバナ]]の様に武器は携帯していない。護身術にも優れており、背後から近付いた大の大人を体が勝手に動いて片手で投げ飛ばしてしまう事も。
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初登場の『サクラ大戦2』では少年のような容姿の為に花組の面々から男性と勘違いされ、当時のレニも性別に意味はないとしその間違いを訂正しなかった為、中盤で性別が明かされるまではシリーズの特色である"信頼度が上がる"演出が存在しなかった(内部データではちゃんと変動している)。
  
 
== 登場作品と役柄 ==
 
== 登場作品と役柄 ==
 
=== 単独作品 ===
 
=== 単独作品 ===
;[[スーパーロボット大戦X-Ω]]
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;{{参戦作品 (人物)|スーパーロボット大戦X-Ω}}
 
:初登場作品。2017年3月のイベント「流れよ我が涙」では訓練の為に織姫と共に欧州に出張中という事になっている為、シナリオ終盤まで登場せず結局ユニットとしても実装されなかった。その代わり、彼女と織姫はコックピット内の一枚絵が用意されている。
 
:初登場作品。2017年3月のイベント「流れよ我が涙」では訓練の為に織姫と共に欧州に出張中という事になっている為、シナリオ終盤まで登場せず結局ユニットとしても実装されなかった。その代わり、彼女と織姫はコックピット内の一枚絵が用意されている。
 
:2018年3月の復刻イベント「サクラ大戦 帝都遙かなり」にてユニット化され登場。
 
:2018年3月の復刻イベント「サクラ大戦 帝都遙かなり」にてユニット化され登場。
 
:2019年3月の復刻ガシャの際にパイロットパーツが用意された。
 
:2019年3月の復刻ガシャの際にパイロットパーツが用意された。
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;[[スーパーロボット大戦30]]
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:[[大神一郎#戦闘台詞|大神]]及び[[真宮寺さくら#戦闘台詞|さくら]]の戦闘台詞で名前が登場。
  
 
== パイロットステータス ==
 
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== 人間関係 ==
 
== 人間関係 ==
 
;[[大神一郎]]
 
;[[大神一郎]]
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:上司。「自分は何のために戦っているのか」という疑問への大神の答えによってレニは感情を取り戻した。
 
;[[真宮寺さくら]]
 
;[[真宮寺さくら]]
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:同僚。
 
;[[神崎すみれ]]
 
;[[神崎すみれ]]
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:同僚。
 
;[[マリア・タチバナ]]
 
;[[マリア・タチバナ]]
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:同僚。レニの姿にかつての自分を重ねており、私生活や舞台において助言をする事が多い。
 
;[[アイリス]]
 
;[[アイリス]]
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:同僚。互いに年齢も近く、花組での一番の友人。舞台でも相手役を務める事が多い。アイリスの贈り物がレニが感情を取り戻す切っ掛けとなった。
 
;[[李紅蘭]]
 
;[[李紅蘭]]
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:同僚。
 
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;[[桐島カンナ]]
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:同僚。欧州星組時代からの付き合い。ただし、当時は互いに協調性があったとは言えず、花組入隊後に仲が良くなった。
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;ラチェット・アルタイル、九条昴
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:欧州星組時代の同僚。織姫同様に当時の隊員間の仲は良いとは言えなかったが、[[映画]]『活動写真』やライブ『星を継ぐもの』での共演を経て打ち解けている。
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:SRWでは[[名前のみ登場する人物#サクラ大戦|名前のみ登場]]。
  
