「アルドノア・ゼロ」の版間の差分
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− | ;[[スレイプニール]] | + | 初期月面技術由来の電気伸縮式特殊樹脂の活用を前提として開発された兵器(BD第1巻付属ブックレット参照)。 |
+ | 地球は月の崩壊によって深刻な人的資源・輸送手段の不足に陥っていたにも関わらず、火星との再開戦に備えて大量の戦力を配備する必要に迫られていた。 | ||
+ | そこで目をつけたのが上記の電気伸縮式特殊樹脂で、'''安価で'''エネルギー効率が高く、トルクもある人工筋肉に近い物質であった。 | ||
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+ | 元々は人型機動兵器など開発しておらず新型戦車にこれを採用しようとしていたが、技術的限界や秒間伸縮の限界数により車輪やエンジンへの最適化ができずに頓挫。 | ||
+ | しかし、筋肉という点に着目した技術陣が設計した「脚」が件の新型戦車以上の機動性を得られる可能性があること、そして何より遥かに'''安価'''であることが決め手となって採用される。 | ||
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+ | さらに「取っ手をつければ既存のどんな砲も使い回せる」と言う理由で「巨大駐退機兼自動装填装置」となる「腕」を採用。 | ||
+ | そしてより'''安価'''に仕上げるために手足の数を最低限にすると言う方針が加わった結果、二腕二脚の人型機動兵器として完成した。 | ||
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+ | つまるところ[[アーマード・トルーパー|お値段をなによりも最優先]]にした結果、人型になったのが地球製カタフラクトである。 | ||
+ | さしあたって装甲も最低限であり、スレイプニールに至ってはコクピット周辺すら覆いきれないレベル(メカニックデザインのI-Ⅳ氏曰く「火力は高くできるけど普通に背の高い柔らか棺桶」)。 | ||
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+ | その後2003年に実戦投入されることになるが、初任務は月の崩壊による政情不安化から各地で続いていた大規模暴動の鎮圧。皮肉なことに初陣の相手は同じ地球人となってしまった。 | ||
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+ | 宇宙空間ではデブリ対策にローレンツ力の電磁グリッド(通称「傘」)を装備する。敵弾を防ぐバリアにもなるが、被弾し続けると機能を失う。 | ||
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+ | ;[[スレイプニール|KG-6 スレイプニール]] | ||
:地球連合軍の量産型カタフラクト。アレイオンの前世代機。 | :地球連合軍の量産型カタフラクト。アレイオンの前世代機。 | ||
− | ;アレイオン | + | ;KG-7 アレイオン |
− | : | + | :地球連合軍の主力量産型カタフラクト。アレイオンより脚部安定翼が小型化されている。若干の機動性と引き換えに装甲も増強されているが、火星カタフラクト火力の前には焼け石に水であった。</ref>。 |
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− | + | === 火星カタフラクト === | |
− | + | 火星騎士の駆る人型機動兵器。固有能力を有したアルドノアドライブを動力としており、ステイギスを除いて基本的に騎士ごとのワンオフ機。いわば'''悪の[[スーパーロボット]]'''である。欠点として固有能力に応じた弱点を有している。弱点は連携でカバー可能だが、騎士同士が縄張り争いでいがみ合っていることでかろうじて防がれている状態にある。 | |
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− | + | ;タルシス | |
+ | :クルーテオの専用機。固有能力は量子演算アンテナによる「未来予測」。後述の「風」をも正確に読み切る精度だが、一方で武装は機銃と実体ブレードのみ。 | ||
+ | ;ディオスクリア | ||
+ | :ザーツバルムの専用機。物語前半のラスボスでニロケラス・アルギュレ・ヘラスの能力3種を持つ全部載せ機体。[[ゴッドマーズ|コアロボットが無人機5機と合体して完成する]]。 | ||
