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:独自の貨幣制度や法体系などにより実質的な独立自治領として扱われているが、実際には本土からの援助物資に依存しており、本土からの政治・軍事的な介入が後を絶たない。
 
:独自の貨幣制度や法体系などにより実質的な独立自治領として扱われているが、実際には本土からの援助物資に依存しており、本土からの政治・軍事的な介入が後を絶たない。
 
:10%が本土と同等の治安秩序や生活水準が維持された市街と、残りが廃墟や荒野、山岳地帯が広がる崩壊地区<ref>市街から遠ざかれば遠ざかるほど管轄が外れ、場所によっては違法の闘技場なども存在する。</ref>で構成され、崩壊地区住民である「インナー」と市街住民との経済格差が発展を妨げる一因となっている。
 
:10%が本土と同等の治安秩序や生活水準が維持された市街と、残りが廃墟や荒野、山岳地帯が広がる崩壊地区<ref>市街から遠ざかれば遠ざかるほど管轄が外れ、場所によっては違法の闘技場なども存在する。</ref>で構成され、崩壊地区住民である「インナー」と市街住民との経済格差が発展を妨げる一因となっている。
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:島の全体像から見るに、西部の隆起が特に激しいため、住民は東部の平野に集中している。海岸は切り立った地形が殆どで、地割れや道路・橋の破壊が通行を困難にしている場所も多い。
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;壁
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:未開発地区の荒野と復興地区の市街を、厳重な検問や何重ものゲートで断絶させている高く長大な城壁。これによりインナーの人々は市街への出入りを厳しく制限されている。
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:本編開始から七年前の時点でも、劉家のベランダで劉鳳と桐生水守の背景に、建設中の壁らしきシルエットが確認できる。
 
;ホーリー
 
;ホーリー
 
:アルター能力者で構成された対ネイティブアルター特殊部隊。アルター能力者による犯罪を取り締まる目的で創設された警察に近い組織。本土の中でも大きな権力を持つ名家の統括する経済連からの出資で運営されている。
 
:アルター能力者で構成された対ネイティブアルター特殊部隊。アルター能力者による犯罪を取り締まる目的で創設された警察に近い組織。本土の中でも大きな権力を持つ名家の統括する経済連からの出資で運営されている。
 
;ホールド
 
;ホールド
 
:ロストグラウンドの犯罪を鎮圧するために結成された武装警察機構。ホーリーはホールドの一部門に過ぎないが、実際の処理の多くはホーリーに任されている。
 
:ロストグラウンドの犯罪を鎮圧するために結成された武装警察機構。ホーリーはホールドの一部門に過ぎないが、実際の処理の多くはホーリーに任されている。
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;セントラルピラー
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:ホールド及びホーリーの本部のある高層ビル。市街の中でもひと際高い建造物で、終盤は無常矜侍によってアルター要塞と化してしまう。
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;ホーリーアイ
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:ロストグラウンドからのアルター能力者流出を警戒するために軌道を周回する監視衛星。監視機能の他にも地上を攻撃する能力も兼ね備えており、ウェポンベイを展開した状態になると、4門のレーザー砲で地上のターゲットを狙撃する。終盤で強大なアルター能力で地上から大気圏を、突破してきた[[カズマ]]と[[劉鳳]]によって破壊された。
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;アルターの森
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:ロストグラウンドの中でも、アルター粒子が漏れ出て来るほど「向こう側の世界」と繋がりの深い場所。森に棲む動物たちもアルター能力を持っており、そこに足を踏み入れた者は死体でなくても分解されてしまう危険地帯でもある。[[ストレイト・クーガー|クーガー]]からその存在を知らされていたカズマは、劉鳳を倒す力を手に入れるため、森を抜け頂上にある巨大クレーターでアルター結晶体と邂逅・戦い背骨の一部を奪取した事により、シェルブリットを第2形態へと進化させた。
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;アルター要塞
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:無常矜侍が「向こう側の世界」に渡ってアルター結晶体の力を手にし、その力でセントラルピラーを中心に市街の建物を材料にし無常の意思で生み出された、本作の最終決戦の場所。劉鳳によってアルター結晶体が倒され、最終形態となった無常も同じく最終形態に到達したカズマの「自慢の拳」で粉砕された事により、無常の妄執と共に崩壊していった。
 