 
== 名(迷)台詞 ==
 
== 名(迷)台詞 ==
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;「それで……敵の規模は?……出現場所は?敵の武装は何?」<br/>「花組の集合場所は?ボクのアイゼンクライトはどこ?」
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:『2』にて、花組に配属となり歓迎会でもてなされている最中に敵出現の警報が鳴り、それを受けての台詞。
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:それまで「はい」か「よろしく」程度の返事しかしていなかったレニがまさに別人のように豹変し、事情を知らない花組のメンバーを驚かせた。
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:なお、アイゼンクライトとは欧州星組隊員専用の[[霊子甲冑]]の事で[[ドイツ語]]で「鉄のドレス」を意味する。
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;「頼れるのは自分だけ……」
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:『2』の中盤までの戦闘開始時の台詞。花組配属当初の頑なな態度を端的に表す一言。
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;大神「レニって……ひょ、ひょっとして……女の子なのか!?」<br/>レニ「……そうだよ。」
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:『2』にて、通常プレイ時のレニの性別が判明するイベントでのやり取り。
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:性別がまさに一目瞭然なとある状況となっているのだが、そんな時でも全く意に介していないのが彼女らしい。
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:一方の大神はと言うと、あまりのショックに慌てふためいてこの後一目散にその場から逃げ出している。
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;「役が……降りてこないんだ……」
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:『2』にて、同名の[[童話]]を題材とした舞台『青い鳥』の稽古で2度もセリフを間違えるという普段なら有り得ないミスを相手役のアイリスに心配された際の返答。
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:これまで、感情を持たないが故にどんな役も完璧にこなしてきたレニ。そんな彼女の中にも徐々にだが心が芽生え始めていた。そして、「お前はいったい、何のために戦うのだ?」という劇中の問いかけに自らの心を重ね、その答えを見出せずにいた。
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;「ただいま、隊長……ただいま、アイリス……ただいま、みんな……」<br/>「……ただいま、ボクの……仲間たち……」<br/>「ありがとう……」
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:『2』にて、大神の説得により洗脳が解け、感情を取り戻した際の台詞。
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:そしてこれ以降、自分自身だけでなく仲間を守る為に戦うと決意する。
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;アイリス「チルチルお兄ちゃん、青い鳥は……わたしたちの部屋にいたんだね。」<br/>レニ「……ああ、ミチル。しあわせの青い鳥は、こんなに近くにいたんだ……」
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:『2』にて、レニを洗脳した敵の幹部との戦いから数日後、『青い鳥』のラストの台詞。
 +
:本番での2人の息のあった演技により舞台は大成功を納めた。特にこのラストシーンは劇中の評論家から、まさに青い鳥を得た兄妹そのものの愛に満ちている、と評された。
 +
;レニ「舞台には……神様がいるんだ。」<br/>大神「……神様?」<br/>レニ「……そう。ダンスや演技があるレベルを超えたとき……」<br/>「ボクたち役者には、神様の微笑みが見える。」<br/>「だから、『奇跡の鐘』にも、神様が微笑んでくれるように、ボクは……がんばるよ。」<br/>「今度の舞台は……絶対に……成功させたいから……」
 +
:『2』にて、[[クリスマス]]特別記念公演『奇跡の鐘』の主役を大神が決める際、レニが候補に入っている場合のイベントでのやり取り。
 +
:月夜が照らす中庭で情熱的な踊りを披露しながら、普段物静かなレニが舞台人としての想いを熱く語る印象的な場面であり、『歌謡ショウ』の歌曲「素晴らしき舞台」でも「舞台の神様が見ていてくれる」というレニの口上がある。
 +
;「犬じゃない…フントだ」
 +
:『サクラ大戦GB2』にて。自分がつけた犬の名前(ドイツ語でそのまま「犬」という意味だが…)に愛着を持っているようだ。
 +
:パズルゲーム『花組コラムス2』のレニのストーリーモードでは、大神と共にフントの行方を探す際に他の隊員がつけた名前に「フント」といちいち訂正を入れているという展開がある。
 +
:その熱意に元同僚の織姫ですら「物事にこだわらないレニが珍しい」と驚いていた。
  
 
== 搭乗機体 ==
 
== 搭乗機体 ==
 
;[[光武二式 (レニ機)]]
 
;[[光武二式 (レニ機)]]
 
