「楽園追放 -Expelled from Paradise-」の版間の差分
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+ | :版権作品においてBGMが存在しないというのは『ゾイド新世紀/ゼロ』などの前例があるにはある。 | ||
== 余談 == | == 余談 == |
2019年3月22日 (金) 00:03時点における版
楽園追放 -Expelled from Paradise- | |
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読み | らくえんついほう エクスペルド フロム パラダイス |
原作 |
ニトロプラス 東映アニメーション |
監督 | 水島精二 |
脚本 | 虚淵玄 |
キャラクターデザイン | 齋藤将嗣 |
メカニックデザイン |
石垣純哉 齋藤将嗣 柳瀬敬之 石渡マコト |
音楽 | NARASAKI |
制作 | グラフィニカ |
配給元 | ティ・ジョイ |
公開日 | 2014年11月15日 |
初登場SRW | スーパーロボット大戦T |
『楽園追放 -Expelled from Paradise-』は、東映アニメーションとニトロプラス合作の劇場アニメ作品。
概要
フルCGアニメにセルアニメの技法を取り入れた意欲作。ディストピアと化した世界を舞台に、支配者に反抗する人々の物語を描く。
上映劇場数わずか13館という小規模公開ながら異例のヒットを記録した。
脚本を手掛けた虚淵玄氏の監修による小説版(本編そのもののノベライズ、物語の前日談を描いた『楽園追放 mission.0』、後日談を描いた『楽園追放2.0 楽園残響 Godspeed You』の3冊)も発売されている。
ストーリー
西暦2400年、環境用ナノマシンの暴走「ナノハザード」によって地球が荒廃した未来。
人類の98%は肉体を棄て、スペースコロニー内の仮想空間に築かれた楽園「ディーヴァ」へと移り住み、豊かな暮らしを享受していた。対して過酷な環境と化した地球に残った生身の人類は、失われた過去の遺産を漁るスカベンジャーとして日々を過ごしていた。
ある時、フロンティアセッターと名乗る謎の人物からハッキングを受けたディーヴァ保安部は、調査のためアンジェラ・バルザックら保安要員を地球へ送り込むが…。
登場人物
スパロボ毎の登場人物一覧については以下を参照して下さい。
主要人物
- アンジェラ・バルザック
- 本作の主人公。ディーヴァ保安局所属のエージェント。
- ディンゴ
- アンジェラのオブザーバーとして派遣された現地エージェント。本名は「ザリク・カジワラ」。
- フロンティアセッター
- ディーヴァに不正アクセスを繰り返す謎の存在。
ディーヴァ
- クリスティン・ギラム
- アンジェラ同様に派遣されたエージェントの1人。緑髪のショートカットの女性。
- ヴェロニカ・クリコワ
- アンジェラ同様に派遣されたエージェントの1人。紫色のロングヘアの女性。
- ヒルデ・トルヴァルト
- アンジェラ同様に派遣されたエージェントの1人。バイザーを付けた女性。
- ディーヴァ保安局高官
- ディーヴァを牛耳る3人の幹部達。
- アロンゾ・パーシー
- アンジェラをナンパした男。
その他
- イザーク
- 情報屋の男。
- ラズロ
- 愛煙家の男。
登場メカ
スパロボ毎の登場メカ一覧については以下を参照して下さい。
ディーヴァのメカ
- 無人迎撃機
- ディーヴァが所有する無人戦闘機。
- 共鳴弾頭ミサイル
- 起爆時に強力な電磁パルスを発する多弾頭ミサイル。
その他のメカ
- ジェネシスアーク号
- 過去に建造された深宇宙探査船。
巨大生物
- サンドワーム
- 砂漠に生息する巨大な肉食性の巨大生物。地球に住む人々にとっては食肉として狩猟対象となっている。
用語
- ナノハザード
- 約120年前に発生した災害。環境ナノマシンの暴走により地球の自然環境・文明が崩壊し、人類の大多数がディーヴァへ移り住む原因となった。地上における技術力は大きく衰退してしまっている。
- ディーヴァ
- L1宙域に建造されたスペースコロニー。中核となるステーションと無数のマイクロマシンのネットワークで構成され、一般的にはネットワーク内の仮想空間に作られた楽園を指す。人類の98%はこの仮想空間で生活しており、傷病や死といった事象と無縁の楽園とされているが、その実態は上層部によって支配された管理社会である。
- ディーヴァ保安局
- ディーヴァの運営組織で、エージェントを統括する。高度な技術と兵器を独占し、軍事ステーションの低軌道駐屯地を持つ。幹部はディーヴァの存続に力を注いでおり、現状に反論・違反したエージェントに容赦はしない。
- 地球
- ナノハザードによって自然が壊滅した人々の故郷。ナノマシンの影響か、未知の生物が生息している。現在もディーヴァに渡らなかった人々が細々と生活している。
- マテリアルボディ
- ディーヴァの人々が地球に降りる際に遺伝子データから複製したクローンボディ。このボディに人格情報をダウンロードする事でディーヴァの人々はリアルワールドへ行く事が出来る。用が済んだらテロメア短縮コードを打ち込んで処分される。
楽曲
- 主題歌
-
- 「EONIAN -イオニアン-」
- 作詞 - 六ツ見純代 / 作曲 - Mish-Mosh / 編曲 - 前口渉 / 歌 - ELISA
- 劇中では遥か昔の地球で流行した歌としてディンゴやフロンティアセッターが歌っている。
- 『T』限定版にて原曲が採用。
登場作と扱われ方
単独作品
- スーパーロボット大戦T
- 初参戦作品。
- 版権的な問題があったのか通常版では本作の楽曲は一切収録されておらず、アーハンの戦闘BGMはオリジナル楽曲で代替されている。一方限定版には問題なく『EONIAN-イオニアン』が収録されているためアレンジBGMの許可が降りなかったのではと言われている。
- 版権作品においてBGMが存在しないというのは『ゾイド新世紀/ゼロ』などの前例があるにはある。
余談
- 古典SF小説を下敷きにしたと思わしき設定が多く、『ゼーガペイン』との共通点も指摘されている。
- 監督繋がりなのか、キャストの大半が『機動戦士ガンダム00』に参加した声優となっている。
- 脚本担当の虚淵玄氏は試写会において「ようやくこの台詞が言えます、『俺だって人が幸せになる作品書くんだよ!』」と自身の風評を皮肉ったコメントを残している。
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