「ガンキャノン」を編集中

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{{登場メカ概要
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== RX-77-2 ガンキャノン(Gun-Cannon) ==
| 外国語表記 = [[外国語表記::Guncannon]]<ref>[http://www.gundam.jp/tv/world/mecha/ef01.html MS]、機動戦士ガンダム公式web、サンライズ、2022年1月8日閲覧。</ref>
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*[[登場作品]]:[[機動戦士ガンダム]]
| 登場作品 = [[ガンダムシリーズ]]
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*分類:中距離支援用試作型[[モビルスーツ]]
*{{登場作品 (メカ)|機動戦士ガンダム}}
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*全高:17.5m
| 初登場SRW = {{初登場SRW (メカ)|スーパーロボット大戦}}
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*本体重量:70.0t
| SRWでの分類 = [[機体]]
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*全備重量:144.8t
}}
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*[[動力]]:核融合炉
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*ジェネレーター出力:1380kw
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*センサー有効半径:6000m
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*スラスター総推力:51800kg
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*[[装甲]]材質:ガンダリウム合金(ルナ・チタニウム合金)
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*内蔵機体:[[コアファイター]]
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*開発:[[地球連邦軍]]
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*所属:[[地球連邦軍]]
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*主なパイロット:[[カイ・シデン]]、[[ハヤト・コバヤシ]]、[[アムロ・レイ]]、他
  
{{登場メカ概要
+
[[地球連邦軍]]が開発した中距離支援用試作型[[モビルスーツ]][[ガンダム]][[ガンタンク]]と同様に「[[V作戦]]」によって開発されており、本機も[[コアブロックシステム]]が採用されている。その名の通り、両肩にはキャノン砲が装備されており、中距離からの援護攻撃などに力を発揮する。装甲材にはルナ・チタニウム合金が使用されているが、中距離支援用というコンセプトから装甲が厚く、シールドを必要としない。これにより、[[ドム]]のジャイアント・バズの直撃にすら耐えられるほどの防御力を獲得した。しかしその分、機動性や[[運動性]]はガンダムと比べて低めである。また、[[ビームサーベル]]のような格闘戦用の武装は装備されていない。後に本機は複数の同型機が製造され、各地に配備されている。
| タイトル = スペック
 
| 分類 = 中距離支援用[[モビルスーツ]]
 
| 生産形態 = 試作機
 
| 型式番号 = [[型式番号::RX-77-2]]
 
| 全高 = 17.5m
 
| 本体重量 = 70.0 t
 
| 全備重量 = 144.8 t
 
| 動力 = 核融合炉
 
| ジェネレーター出力 = 1,380 kw
 
| センサー有効半径 = 6,000 m
 
| スラスター推力 = 22,600 kg×2<br />1,650 kg×4
 
;総推力
 
:51,800 kg
 
| 装甲材質 = [[ガンダリウム合金]]
 
| 内蔵機体 = [[コアファイター]]
 
| 開発 = [[地球連邦軍]]
 
| 所属 = [[地球連邦軍]]
 
| 主なパイロット = [[カイ・シデン]]<br>[[ハヤト・コバヤシ]]
 
}}
 
'''ガンキャノン'''は『[[機動戦士ガンダム]]』の[[登場メカ]]。
 
  
== 概要 ==
+
漫画『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』では「[[旧ザク]]に対抗して作られた連邦軍初のモビルスーツ」という設定になっており、V作戦以前から量産・配備されている。
[[地球連邦軍]]が開発した中距離支援用試作型[[モビルスーツ]]。[[ガンダム]]と同じく「[[V作戦]]」によって開発された機体であり、ガンダム・[[ガンタンク]]と共通規格の[[コアブロックシステム]]が採用されている。
 
  
装甲材にはルナ・チタニウム合金が使用されており、これは後のガンダムにも採用される事となった。ガンダムと比較して、機動性・[[運動性]]よりも[[装甲]]を重視した設計がされており、シールドを必要としない。その装甲厚はジオンのMSの5倍以上とされ、[[ドム]]のジャイアント・バズの[[直撃]]にすら耐えられる程の防御力を誇る。
+
劇中では、主に[[カイ・シデン]]が搭乗し、[[ホワイトベース]]の戦力として運用された。本機のコンセプトがカイとマッチしたのか、かなりの戦果を挙げているが、[[ア・バオア・クー]]攻防戦にて大破し、放棄された。<br />劇場版では[[ジャブロー]]にてガンタンクの代わりとしてもう1機が搬入されており、[[ハヤト・コバヤシ]]が搭乗。カイ機は「C-108」、ハヤト機は「C-109」と呼ばれていた。<br />また、『[[機動戦士Ζガンダム]]』にはハヤトの勤めていた戦争博物館に本機のレプリカが展示されている。
 
