「機界戦隊ゼンカイジャー」の版間の差分
(全体的に編集) |
|||
43行目: | 43行目: | ||
== 概要 == | == 概要 == | ||
− | 「[[スーパー戦隊シリーズ]] | + | 「[[スーパー戦隊シリーズ]]」の45作記念タイトルで、「スーパー戦隊シリーズそのもの」をモチーフとしている。シリーズで長らくサポート枠として加入していた味方側の着ぐるみキャラクターがメイン格として扱われており、戦隊側は「1~2人の人間(顔出し役者)と4人のロボットキャラ(着ぐるみキャラ)」というシリーズでも異色の組み合わせとなっている<ref>一応、スピンオフ作品で人間態を演じる役者が起用された事はある。</ref>。シリーズ恒例の巨大戦では敵怪人ではなく'''味方側のメンバーが巨大化する'''ようになっている。<ref>過去シリーズでも番外戦士が巨大化して戦う様子が描かれてはいた。</ref>また、味方側で顔出しの女性メンバーが廃止されたのは『太陽戦隊サンバルカン』(SRW未参戦)以来40作品ぶり通算2度目となる。 |
過去作品が全て同一世界という設定の『[[海賊戦隊ゴーカイジャー]]』とは異なり、過去シリーズそれぞれが[[平行世界]]として扱われており過去作品からのゲスト出演もテレビシリーズ以外の媒体に限られている。 | 過去作品が全て同一世界という設定の『[[海賊戦隊ゴーカイジャー]]』とは異なり、過去シリーズそれぞれが[[平行世界]]として扱われており過去作品からのゲスト出演もテレビシリーズ以外の媒体に限られている。 | ||
70行目: | 70行目: | ||
:;スーパーゼンカイザー | :;スーパーゼンカイザー | ||
::ゼンカイザーがゼンカイジュウギアを使ってパワーアップした姿。モチーフは『恐竜戦隊ジュウレンジャー』の剛龍神。 | ::ゼンカイザーがゼンカイジュウギアを使ってパワーアップした姿。モチーフは『恐竜戦隊ジュウレンジャー』の剛龍神。 | ||
− | + | ||
+ | ==== ジュラン / [[ゼンカイジュラン]] ==== | ||
:熱血漢で気の良い性格のおじさんキカイノイド。モチーフは『[[恐竜戦隊ジュウレンジャー]]』の[[大獣神]]。 | :熱血漢で気の良い性格のおじさんキカイノイド。モチーフは『[[恐竜戦隊ジュウレンジャー]]』の[[大獣神]]。 | ||
;ガオーン / [[ゼンカイガオーン]] | ;ガオーン / [[ゼンカイガオーン]] | ||
81行目: | 82行目: | ||
:駄菓子喫茶カラフルの主人で介人の祖母。'''スーパー戦隊最年長ヒロイン(公式設定)。'''名前の由来はシリーズ原作者の八手三郎。 | :駄菓子喫茶カラフルの主人で介人の祖母。'''スーパー戦隊最年長ヒロイン(公式設定)。'''名前の由来はシリーズ原作者の八手三郎。 | ||
;セッちゃん | ;セッちゃん | ||
− | : | + | :ゼンカイジャーをサポートする鳥形ロボット。名前の由来は取説(取扱説明書)。『秘密戦隊ゴレンジャー』のバリドリーンに似ている。 |
=== ゴールドツイカー一家 === | === ゴールドツイカー一家 === | ||
− | 並行世界の一つ「カイゾクトピア」出身の[[海賊]]一家。とある理由から、トジテンドの持つトジルギアを狙っている。'''「面白い事には頭から突っ込め!」''' | + | 並行世界の一つ「カイゾクトピア」出身の[[海賊]]一家。とある理由から、トジテンドの持つトジルギアを狙っている。'''「面白い事には頭から突っ込め!」'''をモットーとしており、「介人達とつるんだ方が面白い」と言う理由で、ゼンカイジャーと手を組む。しかし、「状況によってはダーティな手段も使う」、「戦闘で生じる周囲の被害を考慮しない」等、その本質は正真正銘の海賊であり、現在は完全な共闘関係にあるとは言え実質的には第三勢力に当たる。 |
;ゾックス・ゴールドツイカー / ツーカイザー | ;ゾックス・ゴールドツイカー / ツーカイザー | ||
− | :「世界海賊」略して「界賊」を自称する一家の長男。モチーフは『[[海賊戦隊ゴーカイジャー]]』の[[ゴーカイレッド]]と[[ゴーカイオー]] | + | :「世界海賊」略して「界賊」を自称する一家の長男。モチーフは『[[海賊戦隊ゴーカイジャー]]』の[[ゴーカイレッド]]と[[ゴーカイオー]]で、同作の世界を訪れた事が切っ掛けで'''デザインを丸パクリしている'''。 |
:;スーパーツーカイザー | :;スーパーツーカイザー | ||
::ツーカイザーがフリントが複製したもう1機のゼンカイジュウギアを使い変身した強化フォーム。モチーフは『未来戦隊タイムレンジャー』のブイレックスロボ。 | ::ツーカイザーがフリントが複製したもう1機のゼンカイジュウギアを使い変身した強化フォーム。モチーフは『未来戦隊タイムレンジャー』のブイレックスロボ。 | ||
93行目: | 94行目: | ||
