「パイパー・ルウ」の版間の差分
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2016年10月8日 (土) 15:16時点における版
概要
ソロシップに搭乗している赤ん坊。母親は第2話で死んでいるためにクルーの皆で育てられている。
本来はやんちゃ盛りで、ソロシップの中を歩行器で歩き回り、アーシュラなど他の子供たちと騒いだりしていた。
彼自身に特殊な設定はないのだが、地球人たちを見守るイデは自我が未発達な赤ん坊の無垢さに異常なほど興味を持っており、彼を守ろうとする傾向がある。具体的にはルウの恐怖心や防衛本能に呼応して、数万の敵を殲滅させる殺戮兵器を発動させたりする。
泥沼の殲滅戦に陥った後半では、ソロシップのクルー達はルウを戦場のど真ん中に非武装で連れ出し、恐怖心を極限まで増大させてイデの加護を祈るという狂気じみたことまで行っていた。
登場作品と役柄
旧シリーズ
- スーパーロボット大戦F完結編
- 非戦闘キャラだが、泣き声のDVEがある。イデオンソードの再現のためだけにいるような感じである。
αシリーズ
- 第3次スーパーロボット大戦α 終焉の銀河へ
- F完結編と同様。そのため(更に井上氏の没後ということもあって)音声も同作からのライブラリー出演。
人間関係
- イデ
- 彼を守るためにしばしば信じがたい力を発揮した存在。
- メシア
- 母体にいる時から互いに呼び合っているような描写があった。テレビ版は因果地平でルウがメシアを迎えに行く場面で終わる。発動篇のラストでは、やはり因果地平でカララの中にいた(肉体は既にないのであくまでイメージ)メシアを目覚めさせ、共に人々の魂を新たな宇宙へ導いた。
- ユウキ・コスモ
- 特に放送初期は泣くたびに「ルウを泣かすな!」と怒鳴っていた。まともに動かないイデオンに苛立っていたし、ルウの泣き声に呼応してイデの無限力が発現するなど思っても見なかったので、仕方のない面もある。
- フォルモッサ・シェリル
- 発動篇で彼を生贄にイデを引き出そうとした事件があまりにも有名だが、逆に自分がイデの力の余波で死亡した。実は30話でもルウを連れてイデオンに乗り込んだことがあり、冷凍作戦で諸共凍死しかけた。
他作品との人間関係
- エルピー・プル、プルツー
- 第3次αでは、彼女たちにあやしてもらう。なお、プルツーの方があやし方が上手かったのか喜び具合が大きかった。
- カガリ・ユラ・アスハ
- 第3次αでは、彼女に懐き一度は彼女の怒声にびっくりして泣き出しそうになるが、抱っこしてもらう。
- 熱気バサラ
- 彼の歌が大のお気に入り。他作品キャラでは、彼の一番の理解者かも知れない。
- シビル
- リン・ミンメイ
- アヤ・コバヤシ、マイ・コバヤシ
- 第3次αでは、最初はマイの方に興味を示して這い寄るが、彼女が赤ん坊を相手にどうすれば良いのか分からず狼狽えていたので、アヤの方に抱っこしてあやしてもらう。その後、アヤに手解きを受けたマイにも恐る恐るだが抱っこしてもらう。
名台詞
- 「うわあああああん!」
- 赤ん坊ゆえに危機が訪れるとよく泣く。しかしその度にイデが恐ろしい力を発揮する。特に29話では初めてイデオンソードを発動させた。
- 「イデ…イデ…」
- 34話で、イデの夢にうなされるベスとそれを看病するカララの前で発した言葉。今まで泣くか笑うか「まんまー」くらいしか喋らなかったルウがこんな言葉を発したために一同は驚愕した。
余談
富野監督曰く、彼がいなかったらイデの最終的な発動はかなり早まっていたらしい。