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== 余談 ==
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*『2』ではストーリー中盤まで女性である事が秘密となっているレニだが、実はそれ以前のフリー移動中にレニが女性であると見抜けるイベントが用意されており、そのイベントを見つける事が出来るとその時点から信頼度及び恋愛度の変動が他の隊員と同じく表面化するようになる。
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== 脚注 ==
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<references />
  
 
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2024年5月28日 (火) 11:06時点における最新版

レニ・ミルヒシュトラーセ
外国語表記 Reni Milchstraße[1]
登場作品 サクラ大戦
声優 伊倉一恵
デザイン 藤島康介(原案)
松原秀典
初登場SRW スーパーロボット大戦X-Ω
SRWでの分類 パイロット
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プロフィール
種族 地球人(ドイツ人)
性別
生年月日 1909年12月24日
年齢 15歳(『2』)
16歳(『3』)
17歳(『4』)
出身 ドイツ
身長 147 cm(『2』)
152 cm(『4』)
体重 38 kg(『2』)
41 kg(『4』)
髪色 銀色
瞳の色 青色
血液型 O型
所属 欧州星組
帝国華撃団(『2』~『4』)
役職 欧州星組隊員
帝国華撃団・花組隊員(『2』~『4』)
テンプレートを表示

レニ・ミルヒシュトラーセは『サクラ大戦』のヒロインの一人。初登場は『サクラ大戦2 ~君、死にたもうことなかれ~』。

概要[編集 | ソースを編集]

欧州大戦中のドイツに存在した秘密機関「ブルーメンブラット」、その中心人物である霊子力学者シュトックハウゼン博士が実行した霊的攻撃力に優れた戦闘機械を人工的に生み出す実験「ヴァックストゥーム計画」、その被験者にして唯一の生き残りがレニである。

賢人機関によってブルーメンブラットは解散、レニは藤枝かえでによって救出されるがその時点でヴァックストゥーム計画は完了しており、高い霊力と戦闘力を持つ兵士として完成した代わりに人間的な感情の殆どが欠落してしまっていた。その後かえでは自らが指揮する実験部隊、欧州星組にレニを編入する。自分と同じように霊的素質に優れた4人の隊員と出会うが、そこでも感情を取り戻す事は無かった。

欧州星組解散後はバレエや音楽、舞台で注目を集める。感情を持たないレニが演劇方面で活躍出来たのは、演目に対する理解やテクニックとしての演技力が高かった等の理由があるが、一番には自らの心が空虚であるが故に共演者の個性を引き立たたせる才能があった為と言われている。世界的なスターに登り詰めたレニだったが、帝国華撃団から参加要請が届いた際には多忙な公演日程を中止、「兵士」として日本に向かい花組の隊員として編入された。

同じ欧州星組のソレッタ・織姫とは逆に、花組配属当初は他人と積極的に関わろうとはしなかった。そんなレニも徐々に花組の仲間に打ち解けていくが、その過程で「自分は何のために戦っているのか」という疑問を抱く。答えが分からず戸惑っていた所を黒鬼会の幹部につけ入られ、洗脳によって花組と戦うように仕向けられてしまう。仲間との戦闘と隊長の大神一郎の説得の末、自らが戦う事の意義を見出し人としての感情もついに取り戻した。

感情を取り戻した後も、基本的な性格は大人しく冷静沈着。ただし、時折子供らしい笑顔を見せるようになった。唯一の例外として『歌謡ショウ』と呼ばれる舞台版では声優個人のキャラクターが内容を左右するため、明るく溌溂としたレニを見る事が出来る。

過去の経験からか博物学的な知識が豊富であり、大抵の事は何でも知っている。だが、辞書に書いてある事を一言一句正確に説明する癖があり、説明を聞いても周囲の人間が内容を理解出来ない事もままある。この癖は感情を取り戻した後もあまり変わっていない。