::後述のゼンカイジュウオー・スーパーツーカイオーへの合体は、この形態で行う。 | ::後述のゼンカイジュウオー・スーパーツーカイオーへの合体は、この形態で行う。 | ||
;フリント・ゴールドツイカー | ;フリント・ゴールドツイカー | ||
− | : | + | :一家の長女でメカニックを務める。サラッと言う事が多いので忘れがちかもしれないがメカニックとしての腕前は'''控えめに言っても天才'''。 |
;カッタナー・ゴールドツイカー、リッキー・ゴールドツイカー | ;カッタナー・ゴールドツイカー、リッキー・ゴールドツイカー | ||
− | :双子の次男・三男。[[スーパーデフォルメ|SD]] | + | :双子の次男・三男。[[スーパーデフォルメ|SD]]トピアの呪いでSDロボットの姿に変えられている。センタイギアを介してツーカイザーと融合する事で、シンケンフォーム(カッタナー)、オーレンフォーム(リッキー)へパワーアップさせる事ができる。モチーフは『侍戦隊シンケンジャー』のシンケンオー(カッタナー)と『超力戦隊オーレンジャー』のオーレンジャーロボ(リッキー)。 |
:なお彼らのSDモデリング制作には[[スタッフ:B.B.スタジオ|B.B.スタジオ]]が協力しており<ref>[https://www.toei.co.jp/tv/zenkaiger/story/1226068_3141.html 機界戦隊ゼンカイジャー 第10カイ! お昼も夜でもブルースカイ! 2021年5月9日放送]</ref>、OPにもクレジットされている。 | :なお彼らのSDモデリング制作には[[スタッフ:B.B.スタジオ|B.B.スタジオ]]が協力しており<ref>[https://www.toei.co.jp/tv/zenkaiger/story/1226068_3141.html 機界戦隊ゼンカイジャー 第10カイ! お昼も夜でもブルースカイ! 2021年5月9日放送]</ref>、OPにもクレジットされている。 | ||
127行目: | 128行目: | ||
=== その他 === | === その他 === | ||
;スーさん | ;スーさん | ||
− | : | + | :「カラフル」の常連客で、妙に身体能力の高いお爺さん。 |
;五色田功、五色田美都子 | ;五色田功、五色田美都子 | ||
:介人の両親で、世界で初めて「並行世界」を発見し、その存在を立証した。現在は行方不明。 | :介人の両親で、世界で初めて「並行世界」を発見し、その存在を立証した。現在は行方不明。 | ||
141行目: | 142行目: | ||
:後述するゼンカイオーへの合体は、この形態を経由して行う。 | :後述するゼンカイオーへの合体は、この形態を経由して行う。 | ||
;ゼンカイオー | ;ゼンカイオー | ||
− | :巨大化したゼンカイジュラン、ゼンカイガオーン、ゼンカイブルーン、ゼンカイマジーヌが2人1組で'''「全界合体」''' | + | :巨大化したゼンカイジュラン、ゼンカイガオーン、ゼンカイブルーン、ゼンカイマジーヌが2人1組で'''「全界合体」'''した姿。後に巨大化したスーパーゼンカイザーも合体可能になった。各形態は合体メンバーそれぞれの名前を冠する。 |
:スーパーゼンカイザーが加わる場合は、頭に「スーパー」を冠して「スーパーゼンカイオー」となるが、[[グレート合体|スーパー合体]]扱いではなく、あくまで派生形態に留まる。 | :スーパーゼンカイザーが加わる場合は、頭に「スーパー」を冠して「スーパーゼンカイオー」となるが、[[グレート合体|スーパー合体]]扱いではなく、あくまで派生形態に留まる。 | ||
− | : | + | :ジュランとブルーンが左半身、ガオーンとマジーヌとスーパーゼンカイザーが右半身を構成。戦闘中でも相方を入れ替える事で能力を変える事も出来る。 |
:ジュラン達の意思では合体出来ず、合体・再合体にはゼンカイザーの指令が必要だが、戦闘自体はゼンカイザーが搭乗せずとも可能。 | :ジュラン達の意思では合体出来ず、合体・再合体にはゼンカイザーの指令が必要だが、戦闘自体はゼンカイザーが搭乗せずとも可能。 | ||
:;[[ゼンカイオージュラガオーン]]、ゼンカイオーブルマジーン | :;[[ゼンカイオージュラガオーン]]、ゼンカイオーブルマジーン | ||
177行目: | 178行目: | ||
:キカイトピアの原住民である[[アンドロイド|機械生命体]]。 | :キカイトピアの原住民である[[アンドロイド|機械生命体]]。 | ||
;トジルギア | ;トジルギア | ||
− | : | + | :トジテンドが開発した幾多の並行世界を封じ込めた歯車型アイテム。破壊する事で封印された世界が解放される。各ワルドはトジルギアに封じられた世界の力を使う。 |
;センタイギア | ;センタイギア | ||