;向こう側
 
;向こう側
 
:アルター能力と密接な関係を持つ異空間。向こう側を覗いた人間は生体情報に影響を受け、アルター能力が変容したり探知が不可能になる。反面、心身共に著しい負荷がかかるため、寿命が削られたり精神に異常を来たす危険性がある。
 
:アルター能力と密接な関係を持つ異空間。向こう側を覗いた人間は生体情報に影響を受け、アルター能力が変容したり探知が不可能になる。反面、心身共に著しい負荷がかかるため、寿命が削られたり精神に異常を来たす危険性がある。

2019年9月4日 (水) 22:55時点における版

スクライド
外国語表記 s.CRY.ed
監督 谷口悟朗
シリーズ構成 黒田洋介
キャラクターデザイン 平井久司
音楽 中川幸太郎
制作 サンライズ
(井荻スタジオ)
放送局 テレビ東京系
放送期間 2001年7月4日 -
2001年12月26日
話数 全26話
初登場SRW スーパーロボット大戦X-Ω
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スクライド』はサンライズ制作のテレビアニメ作品。

概要

監督の谷口悟朗氏やメインライターの黒田洋介氏など、『無限のリヴァイアス』のメインスタッフが同作に続いて制作したテレビアニメ。

地殻変動により日本から切り離された島「ロストグラウンド」を舞台に、「アルター」と呼ばれる異能力を持つ者達の戦いを描くSFバトルアクション。

同系スタッフの『リヴァイアス』と対称的に勢いとノリを重視した活劇作品となっており、カズマと劉鳳という二人の「男」が拳を交え、共闘し、意地をぶつけ合う姿を描いたドラマは現在も根強いファンを持つ。

2011年から2012年にかけてテレビシリーズに新作パート追加やアフレコ新録を施し再構成したスペシャルエディション『スクライド オルタレイション TAO/QUAN』がイベント上映された。

登場人物

スパロボ毎の登場人物一覧については以下を参照して下さい。

メインキャラクター

カズマ
本作の主人公。アルター能力は融合装着型の「シェルブリット」。
劉鳳
本作のもうひとりの主人公。ホーリーのエース的存在でアルター能力は自立稼働型の「絶影」。
由詑かなみ
カズマとともに暮らす少女。
桐生水守
劉鳳の幼馴染み。本土の名家である桐生家の令嬢。
シェリス・アジャーニ
劉鳳に想いを寄せるホーリー隊員の少女。アルター能力は自立稼働型の「エターナル・デボーテ」。

ロストグラウンドの住人

君島邦彦
カズマの悪友。
寺田あやせ
ネイティブアルターの女性。アルター能力は具現型の「ノーブル・テンペスト」。
ビフ
巨漢のネイティブアルター。アルター能力は具現型の「NRハンマー」。
キャミィ
橘あすかの恋人で、市街に住んでいる。一時は本土へ疎開したが、のちにロストグラウンドへ戻って来た。

