「劉鳳」の版間の差分

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:初登場作品。2019年9月のイベント「我道」の期間限定ユニット。[[絶影]](第2形態)のパイロット扱い。イベント報酬のパイロットパーツはボイス付き。
 
:初登場作品。2019年9月のイベント「我道」の期間限定ユニット。[[絶影]](第2形態)のパイロット扱い。イベント報酬のパイロットパーツはボイス付き。
 
:2020年6月のイベント「神に抗う者たち」にて復刻参戦、絶影が最終形態となり[[生身ユニット]]となった。機体としての詳細は[[絶影]]を参照。
 
:2020年6月のイベント「神に抗う者たち」にて復刻参戦、絶影が最終形態となり[[生身ユニット]]となった。機体としての詳細は[[絶影]]を参照。

2020年11月19日 (木) 20:20時点における版

劉鳳
読み りゅう ほう
外国語表記 Ryuhou
登場作品 スクライド
声優 緑川光
デザイン 平井久司
初登場SRW スーパーロボット大戦X-Ω
SRWでの分類 機体絶影を参照)
パイロット
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プロフィール
種族 地球人
性別
年齢 17歳
所属 ホーリー
アルター能力 絶影
テンプレートを表示

劉鳳は『スクライド』の主人公の一人。

概要

対アルター能力者特殊部隊ホーリーに所属する少年。ホーリーでのランクはA級。

6年前に母親と愛犬を謎のアルター使いに殺害された過去を持ち、その際にアルター能力を発現させた。母を殺したアルター使いを探し出すためホーリーに入隊し、ネイティブアルター狩りを行っている。かつては心優しい少年だったが、母を殺されて以降は冷酷な性格に変貌した。一見クールだが激高しやすく、特に母親の仇と考えているネイティブアルターに対しては強い憎悪を向ける。

カズマの事は当初は実力差もあったため歯牙にもかけていなかったが、徐々に成長していく彼をライバルと認めていく。

登場作品と役柄

単独作品

スーパーロボット大戦X-Ω
初登場作品。2019年9月のイベント「我道」の期間限定ユニット。絶影(第2形態)のパイロット扱い。イベント報酬のパイロットパーツはボイス付き。
2020年6月のイベント「神に抗う者たち」にて復刻参戦、絶影が最終形態となり生身ユニットとなった。機体としての詳細は絶影を参照。

パイロットステータス

精神コマンド

X-Ω
閃き闘志直撃
パイロットパーツ装備時
正義決意
正義は第2回形態ではシューターなのでダメージ軽減よりも攻撃バフ目当てとなる。アリーナでは命中率の上昇は重要だがPアビリティにより必殺は防御無効、バリア貫通が標準装備になるのでさほど旨味がない。
最終形態はディフェンダーとなったため、前線に出るためダメージ軽減も有り難くなる。

人間関係

劉大蓮
父親。ロストグラウンド復興地区の四分の一を支配している大物華僑でもある劉家の総帥。劉鳳がホーリーに入隊する事にも反対しないなど、良き父でもあり、良き理解者でもあった。しかし、無常矜侍の陰謀により劉家の財産を全部没収され、自身も人質にされるが息子の迷惑にならないように自決した。
劉桂華
母親。温厚な性格をした心優しき女性だが、六年前に謎のアルター使いの手によって愛犬であった絶影と共に殺されてしまう。そしてその件が、劉鳳を大きく変えてしまう切っ掛けとなった。
カズマ
お互いに認め合う最大最強のライバル。当初は彼を単なるアルター犯罪者として見下していたが、戦いを経て唯一無二の戦うべき相手として認識していく。
何もかもが正反対であったが、「自らのルールを意固地なまでに貫く点」だけは驚く程よく似ていた。
桐生水守
幼馴染で想いを寄せられている。
シェリス・アジャーニ
ホーリーの隊員。やはり想いを寄せられている。
マーティン・ジグマール
HOLY隊長。ロストグラウンドに秩序を齎す理念に同調した劉鳳に絶大な期待を寄せている。終盤に敵対する。
劇場版『スクライド オルタレイション』では、彼の遺志を継いで再結成されたHOLYの隊長に就任した。
由詑かなみ
最悪の出会いをしてしまったが、とある事情から触れ合うことになる。
瓜核
同僚。関係は悪くなく、再隆起で行方不明になっていた劉鳳を見つけたときは嬉しそうにしていた。また、ホーリーを抜けるときもその場では交戦せずに見逃すなど中立に近い立場を取る。ホーリーが無常に掌握された後も一貫してジグマールの部下として行動し、間接的にではあるが支援することになる。
ウェッジ・バーンズ
不良グループのリーダーで、ネイティブアルター保護活動中に遭遇。アルター能力で強襲されるが絶影で返り討ちにし、身柄を確保・強制連行した。
ドレッド・レッド
カズマとの死闘で記憶を失い彼が支配していた強制労働所に流れ着く。最初はされるがままであったが、かなみと彼女が庇った中年女性に手下が暴行を加えようとし倒すべき悪と断定。手下を一人残らず蹴散らし、アルター能力を持ち出したドレッドも丸腰で倒した。
集落のインナーの住民たち
ドレッドの一味に強制労働を強いられていた人々。劉鳳がドレッドたちを倒した事で彼らからは英雄視され、心を通じ合わせ穏やかな一時を過ごす。しかし、来夏月爽や雲慶が集落に襲来した事により本来の記憶を取り戻し、アルター能力者でホールドの人間だった事が解ると態度を一変させ、集落から追い出されてしまった。尤も劉鳳も彼らを責めはせず、集落から少し離れた山道に小屋を建て彼らを遠目から守る事を決意した。
無常矜持
本土から派遣されたアルター使い。自分の父がロストグラウンドで勢力を伸ばす際に潰した勢力の関係者と判明する。
かなみを攫い、父を自殺に追い込んだ彼に激しい敵意を燃やす[1]

