「イレヴン」の版間の差分

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『[[コードギアス 反逆のルルーシュ]]』及び『[[コードギアス 反逆のルルーシュR2]]』、『[[コードギアス 亡国のアキト]]』に登場する名称。
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イレヴン(Elevens<ref>ゲーム『コードギアス 反逆のルルーシュ ロストストーリーズ』より。</ref>)とは『[[コードギアスシリーズ]]』に登場する名称。
  
 
なお、[[誤字|誤記]]しやすいことであるが、「イレブン」ではなく「イレ'''ヴ'''ン」である。
 
なお、[[誤字|誤記]]しやすいことであるが、「イレブン」ではなく「イレ'''ヴ'''ン」である。
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『コードギアス』世界に於ける、[[神聖ブリタニア帝国]]に国家を占領された日本人への蔑称。植民地の国民はナンバーズと呼ばれるが、[[日本]]がブリタニア帝国の属領となり、「[[エリア11]]」と改名させられたため、この名がついた。
 
『コードギアス』世界に於ける、[[神聖ブリタニア帝国]]に国家を占領された日本人への蔑称。植民地の国民はナンバーズと呼ばれるが、[[日本]]がブリタニア帝国の属領となり、「[[エリア11]]」と改名させられたため、この名がついた。
  
ナンバーズ全体にも言えるがイレヴンとされた者は携帯電話が持てない、ブリタニア本国及び他の植民エリアへの渡航禁止、所定の居住地(ゲットー)に押し込められて生産活動に従事させられるなど、法律上の権利はかなり制限される。ブリタニア人からも地位もブリタニア階級社会で最下層に位置しており、彼らによる不当な虐待など、適当な理由で殺されてしまう事すら珍しくないようだ。
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ナンバーズ全体にも言えるがイレヴンとされた者は携帯電話が持てない、ブリタニア本国及び他の植民エリアへの渡航禁止、所定の居住地(ゲットー)に押し込められて生産活動に従事させられるなど、法律上の権利はかなり制限される。ブリタニア人からも地位もブリタニア階級社会で最下層に位置しており、彼らによる不当な虐待など、適当な理由で殺されてしまう事すら珍しくないようだ。無論、当の日本人にとっては反感を買う扱いでしかなく、7年前の侵攻時に枢木ゲンブが自害(実際は息子・スザクによる殺害)して日本が戦力的に余力を残した状態で降伏した事や、統治者である[[クロヴィス・ラ・ブリタニア]]が内政能力的に無能だった為、日本人によるレジスタンス活動を生み出す事となった。ただし、レジスタンスの武力活動は必ずしも全面的にイレヴンに受け入れられているわけではなく、少数ではあるが恭順派も存在しており、ブリタニアの支配体制を受け入れた上で交渉などによって人権の獲得と保証を目指すスタンスから、レジスタンスとは思想的に対立する関係にある。「[[ブラックリベリオン]]」を経て日本人の中でも有力者達であったキョウト六家が処刑された後は、兄弟同士での殴り合いによる殺し合いを娯楽としたショーが展開されたり、美しい容姿をした美少女達が「商品」扱いされて売買される等、より人権を無視した扱いを受ける事になり、新総督となった[[カラレス]]によってテレビ公開される形で日本人の公開処刑までもが当たり前の様に展開される等、日本人達は生き地獄に等しい環境の中を生きる事になり、ブリタニアへの反抗を主導した[[ゼロ (コードギアス)|ゼロ]]は、イレヴンとして迫害され続ける日本人達にとって救世主となっている。
  