ホーリー部隊

マーティン・ジグマール
ホーリー隊長。アルター能力は自立稼働型+融合装着型の「エイリアス」。組織創設の提案者。
ストレイト・クーガー
元ネイティブアルターでカズマの兄貴分。文化的生活をこよなく愛するナイスガイ。アルター能力は具現型の「ラディカル・グッドスピード」。
瓜核
常にスイカを携えたふくよかな大男。アルター能力もスイカに由来する具現型の「瓜核(うりざね)」。
橘あすか
インナー出身の青年。我の強い人間が多いホーリー隊員の中でも割と常識的な性格。アルター能力は具現型の「エタニティ・エイト」。
イーリャン
小柄で寡黙な少年。アルター能力は具現型の「絶対知覚」。
雲慶
アフロヘアーが特徴の長身の男。アルター能力はアクセス型の「最悪の脚本(マッド・スプリクト)」。
立浪ジョージ
目的のためなら手段を選ばない粗暴かつ下品な男。寺田あやせの住む町を襲撃し、住民を再開発地区に連行した。その性格から、ホーリー内部でも問題人物と見做されていた。アルター能力は具現型の「ビッグ・マグナム」。
エマージー・マクスフェル
狡猾な性格の痩身の男。アルター能力は自立稼働型の「スーパーピンチ」。
来夏月爽
フェミニストを気取ったナルシスト。アルター能力は自立稼働型の「常夏三姉妹」。
ダース
仮面を付けた特殊工作員。個人名ではなく量産型アルター能力者としての総称であり、複数人で同一の能力を使用する。

その他

無常矜侍
本土より派遣されたアルター使い。アルター能力は具現型の「アブソープション」と融合装着型の「ホワイトトリック&ブラックジョーカー」。

登場メカ

スパロボ毎の登場メカ一覧については以下を参照して下さい。

絶影
劉鳳の能力で出現する自立稼働型アルター。
エイリアス
ジグマールの能力で出現する自立稼働型アルター。
スーパーピンチクラッシャー
エマージーの能力で出現するヒーローロボット型アルター。
グレートピンチクラッシャー
スーパーピンチクラッシャーがサポートメカ・ピンチバードと合体した姿。
バーニングサマー
常夏三姉妹が融合した怪物型アルター。
NRハンマー
ビフの能力で出現する巨大ロボット型アルター。

用語

アルター能力
ロストグラウンドの新生児の約2%において発現する精神感応型物質変換能力。周囲の物質を原子レベルまで分解し、自身の望む形に再構成する。
先天的な才能ももちろんのこと、意思の強さがそのままアルターの強さになるため、強靱な意志の持ち主であるほど強力な能力となる傾向が強い。
高い身体能力の獲得や物理法則を無視した物質変化といった様々な力を行使できるようになるが、それ故に犯罪行為に利用する者も多く、ロストグラウンドが無法地帯となる原因となっている。
また、ホーリーに帰属しない能力者は「ネイティブアルター」と呼ばれ、犯罪者予備軍のような扱いとなっている。
ロストグラウンド
神奈川県横浜市近辺が物語開始前の20年前に発生した大隆起現象によって日本本土から切り離された、断崖絶壁に囲まれた孤島。なおロストグラウンドは通称で、正式な地名は「連(むらじ)経済特別区域」。
独自の貨幣制度や法体系などにより実質的な独立自治領として扱われているが、実際には本土からの援助物資に依存しており、本土からの政治・軍事的な介入が後を絶たない。
10%が本土と同等の治安秩序や生活水準が維持された市街と、残りが廃墟や荒野、山岳地帯が広がる崩壊地区[1]で構成され、崩壊地区住民である「インナー」と市街住民との経済格差が発展を妨げる一因となっている。
島の全体像から見るに、西部の隆起が特に激しいため、住民は東部の平野に集中している。海岸は切り立った地形が殆どで、地割れや道路・橋の破壊が通行を困難にしている場所も多い。
未開発地区の荒野と復興地区の市街を、厳重な検問や何重ものゲートで断絶させている高く長大な城壁。これによりインナーの人々は市街への出入りを厳しく制限されている。
本編開始から七年前の時点でも、劉家のベランダで劉鳳と桐生水守の背景に、建設中の壁らしきシルエットが確認できる。
ホーリー
アルター能力者で構成された対ネイティブアルター特殊部隊。アルター能力者による犯罪を取り締まる目的で創設された警察に近い組織。本土の中でも大きな権力を持つ名家の統括する経済連からの出資で運営されている。
ホールド
ロストグラウンドの犯罪を鎮圧するために結成された武装警察機構。ホーリーはホールドの一部門に過ぎないが、実際の処理の多くはホーリーに任されている。
セントラルピラー
ホールド及びホーリーの本部のある高層ビル。市街の中でもひと際高い建造物で、終盤は無常矜侍によってアルター要塞と化してしまう。
ホーリーアイ
ロストグラウンドからのアルター能力者流出を警戒するために軌道を周回する監視衛星。監視機能の他にも地上を攻撃する能力も兼ね備えており、ウェポンベイを展開した状態になると、4門のレーザー砲で地上のターゲットを狙撃する。終盤で強大なアルター能力で地上から大気圏を、突破してきたカズマ劉鳳によって破壊された。
アルターの森
ロストグラウンドの中でも、アルター粒子が漏れ出て来るほど「向こう側の世界」と繋がりの深い場所。森に棲む動物たちもアルター能力を持っており、そこに足を踏み入れた者は死体でなくても分解されてしまう危険地帯でもある。クーガーからその存在を知らされていたカズマは、劉鳳を倒す力を手に入れるため、森を抜け頂上にある巨大クレーターでアルター結晶体と邂逅・戦い背骨の一部を奪取した事により、シェルブリットを第2形態へと進化させた。
アルター要塞
無常矜侍が「向こう側の世界」に渡ってアルター結晶体の力を手にし、その力でセントラルピラーを中心に市街の建物を材料にし無常の意思で生み出された、本作の最終決戦の場所。劉鳳によってアルター結晶体が倒され、最終形態となった無常も同じく最終形態に到達したカズマの「自慢の拳」で粉砕された事により、無常の妄執と共に崩壊していった。
向こう側
アルター能力と密接な関係を持つ異空間。向こう側を覗いた人間は生体情報に影響を受け、アルター能力が変容したり探知が不可能になる。反面、心身共に著しい負荷がかかるため、寿命が削られたり精神に異常を来たす危険性がある。