+ | :;ディオスクリアⅡ | ||
+ | ::大破したディオスクリアを改修した機体。その圧倒的性能は健在で、戦場に戻ったイナホの前に立ち塞がるが… | ||
+ | ;ステイギス | ||
+ | :一般兵用の[[量産型]]。頭部のついた航宙戦闘機のような形状。有人機1と無人機4のの5機1組で構成される。マシンガンやミサイルユニットを装備する。パイロットは起動因子を貸与されていないため起動は皇族が行う他、アルドノアドライブの固有能力もない。 | ||
;ニロケラス | ;ニロケラス | ||
− | : | + | :トリルランの専用機。固有能力た全ての物理現象を吸収・消滅させる「次元バリア」。 |
;アルギュレ | ;アルギュレ | ||
− | : | + | :ブラドの専用機。固有能力は[[ビームサーベル]]。 |
;ヘラス | ;ヘラス | ||
− | : | + | :フェミーアンの専用機。固有能力は「単分子化」…なのだが、正直[[マジンガーZ (真マジンガー)|本体の変形後の姿]]の方が固有能力である。ネタに事欠かない機体。 |
− | ; | + | ;エリシウム |
− | : | + | :ヤーコイムの専用機。固有能力は「エントロピーリデューサー」。半径1km内の全ての物体の熱を「奪い」、凍結させる。 |
− | ; | + | ;シレーン |
− | : | + | :マズゥールカの専用機。固有能力は「重力波」の竜巻。 |
+ | ;ハーシェル | ||
+ | :マリルシャンの専用機。固有能力は機体周囲の空間へのエネルギー遠隔供給。それを応用したビット兵器「バレット」が主武装。 | ||
+ | ;オクタンティス | ||
+ | :バルークルスの専用機。固有能力は分子サイズの超々高張力ワイヤー「[[コン・バトラーV|超電磁ボビン]]」。敵機の切断だけでなく、高速回転させれば盾にもなる。 | ||
+ | ;ソリス | ||
+ | :セルナキスの専用機。固有能力は衛星軌道上まで届く光学レーザー。[[マブラヴ オルタネイティヴ|光線一本で地球の戦略を左右した]]が、[[宇宙戦艦ヤマト2199|野蛮人の兵器]]に敗れる。 | ||
+ | ;エレクトリス | ||
+ | :ゼブリンの専用機。固有能力は銃弾を弾くほどの高出力の電撃。 | ||
+ | ;スカンディア | ||
+ | :ラフィアの専用機。固有能力は「光学迷彩」。サーモグラフィーまでも無効化する。他の火星機との合体機能を有し、合体相手にも光学迷彩の効果を与えられる。 | ||
+ | ;オルテュギア | ||
+ | :オルガの専用機。固有能力は「多重分身」。[[ネオ・グランゾン|分身といっても全て本物]]であり、一機でも残っていれば無限に復活する。実は量子テレポート能力がバグで変質したもので、'''誤動作が起きれば次元そのものが崩壊'''というとんでもなく物騒な能力。 | ||
+ | ;デューカリオン | ||
+ | :回想シーンのみの登場。ザーツバルムの妻であるオルレインの専用機。固有能力は「重力制御」。 | ||
+ | ;ゲリュオン | ||
+ | :第2話冒頭にのみ登場。外伝に登場するケテラテッセの専用機であるため、決着はそちらで描かれる。固有能力はビームのムチである「雷鞭」。 | ||
+ | ;アキダリア(本編未登場) | ||
+ | :イナホのアナリティカルエンジンの基礎となった機体。外伝に登場する双子の火星騎士のリビティナ、リベルティナの専用機。固有能力はEMPだが、応用性が極めて高い。 | ||
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+ | === その他の兵器 === | ||
+ | ==== 地球連合 ==== | ||
+ | ;デューカリオン(戦艦) | ||
+ | :秘密裏に開発されていたアルドノアドライブ搭載の飛行戦艦<ref>搭載しているアルドノアドライブは、ヘブンズ・フォールにて大破したヴァース帝国の同名機体のもの。 | ||
+ | ;わだつみ | ||
+ | :地球連合軍の強襲揚陸艦で、物語序盤の母艦。現実の軍用艦艇ライクな水上艦だが、艦側面のシャッターなどカタフラクト運用のために設計されている。 | ||
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+ | ==== ヴァース帝国 ==== | ||
+ | ;揚陸城 | ||