:歴代のスーパー戦隊のイメージデータを登録した歯車型アイテム。効果は戦隊ごとに様々で、他の戦隊の武器を装備・技を発動といったシンプルなものが多いが、'''本人に直接由来する力ではなく「イメージ」に過ぎない'''ため、その戦隊をイメージした独特の効果が発揮される場合もある<ref>理科の知識を披露(『地球戦隊ファイブマン』。メンバーのファイブレッドは理科の教師)、運気が大きく上がる(『宇宙戦隊キュウレンジャー』、ゼンカイザーが使用。メンバーのシシレッドは強運の持ち主。)など。</ref>。 | :歴代のスーパー戦隊のイメージデータを登録した歯車型アイテム。効果は戦隊ごとに様々で、他の戦隊の武器を装備・技を発動といったシンプルなものが多いが、'''本人に直接由来する力ではなく「イメージ」に過ぎない'''ため、その戦隊をイメージした独特の効果が発揮される場合もある<ref>理科の知識を披露(『地球戦隊ファイブマン』。メンバーのファイブレッドは理科の教師)、運気が大きく上がる(『宇宙戦隊キュウレンジャー』、ゼンカイザーが使用。メンバーのシシレッドは強運の持ち主。)など。</ref>。 | ||
− | : | + | :ゼンカイジャーのものは初期メンバー、ツーカイザーのものは追加メンバー(及びそれに準じるキャラクター)の能力が発動する(但し、ツーカイザーの場合は戦隊によっては追加メンバーが居ないので初期メンバーの能力が発動する場合もある)。またギアを使った相手に使用者の口癖を真似る事がある。 |
:スーパー戦隊以外のイメージデータから同様の物を作ることもできるようで、『仮面ライダーセイバー』とのコラボ回となる第20カイ!では、仮面ライダーシリーズのイメージデータを用いた特別品'''ライダーギア'''が登場している。 | :スーパー戦隊以外のイメージデータから同様の物を作ることもできるようで、『仮面ライダーセイバー』とのコラボ回となる第20カイ!では、仮面ライダーシリーズのイメージデータを用いた特別品'''ライダーギア'''が登場している。 | ||
:;ダークセンタイギア | :;ダークセンタイギア | ||
− | ::ステイシーが使用する悪のセンタイギア。[[偽物|スーパー戦隊のコピー]] | + | ::ステイシーが使用する悪のセンタイギア。[[偽物|スーパー戦隊のコピー]]や偽物の戦隊ロボを召喚できるが、ベースがトジルギアの為、偽戦隊は破壊が出来、偽戦隊ロボの召喚は使い過ぎるとエネルギーが切れて消滅する。 |
;ギアトリンガー | ;ギアトリンガー | ||
− | : | + | :ゼンカイジャーの変身アイテム兼共通武器であるガトリング砲型アイテム。センタイギアをセットし回せばゼンカイジャーの変身や各戦隊の能力の使用、裏返して使えばゼンカイオーの合体や操縦(ゼンカイザー専用)、巨大化や機界変形(ゼンカイザー以外のメンバー)が使える。 |
:『DD』では、シナリオデモ内でギアトリンガーのシステムボイスが台詞扱いで登場し、戦闘アニメでは[[ゼンカイオージュラガオーン]]の操縦時のシステムボイスがSE扱いで登場する。 | :『DD』では、シナリオデモ内でギアトリンガーのシステムボイスが台詞扱いで登場し、戦闘アニメでは[[ゼンカイオージュラガオーン]]の操縦時のシステムボイスがSE扱いで登場する。 | ||
:;ギアダリンガー | :;ギアダリンガー | ||
− | :: | + | ::ツーカイザー専用の舵輪型多機能変身アイテム。普段は銃として使いシンケンフォームでは刃を展開して剣として使える他、ツーカイオーの操縦用の舵輪や敵への攻撃を誘導させるマーキングも兼ねている。尚、変身者のゾックスは変身やフォームチェンジを行う際、ギアダリンガーから鳴る音楽に応じて踊る<ref>通常の変身はタンバリン似たラテン調、オーレンフォームはマラカスに似た古代音楽調、シンケンフォームは鼓に似た和風音楽調、スーパーツーカイザーは電子ドラムに似たロック調。</ref>。 |
:;ギアトジンガー | :;ギアトジンガー | ||
− | :: | + | ::ステイシーザー専用のギアトリンガーの同系アイテム。外観に似ているが変身時は注射を打ち込む様に変身する。更に前述のダークセンタイギアを使えば戦隊のコピーを呼び出す。 |
== 楽曲 == | == 楽曲 == | ||
205行目: | 206行目: | ||
:初参戦作品。2021年9月のイベント「激突、王と王の戦い」にて期間限定参戦。なお同イベントは[[ダイナミック企画オリジナル]]を除けば『DD』では初となる版権作品による期間限定イベントとなる。 | :初参戦作品。2021年9月のイベント「激突、王と王の戦い」にて期間限定参戦。なお同イベントは[[ダイナミック企画オリジナル]]を除けば『DD』では初となる版権作品による期間限定イベントとなる。 | ||
:『[[重神機パンドーラ]]』以来となる放送中の作品の参戦。加えて声付きの参戦であり、どちらもスーパー戦隊シリーズでは初。 | :『[[重神機パンドーラ]]』以来となる放送中の作品の参戦。加えて声付きの参戦であり、どちらもスーパー戦隊シリーズでは初。 | ||