 
白兵戦用のガンダム、長距離支援用のガンタンクと連携し、中距離からの砲撃支援を行うという機体コンセプトに基づき、近接戦闘用の[[ビーム・サーベル]]は装備されていない。その反面[[ビーム・ライフル]]はガンダムのそれよりも射程と命中精度に優れており、頭部も複雑化したセンサーが導入されたゴーグル型ツインアイ構造を採用している。
 
 
 
一般的に「ガンキャノン」と言えばRX-77-2の事を指し、その生産数は6機。(劇場版における)ナンバーはカイ機が「108」、ハヤト機が「109」、パイロット不明機が「203」であり、他3機については不明である。サイド7でジーンに破壊されたパーツ状態の個体がそれらなのか、それとも他の戦地に配備されたのか、定かではない。
 
 
 
=== 劇中での様相 ===
 
主に[[カイ・シデン]]が搭乗し、[[ホワイトベース]]の戦力として運用された。初登場は8話と[[ガンダム]]、[[ガンタンク]]よりかなり遅い。本機のコンセプトがカイとマッチしたのか、かなりの戦果を挙げているが、[[ア・バオア・クー]]攻防戦にて大破し、放棄された。一方でアムロが一時的に搭乗した際は、足払い等の原始的な攻撃による近接戦闘を見せている。
 
 
 
劇場版『めぐりあい宇宙篇』では、[[ジャブロー]]以降ガンタンクは登場せず、[[ハヤト・コバヤシ]]機として先述したナンバー109のガンキャノンが登場。それに伴いカイ機はナンバー108と設定された。それぞれ機体番号が左胸と左足脛にマーキングされている。また、[[小説|小説版]]もホワイトベースが一度も地上降下しない展開上、最初からガンキャノン2機が配備されている。
 
 
 
先述のパイロット不明機であるナンバー203は、劇場版の他にもゲーム『機動戦士ガンダム めぐりあい宇宙』、OVA『機動戦士ガンダム戦記 アバンタイトル』にも登場している。特に後者では明確な戦闘描写が描かれており、高機動型ゲルググを圧倒する動きを見せた。
 
 
 
[[機動戦士Ζガンダム]]』にはハヤトの勤めていた戦争博物館に本機のレプリカが展示されている。
 
 
 
リギルド・センチュリー(『[[ガンダム Gのレコンギスタ|Gのレコンギスタ]]』)の時代においては「クラシックコレクション」として博物館にレプリカが保管されている。
 
  
 