無論、当の日本人にとっては反感を買う扱いでしかなく、日本が戦力的に余力を残した状態で降伏したことや、統治者である[[クロヴィス・ラ・ブリタニア|クロヴィス]]が内政能力的に無能だったため、日本人によるレジスタンス活動を生み出すこととなった。
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更に、日本人に対する迫害行為は、ブリタニア帝国内のみならず、ユーロピア共和国連合内においてさえも「敵性外国人」と見なされた上で行われ、ブリタニア同様に「イレヴン」としてゲットーへの隔離が行われている(これは日本陥落当時にブリタニアとE.U.が敵対状態になく、ブリタニアにおもねった対応として行った事による)。その上でユーロ・ブリタニアとの戦争状態になった事で彼らの敵愾心を利用し、市民権を与える代償としてE.U.市民に代わって危険な軍事行動に従事させる等、使い潰す事に抵抗の無い奴隷も同然の兵士としての扱いを受けている。しかも、小説版では「'''隔離措置が行われたナンバーズは旧日本人のイレヴン'''」のみとなっており、他の制圧された国の住民は拘束・隔離措置を一切受けていない。その理由は当時のE.U.政府が日本政府に対しての債務取消と日本企業がE.U.国内に保有していた大規模な資産とインフラ設備の強奪を企てた為とされているが、あくまでも一部の日本人にみによって行われた事を理由に、日本人全体へ迫害を行うというのは、民主国家に有るまじき人権無視である。おそらく、この当時においてイレヴンは、ブリタニアどころかブリタニア人以外の人種達の間ですらも「迫害種族」と認識され、彼等への迫害自体が自分達の不満を解消する為の所謂「ガス抜き」として活用する事が、世界共通のブーム化してしまっているのだと思われる。
  
ブリタニア帝国内のみならず、ユーロピア共和国連合内においてさえも日本人達が敵性外国人と見なされており、ブリタニア同様に「イレヴン」としてゲットーへの隔離が行われている(これは日本陥落当時にブリタニアとE.U.が敵対状態になく、ブリタニアにおもねった対応として行ったことによる)。その上でユーロ・ブリタニアとの戦争状態になったことで彼らの敵愾心を利用し、市民権を与える代償としてE.U.市民に代わって危険な軍事行動に従事させるなど、使い潰す事に抵抗のない兵士としての扱いを受けている。
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ルルーシュが皇帝に即位すると、ナンバーズ制度廃止宣言により全面的に解放。全ての植民地がかつての人種名・国名を取り戻すことになった。ブリタニア伝統・文化の否定や歴代皇帝陵墓の破壊、貴族制廃止、財閥解体により多くのブリタニア人や旧貴族達がルルーシュに猛反発し、本国で貴族の武装蜂起が頻発する中、旧ナンバーズ達からは「正義の皇帝」と好意的に見られていた。
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本編ではイレヴン以外のナンバーズは登場しなかったが、『[[コードギアス 双貌のオズ]]』では旧[[ユーロピア共和国連合]](E.U.)のスペイン州であった『エリア24』が登場しており、旧スペイン人達は「ツーフォー」と呼ばれている。
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また、別世界観の外伝作品であるが、漫画版のコードギアス ナイトメア・オブ・ナナリーでは『エリア5』が描写されている(場所・旧国名は不明)。
  
 
== 関連する用語 ==
 
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;[[日本]]
 
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:[[神聖ブリタニア帝国]]との戦争に敗北の後に占領されてしまい、ブリタニアの属領[[エリア11]]と改称させられる。『[[第2次スーパーロボット大戦Z]]』の舞台の一つとなる。
 
:[[神聖ブリタニア帝国]]との戦争に敗北の後に占領されてしまい、ブリタニアの属領[[エリア11]]と改称させられる。『[[第2次スーパーロボット大戦Z]]』の舞台の一つとなる。
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;ブリキ野郎
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:イレヴン側のブリタニア人に対する蔑称。「ブリタニアの鬼畜野郎」の略称であるが、ブリタニアがブリキの機械人形を想起させる[[ナイトメアフレーム]]を戦力としている点も、命名の由来だと思われる。
  
 
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2023年5月15日 (月) 22:06時点における最新版

イレヴン(Elevens[1])とは『コードギアスシリーズ』に登場する名称。

なお、誤記しやすいことであるが、「イレブン」ではなく「イレン」である。

概要[編集 | ソースを編集]

『コードギアス』世界に於ける、神聖ブリタニア帝国に国家を占領された日本人への蔑称。植民地の国民はナンバーズと呼ばれるが、日本がブリタニア帝国の属領となり、「エリア11」と改名させられたため、この名がついた。