戦闘ではランスを使用、イベント戦闘でしかも不意打ちとはいえ、敵の幹部が搭乗する魔操機兵を一撃で撤退させる程の高い実力を誇る。ただし、日常では真宮寺さくらマリア・タチバナの様に武器は携帯していない。護身術にも優れており、背後から近付いた大の大人を体が勝手に動いて片手で投げ飛ばしてしまう事も。

初登場の『サクラ大戦2』では少年のような容姿の為に花組の面々から男性と勘違いされ、当時のレニも性別に意味はないとしその間違いを訂正しなかった為、中盤で性別が明かされるまではシリーズの特色である"信頼度が上がる"演出が存在しなかった(内部データではちゃんと変動している)。

登場作品と役柄[編集 | ソースを編集]

単独作品[編集 | ソースを編集]

スーパーロボット大戦X-Ω
初登場作品。2017年3月のイベント「流れよ我が涙」では訓練の為に織姫と共に欧州に出張中という事になっている為、シナリオ終盤まで登場せず結局ユニットとしても実装されなかった。その代わり、彼女と織姫はコックピット内の一枚絵が用意されている。
2018年3月の復刻イベント「サクラ大戦 帝都遙かなり」にてユニット化され登場。
2019年3月の復刻ガシャの際にパイロットパーツが用意された。
スーパーロボット大戦30
大神及びさくらの戦闘台詞で名前が登場。

パイロットステータス[編集 | ソースを編集]

精神コマンド[編集 | ソースを編集]

X-Ω
鉄壁閃き直感
パイロットパーツ装備時
友情神速

アビリティ[編集 | ソースを編集]

X-Ω
  • 光武二式 (レニ機)(ディフェンダー)
アビリティ 効果〈通常〉 効果〈アリーナ〉 備考
バレエの踊り手 攻撃速度アップ CRT率、CRTダメ50%、命中率、回避率120%アップ、行動力1200アップ
男装の少女 攻撃にバリア貫通、防御無効を付与 通常攻撃で、敵の防御無効、装甲100%無効、軽減30%無効、バリア貫通
青い鳥 WAVEが進むごとに攻撃力、回避率、クリティカル率大アップ、クリティカル倍率アップ 攻撃をあてるごとに、攻撃力、命中率、回避率20%アップ
大切なフント 攻撃力、移動速度、命中率、回避率大アップ 自分と、その隣接する味方ユニットの命中率、回避率30%アップ、行動力500アップ

人間関係[編集 | ソースを編集]

大神一郎
上司。「自分は何のために戦っているのか」という疑問への大神の答えによってレニは感情を取り戻した。
真宮寺さくら
同僚。
神崎すみれ
同僚。
マリア・タチバナ
同僚。レニの姿にかつての自分を重ねており、私生活や舞台において助言をする事が多い。
アイリス
同僚。互いに年齢も近く、花組での一番の友人。舞台でも相手役を務める事が多い。アイリスの贈り物がレニが感情を取り戻す切っ掛けとなった。
李紅蘭
同僚。
桐島カンナ
同僚。
ソレッタ・織姫
同僚。欧州星組時代からの付き合い。ただし、当時は互いに協調性があったとは言えず、花組入隊後に仲が良くなった。
ラチェット・アルタイル、九条昴
欧州星組時代の同僚。織姫同様に当時の隊員間の仲は良いとは言えなかったが、映画『活動写真』やライブ『星を継ぐもの』での共演を経て打ち解けている。
SRWでは名前のみ登場

名(迷)台詞[編集 | ソースを編集]