== 登場作品と操縦者 ==
 
== 登場作品と操縦者 ==
 
=== [[旧シリーズ]] ===
 
=== [[旧シリーズ]] ===
;{{参戦作品 (メカ)|第3次スーパーロボット大戦}}
+
;[[スーパーロボット大戦]]
:第1話から登場してカイが乗る他、[[チャック・キース]]も搭乗(恐らく[[ジム・キャノンII]]の代役)。[[射程]]が長く、[[ジム]]よりも耐久力がある為、序盤はお世話になる。
+
:ガンダムチームを選択した際に自軍ユニットとして運用可能。それ以外のチームを選択した場合は敵として登場する。防御力がやや高い一方で[[移動力]]が低いため、[[ガンダム]][[百式]]と同様に運用しづらい。使いたければメガバズーカランチャーを入手し、装備させよう。HDリメイク版でガンダムチームでは百式と共に射程5である上に、狙撃まであるので序盤では使いやすい。
;{{参戦作品 (メカ)|第4次スーパーロボット大戦}}
+
;[[第3次スーパーロボット大戦]]
:[[チャック・キース]]が乗る。第1話から使用可能。
+
:第1話から登場して[[カイ・シデン|カイ]]が乗る。[[射程]]が長く、[[ジム]]よりも耐久力がある為、序盤はお世話になる。
:同じく第1話から使用可能な[[ガンダム]]等に比べて最大射程が1長いが、運動性が非常に低いせいでキースの能力ではMSやHMにはロクに当たらない。敵の射程外から[[メカザウルス]][[機械獣]]等を削るのに使えるくらいか。
+
;[[第4次スーパーロボット大戦]][[第4次スーパーロボット大戦S|S]]
:しかし、本作では非常に貴重な[[]]適応AのMSという特長があり、陸適応Aのパイロット(こちらはさほど貴重ではない)が乗っている場合数値以上の攻撃力を発揮する。ちなみに[[宇宙]]適応は何故かB。
+
:[[チャック・キース|キース]]が乗る。射程が長いので序盤は敵の射程外から削るのに使える。[[NT-1アレックス|アレックス]][[ネモ]]や[[ガンタンク]]などのように、廃棄されたり部品としてバラされたり[[ロザミア・バダム|ロザミア]]が勝手に乗って破壊されたりしないため、最後まで部隊内に残る。
:本作序盤は地上マップが続くため、バルカン等を何段階か強化しておけばかなり便利な戦力に化ける。キースより腕の良いパイロットを乗せて前線に放り込むも良し、二線級のパイロットの育成に使うも良し。
+
;[[スーパーロボット大戦F]]
:ガンダムや[[NT-1アレックス|アレックス]][[ネモ (ガンダム)|ネモ]]やガンタンク等のように、廃棄されたり部品としてバラされたり[[ロザミア・バダム]]が勝手に乗って破壊されたりしないため、最後まで部隊内に残る。
+
:キースが乗る。以降のシリーズでは[[ジム・キャノンII]]が登場するので、キースはこれに乗らなくなる。射程が長いので、序盤は支援に使えるのはこれまでと同様。第4次のMSの中では装甲が高めだったが、今作では他機と相対的に低くなってしまったうえ、シールドも[[ビームサーベル]]もないので防御面や敵隣接時に不安がある。
:;{{参戦作品 (メカ)|第4次スーパーロボット大戦S}}
+
;[[スーパーロボット大戦F完結編]]
::宇宙の地形適応がBからAに上がったが、宇宙へ行ってまで本機を使用するのは厳しい。
+
:不要な機体の下取りイベントで下取りに出される候補。どうしても残しておきたいなら、誰かパイロットを乗せておこう。
;{{参戦作品 (メカ)|スーパーロボット大戦F}}
 
:キースが乗る。以降のシリーズでは[[ジム・キャノンII]]が登場するので、キースはこれに乗らなくなる。
 
:[[射程]]が長いので、序盤は支援に使えるのはこれまでと同様。『第4次』のMSの中では装甲が高めだったが、今作では他機と相対的に低くなってしまったうえ、シールドも[[ビームサーベル]]も無いので防御面や敵隣接時に不安がある。一応主力武器のキャノン砲が長射程且つ実弾兵器であるため、改造して強いパイロットを乗せれば対HM・AB用ユニットとして使えないこともない。
 
;{{参戦作品 (メカ)|スーパーロボット大戦F完結編}}
 
:不要な機体の下取りイベントで下取りに出される候補。どうしても残しておきたいなら、誰か[[パイロット]]を乗せておこう。
 
;{{参戦作品 (メカ)|スーパーロボット大戦コンプリートボックス}}
 
:限界反応以外はSFC版と全く同じ性能…かと思いきや、何故か地形適応が宇宙Bに下げられている。SFC版では宇宙Aに相当する宇宙7であり、そもそも原作の時点で普通に宇宙戦をこなしていたのだが。序盤戦が宇宙かつただでさえダメージのデフレが顕著なCBにおいて、この変更は地味ながら痛い。確かにCBのベースとなった『F』では宇宙Bだったが、わざわざそんなところを合わせなくても…。
 
  
 
