「バルゴラ・グローリー」の版間の差分
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2012年6月16日 (土) 12:55時点における版
バルゴラ・グローリー (Virgola Glory)
- 登場作品:バンプレストオリジナル
- 分類:次期主力量産人型機動兵器・現地改修型
- 全長:19.8m
- 重量:54.8t
- 動力:ミノフスキー・イヨネスコ型熱核反応炉(Z)、スフィア(ガナリー・カーバーに搭載)
- 装甲材質:不明
- 所属:ZEUTH→新生グローリー・スター
- 主なパイロット:セツコ・オハラ
- メカニックデザイナー:明貴美加
バルゴラ改がジエー・ベイベル博士の手で全面改良され、誕生した機体。関節部のサーボモーターとアクチューターの改良により、柔軟な動作をする。VWFS(V Wing Flight System)を装備し、標準で飛行可能になった。
バルゴラの特徴である全領域対応汎用武装システム「ガナリー・カーバー」は、搭乗後にセツコが悲しみの乙女のスフィアと共鳴したことで異質な進化を遂げ、大幅に出力が上昇した。しかし、その力の代償としてスフィアは彼女の命を蝕み、味覚や視覚と言った「人間」としての感覚を失わせていく。事実上、セツコ専用機。
なお、カラーリングは1号機のものに戻っている。
機体名は、セツコがグローリー・スターへの思いを込めて「バルゴラ・グローリー」と命名した。
強力な機体だが、バルゴラをそのままパワーアップした改造機であるため、「ガナリー・カーバーを失うと碌な攻撃手段がない」という欠点は全く解消されていない。
その強力かつ危険な特性は、セツコと並ぶ不幸主人公ケイジ・タチバナの天羽々斬にも似る。
登場作品
Zシリーズ
- スーパーロボット大戦Z
- 飛行能力とマップ兵器が追加。更に後半のイベントで一部武器の攻撃力増加と「EN回復小」が付く。武器は単体攻撃・援護攻撃向けの格闘系、全体攻撃向けの射撃系と用途が分かれるため、どちらか片方に絞ってパイロット養成の方針を決めていくことになる。男主人公機のガンレオンと比較して下位武器の攻撃力は絶対的に勝っており、最終的には上位武装の攻撃力もスーパー系にひけを取らなくなる。前機体から引き続き、強化パーツスロットが3つあるので、気力制限のある武器もパーツで補えばすぐに使える。
- 第2次スーパーロボット大戦Z 再世篇
- 13話で一時参戦し、16話で離脱。本格参戦は54話とあまりに遅いが、セツコが優秀なので使う価値は十二分にある。攻撃力は離脱後と参戦では違いがあるが、参戦後は大幅にパワーアップ。ガンレオンの「ザ・ヒート・クラッシャー」とは10段階改造でも100しか違わない。機体スペック、覚醒&マップ兵器ハイ・ストレイターレットの組み合わせは本作でも猛威を振る。
機能
武装・必殺武器
バルゴラの兵装は携帯武器「ガナリー・カーバー」に集約しており、様々な武器へと変化する。しかし、この武器を失うと極端に戦闘能力が落ちる弱点を抱えている。
バルゴラ・グローリーの武器性能はバルゴラ改を踏襲した強化版だが、ジャック・カーバーとバーレイ・サイズが統合されてナウティラス・カーバーになったり、マップ兵器のハイ・ストレイターレットが追加されるなど一部変更点も存在する。バルゴラシリーズ共通の特徴だが、バリア貫通武器がかなり多い。
携帯武器
- レイ・ピストル
- 腰部にマウントしたビームガンを発射する。P属性のトライチャージ武器。改より攻撃力は200上がっているが、1~3号機よりは100低い。その代わり、空適応はAになっている。最後までセツコの隊長効果を活かせるP武器がトライチャージだけという欠点は改善されない。再世篇では何となくなっている。ガンレオンにはちゃんとギーグ・ガンがあるのに……。
- ガナリー・カーバー(グローリー)
- 主力武器にして生命線。オウムガイを模した形になっており、生物的な雰囲気で、バルゴラにはややミスマッチ。だが、実際にはこの状態がカーバー本来のものに近いらしい。変容前に内蔵していたジャック・カーバー、バーレイ・サイズ、レイ・ストレイターレットは有機的に変化・強化した状態で引き継いでいる。
「ガナリー・カーバー」による攻撃
- ヘルブ・ストライク
- ガナリー・カーバーの後部背面を直接叩き付けて攻撃する。バルゴラ改と比べ、攻撃力が上昇。
- ブイ・ストレイターレット
- 前機体のストレイターレットの後継。ガナリー・カーバーから回転を加えた実弾を発射する。こちらも攻撃力が上昇。
- ハイ・ストレイターレット
- グローリーになって追加された、直線型のマップ兵器。変容したガナリー・カーバーから高出力のビームを発射する。バリア貫通効果とサイズ差補正無視効果を持つ(これは、Zのマップ兵器共通の仕様)。弾数は2発。なお、使用する際にはマップ上のユニットアイコンの向きに応じてカットインのガナリー・カーバーの向きが変化するという細かい演出がある。後半のイベント後、攻撃力+300。
- ナウティラス・カーバー
- ガナリー・カーバーの後部(ヘルプ・ストライクで使う部分)を叩き付けて吹き飛ばし、バーレイ・サイズを発生させて斬り払った後、反対側からジャック・カーバーを発生させて突撃する。バリア貫通効果を持つが、ビーム兵器ではない。バルゴラ・グローリーの援護攻撃ではこの武器が最強なので、援護役にするならセツコには格闘に適した養成が必要。後半のイベント後、攻撃力が+500。再世篇では吹き飛ばしが省略、スフィアの発光演出の他、セツコのカットインが差し替えられた。
- ザ・グローリー・スター
- チームの名が冠された、バルゴラ・グローリーの最強攻撃。レイ・ストレイターレットが劇的に強化されたもの。変容したガナリー・カーバーから超出力の極太レーザーを発射する。長射程の全体攻撃で、バリア貫通効果も備える。トドメ演出では、放った光線の粒子が星のきらめきのように降り注ぐ。後半のイベント後、攻撃力が+500。余談だが、発射前に入るセツコのカットインは、色々な意味でやたらと長く「揺れる」。