− | :イベントでは本作と同じく意思を持つロボットが登場し、左右合体も行う『[[勇者王ガオガイガー]] | + | :イベントでは本作と同じく意思を持つロボットが登場し、左右合体も行う『[[勇者王ガオガイガー]]』と共演する(ガオガイガーの並行世界の住人という扱いで、[[EI-25]]の開けた次元の穴から飛ばされてきた設定)。 |
− | : | + | :尚、他のスーパー戦隊同様にゼンカイザーは変身後のみの登場。キカイノイド達はアニメ寄りな見た目で変身前も問題無く登場出来たが、ゼンカイザーだけ変身解除しないと不自然になるからか、変身後のみの登場となる。 |
== 各話リスト == | == 各話リスト == |
2021年9月17日 (金) 21:42時点における版
機界戦隊ゼンカイジャー | |
---|---|
読み | きかいせんたいゼンカイジャー |
原作 | 八手三郎 |
監督 |
中澤祥次郎 田崎隆太 諸田敏 山口恭平 加藤弘之 |
脚本 |
香村純子 毛利亘宏 |
キャラクターデザイン |
K-SuKe 篠原保 |
音楽 |
渡辺宙明 大石憲一郎 |
制作 | 東映 |
放送局 | テレビ朝日 |
放送期間 |
2021年3月7日 - |
シリーズ | スーパー戦隊シリーズ |
初登場SRW | スーパーロボット大戦DD |
その他 | スペシャルサンクス:石ノ森章太郎 |
『機界戦隊ゼンカイジャー』は東映制作による特撮テレビドラマ作品。
概要
「スーパー戦隊シリーズ」の45作記念タイトルで、「スーパー戦隊シリーズそのもの」をモチーフとしている。シリーズで長らくサポート枠として加入していた味方側の着ぐるみキャラクターがメイン格として扱われており、戦隊側は「1~2人の人間(顔出し役者)と4人のロボットキャラ(着ぐるみキャラ)」というシリーズでも異色の組み合わせとなっている[1]。シリーズ恒例の巨大戦では敵怪人ではなく味方側のメンバーが巨大化するようになっている。[2]また、味方側で顔出しの女性メンバーが廃止されたのは『太陽戦隊サンバルカン』(SRW未参戦)以来40作品ぶり通算2度目となる。
過去作品が全て同一世界という設定の『海賊戦隊ゴーカイジャー』とは異なり、過去シリーズそれぞれが平行世界として扱われており過去作品からのゲスト出演もテレビシリーズ以外の媒体に限られている。
「暗い世相を吹き飛ばす[3]」という願いを込めて「全快」のタイトルが付けられており[4]、作風もコメディ主体となっている他、過去作品の特徴やストーリー展開に言及したメタフィクション的演出も見られている。
スーパーロボット大戦への参戦
2021年7月11日に無料オンラインイベント『鋼の超感謝祭2021』にて電撃発表[5]。五色田介人 / ゼンカイザーを演じる駒木根葵汰氏からのビデオメッセージも公開された。
ストーリー
機械世界・キカイトピアを支配する「トジテンド」は、幾多の並行世界を歯車型アイテム「トジルギア」により封じ込めて侵略していった。しかし、最後に侵略しようとした並行世界・人間界だけは何故か閉じ込めることが出来ず、キカイトピアの一部と融合する。
一か月後、キカイトピアの原住民であるキカイノイドたちは人間界に馴染み共存していくが、トジテンドはトジルギアによる封印を諦め武力による直接の侵略を開始する。
トジテンドの侵略に立ち向かう事を決意した人間界に住む青年・五色田介人(ごしきだ かいと)は祖母の五色田ヤツデと共に駄菓子カフェ「カラフル」の地下に眠っていた秘密ラボを発見。行方不明となった両親が残した「機界戦隊ゼンカイジャー」として戦うためのアイテムも発見する。
初めての戦いの中で、キカイノイドのジュランと出会い、介人は一緒にトジテンドと戦って欲しいと持ち掛けジュランも快諾。二人はゼンカイザーとゼンカイジュランにそれぞれ変身し勝利。その後、人間との共存を望むキカイノイド・ガオーン、マジーヌ、ブルーンたちと出会い、トジテンドへ全力全快で戦っていく。
登場人物
スパロボ毎の登場人物一覧については以下を参照して下さい。
ゼンカイジャーと仲間たち
- 五色田介人 / ゼンカイザー
- 主人公。「世界初」にこだわる、底抜けに明るい人間界の青年。
- スーパーゼンカイザー
- ゼンカイザーがゼンカイジュウギアを使ってパワーアップした姿。モチーフは『恐竜戦隊ジュウレンジャー』の剛龍神。
ジュラン / ゼンカイジュラン
- 熱血漢で気の良い性格のおじさんキカイノイド。モチーフは『恐竜戦隊ジュウレンジャー』の大獣神。
- ガオーン / ゼンカイガオーン
- 極度の動物好きで機械嫌いの青年キカイノイド。モチーフは『百獣戦隊ガオレンジャー』のガオキング。
- マジーヌ / ゼンカイマジーヌ
- 引っ込み思案でオタク女子なキカイノイド。ジュランとは昔遊んでもらった仲。モチーフは『魔法戦隊マジレンジャー』のマジキング。
- ブルーン / ゼンカイブルーン
- 知識欲旺盛なキカイノイド。トジテンドで掃除係として働いていたが反逆。モチーフは『轟轟戦隊ボウケンジャー』のダイボウケン。
