「クワサン・オリビー」の版間の差分

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2013年8月7日 (水) 20:14時点における版

クワサン・オリビー(Quwasan Olibee)

ダバ(カモン)・マイロードの養父ダバ・ハッサーの養女。ダバの義妹かつ婚約者でもあり、兄妹同然に暮らしていた。
しかし、物語より数年前に盗賊団に連れ去られ、その捜索がダバが旅に出る目的の一つになっていた。
盗賊団に売られた後は正規軍に囚われており、バイオセンサーの実験台としてバイオリレーションシステムで操り人形にされ、オルドナ・ポセイダルの特使として現れる。

ダバは必死に彼女の記憶と正気を取り戻させようと試み、紆余曲折の末、作品終盤に身柄の確保に成功する。だが、この時点でダバやアム達には「目的のために手段は選ばない」というシビアな側面が身についており、「生きたセンサー」としてポセイダルの元に案内させるわ、ダバを助けるのと引き換えにギャブレーに引き渡すわと、彼女を散々に振り回してしまう。

さらに、バイオセンサーの制御から切り離された影響で、蘇りはじめたクワサンとしての自我と植え付けられたポセイダルの自我がせめぎ合い、精神に変調をきたしてしまう。
結局は真のポセイダルの死でバイオリレーションシステムが暴走し、精神を破壊されてしまった。
その後はダバによってコアムに連れ帰られ、彼の介護を受けて余生を過ごすこととなった。
劇中に登場したあらゆる人物に翻弄され続け、ついには壊されてしまった悲劇の少女である。

なお、TV版以外の媒体ではまた異なる結末が用意されている場合もあり、特に白石琴似氏による漫画版では精神崩壊後の回復が示唆されるという幾分か希望のある幕引きを迎えている。

SRWでは愛称表記が「クワサン」となっているが、ダバ達は「オリビー」と呼び、原作でも「オリビー・クライシス」というサブタイトルの回がある。彼女に限った話ではないが、同作のキャラ名は基本的に姓・名の順である。よってファーストネームは「オリビー」の方。

登場作品と役柄

旧シリーズ

第4次スーパーロボット大戦
初出演作品。敵として登場するが、リアル系ルートのみダバで説得可能。その後主人公達がジュドーらと同行すると出番は無くなるが、同行しない展開では少しだけ台詞がある。
第4次スーパーロボット大戦S
基本的には第4次と同じだが、最後の登場となるマップ「ポセイダルの野心」では自分からは動かないユニットとなっている。
スーパーロボット大戦F完結編
今回は非戦闘キャラ。ギワザに捕われ、サージェ・オーパスに乗っている。

COMPACTシリーズ

スーパーロボット大戦COMPACT
ダバで説得可能。カルバリーテンプルに乗る。

単独作品

スーパーロボット大戦GCXO
代役とはいえようやく声が付いた。原作通りカルバリーテンプルに乗る。

人間関係

ダバ・マイロード
義兄にして婚約者。彼女のことを思いやっていたのは確かなのだが……
リョクレイ・ロン
オリビーの監視役。
ギャブレット・ギャブレー
思いを寄せられるようになり、最終的に彼女のためにポセイダルを裏切る。
ファンネリア・アム
ダバをめぐる恋敵。ダバを助けたいと思うあまり、最終回ではオリビーの身を賭けた取り引きに打って出る。

他作品との人間関係

ハサン
第4次F完結編で診察を受けた。

搭乗機体

カルバリーテンプル
「ヘルミーネ」ともよばれる黄色の塗装の専用機。