「ヱヴァンゲリヲン新劇場版」の版間の差分

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*映画作品。上映情報は下記参照
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{{登場作品概要
*初参戦スパロボ:[[スーパーロボット大戦L]](2010年)
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| シリーズ = [[エヴァンゲリオンシリーズ]]
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| 初登場SRW = [[スーパーロボット大戦L]]
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『'''ヱヴァンゲリヲン新劇場版'''』は、カラー制作の[[映画|劇場アニメ作品]]。
  
 
== 概要 ==
 
== 概要 ==
TV版『[[新世紀エヴァンゲリオン]]』のストーリーを庵野秀明監督が自ら再構築した作品。一部の設定やデザインが変更され、新キャラや新エヴァを追加している。<br />
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テレビアニメ『[[新世紀エヴァンゲリオン]]』のストーリーを、同作の原作者にして監督である庵野秀明氏が自ら再構築した劇場アニメ。
通称は『新劇』『新訳』であり、[[新世紀エヴァンゲリオン 劇場版|旧劇場版]]とは区別されている。また、庵野監督の意向によりTV版、旧劇場版を『旧世紀版』と呼ぶ。<br />
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タイトルから『新世紀』が外されているが、これは既に『新世紀』(21世紀)に入ったためとの事。
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テレビ版『新世紀エヴァンゲリオン』から一部の設定やデザインが変更され、新しいキャラクターや[[エヴァンゲリオン]]が登場する。タイトルから「新世紀」が外されているが、これは既に「新世紀」(21世紀)に入ったためとの事。通称は『新劇』『新訳』であり、[[新世紀エヴァンゲリオン 劇場版|旧劇場版]]とは区別されている。また、庵野監督の意向もあってTV版・旧劇場版は『旧世紀版』とも呼称される。各作品名についている『序』『破』『Q(急)』とは雅楽の演奏に由来する言葉であり、起承転結と同じような意味で用いられる物語の構成方法である。
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地上波においては、放送権を持つと見られる日本テレビから『金曜ロードショー』枠で放映されている。この放映ではシーンの一部がカットされる等、公開版やビデオソフト版と異なった編集がされ、タイトルには「TV版」と付いている。
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『破』は興行成績40億円、『Q』は興行収入52.6億円と、SRW参戦しているロボットアニメ劇場用作品において国内史上最高記録をマークしている作品である。また、DVD・BDソフトも同様の記録を樹立しており、『序』は60万枚、『破』は80万枚を超えるセールスを達成している。その後2021年に公開され、完結編となった『シン・エヴァンゲリオン劇場版:ll』(SRW未参戦)では102.3億円を記録し、'''ロボットアニメ劇場用作品において国内史上最高記録'''を達成した。余談だが2位が『Q』4位が『破』なので、トップ4の内3作をヱヴァンゲリヲン新劇場版が占めている事になる(3位は2024年公開の『機動戦士ガンダムSEED FREEDOM』(SRW未参戦)の48.2億円)。
  
ちなみに序、破、Q(急)とは元々雅楽の演奏についての言葉の言葉であり、近年では起承転結と同じような意味で用いられる物語の構成方法の事である。
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== 作品一覧 ==
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詳細は各リンク先参照。
  
 
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! 作品名 !! 上映日
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! 作品名 !! 上映開始日
 
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| ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序 || 2007年9月1日
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| [[ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序]]<br />EVANGELION:1.0 YOU ARE (NOT) ALONE. || 2007年9月1日
 
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|-
| ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破 || 2009年6月27日
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| [[ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破]]<br />EVANGELION:2.0 YOU CAN (NOT) ADVANCE. || 2009年6月27日
 
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| ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q Quickening || 2012年11月17日公開予定
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| [[ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q]] Quickening<br />EVANGELION:3.0 YOU CAN (NOT) REDO.|| 2012年11月17日
 
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| ヱヴァンゲリヲン新劇場版:|| 2013年公開予定
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| シン・エヴァンゲリオン劇場版:ll<br />EVANGELION:3.0+1.0 THRICE UPON A TIME || 2021年3月8日
 
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『序』はTV版1~6話までの話を、『破』はTV版7~19話(+23話の内容を一部含む)までを基にしている。『序』当初は一部展開の違いこそあれど基本的にTV版に忠実だったが、『破』から変化が如実に表れている。
+
== スパロボシリーズにおいて ==
 