他作品との人間関係

ジョシュア・ラングレン
X-Ω』では、AT乗りに襲われていた彼を助け同行することに。

名台詞

アニメ版

「この毒虫(共)が!」
劉鳳といえばコレ。己が信念に基づき、理由なき力を振るう者たちを断罪する。記憶喪失になった後半でも、この台詞だけは変わらなかった。
「あの男の拳は、ただ闇雲に振り回しているわけではない…刻むしかないようだな、あの男の名前を…カズマという名前を」
ホーリーの収容所から脱獄したカズマを止めようとしたが、逆に自分がダメージを負い突破されてしまう。取るに足らないはずの能力者だったカズマが自身に傷を負わせたことから明確に敵と認め、名前を覚える。
後にこの人がこれのパロディセリフを口走る。
「なぜ隠れる? 今まで好き勝手に行動していながら、形勢が不利になった途端、逃げ回るのか。もし貴様たちにも大義と正義があるのなら、この少年のように振る舞って見せろ」
第9話より。自らに抗議してきた幼い子供にも絶影を召喚して容赦なく攻撃する……かと思いきや、その攻撃は隠れ潜んでいた暴徒達へ向けられていた。正々堂々と真正面から挑んできた者に対する敬意と、都合が悪くなった途端に意志を翻して保身を図る者に対する軽蔑が、劉鳳の価値観を現している。
「うるさい!! 女如きが邪魔をするな!!」
第13話。カズマとの対決は更なる苛烈さを伴い始め、これ以上は危険だとシェリスは劉鳳を止めようと声をあげる。しかし劉鳳はもうカズマしか見ていなかった……。
「俺を都合のいいように使おうとしたな! 精神の死は、肉体の死よりも重い!」
第16話より。記憶喪失の状態で雲慶のマッド・スプリクトによる精神操作を受けるも、遂に記憶を取り戻して激怒する。己の正義と信念を弄ぶような下劣な真似を劉鳳は決して許さない。それはきっと、あの男も同じだろう。
「今わかった! 俺の理念がホーリーの中にあるのでは無い! ホーリーの理念を追求し、受け継ぐ者こそがこの俺! 絶影を持つ男――劉鳳だ!!」
記憶を取り戻したことで雲慶や来夏月と敵対し、また無常が仕切るようになり道を踏み外そうとしているホーリーを離脱。ロストグラウンドに秩序をもたらし、力なき人々を守る。それがHOLYの本来あるべき姿であり劉鳳が進むべき道筋なのだ。ついに迷いなき確信を得た彼は、信念を失った力を振りまくかつての同僚にな迷いなく敵対するのであった。
『X-Ω』では「絶影を持つ男〜〜」の部分が、精神スキル「」発動時のボイスに設定されている。
「帰って本土の連中に伝えろ!この絶影を持つネイティブアルター・劉鳳がいる限り、貴様らの好きにはさせんとな!」
25話『ネイティブ』。無常との戦いが終わっても、まだ本土の介入は続く。ロストグラウンドを利用しようとする思惑を根こそぎ叩き潰すべく、実に三ヶ月も戦い続けることとなる。自らのアルターに蝕まれても、それが己の信じる道のためならば躊躇はない。些かの揺らぎもなく彼は道を切り開いていく。
「フ、フフフ。こんな……ささやかな。嗚呼……すぐにでも手に入りそうな物を、俺はこんなにも欲していたのか……。不器用な、俺は本当に不器用な男だ」
最終話『夢』。熾烈、苛烈な熱量を伴っていくカズマとの戦い。絶影とシェルブリットのぶつかり合いで吹き飛んだ二人はささやかな夢を視ていた。当たり前の日常。シェリスと橘あすかが自分を呼びに来て、水守に送り出される。頼もしい仲間たちと一緒に、ジグマールから下された命令を遂行しに行く。自らの正義を示し、荒廃した大地に秩序を齎す『HOLY』隊員の姿――けれど、もうHOLYは存在しない。あるのは理念。揺るぎない信念。志を託してくれた漢達に報いるため、絶影をもつアルター使い・劉鳳は道を切り開く。
「故に――――切り開くッッ!!!!」
激戦に次ぐ激戦。ロストグラウンド中の人々が見守る中、劉鳳は最終形態を発現。唯一無二にして絶対たるアルター『絶影』の究極形態となって、同様に自らのアルターを纏ったカズマと相見える。己の確信たる正義を見せつけるために――