+ | :火星37家門各騎士の居城である、全長約2キロメートルの巨大宇宙要塞。内部にはカタフラクトやスカイキャリアを格納し、揚陸城自体も側面の多数のミサイル発射口や上部対空砲などで武装している。しかしその最大の武器は大気圏突入能力であり、地球侵攻の拠点となるとともに揚陸城そのものが[[コロニー落とし|降下時の衝撃で周辺広範囲を殲滅する恐るべき質量兵器]]となる。降下後は上部が変形して花のような形状となる。更にはその質量にも関わらず地球から再度の大気圏離脱も可能。 | ||
;スカイキャリア | ;スカイキャリア | ||
− | : | + | :カタフラクト用の戦術輸送機。スレインの物語前半の乗機。 |
== 用語 == | == 用語 == | ||
;芦原高校 | ;芦原高校 | ||
− | : | + | :新芦原市にある高校で、伊奈帆や韻子達の通学先。本作では軍事教練が公立高校の必須科目となっており、ここも例外ではない。 |
;地球連合 | ;地球連合 | ||
:[[地球]]の統一国家組織。ロシアのノヴォスタリスクに本部を置く。軍事技術は火星側に劣る。 | :[[地球]]の統一国家組織。ロシアのノヴォスタリスクに本部を置く。軍事技術は火星側に劣る。 | ||
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;ヘブンズ・フォール | ;ヘブンズ・フォール | ||
:ハイパーゲートの暴走で、[[月]]が崩壊した大惨事のこと。地球が大きな被害を被った。 | :ハイパーゲートの暴走で、[[月]]が崩壊した大惨事のこと。地球が大きな被害を被った。 | ||
+ | ;サテライト・ベルト | ||
+ | :地球の衛星軌道上に存在する、月の破片が漂う地帯。地球側のトライデント基地やパルナッソス基地、火星側のマリネロス基地などが置かれている。破片の量は引力を発生させるほどで、それが原因で余程の演算能力がない限りは弾丸の軌道予測が不可能という特殊な領域となっている。地球、火星共にこの不規則な引力を「風」と呼んでいる。 | ||
;カタフラクト | ;カタフラクト | ||
− | : | + | :本作における人型機動兵器の呼称。 |
== 楽曲 == | == 楽曲 == |
2019年12月19日 (木) 15:04時点における版
アルドノア・ゼロ | |
---|---|
外国語表記 | Aldnoah Zero |
原作 |
Olympus Knights 虚淵玄(ストーリー原案) |
監督 | あおきえい |
シリーズ構成 | 高山カツヒコ |
脚本 |
虚淵玄 高山カツヒコ 大西信介 関根アユミ |
キャラクターデザイン |
志村貴子(原案) 松本昌子 |
メカニックデザイン |
I-IV 寺岡賢司 |
音楽 | 澤野弘之 |
制作 | A-1 Pictures+TROYCA |
放送期間 |
2014年7月6日 - 2014年9月21日(第1クール) 2015年1月11日 - 2015年3月29日(第2クール) |
話数 | 全24話 |
初登場SRW | スーパーロボット大戦DD |
『アルドノア・ゼロ』は、A-1 PicturesとTROYCA共同制作のテレビアニメ作品。
概要
監督はアニメ制作会社TROYCAのあおきえい氏、ストーリー原案はニトロプラスの虚淵玄氏が務める。分割2クール構成で、第1クールは2014年7月から9月まで、第2クールは2015年1月から3月まで放送された。
地球と火星による惑星間戦争が舞台で、物語は地球側主人公の界塚伊奈帆、火星側主人公のスレイン・トロイヤードおよび火星側の皇女アセイラム・ヴァース・アリューシアの3人を主体に進む。
本作のロボットは地球側の機体がただの量産機(いわゆるリアルロボット)なのに対し、火星側はそれぞれが強力な特殊能力を持つ機体(いわゆるスーパーロボット)として登場し、地球側は火星側の機体に苦戦しつつもそれを倒していく、という展開が描かれる。
登場人物
スパロボ毎の登場人物一覧については以下を参照して下さい。
主要人物
- 界塚伊奈帆
- 地球側の主人公。男子高校生。
- スレイン・トロイヤード
- 火星側の主人公。地球出身の少年。
- アセイラム・ヴァース・アリューシア
- 第三の主人公にしてヒロイン。ヴァース帝国の第一皇女。
芦原高校
- 網文韻子
- 伊奈帆の同級生で、彼の幼馴染。
- カーム・クラフトマン
- 伊奈帆の同級生。お調子者な性格。
- ニーナ・クライン
- 伊奈帆の同級生。韻子の友人。
- 箕国起助
- 伊奈帆の同級生。
- 祭陽希咲
- 伊奈帆達の先輩。
- 詰城祐太朗
- 伊奈帆達の先輩。祭陽の同級生。
地球連合
- 界塚ユキ
- 伊奈帆の姉。地球連合軍のパイロット。
- 鞠戸孝一郎
- 芦原高校で訓練教官を務めるパイロット。
- ダルザナ・マグバレッジ
- 強襲揚陸艦「わだつみ」の艦長。