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初参戦の『[[スーパーロボット大戦L]]』では『ヱヴァンゲリヲン新劇場版』名義で『序』と『破』がまとめられて表記されたが、次に参戦した『[[スーパーロボット大戦モバイル]]』以降は個別に表記されるようになっている。『Q』が原作サイドから完結までストーリーを扱わないでほしいということで、現時点で[[いるだけ参戦|原作再現されていない]]。
なお『破』は興行成績40億円と、ロボットアニメ劇場用作品において国内史上最高記録をマークしている作品である。また、DVD・BDソフトも同様の記録を樹立しており、序は60万枚、破は80万枚を超えるセールスを達成している。
 
 
 
なお、旧劇場版とは違いこちらは地上波でTV放送されており、地上波での放送権を持つとみられる日本テレビから金曜ロードショー枠で放映されている。
 
 
 
== [[登場人物]] ==
 
<!-- スパロボ毎の登場人物一覧については以下を参照して下さい。 -->
 
*[[メカ&キャラクターリスト/L]]
 
*[[メカ&キャラクターリスト/モバイル]]
 
=== [[ネルフ|NERV]] ===
 
;[[碇シンジ]]
 
:[[主人公]]。[[EVA初号機|初号機]]パイロット。
 
;[[綾波レイ]]
 
:[[ヒロイン]]の一人。[[EVA零号機|零号機]]パイロット。
 
;[[式波・アスカ・ラングレー]]
 
:ヒロインの一人。[[EVA弐号機|2号機]]及び[[EVA3号機|3号機]]パイロット。ユーロ空軍エース、階級は大尉。
 
;[[真希波・マリ・イラストリアス]]
 
:ヒロインの一人。5号機パイロット。新劇場版からの新キャラクターで、『破』から登場。現時点での活躍から本作を象徴する登場人物と言える。
 
;[[碇ゲンドウ]]
 
:シンジの父親で[[ネルフ|NERV]]司令官。
 
;[[冬月コウゾウ]]
 
:NERV副司令。
 
;[[葛城ミサト]]
 
:[[ヒロイン]]の一人。シンジ達の保護者でもあり、また上司に当たる人物。
 
;[[赤木リツコ]]
 
:ミサトの同僚。
 
;[[加持リョウジ]]
 
:ミサトの元恋人。
 
;[[青葉シゲル]]
 
:ロン毛オペレーター。
 
;[[伊吹マヤ]]
 
:女性オペレーター。
 
;[[日向マコト]]
 
:眼鏡オペレーター。
 
;[[碇ユイ]]
 
:シンジの母親で、既に死亡している設定。
 
 
 
=== [[ゼーレ]] ===
 
;[[渚カヲル]]
 
:6号機パイロット。[[月|月面]]に複数置いてある棺の一つから目覚める。
 
 
 
=== その他 ===
 
;[[ペンペン]]
 
:温泉ペンギン。
 
;[[洞木ヒカリ]]
 
:シンジの同級生。
 
;[[鈴原トウジ]]
 
:シンジの同級生。旧世紀版と違い[[EVA3号機|3号機]]に乗る事はなかった。
 
;[[相田ケンスケ]]
 
:シンジの同級生。
 
;[[ダミープラグ]]
 
:
 
 
 
== [[登場メカ]] ==
 
<!-- スパロボ毎の登場メカ一覧については以下を参照して下さい。 -->
 
*[[メカ&キャラクターリスト/L]]
 
*[[メカ&キャラクターリスト/モバイル]]
 
 
 
=== [[ネルフ|NERV]] ===
 
;[[EVA初号機|EVA試験初号機]]
 
:試験機。[[碇シンジ]]が搭乗する。
 
;[[EVA零号機|EVA試作零号機]]
 
:試作機。[[綾波レイ]]が搭乗する。
 
;[[EVA零号機改|EVA試作零号機(改)]]
 
:零号機を改修した機体。
 
;[[EVA弐号機|EVA正規実用型2号機]]
 
:先行量産機。[[式波・アスカ・ラングレー]]、真希波・マリ・イラストリアスが搭乗する。『破』に登場。
 
;[[EVA3号機|EVA正規実用型3号機]]
 