=== 単独作品 ===
 
=== 単独作品 ===
;{{参戦作品 (メカ)|スーパーロボット大戦}}
+
;[[スーパーロボット大戦64]]
:初登場作品。ガンダムチームを選択した際に自軍ユニットとして運用可能。それ以外のチームを選択した場合は敵として登場する。
+
:セレイン編第一話で[[ハミルトン]]が乗り撃墜される。リアル系主人公を選択すると条件付きで入手が可能。だが、普通は使わない。
:防御力がやや高い一方で[[移動力]]が低いため、ガンダムや[[百式]]と同様に運用し辛い。240ミリキャノンが射程4で全地形に対応と優秀だが、武装はそれ1つのみ(ただしグラフィックはビームライフルを装備)。より高火力なメガバズーカランチャーを入手して装備させたい。
+
;[[スーパーロボット大戦GC]][[スーパーロボット大戦XO]]
:HDリメイク版では、ガンダムチームの中では[[百式]]と共に射程5である上に「[[狙撃]]」まであるので、序盤では使いやすい。
+
:初めて[[機動戦士ガンダム|ファーストガンダム]]のストーリーがシナリオのメインとして組み込まれたため、[[V作戦]]系列のMSも大幅にパワーアップ。[[ガンダム]]はまだしも、今のところシリーズ最強のガンキャノンと言える([[ガンタンク]]も同じ事が言えたのだが、ガンタンクはもっと強くなってしまったスパロボが登場した)。
;{{参戦作品 (メカ)|スーパーロボット大戦64}}
+
:[[カイ・シデン|カイ]]が乗るが、強制出撃で[[シロー・アマダ|シロー]]や[[イーノ・アッバーブ|イーノ]]がこれに乗ることがある。ただし、[[合体攻撃]](V作戦、V作戦2)はカイ搭乗時のみ使用可能。フル[[改造]]で火力は飛躍的に向上する。後半は流石にユニット性能の面で息切れしてくるが、多めのパーツスロットに鹵獲機の取り潰しで得たパーツを嵌めてやればそこそこフォロー可能。
:[[セレイン・メネス|セレイン]]編第1話で[[ハミルトン]]が乗り撃墜される。リアル系主人公を選択すると[[隠し要素/64#ガンダム、ガンキャノン、ガンタンク|隠し要素]]として入手が可能。だが、普通は使わない。
+
;[[スーパーロボット大戦Operation Extend]]
;{{参戦作品 (メカ)|スーパーロボット大戦GC}}({{参戦作品 (メカ)|スーパーロボット大戦XO|XO}})
+
:[[ガンダム]]、[[ガンタンク]]、[[Gファイター]]に比べると個性が弱く、やや地味な感が否めないが移動後使用可能な240mmキャノンでの強襲がかなり強力。地味にショック属性持ちなのであわよくば敵を弱体化させられるのもポイントが高い。
:初めてファーストガンダムのストーリーがシナリオの主軸に組み込まれたため、V作戦系列のMSも大幅にパワーアップ。ガンダムはまだしも、今のところシリーズ最強のガンキャノンと言える(ガンタンクも同様だったが『OE』で更新される)。
 
:主にカイが乗るが、強制出撃で[[シロー・アマダ]]や[[イーノ・アッバーブ]]もこれに乗ることがある。ただし、[[合体攻撃]](V作戦、V作戦2)はカイ搭乗時のみ使用可能。フル[[改造]]で火力は飛躍的に向上する。
 
:さすがに後半はユニット性能面で息切れしてくるが、多めのパーツスロットに鹵獲機の取り潰しで得たパーツを嵌めてやればそこそこフォロー可能。
 
;{{参戦作品 (メカ)|スーパーロボット大戦Card Chronicle}}
 
:カイが搭乗。
 
;{{参戦作品 (メカ)|スーパーロボット大戦Operation Extend}}
 
:ガンダム、ガンタンク、Gファイターに比べると個性が弱く、やや地味な感が否めないが移動後使用可能な240mmキャノンでの強襲がかなり強力。
 
:地味にショック属性持ちなので、あわよくば敵を弱体化させられるのもポイントが高い。
 
  
 
=== 関連作品 ===
 
=== 関連作品 ===
 
;[[リアルロボット戦線]]
 
;[[リアルロボット戦線]]
:カイとハヤトの2機が登場し、第1面から仲間になる。キャノン砲の威力が高く、初期は頼りになる。
+
:カイが乗り仲間になる。初期は頼りになる。
:一度撃破されても[[コアファイター]]の姿になるだけで、[[修理費]]は取られない。
 
  
 
== 装備・機能 ==
 
== 装備・機能 ==
=== 武装・[[必殺武器]] ===
+
=== 武装・必殺攻撃 ===
;格闘
 
:近接白兵用の武装は無いものの<ref>ただし、アニメ劇中には登場しなかったものの、放送当時の資料にはヒートジャックというジャックナイフ状の武器の設定画も書かれていた。</ref>、劇中では頑丈さとパワーを活かした格闘攻撃を行い、TV版・劇場版ではアムロが、THE ORIGINでカイがザクを拿捕した(後述)。SRW未実装。
 