- 五色田ヤツデ
- 駄菓子喫茶カラフルの主人で介人の祖母。スーパー戦隊最年長ヒロイン(公式設定)。名前の由来はシリーズ原作者の八手三郎。
- セッちゃん
- ゼンカイジャーをサポートする鳥形ロボット。名前の由来は取説(取扱説明書)。『秘密戦隊ゴレンジャー』のバリドリーンに似ている。
ゴールドツイカー一家
並行世界の一つ「カイゾクトピア」出身の海賊一家。とある理由から、トジテンドの持つトジルギアを狙っている。「面白い事には頭から突っ込め!」をモットーとしており、「介人達とつるんだ方が面白い」と言う理由で、ゼンカイジャーと手を組む。しかし、「状況によってはダーティな手段も使う」、「戦闘で生じる周囲の被害を考慮しない」等、その本質は正真正銘の海賊であり、現在は完全な共闘関係にあるとは言え実質的には第三勢力に当たる。
- ゾックス・ゴールドツイカー / ツーカイザー
- 「世界海賊」略して「界賊」を自称する一家の長男。モチーフは『海賊戦隊ゴーカイジャー』のゴーカイレッドとゴーカイオーで、同作の世界を訪れた事が切っ掛けでデザインを丸パクリしている。
- スーパーツーカイザー
- ツーカイザーがフリントが複製したもう1機のゼンカイジュウギアを使い変身した強化フォーム。モチーフは『未来戦隊タイムレンジャー』のブイレックスロボ。
- スーパーツーカイザーSD
- スーパーツーカイザーが変身・巨大化したSDロボット形態。
- 後述のゼンカイジュウオー・スーパーツーカイオーへの合体は、この形態で行う。
- フリント・ゴールドツイカー
- 一家の長女でメカニックを務める。サラッと言う事が多いので忘れがちかもしれないがメカニックとしての腕前は控えめに言っても天才。
- カッタナー・ゴールドツイカー、リッキー・ゴールドツイカー
- 双子の次男・三男。SDトピアの呪いでSDロボットの姿に変えられている。センタイギアを介してツーカイザーと融合する事で、シンケンフォーム(カッタナー)、オーレンフォーム(リッキー)へパワーアップさせる事ができる。モチーフは『侍戦隊シンケンジャー』のシンケンオー(カッタナー)と『超力戦隊オーレンジャー』のオーレンジャーロボ(リッキー)。
- なお彼らのSDモデリング制作にはB.B.スタジオが協力しており[6]、OPにもクレジットされている。
キカイトピア王朝トジテンド
並行世界の一つ「キカイトピア」にある、悪の軍事国家。国王以下支配層はいずれも極端な選民思想に染まっており、ジュラン達庶民層との間には明確な隔たりがある。さらにこの選民思想は「他の世界とそこに住む生命体の存在意義すら認めない」程にまで先鋭・肥大化しており、トジルギアを用いて全ての並行世界を消し去ろうと企んでいる。
- ボッコワウス
- トジテンドのトップに君臨する暴君。ゲゲにだけは甘い。
- ゲゲ
- ボッコウワスの側近である巨大な鳥形ロボット。体格と体色を除けば、セッちゃんとよく似た姿をしている。
- ボッコワウスの寵愛を傘に、幹部達に尊大な態度を取る。
- バラシタラ
- トジテンドの軍隊長。フィジカル面では間違いなく最強のキカイノイドで、軍人としても有能。
- その一方で、女性に関してはマジーヌがドン引きする程の問題人で、実子のステイシーからも憎悪を向けられている。
- イジルデ
- トジテンドの技術士官。
- ステイシー / ステイシーザー
- バラシタラと彼の893番目の妻との間に生まれた息子で、人間とキカイノイドのハーフである少年。
- トジテンドに属してはいるが、選民意識はない。立ち位置としてはイジルデの協力者。自分と母を捨てたバラシタラを見返すために、ゼンカイジャーと戦う。
- クダック
- 本作の戦闘員である一般キカイノイド兵。
- ワルド
- 本作の怪人枠。クダックにトジルギアをセットする事で誕生するロボット怪人。
- 語尾に元となったトジルギア世界の名前を付けるのが特徴。
- クダイター
- 上級キカイノイド兵。
- クダイテスト
- トジテンドの巨大戦力となる最上級怪獣型キカイノイド兵。後述のダイワルドの素体を務めるほか、護衛や再生怪人要員を務めている。
その他
- スーさん
- 「カラフル」の常連客で、妙に身体能力の高いお爺さん。
- 五色田功、五色田美都子
- 介人の両親で、世界で初めて「並行世界」を発見し、その存在を立証した。現在は行方不明。
- 二人の行方、そしてトジテンドとの関係が、物語の主要軸の一つとなっている。
- 名前の由来は、世界で初めてスーパー戦隊シリーズの主題歌を歌ったアニソン界のレジェンド・ささきいさお氏と堀江美都子氏から。
登場メカ
スパロボ毎の登場メカ一覧については以下を参照して下さい。
- ジュランティラノ、ガオーンライオン、マジンドラゴン、ブルーンダンプ
- 巨大化したゼンカイジュラン達が「機界変形」した、高速移動形態。この形態でもある程度の戦闘は可能。
- 後述するゼンカイオーへの合体は、この形態を経由して行う。
- ゼンカイオー