- 不見咲カオル
- 強襲揚陸艦「わだつみ」の副長。
- 筧至鋼
- 強襲揚陸艦「わだつみ」の機関士。
ヴァース帝国
- レイレガリア・ヴァース・レイヴァース
- ヴァース帝国の皇帝。
- クルーテオ
- 37家門の火星騎士の一人。
- ザーツバルム
- 37家門の火星騎士の一人。
- フェミーアン
- 37家門の火星騎士の一人。
- トリルラン
- ザーツバルムの部下。
- ブラド
- クルーテオの部下。
- エデルリッゾ
- アセイラムの侍女。
民間人
- 耶賀頼蒼真
- 新芦原市に住んでいる医者。
- ライエ・アリアーシュ
- 火星出身の少女。
登場メカ
スパロボ毎の登場メカ一覧については以下を参照して下さい。
地球カタフラクト
初期月面技術由来の電気伸縮式特殊樹脂の活用を前提として開発された兵器(BD第1巻付属ブックレット参照)。 地球は月の崩壊によって深刻な人的資源・輸送手段の不足に陥っていたにも関わらず、火星との再開戦に備えて大量の戦力を配備する必要に迫られていた。 そこで目をつけたのが上記の電気伸縮式特殊樹脂で、安価でエネルギー効率が高く、トルクもある人工筋肉に近い物質であった。
元々は人型機動兵器など開発しておらず新型戦車にこれを採用しようとしていたが、技術的限界や秒間伸縮の限界数により車輪やエンジンへの最適化ができずに頓挫。 しかし、筋肉という点に着目した技術陣が設計した「脚」が件の新型戦車以上の機動性を得られる可能性があること、そして何より遥かに安価であることが決め手となって採用される。
さらに「取っ手をつければ既存のどんな砲も使い回せる」と言う理由で「巨大駐退機兼自動装填装置」となる「腕」を採用。 そしてより安価に仕上げるために手足の数を最低限にすると言う方針が加わった結果、二腕二脚の人型機動兵器として完成した。
つまるところお値段をなによりも最優先にした結果、人型になったのが地球製カタフラクトである。 さしあたって装甲も最低限であり、スレイプニールに至ってはコクピット周辺すら覆いきれないレベル(メカニックデザインのI-Ⅳ氏曰く「火力は高くできるけど普通に背の高い柔らか棺桶」)。
その後2003年に実戦投入されることになるが、初任務は月の崩壊による政情不安化から各地で続いていた大規模暴動の鎮圧。皮肉なことに初陣の相手は同じ地球人となってしまった。
宇宙空間ではデブリ対策にローレンツ力の電磁グリッド(通称「傘」)を装備する。敵弾を防ぐバリアにもなるが、被弾し続けると機能を失う。
- KG-6 スレイプニール
- 地球連合軍の量産型カタフラクト。アレイオンの前世代機。
- KG-7 アレイオン
- 地球連合軍の主力量産型カタフラクト。アレイオンより脚部安定翼が小型化されている。若干の機動性と引き換えに装甲も増強されているが、火星カタフラクト火力の前には焼け石に水であった。</ref>。
火星カタフラクト
火星騎士の駆る人型機動兵器。固有能力を有したアルドノアドライブを動力としており、ステイギスを除いて基本的に騎士ごとのワンオフ機。いわば悪のスーパーロボットである。欠点として固有能力に応じた弱点を有している。弱点は連携でカバー可能だが、騎士同士が縄張り争いでいがみ合っていることでかろうじて防がれている状態にある。
- タルシス
- クルーテオの専用機。固有能力は量子演算アンテナによる「未来予測」。後述の「風」をも正確に読み切る精度だが、一方で武装は機銃と実体ブレードのみ。
- ディオスクリア
- ザーツバルムの専用機。物語前半のラスボスでニロケラス・アルギュレ・ヘラスの能力3種を持つ全部載せ機体。コアロボットが無人機5機と合体して完成する。
- ディオスクリアⅡ
- 大破したディオスクリアを改修した機体。その圧倒的性能は健在で、戦場に戻ったイナホの前に立ち塞がるが…
- ステイギス
- 一般兵用の量産型。頭部のついた航宙戦闘機のような形状。有人機1と無人機4のの5機1組で構成される。マシンガンやミサイルユニットを装備する。パイロットは起動因子を貸与されていないため起動は皇族が行う他、アルドノアドライブの固有能力もない。
- ニロケラス
- トリルランの専用機。固有能力た全ての物理現象を吸収・消滅させる「次元バリア」。
- アルギュレ
- ブラドの専用機。固有能力はビームサーベル。
- ヘラス
- フェミーアンの専用機。固有能力は「単分子化」…なのだが、正直本体の変形後の姿の方が固有能力である。ネタに事欠かない機体。
- エリシウム
- ヤーコイムの専用機。固有能力は「エントロピーリデューサー」。半径1km内の全ての物体の熱を「奪い」、凍結させる。
- シレーン
- マズゥールカの専用機。固有能力は「重力波」の竜巻。
- ハーシェル