漫画版

劉鳳「なるほど それがシェルブリットの進化形 名付けるとするなら『ハイブリット』というところか」
カズマ「いいねぇ その名前気に入ったぜ 『ハイブリット』!!!」
35話「強制進化」で「s.CRY.ed」によって進化したカズマの『シェルブリット』を見て。
劉鳳「カズマ 俺は先に行かせてもらうぞ」
カズマ「へっ 勝手にしな!!」
劉鳳「必ず倒せ!!!」
カズマ「当然のパーペキだ!!!」
そしてカズマに蒼乃大気との戦いを任せて、先を進む際の会話。
(そうだ シェリス! ヤツのアルターに反逆しろ そして――!! 目を覚ませ――!!!)
38話「絶影最終進化形態」で女泣きを見せたシェリスに近づき、キスを行った際に。次のコマではズキュウウウゥンと効果音が書かれている。
「それが お前の限界 そしてこれが 俺の応用(進化)だ!!!」
「s.CRY.ed」によって、進化した絶影正義武装を見たT.Tの慟哭に対して。
「過去に何があろうとも 今の俺の正義は変わらん!! ―――それこそが信念!!! 受けろ 俺の正義を!!! 絶影刀龍断!!!」
T.Tのビバ=ノウレッジの「逆転知識(リバーシブル=ノウレッジ)」によって、自身の母親に見捨てられた過去を見せられるが、シェリスの説得で乗り越えて。
「その無理、俺の道理でこじあける!!!」
ジグマールとの決戦時。カズマに「(ジグマールを倒すのは)お前じゃ無理だな」と言われて。
スクライドと同じく黒田洋介氏がシリーズ構成を務めている機動戦士ガンダム00でも、グラハム・エーカーが似たようなセリフを言っている。
この後、ジグマールの恐るべき猛攻により敢え無く玉砕してしまう……。
カズマ「手ごわくても!」
劉鳳「勝つ!!」
倒れても立ち上がり、それでも抗う二人。しかし――『だから無理だって!!』というジグマールの猛攻はそんな覚悟をあっさりと粉砕しにかかるのであった。
「俺も2人(シェリス)で十分だ!!」
最終決戦時。カズマの「俺1人で十分だ!!」に呼応する劉鳳の決起。

迷台詞

漫画版

「ロスト・グラウンド特殊任務用警察(ホーリー)―― 劉鳳」
初登場時の名乗り。台詞だけだとなんて事はないのだが、「ビシッ…」と言う効果音と共に角度をつけた人差しがシュールに見える。なおこの構図は、同作者の書いた別の漫画の人物で再度使用されている。
「何が知識だ 貴様は甚だしい勘違いをしている」
「『ビバ』はイタリア語で 『ノウレッジ』は英語だ!!!」
T.T撃破後。T.Tのアルター名に対する言及なのだが、己の過去を最愛のパートナーと共に乗り越えカッコよく勝負を決めた後にコレなので実にギャップが激しくシュール。

関連機体

絶影
劉鳳のアルター能力。普段はSPのように待機し、劉鳳の声に応じて攻撃する。しかし隠された形態があり、それこそが本来の姿。

余談

  • スクライド』の監督である谷口悟朗氏は、劉鳳について『男が自分の生き方を貫こうとした時、社会や人間関係とどう折り合いをつけるか、変化させていくのか。それを描いたキャラクター』と語っている。
  • 劉鳳を演じた声優の緑川光氏は、映画『スクライド オルタレイション QUAN』のBlu-ray & DVD発売記念トークショーにて、「僕は10年前からずっとシェリスの事、好きでしたよ」とシェリス役の倉田雅世氏に告げている。

商品情報

脚注

  1. もっとも無常から見ても劉家は自分の生活を破壊した仇敵ではある。家柄繁栄の過程で表には出せない事をしていた際、劉家が飲み込んできた家柄の中に無常の名前があったという。