「それで……敵の規模は?……出現場所は?敵の武装は何?」
「花組の集合場所は?ボクのアイゼンクライトはどこ?」
『2』にて、花組に配属となり歓迎会でもてなされている最中に敵出現の警報が鳴り、それを受けての台詞。
それまで「はい」か「よろしく」程度の返事しかしていなかったレニがまさに別人のように豹変し、事情を知らない花組のメンバーを驚かせた。
なお、アイゼンクライトとは欧州星組隊員専用の霊子甲冑の事でドイツ語で「鉄のドレス」を意味する。
「頼れるのは自分だけ……」
『2』の中盤までの戦闘開始時の台詞。花組配属当初の頑なな態度を端的に表す一言。
大神「レニって……ひょ、ひょっとして……女の子なのか!?」
レニ「……そうだよ。」
『2』にて、通常プレイ時のレニの性別が判明するイベントでのやり取り。
性別がまさに一目瞭然なとある状況となっているのだが、そんな時でも全く意に介していないのが彼女らしい。
一方の大神はと言うと、あまりのショックに慌てふためいてこの後一目散にその場から逃げ出している。
「役が……降りてこないんだ……」
『2』にて、同名の童話を題材とした舞台『青い鳥』の稽古で2度もセリフを間違えるという普段なら有り得ないミスを相手役のアイリスに心配された際の返答。
これまで、感情を持たないが故にどんな役も完璧にこなしてきたレニ。そんな彼女の中にも徐々にだが心が芽生え始めていた。そして、「お前はいったい、何のために戦うのだ?」という劇中の問いかけに自らの心を重ね、その答えを見出せずにいた。
「ただいま、隊長……ただいま、アイリス……ただいま、みんな……」
「……ただいま、ボクの……仲間たち……」
「ありがとう……」
『2』にて、大神の説得により洗脳が解け、感情を取り戻した際の台詞。
そしてこれ以降、自分自身だけでなく仲間を守る為に戦うと決意する。
アイリス「チルチルお兄ちゃん、青い鳥は……わたしたちの部屋にいたんだね。」
レニ「……ああ、ミチル。しあわせの青い鳥は、こんなに近くにいたんだ……」
『2』にて、レニを洗脳した敵の幹部との戦いから数日後、『青い鳥』のラストの台詞。
本番での2人の息のあった演技により舞台は大成功を納めた。特にこのラストシーンは劇中の評論家から、まさに青い鳥を得た兄妹そのものの愛に満ちている、と評された。
レニ「舞台には……神様がいるんだ。」
大神「……神様?」
レニ「……そう。ダンスや演技があるレベルを超えたとき……」
「ボクたち役者には、神様の微笑みが見える。」
「だから、『奇跡の鐘』にも、神様が微笑んでくれるように、ボクは……がんばるよ。」
「今度の舞台は……絶対に……成功させたいから……」
『2』にて、クリスマス特別記念公演『奇跡の鐘』の主役を大神が決める際、レニが候補に入っている場合のイベントでのやり取り。
月夜が照らす中庭で情熱的な踊りを披露しながら、普段物静かなレニが舞台人としての想いを熱く語る印象的な場面であり、『歌謡ショウ』の歌曲「素晴らしき舞台」でも「舞台の神様が見ていてくれる」というレニの口上がある。
「犬じゃない…フントだ」
『サクラ大戦GB2』にて。自分がつけた犬の名前(ドイツ語でそのまま「犬」という意味だが…)に愛着を持っているようだ。
パズルゲーム『花組コラムス2』のレニのストーリーモードでは、大神と共にフントの行方を探す際に他の隊員がつけた名前に「フント」といちいち訂正を入れているという展開がある。
その熱意に元同僚の織姫ですら「物事にこだわらないレニが珍しい」と驚いていた。

搭乗機体[編集 | ソースを編集]

光武二式 (レニ機)

余談[編集 | ソースを編集]

  • 『2』ではストーリー中盤まで女性である事が秘密となっているレニだが、実はそれ以前のフリー移動中にレニが女性であると見抜けるイベントが用意されており、そのイベントを見つける事が出来るとその時点から信頼度及び恋愛度の変動が他の隊員と同じく表面化するようになる。

脚注[編集 | ソースを編集]

  1. ソフトバンクパブリッシング『サクラ大戦4 ~恋せよ乙女~ 最終攻略&設定資料集』P15より。