- 巨大化したゼンカイジュラン、ゼンカイガオーン、ゼンカイブルーン、ゼンカイマジーヌが2人1組で「全界合体」した姿。後に巨大化したスーパーゼンカイザーも合体可能になった。各形態は合体メンバーそれぞれの名前を冠する。
- スーパーゼンカイザーが加わる場合は、頭に「スーパー」を冠して「スーパーゼンカイオー」となるが、スーパー合体扱いではなく、あくまで派生形態に留まる。
- ジュランとブルーンが左半身、ガオーンとマジーヌとスーパーゼンカイザーが右半身を構成。戦闘中でも相方を入れ替える事で能力を変える事も出来る。
- ジュラン達の意思では合体出来ず、合体・再合体にはゼンカイザーの指令が必要だが、戦闘自体はゼンカイザーが搭乗せずとも可能。
- ゼンカイオージュラガオーン、ゼンカイオーブルマジーン
- ジュランとガオーン、ブルーンとマジーヌがそれぞれペアになって合体する、ゼンカイオーの基本形態。
- ゼンカイオージュラマジーン、ゼンカイオーブルガオーン
- ジュランとマジーヌ、ブルーンとガオーンがそれぞれペアになって合体する、ゼンカイオーの派生形態。
- スーパーゼンカイオージュラン
- スーパーゼンカイザーとゼンカイジュランが合体した姿。
- クロコダイオー
- ゴールドツイカー一家の住処でもある、ワニ型巨大戦艦。
- 並行世界を自由に移動できる「並行世界ゲートシステム」が搭載されており、ゴールドツイカー一家は、この機能を使って並行世界を荒らし回っていた。
- クロスカイオー / クローリングオー
- 戦闘機とバイクにそれぞれ分離したクロコダイオー。巨大化したカッタナーとリッキーが搭乗する。
- ツーカイオーカッタナー / ツーカイオーリッキー
- クロコダイオーとカッタナー、リッキーが「界賊合体」した姿。カッタナーがメインとなる剣戟戦闘重視のツーカイオーカッタナーと、リッキーがメインとなる射撃戦重視のツーカイオーリッキーを使い分ける。
- スーパーツーカイオー
- ツーカイオーカッタナーをベースに、スーパーツーカイザーSDがカッタナーと入れ替わる形で合体した形態。
- ゼンカイジュウオー
- 巨大化したスーパーゼンカイザーとスーパーツーカイザーSDが合体した、怪獣型ロボ。剛龍神の合体元である「守護獣ドラゴンシーザー」とブイレックスロボの変形前である「ブイレックス」の2体がモチーフ。
- ゼンカイジュウドリル
- ゼンカイジュウオーが変形した、突撃形態。「豪獣神」の形態の一つ、「豪獣ドリル」がモチーフ。
- 余談だがこの形態は、玩具の工場試作段階で偶然発見されたもの。
- バトルシーザーロボ
- ステイシーが操縦する巨大暗黒ロボ。
- スーパー戦隊シリーズ第3作『バトルフィーバーJ』に登場するスーパー戦隊初の巨大ロボ「バトルフィーバーロボ」がモチーフ。
- バトルシーザーロボ二世
- バトルシーザーロボの後継機。頭部のデザインが異なっている。
用語
- キカイトピア
- 本作の並行世界の一つである機械生命体キカイノイドの出身世界。文化面は人間世界とほぼ変わりがないが、トジテンドの悪政によりディストピアと化している。
- キカイノイド
- キカイトピアの原住民である機械生命体。
- トジルギア
- トジテンドが開発した幾多の並行世界を封じ込めた歯車型アイテム。破壊する事で封印された世界が解放される。各ワルドはトジルギアに封じられた世界の力を使う。
- センタイギア
- 歴代のスーパー戦隊のイメージデータを登録した歯車型アイテム。効果は戦隊ごとに様々で、他の戦隊の武器を装備・技を発動といったシンプルなものが多いが、本人に直接由来する力ではなく「イメージ」に過ぎないため、その戦隊をイメージした独特の効果が発揮される場合もある[9]。
- ゼンカイジャーのものは初期メンバー、ツーカイザーのものは追加メンバー(及びそれに準じるキャラクター)の能力が発動する(但し、ツーカイザーの場合は戦隊によっては追加メンバーが居ないので初期メンバーの能力が発動する場合もある)。またギアを使った相手に使用者の口癖を真似る事がある。
- スーパー戦隊以外のイメージデータから同様の物を作ることもできるようで、『仮面ライダーセイバー』とのコラボ回となる第20カイ!では、仮面ライダーシリーズのイメージデータを用いた特別品ライダーギアが登場している。
- ダークセンタイギア
- ステイシーが使用する悪のセンタイギア。スーパー戦隊のコピーや偽物の戦隊ロボを召喚できるが、ベースがトジルギアの為、偽戦隊は破壊が出来、偽戦隊ロボの召喚は使い過ぎるとエネルギーが切れて消滅する。
- ギアトリンガー
- ゼンカイジャーの変身アイテム兼共通武器であるガトリング砲型アイテム。センタイギアをセットし回せばゼンカイジャーの変身や各戦隊の能力の使用、裏返して使えばゼンカイオーの合体や操縦(ゼンカイザー専用)、巨大化や機界変形(ゼンカイザー以外のメンバー)が使える。
- 『DD』では、シナリオデモ内でギアトリンガーのシステムボイスが台詞扱いで登場し、戦闘アニメではゼンカイオージュラガオーンの操縦時のシステムボイスがSE扱いで登場する。