:量産機。式波・アスカ・ラングレーが搭乗する。『破』に登場。
 
;EVA次世代試験4号機
 
:稼働時間延長用のテストベッド。姿は見られないが『破』に登場。
 
;EVA仮設5号機
 
:封印監視特化型。真希波・マリ・イラストリアスが搭乗する。『破』に登場。
 
;EVANGERION Mark.06
 
:EVA6号機。建造方法が他の[[エヴァンゲリオン|EVA]]と異なる事からMark.06と呼称される。[[渚カヲル]]が搭乗する。『破』に登場。
 
;EVA8号機
 
:『Q』予告編(劇場公開時)にて登場。
 
 
 
=== [[使徒]] ===
 
;第1の使徒
 
:旧世紀版における[[第1使徒アダム]]に当たる存在。旧世紀版と違い複数の存在があるような描写がある。
 
;第2の使徒
 
:旧世紀版における[[第2使徒リリス]]に当たる存在(一応、リリスの名はある)。『序』、『破』に登場。
 
;第3の使徒
 
:新劇場版オリジナルの使徒。『破』に登場。骨だけの竜のような姿。
 
;第4の使徒
 
:旧世紀版における[[第3使徒サキエル]]に当たる存在。『序』に登場。
 
;第5の使徒
 
:旧世紀版における[[第4使徒シャムシェル]]に当たる存在。『序』に登場。
 
;第6の使徒
 
:旧世紀版における[[第5使徒ラミエル]]に当たる存在。『序』に登場。
 
;[[第7の使徒]]
 
:新劇場版オリジナルの使徒。旧世紀版における[[第6使徒ガギエル]]の役割をはたす。『破』に登場。細い体と足に時計を思わせる頭部などが特徴。
 
;第8の使徒
 
:旧世紀版における第10使徒サハクィエルに当たる存在。『破』に登場。
 
;第9の使徒
 
:旧世紀版における[[第13使徒バルディエル]]に当たる存在。『破』に登場。
 
;第10の使徒
 
:旧世紀版における[[第14使徒ゼルエル]]に当たる存在。『破』に登場。
 
  
== 主題歌と[[BGM]] ==
+
TV版と比べてEVAの装備がほぼ刷新されたため、『L』及び『[[第3次スーパーロボット大戦Z]]』ではEVAの使い勝手が大幅に変わっている。具体的には、従来近接格闘型だった[[EVA初号機]]が射撃特化となっており、近接武装は殆ど無い。逆に[[EVA弐号機]]は近接武装が多く、『L』では最大射程が3という有様である。[[EVA零号機]]はというと、パレットライフルと格闘以外の攻撃手段が無く、戦闘能力は殆ど皆無であるが、代わりに盾を含む強力な防御能力と[[修理]]を持ちサポート役として活躍することになる。
;「Beautiful World」
 
:『序』主題歌。
 
;「Beautiful World -PLANiTb Acoustica Mix-」
 
:『破』主題歌。
 
  
== 登場作と扱われ方 ==
+
『L』では、EVAパイロットたちが原作以上に成長し、他作品とのクロスオーバーが積極的に取り入れられるなど扱いは決して悪くはなく、『破』の段階の途中で終わらせた事で「[[渚カヲル|彼らがようやく幸せに]]」なれたのはある意味で皮肉であった。『Q』が初参戦の『第3次Z』([[Zシリーズ]])では先述の通り『Q』のキャラ・機体はいるだけ参戦であり、後の『[[スーパーロボット大戦V|V]]』では『Q』の要素をある程度折衷させつつ[[スパロボ補正|スパロボらしい穏便な着地]]を得ている。
;[[スーパーロボット大戦L]]
 