;岩石投げ
 
:とある戦闘では弾薬が切れた際、本機の腕力の高さを利用して岩石を投げる攻撃を披露したことがある。SRW未実装。
 
 
 
==== 基本装備 ====
 
 
;60mmバルカン砲
 
;60mmバルカン砲
:ガンダムと同じく頭部に左右1対2門内蔵。本機の唯一の近接戦用武装。劇場版にて初使用。
+
:頭部に2門内蔵。本機の唯一の近接戦用武装。劇場版にて初使用。
 
;240mmキャノン砲
 
;240mmキャノン砲
:胴体上肩側に左右1対2門装備されている実体弾兵器。[[ガンタンク]]のキャノン砲と比べると砲身が短く、口径が大きい。砲身には強制冷却用のジャケットが備えられており、連射も可能。
+
:両肩に1門ずつ内蔵されている実弾兵器。[[ガンタンク]]のキャノン砲と比べると砲身が短く、口径が大きい。砲身には強制冷却用のジャケットが備えられており、連射も可能。中距離支援という設計上、弾を放物線を描いて飛ばすことに主眼を置かれているせいか棒立ちになると砲身を真正面に向けにくく、劇中では姿勢を低くして発射する事が多かった。
:中距離支援という設計上、弾を放物線を描いて飛ばすことに主眼を置かれているせいか棒立ちになると砲身を真正面に向けにくく、劇中では姿勢を低くして発射する事<ref>中でもTV版『[[機動戦士ガンダム]]』OPテーマ「翔べ!ガンダム」の映像において、四つん這いになって240mmキャノン砲を発射する場面は視聴者の印象に残りやすいであろう。</ref>が多かった。
+
;スプレーミサイルランチャー
:SRWにおいても本機の主兵装。基本的には立ったまま発射することが多いが、『XO』の[[合体攻撃]][[V作戦]](V作戦2含む)では四つん這いポーズでの砲撃が再現されている。
+
:近接戦用のオプション装備。240mmキャノン砲を換装して装備する。劇中未使用。
 +
;[[ビームライフル]]
 +
:本機の専用武装。[[ガンダム]]のそれよりも威力は控えめで取り回しが良くないが、代わりに命中精度が高く、射程も長い事から狙撃用として運用された。
 
;ハンドグレネード
 
;ハンドグレネード
:脚部に格納されている実弾兵器。劇場版でのみ使用。SRW未実装。
+
:脚部に格納されている実弾兵器。劇場版でのみ使用。
;[[ビームライフル]]
+
;岩石投げ
:本機の専用武装。[[ガンダム]]用の物より先発で開発されている事や本機の想定運用用途上ガンダム用のライフルよりも大型で取り回しが良くないが、代わりに照準機能が高性能で命中精度が高く、[[射程]]も30kmと長い(ガンダムのビームライフルの射程は8km前後とされる)事から狙撃用として運用された。
+
とある戦闘では弾薬が切れた際、本機の腕力の高さを利用して岩石を投げ攻撃を披露したことがある
:SRWではキャノン砲より射程は劣るが攻撃力は若干高くなっている作品が多い。『GC』では攻撃力は下がったが中射程P武器になった。
 
 
 
==== オプション装備 ====
 
;スプレーミサイルランチャー
 
:近接戦用のオプション装備。240mmキャノン砲を換装して装備する。劇中・SRW共に未使用。
 
;メガバズーカランチャー
 
:『[[スーパーロボット大戦|初代]]』のみ登場するスパロボオリジナル装備。本来は百式の武装。
 
:ゲーム中では本機・百式・[[ガンダム]]のいずれかに装備させることが出来る[[隠し要素|隠し武器]]。
 
;240ミリライフル砲
 
:SFC版『[[第3次スーパーロボット大戦|第3次]]』のみ、240mmキャノン砲の代わりに装備しているスパロボオリジナル装備。ちなみに「ライフル砲」とは砲腔内部に螺旋状の溝(所謂ライフリング)が刻まれている大砲のこと。
 
 
 
=== [[合体攻撃]] ===
 
;[[V作戦]]
 
:[[ガンダム]]、[[ガンタンク]]との合体攻撃。
 
;V作戦2
 
:[[G-3ガンダム]]、[[ガンタンク]]との合体攻撃。
 
  
 