- ギアダリンガー
- ツーカイザー専用の舵輪型多機能変身アイテム。普段は銃として使いシンケンフォームでは刃を展開して剣として使える他、ツーカイオーの操縦用の舵輪や敵への攻撃を誘導させるマーキングも兼ねている。尚、変身者のゾックスは変身やフォームチェンジを行う際、ギアダリンガーから鳴る音楽に応じて踊る[10]。
- ギアトジンガー
- ステイシーザー専用のギアトリンガーの同系アイテム。外観に似ているが変身時は注射を打ち込む様に変身する。更に前述のダークセンタイギアを使えば戦隊のコピーを呼び出す。
楽曲
『快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー』以来のエンディングテーマが存在しない作品となる[11]。そのため、シリーズで長らく恒例となっているエンディングでのダンスはオープニングで行われる。
- オープニングテーマ
-
- 「全力全開!ゼンカイジャー」
- 作詞:マイクスギヤマ / 作曲・編曲:園田健太郎 / 歌:つるの剛士 / コーラス:ことのみ児童合唱団 / 振付:彩木エリ
- オープニング映像のBメロパートでは放送エピソードのハイライトシーンが挿入される。
- 『DD』ではイベント「激突、王と王の戦い」にて原曲がクエストBGMに採用。
登場作と扱われ方
単独作品
- スーパーロボット大戦DD
- 初参戦作品。2021年9月のイベント「激突、王と王の戦い」にて期間限定参戦。なお同イベントはダイナミック企画オリジナルを除けば『DD』では初となる版権作品による期間限定イベントとなる。
- 『重神機パンドーラ』以来となる放送中の作品の参戦。加えて声付きの参戦であり、どちらもスーパー戦隊シリーズでは初。
- イベントでは本作と同じく意思を持つロボットが登場し、左右合体も行う『勇者王ガオガイガー』と共演する(ガオガイガーの並行世界の住人という扱いで、EI-25の開けた次元の穴から飛ばされてきた設定)。
- 尚、他のスーパー戦隊同様にゼンカイザーは変身後のみの登場。キカイノイド達はアニメ寄りな見た目で変身前も問題無く登場出来たが、ゼンカイザーだけ変身解除しないと不自然になるからか、変身後のみの登場となる。
各話リスト
話数は「第〇〇カイ!」、サブタイトルは「~かい」で〆る形式で統一されている[12][13]。
話数 | サブタイトル | 登場メカ | 備考 | 再現スパロボ |
---|---|---|---|---|
第1カイ! | キカイ世界はキキカイカイ! | クダイター クダイテスト |
介人とジュラン、ゼンカイジャー結成 | |
第2カイ! | ガオな野獣がごやっかい! | キノコワルド ダイキノコワルド |
ガオーン、ゼンカイジャーに加入 ゼンカイオージュラガオーン初登場 偶然からダイワルド誕生 |
|
第3カイ! | マジでぬぬぬな魔法使い! | コオリワルド ダイコオリワルド |
マジーヌ、ゼンカイジャーに加入 ゼンカイオージュラマジーン初登場 |
|
第4カイ! | ブルブルでっかいおせっかい! | ボクシングワルド ダイボクシングワルド |
ブルーン、ゼンカイジャーに加入 ゼンカイオーブルマジーン初登場 ゼンカイオーブルガオーン初登場 |
|
第5カイ! | 握り握られスシ大会! | スシワルド ダイスシワルド |
||
第6カイ! | 不快不可解ゴミあつかい! | ゴミワルド ダイゴミワルド |
||
第7カイ! | 魔界の王子は気がみじかい! | ステイシー/ステイシーザー初登場 | ||
第8カイ! | ドアtoドアで別世界? | ドアワルド ダイドアワルド |
ゾックス/ツーカイザー初登場 | |
第9カイ! | 世界海賊、愉快ツーカイ! | カシワモチワルド ダイカシワモチワルド |
ゴールドツイカー一家、勢揃い ツーカイザーのフォームチェンジ初披露 |
|
第10カイ! | お昼も夜でもブルースカイ! | マヒルワルド ダイマヒルワルド |
||
第11カイ! | 渡る世間は鬼ゴッコかい? | オニゴッコワルド ダイオニゴッコワルド |
クロスカイオー、クローリングオー初登場 | |
第12カイ! | ノロノロマイマイ、カタい貝! | カタツムリワルド ダイカタツムリワルド バトルシーザーロボ |
ツーカイオーカッタナー初登場 バトルシーザーロボ初登場 |
|
第13カイ! | リサイクルすりゃもう一回! | リサイクルワルド ダイリサイクルワルド リサイクル戦隊ダイワルジャー バトルシーザーロボ |
再生怪人回 ツーカイオーリッキー初登場 |
|
第14カイ! | 決闘!ゼンカイvsツーカイ! | バトルシーザーロボ | ||
第15カイ! | ガチョーン!レトロに急旋回! | レトロワルド ダイレトロワルド |
||
第16カイ! | 磁石シャクだぜもう限界! | ジシャクワルド ダイジシャクワルド |
||
第17カイ! | ぬぬっとオカルト同好会! | トウメイワルド ダイトウメイワルド |
||