:初参戦作。発売当時は『破』までしか公開されていなかった影響か、使徒は第8の使徒までしか現れず、マリは特別出演程度の出番しかない。初号機の覚醒や2号機ザ・ビースト、Mark.6も無し。ちなみに13の不確定要素(スパロボLに参戦する他の作品のことと思われる)によって、不純物が多すぎるために約束された世界ではないと断じられた。しかしシンジ達パイロットの成長は描かれ、また他作品とのクロスオーバーが積極的に取り入れられたりするなど扱いは決して悪くはない。<br />なお、TV版と比べてEVAの装備がほぼ刷新されたため、EVAの使い勝手が大幅に変わっている。具体的には、従来近接格闘型だった初号機が射撃特化となっており、近接武装は殆どない。逆に2号機は近接武装しか存在せず、最大射程が3という有様である。零号機はというと、パレットライフルと格闘以外の攻撃手段がなく、戦闘能力は殆ど皆無であるが、代わりに盾を含む強力な防御能力と修理機能を持ちサポート役として活躍することになる。<br />また、悲劇的展開となる第9の使徒以降が存在せずレイが碇親子の食事をとりつけた所で展開が終了するため、渚カヲルに「彼らがようやく幸せになれる世界」と評された。<br />ちなみに、意外にも任天堂ハードでリリースされたスパロボ作品では、エヴァンゲリオンとして初めて参戦した形となっている(ただし、スーパーロボットピンボールには参戦していた事があるが、スパロボとしての正式参戦はLが初)。
 
  
== 用語 ==
+
== 余談 ==
;[[ネルフ]]
+
*第4作『シン・エヴァンゲリオン劇場版:ll』は、庵野秀明氏が制作に関わった映画『シン・ゴジラ』、『シン・ウルトラマン』、『シン・仮面ライダー』と共に、『'''シン・ジャパン・ヒーローズ・ユニバース'''』としてコラボレーションプロジェクトが展開されている。4作品がコラボしたグッズが販売されたり、イベントが開催されている。
:国連直属の特務機関。
+
**中には[[EVA初号機]]と、『シン・ゴジラ』版[[ゴジラ]]等の4作品全主役が合体した「シン・ユニバースロボ」なる玩具も存在し、'''特撮スーツを用いたPVまで制作されている。'''
;[[使徒]]
 
:一様に[[ネルフ]]の地下にある第2使徒を狙う謎の存在。
 
;[[エヴァンゲリオン]]
 
:
 
;[[A.T.フィールド]]
 
:
 
;[[シンクロ率]]
 
:
 
;[[L.C.L]]
 
:エントリープラグに満たされる液体。パイロットを精神攻撃や物理攻撃から保護する効果を持つ。羊水のような存在。酸素が含まれているため、溺れたりはしない。
 
;[[アンビリカルケーブル]]
 
:[[エヴァンゲリオン]]の電源コンセントのようなもの。
 
;[[S2機関]]
 
:[[使徒]]の動力源。
 
;[[ダミープラグ]]
 
:
 
;[[ロンギヌスの槍]]
 
:
 
;[[第2新東京市]]
 
:
 
;[[第3新東京市]]
 
:
 
;[[セントラルドグマ]]
 
:
 
;[[ヤシマ作戦]]
 
:
 
;[[セカンドインパクト]]
 
:
 
;[[サードインパクト]]
 
:
 
;[[死海文書]]
 
:
 
;[[裏死海文書]]
 
:
 
;[[人類補完計画]]
 
:
 
<!-- == 余談 == -->
 
  
<!-- == 商品情報 == -->
+
== リンク ==
<!-- == 話題まとめ == -->
+
*[http://www.evangelion.co.jp/index.html エヴァンゲリオン 公式サイト]
 +
*[http://www.evangelion.co.jp/final.html 次回 シン・エヴァンゲリオン劇場版]
  
== 資料リンク ==
+
{{DEFAULTSORT:ゑうあんけりをんしんけきしようはん}}
<!-- *[[一覧:ヱヴァンゲリヲン新劇場版]] -->
 
<!-- *[[一覧:劇場版]] -->
 
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[[Category:登場作品]]
 
[[Category:登場作品]]
[[Category:新世紀エヴァンゲリオン]]
+
[[Category:新世紀エヴァンゲリオン|*ゑうあんけりをんしんけきしようはん]]

2024年9月12日 (木) 19:27時点における最新版

ヱヴァンゲリヲン新劇場版
シリーズ エヴァンゲリオンシリーズ
初登場SRW スーパーロボット大戦L
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ヱヴァンゲリヲン新劇場版』は、カラー制作の劇場アニメ作品

概要[編集 | ソースを編集]