- マリルシャンの専用機。固有能力は機体周囲の空間へのエネルギー遠隔供給。それを応用したビット兵器「バレット」が主武装。
- オクタンティス
- バルークルスの専用機。固有能力は分子サイズの超々高張力ワイヤー「超電磁ボビン」。敵機の切断だけでなく、高速回転させれば盾にもなる。
- ソリス
- セルナキスの専用機。固有能力は衛星軌道上まで届く光学レーザー。光線一本で地球の戦略を左右したが、野蛮人の兵器に敗れる。
- エレクトリス
- ゼブリンの専用機。固有能力は銃弾を弾くほどの高出力の電撃。
- スカンディア
- ラフィアの専用機。固有能力は「光学迷彩」。サーモグラフィーまでも無効化する。他の火星機との合体機能を有し、合体相手にも光学迷彩の効果を与えられる。
- オルテュギア
- オルガの専用機。固有能力は「多重分身」。分身といっても全て本物であり、一機でも残っていれば無限に復活する。実は量子テレポート能力がバグで変質したもので、誤動作が起きれば次元そのものが崩壊というとんでもなく物騒な能力。
- デューカリオン
- 回想シーンのみの登場。ザーツバルムの妻であるオルレインの専用機。固有能力は「重力制御」。
- ゲリュオン
- 第2話冒頭にのみ登場。外伝に登場するケテラテッセの専用機であるため、決着はそちらで描かれる。固有能力はビームのムチである「雷鞭」。
- アキダリア(本編未登場)
- イナホのアナリティカルエンジンの基礎となった機体。外伝に登場する双子の火星騎士のリビティナ、リベルティナの専用機。固有能力はEMPだが、応用性が極めて高い。
その他の兵器
地球連合
- デューカリオン(戦艦)
- 秘密裏に開発されていたアルドノアドライブ搭載の飛行戦艦<ref>搭載しているアルドノアドライブは、ヘブンズ・フォールにて大破したヴァース帝国の同名機体のもの。
- わだつみ
- 地球連合軍の強襲揚陸艦で、物語序盤の母艦。現実の軍用艦艇ライクな水上艦だが、艦側面のシャッターなどカタフラクト運用のために設計されている。
ヴァース帝国
- 揚陸城
- 火星37家門各騎士の居城である、全長約2キロメートルの巨大宇宙要塞。内部にはカタフラクトやスカイキャリアを格納し、揚陸城自体も側面の多数のミサイル発射口や上部対空砲などで武装している。しかしその最大の武器は大気圏突入能力であり、地球侵攻の拠点となるとともに揚陸城そのものが降下時の衝撃で周辺広範囲を殲滅する恐るべき質量兵器となる。降下後は上部が変形して花のような形状となる。更にはその質量にも関わらず地球から再度の大気圏離脱も可能。
- スカイキャリア
- カタフラクト用の戦術輸送機。スレインの物語前半の乗機。
用語
- 芦原高校
- 新芦原市にある高校で、伊奈帆や韻子達の通学先。本作では軍事教練が公立高校の必須科目となっており、ここも例外ではない。
- 地球連合
- 地球の統一国家組織。ロシアのノヴォスタリスクに本部を置く。軍事技術は火星側に劣る。
- ヴァース帝国
- レイレガリアを初代皇帝とする火星の国家。過去に地球と戦争を起こし、現在は休戦状態。
- 火星騎士
- ヴァース帝国の軍人の呼称。各自専用機が与えられ、37家門という有力貴族が実権を握る。
- アルドノア
- 火星で発見された古代文明の遺産。開発された動力のアルドノアドライブは軍事転用される。
- ハイパーゲート
- 月で発見された地球と火星の距離を瞬間移動できる装置。古代文明の遺産の一つ。
- ヘブンズ・フォール
- ハイパーゲートの暴走で、月が崩壊した大惨事のこと。地球が大きな被害を被った。
- サテライト・ベルト
- 地球の衛星軌道上に存在する、月の破片が漂う地帯。地球側のトライデント基地やパルナッソス基地、火星側のマリネロス基地などが置かれている。破片の量は引力を発生させるほどで、それが原因で余程の演算能力がない限りは弾丸の軌道予測が不可能という特殊な領域となっている。地球、火星共にこの不規則な引力を「風」と呼んでいる。
- カタフラクト
- 本作における人型機動兵器の呼称。
楽曲
- オープニングテーマ
-
- 「heavenly blue」(第2話 - 第12話)
- 第1クールOP。
- 「&Z」(第14話 - 第22話)
- 第2クールOP。
- エンディングテーマ
-
- 「A/Z」(第2話・第3話・第5話・第6話・第9話)
- 第1クールED。
- 「aLIEz」(第4話・第7話・第8話・第10話・第11話)
- 第1クールED。
- 「GENESIS」(第14話 - 第22話)
- 第2クールED。
- 「Harmonious」(第23話)
- 第2クールED。
登場作と扱われ方
単独作品
- スーパーロボット大戦DD
- 初登場作品。大型アップデートにより追加されるワールド5の構成作品の一つとして参戦。