ナンバーズ全体にも言えるがイレヴンとされた者は携帯電話が持てない、ブリタニア本国及び他の植民エリアへの渡航禁止、所定の居住地(ゲットー)に押し込められて生産活動に従事させられるなど、法律上の権利はかなり制限される。ブリタニア人からも地位もブリタニア階級社会で最下層に位置しており、彼らによる不当な虐待など、適当な理由で殺されてしまう事すら珍しくないようだ。無論、当の日本人にとっては反感を買う扱いでしかなく、7年前の侵攻時に枢木ゲンブが自害(実際は息子・スザクによる殺害)して日本が戦力的に余力を残した状態で降伏した事や、統治者であるクロヴィス・ラ・ブリタニアが内政能力的に無能だった為、日本人によるレジスタンス活動を生み出す事となった。ただし、レジスタンスの武力活動は必ずしも全面的にイレヴンに受け入れられているわけではなく、少数ではあるが恭順派も存在しており、ブリタニアの支配体制を受け入れた上で交渉などによって人権の獲得と保証を目指すスタンスから、レジスタンスとは思想的に対立する関係にある。「ブラックリベリオン」を経て日本人の中でも有力者達であったキョウト六家が処刑された後は、兄弟同士での殴り合いによる殺し合いを娯楽としたショーが展開されたり、美しい容姿をした美少女達が「商品」扱いされて売買される等、より人権を無視した扱いを受ける事になり、新総督となったカラレスによってテレビ公開される形で日本人の公開処刑までもが当たり前の様に展開される等、日本人達は生き地獄に等しい環境の中を生きる事になり、ブリタニアへの反抗を主導したゼロは、イレヴンとして迫害され続ける日本人達にとって救世主となっている。

更に、日本人に対する迫害行為は、ブリタニア帝国内のみならず、ユーロピア共和国連合内においてさえも「敵性外国人」と見なされた上で行われ、ブリタニア同様に「イレヴン」としてゲットーへの隔離が行われている(これは日本陥落当時にブリタニアとE.U.が敵対状態になく、ブリタニアにおもねった対応として行った事による)。その上でユーロ・ブリタニアとの戦争状態になった事で彼らの敵愾心を利用し、市民権を与える代償としてE.U.市民に代わって危険な軍事行動に従事させる等、使い潰す事に抵抗の無い奴隷も同然の兵士としての扱いを受けている。しかも、小説版では「隔離措置が行われたナンバーズは旧日本人のイレヴン」のみとなっており、他の制圧された国の住民は拘束・隔離措置を一切受けていない。その理由は当時のE.U.政府が日本政府に対しての債務取消と日本企業がE.U.国内に保有していた大規模な資産とインフラ設備の強奪を企てた為とされているが、あくまでも一部の日本人にみによって行われた事を理由に、日本人全体へ迫害を行うというのは、民主国家に有るまじき人権無視である。おそらく、この当時においてイレヴンは、ブリタニアどころかブリタニア人以外の人種達の間ですらも「迫害種族」と認識され、彼等への迫害自体が自分達の不満を解消する為の所謂「ガス抜き」として活用する事が、世界共通のブーム化してしまっているのだと思われる。

ルルーシュが皇帝に即位すると、ナンバーズ制度廃止宣言により全面的に解放。全ての植民地がかつての人種名・国名を取り戻すことになった。ブリタニア伝統・文化の否定や歴代皇帝陵墓の破壊、貴族制廃止、財閥解体により多くのブリタニア人や旧貴族達がルルーシュに猛反発し、本国で貴族の武装蜂起が頻発する中、旧ナンバーズ達からは「正義の皇帝」と好意的に見られていた。

本編ではイレヴン以外のナンバーズは登場しなかったが、『コードギアス 双貌のオズ』では旧ユーロピア共和国連合(E.U.)のスペイン州であった『エリア24』が登場しており、旧スペイン人達は「ツーフォー」と呼ばれている。 また、別世界観の外伝作品であるが、漫画版のコードギアス ナイトメア・オブ・ナナリーでは『エリア5』が描写されている(場所・旧国名は不明)。

関連する用語[編集 | ソースを編集]

日本
神聖ブリタニア帝国との戦争に敗北の後に占領されてしまい、ブリタニアの属領エリア11と改称させられる。『第2次スーパーロボット大戦Z』の舞台の一つとなる。
ブリキ野郎
イレヴン側のブリタニア人に対する蔑称。「ブリタニアの鬼畜野郎」の略称であるが、ブリタニアがブリキの機械人形を想起させるナイトメアフレームを戦力としている点も、命名の由来だと思われる。

資料リンク[編集 | ソースを編集]

  1. ゲーム『コードギアス 反逆のルルーシュ ロストストーリーズ』より。