楽曲

オープニングテーマ
「Reckless fire」
1話~25話で使用。話に応じて歌詞、物語が進むにつれて映像が変化していくという放映当時は極めて珍しい手法がとられていた。
カズマがメインの回は1番、劉鳳がメインの回は2番が使われ、歌詞もそれぞれをイメージしたものとなっている。なお、終盤は3番で固定となる。
『X-Ω』ではイベント「我道」にて原曲がクエストBGMに採用されている。
エンディングテーマ
「Drastic my soul」
1話~25話で使用。最終回ではオープニングテーマとして使用された。
「旅立ちの鐘が鳴る」
最終話のエンディングテーマ。

登場作と扱われ方

単独作品

スーパーロボット大戦X-Ω
初登場作品。期間限定参戦。

余談

  • スクライドは二つの最終回が存在し、25話は大団円のような内容となり26話は二人の主人公による喧嘩が繰り広げられるという恐るべき内容。前者は一般向けの最終回、後者は男向けの最終回というコンセプトとなっている。
  • クロスオーバー系作品にはスパロボ参戦に先駆け『ヒーローズファンタジア』に参戦している。
  • メディアミックス展開のひとつとして、アニメ放送と同時期に『週刊少年チャンピオン』にて漫画版の連載が開始されたが、谷口監督の方針によりアニメ版とは大きく異なる内容となっている。シナリオ担当の黒田氏や作画担当の戸田泰成氏の健筆もあって独特のノリを持った作風となっており、こちらも熱烈なファンを獲得している。
  • 2002年に兵頭一歩氏により後日談小説となる『スクライド アフター』が発表された。全3巻予定で最終巻を残し長きに渡り未完状態となっていたが、2012年に完全版の制作が発表され9年越しに完結となった。その他、同じく兵頭氏作によるサイドストーリー小説『スクライド 新しき盟約(ニューオーダー)』も存在する。

脚注

  1. 市街から遠ざかれば遠ざかるほど管轄が外れ、場所によっては違法の闘技場なども存在する。