各話リスト
話数 | サブタイトル | 登場メカ | 備考 | 再現スパロボ |
---|---|---|---|---|
第1クール | ||||
1 | 火星のプリンセス -Princess of VERS- |
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2 | 地球の一番長い日 -Beyond the Horizon- |
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3 | 戦場の少年たち -The Children's Echelon- |
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4 | 追撃の騎士 -Point of No Return- |
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5 | 謁見の先で -Phantom of The Emperor- |
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6 | 記憶の島 -Steel Step Suite- |
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7 | 邂逅の二人 -The Boys of Earth- |
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8 | 鳥を見た日 -Then and Now- |
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9 | 追憶装置 -Darkness Visible- |
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10 | 嵐になるまで -Before the War- |
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11 | ノヴォスタリスクの攻防 -Wind, Snow and Stars- |
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12 | たとえ天が堕ちるとも -Childhood's End- |
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第2クール | ||||
13 | 眠れる月の少女 -This Side of Paradise- |
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14 | 異星の隣人たち -The Beautiful and Damned- |
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15 | 旋転する罠 -Toll for the Brave- |
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16 | 熱砂の進撃 -Soldiers' Pay- |
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17 | 謀略の夜明け -The Turning Wheel- |
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18 | 深い森を抜けて -The Rose and the Ring- |
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19 | 楽園の瑕 -Here to There- |
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20 | 名誉の対価 -The Light of Day- |
|||
21 | 夢幻の彼方 -The Fortune's Fool- |
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22 | 邂逅と訣別 -Out of the Past- |
|||
23 | 祈りの空 -The Unvanquished- |
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24 | いつか見た流星 -Inherit the Stars- |