テレビアニメ『新世紀エヴァンゲリオン』のストーリーを、同作の原作者にして監督である庵野秀明氏が自ら再構築した劇場アニメ。

テレビ版『新世紀エヴァンゲリオン』から一部の設定やデザインが変更され、新しいキャラクターやエヴァンゲリオンが登場する。タイトルから「新世紀」が外されているが、これは既に「新世紀」(21世紀)に入ったためとの事。通称は『新劇』『新訳』であり、旧劇場版とは区別されている。また、庵野監督の意向もあってTV版・旧劇場版は『旧世紀版』とも呼称される。各作品名についている『序』『破』『Q(急)』とは雅楽の演奏に由来する言葉であり、起承転結と同じような意味で用いられる物語の構成方法である。

地上波においては、放送権を持つと見られる日本テレビから『金曜ロードショー』枠で放映されている。この放映ではシーンの一部がカットされる等、公開版やビデオソフト版と異なった編集がされ、タイトルには「TV版」と付いている。

『破』は興行成績40億円、『Q』は興行収入52.6億円と、SRW参戦しているロボットアニメ劇場用作品において国内史上最高記録をマークしている作品である。また、DVD・BDソフトも同様の記録を樹立しており、『序』は60万枚、『破』は80万枚を超えるセールスを達成している。その後2021年に公開され、完結編となった『シン・エヴァンゲリオン劇場版:ll』(SRW未参戦)では102.3億円を記録し、ロボットアニメ劇場用作品において国内史上最高記録を達成した。余談だが2位が『Q』4位が『破』なので、トップ4の内3作をヱヴァンゲリヲン新劇場版が占めている事になる(3位は2024年公開の『機動戦士ガンダムSEED FREEDOM』(SRW未参戦)の48.2億円)。

作品一覧[編集 | ソースを編集]

詳細は各リンク先参照。

作品名 上映開始日
ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序
EVANGELION:1.0 YOU ARE (NOT) ALONE.
2007年9月1日
ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破
EVANGELION:2.0 YOU CAN (NOT) ADVANCE.
2009年6月27日
ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q Quickening
EVANGELION:3.0 YOU CAN (NOT) REDO.
2012年11月17日
シン・エヴァンゲリオン劇場版:ll
EVANGELION:3.0+1.0 THRICE UPON A TIME
2021年3月8日

スパロボシリーズにおいて[編集 | ソースを編集]

初参戦の『スーパーロボット大戦L』では『ヱヴァンゲリヲン新劇場版』名義で『序』と『破』がまとめられて表記されたが、次に参戦した『スーパーロボット大戦モバイル』以降は個別に表記されるようになっている。『Q』が原作サイドから完結までストーリーを扱わないでほしいということで、現時点で原作再現されていない

TV版と比べてEVAの装備がほぼ刷新されたため、『L』及び『第3次スーパーロボット大戦Z』ではEVAの使い勝手が大幅に変わっている。具体的には、従来近接格闘型だったEVA初号機が射撃特化となっており、近接武装は殆ど無い。逆にEVA弐号機は近接武装が多く、『L』では最大射程が3という有様である。EVA零号機はというと、パレットライフルと格闘以外の攻撃手段が無く、戦闘能力は殆ど皆無であるが、代わりに盾を含む強力な防御能力と修理を持ちサポート役として活躍することになる。

『L』では、EVAパイロットたちが原作以上に成長し、他作品とのクロスオーバーが積極的に取り入れられるなど扱いは決して悪くはなく、『破』の段階の途中で終わらせた事で「彼らがようやく幸せに」なれたのはある意味で皮肉であった。『Q』が初参戦の『第3次Z』(Zシリーズ)では先述の通り『Q』のキャラ・機体はいるだけ参戦であり、後の『V』では『Q』の要素をある程度折衷させつつスパロボらしい穏便な着地を得ている。

余談[編集 | ソースを編集]

  • 第4作『シン・エヴァンゲリオン劇場版:ll』は、庵野秀明氏が制作に関わった映画『シン・ゴジラ』、『シン・ウルトラマン』、『シン・仮面ライダー』と共に、『シン・ジャパン・ヒーローズ・ユニバース』としてコラボレーションプロジェクトが展開されている。4作品がコラボしたグッズが販売されたり、イベントが開催されている。
    • 中にはEVA初号機と、『シン・ゴジラ』版ゴジラ等の4作品全主役が合体した「シン・ユニバースロボ」なる玩具も存在し、特撮スーツを用いたPVまで制作されている。

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