第18カイ! | いのち短し、恋せよゼンカイ! | レンアイワルド ダイレンアイワルド |
||
第19カイ! | ゼンカイ改め、超ゼンカイ! | カブトムシワルド ダイカブトムシワルド |
スーパーゼンカイザー初登場 | |
第20カイ! | 映画公開記念合体SP 剣士と界賊、兄の誓い。 |
ヒコボシワルド ダイヒコボシワルド |
『仮面ライダーセイバー』とのコラボ回 スーパーツーカイザー初登場 |
|
第21カイ! | 大カイジュウの大破壊! | コピーワルド ダイコピーワルド 偽ゼンカイオー |
偽者回 ゼンカイジュウオー初登場 |
|
第22カイ! | ウシシなモ~れつ闘牛会! | トウギュウワルド ダイトウギュウワルド バトルシーザーロボ二世 |
||
第23カイ! | 三大合体 地球最大の戦い! | バトルシーザーロボ二世 | スーパーゼンカイオージュラン初登場 スーパーツーカイオー初登場 |
|
第24カイ! | 侵略完了!できるか奪回? | バカンスワルド ダイバカンスワルド |
スーパー戦隊史上最速での地球侵略完了 |
余談
- そのギャグに振り切れた作風や、それに慣れ切ってしまった者達を指して「ゼンカイ脳」というスラングが存在するが、本作の監督の一人である田崎竜太氏が言い出しっぺの公式スラングであり、制作陣の間で完全に浸透している。
- 特に顕著なのが、『仮面ライダーセイバー』とのコラボレーション企画が立ち上がった時であり、井上千尋プロデューサー以下一同がそれを全力ゼンカイで止めた際「ゼンカイ脳を甘く見るな!」「最終回に向かって追い込みのセイバーが、侵食ゼンカイになるぞ!」といった反対意見が続出していた[14]。なお、実際その意見は的中し、最終的に『セイバー』側の登場人物をゼンカイジャーともども女装させるまでに至ってしまった。
- 流石に客演だからか、『DD』参戦時は原作よりかなりゼンカイ脳は抑えめとなっている。原作で発揮した数多のゼンカイ脳の片鱗は見えるし、抑えめといってもそれでも共演した『ガオガイガー』の面々を大いに振り回しているワケだが。
- 『鋼の超感謝祭2021』における参戦発表時、同イベントには2020年放映の『魔進戦隊キラメイジャー』にレギュラー出演していた声優が5人もいた(赤羽根健治・長久友紀・杉田智和・稲田徹・中村悠一[15])こともあり、『キラメイジャー』参戦はないのかと話題にされていた。特に、情報解禁後に赤羽根氏と長久氏は自分達と深い関係のある『キラメイジャー』を差し置いて『ゼンカイジャー』が参戦する事に少し抗議をしていた。
商品情報
DVD・Blu-ray
楽曲
脚注
- ↑ 一応、スピンオフ作品で人間態を演じる役者が起用された事はある。
- ↑ 過去シリーズでも番外戦士が巨大化して戦う様子が描かれてはいた。
- ↑ 新型コロナウイルスが蔓延・長期化している時期に放送開始されている。
- ↑ 当初は「センタイ戦隊センタイジャー」というタイトルにする予定だったが、あまりに出オチ感がある事から改められた。
- ↑ なお、奇しくもこの年は「スーパーロボット大戦30周年」に加えて、「スーパー戦隊45作目」と「仮面ライダー50周年」の2大特撮のアニバーサリーイヤーでありこれを記念したクロスオーバー映画『スーパーヒーロー戦記』が制作されている。
- ↑ 機界戦隊ゼンカイジャー 第10カイ! お昼も夜でもブルースカイ! 2021年5月9日放送
- ↑ 当初はクダイテストがトジルギアを踏んだことで生まれた偶然の産物だった。
- ↑ 例を挙げれば第2話で登場したダイキノコワルドは周りにキノコがはえ、第3話に登場したダイコオリワルドは一帯が凍り付く。
- ↑ 理科の知識を披露(『地球戦隊ファイブマン』。メンバーのファイブレッドは理科の教師)、運気が大きく上がる(『宇宙戦隊キュウレンジャー』、ゼンカイザーが使用。メンバーのシシレッドは強運の持ち主。)など。
- ↑ 通常の変身はタンバリン似たラテン調、オーレンフォームはマラカスに似た古代音楽調、シンケンフォームは鼓に似た和風音楽調、スーパーツーカイザーは電子ドラムに似たロック調。
- ↑ ゼンカイジャーの30分前に放送されているコラボ先の『仮面ライダーセイバー』がエンディングテーマとダンスを取り入れたため、ゼンカイジャーでは採用を見送られた。エンディングが存在しないのは、平成以降の仮面ライダーシリーズでよく見られた番組形式で、ゼンカイジャーの代では入れ替わった形となる。
- ↑ 合体スペシャルの第20カイ!も同様で、両作品側共通して、コラボ先の『仮面ライダーセイバー』側のサブタイトル形式も含めた双方に則っている。
- ↑ 『DD』参戦時の期間限定イベント「激突、王と王の戦い」も同様の法則に従っている。
- ↑ 機界戦隊ゼンカイジャー 第20カイ! 映画公開記念合体スペシャル! 剣士と界賊、兄の誓い。 2021年7月18日放送
- ↑ 順番に赤羽:魔進マッハ・稲田:魔進ハコブー・杉田:オラディン王、変身ツール音声、ナレーター・長久:魔進へリコ・中村:ガルザ