=== [[特殊能力]] ===
 
=== [[特殊能力]] ===
 
;[[グループ (GR)]]
 
;[[グループ (GR)]]
:[[スーパーロボット大戦Operation Extend|OE]]』で[[ガンダム]]、[[ガンタンク]]、[[Gファイター]]とグループ出撃可能。
+
:[[OE]][[ガンダム]]、[[ガンタンク]]、[[Gファイター]]とグループ出撃可能。
  
 
=== 移動タイプ ===
 
=== 移動タイプ ===
;[[陸]][[宇宙]]
+
;[[陸]][[宇宙]]
 
:
 
:
  
 
=== [[サイズ]] ===
 
=== [[サイズ]] ===
 
;Mまたは3
 
;Mまたは3
:『OE』
+
:OEのもの。
  
== 機体BGM ==
+
== 機体[[BGM]] ==
 
斜線で区切られたものは、劇場版サウンドトラックでの曲名。
 
斜線で区切られたものは、劇場版サウンドトラックでの曲名。
;「翔べ!ガンダム」
 
:『[[スーパーロボット大戦|第1次]]』で使用。
 
;「颯爽たるシャア」
 
:『[[第3次スーパーロボット大戦|第3次]]』『[[第4次スーパーロボット大戦|第4次]]』にて。
 
 
;「ホワイトベース / 重力圏へ M43」
 
;「ホワイトベース / 重力圏へ M43」
:『[[スーパーロボット大戦Operation Extend|OE]]』での選曲。
+
:OEでの選曲。
 
;「赤い彗星 / 紅の機動兵器 M14」
 
;「赤い彗星 / 紅の機動兵器 M14」
:『OE』で[[連携攻撃]]はこちら。
+
:OEで連携攻撃はこちら。
 
 
==対決・名場面==
 
;VS[[ランバ・ラル隊]]
 
:第16話より。[[セイラ・マス|セイラ]]の無断出撃で[[ガンダム]]に乗れなかった[[アムロ・レイ|アムロ]]はガンキャノンで出撃。まるでガンダムを使いこなせなかったセイラと異なり、機動性に劣るガンキャノンでも巧みに[[グフ]]の攻撃を回避し、[[アコース]]の[[ザク]]を一撃必殺。更に[[コズン・グラハム|コズン]]機を格闘戦で叩きのめして[[捕獲]]する<ref>この際にガンキャノンが'''無力化したザクの頭を鷲掴みにして引きずって連行する'''というまるで悪役のような動きを見せたため、ファンの間ではよくネタにされる。</ref>など、ガンダムに乗らずともアムロの高い操縦技術が見られた回であった。
 
:なお前掲の通り、漫画『THE ORIGIN』ではガンダムを中破されたアムロを助ける為にカイがガンキャノンで大暴れし、コズン機を鹵獲した。
 
 
 
== 主な関連機体 ==
 
一覧に無い機体は[https://gundam.wiki.cre.jp/wiki/%E3%82%AC%E3%83%B3%E3%82%AD%E3%83%A3%E3%83%8E%E3%83%B3#.E9.96.A2.E9.80.A3.E6.A9.9F.E4.BD.93 ガンダムWiki]を参照。
 
  
 +
== 関連機体 ==
 
=== 強化型・バリエーション機 ===
 
=== 強化型・バリエーション機 ===
;[[GUNDAM:量産型ガンキャノン|量産型ガンキャノン]](SRW未登場)
+
;ジム・キャノン
:ガンキャノンの量産試作型。『[[機動戦士ガンダム0080 ポケットの中の戦争]]』に登場する。
+
:『[[MSV]]』及び『[[機動戦士Ζガンダム]]』に登場した機体。名前と顔は[[ジム]]なものの、ジムのパーツを用いたガンキャノンの簡易量産型。
 +
;量産型ガンキャノン
 +
:『[[機動戦士ガンダム 0080 ポケットの中の戦争|機動戦士ガンダム 0080]]』にて登場した機体。装甲材の変更や[[コアブロックシステム]]のオミットなどによってコストダウンが図られている。また、一部の性能はガンキャノンを凌いでいる。[[グレイファントム]]に2機が搭載されていたが、[[ミハイル・カミンスキー]]の[[ケンプファー]]によって瞬殺されている。SRW未登場。
 +
;ガンキャノン重装型
 +
:『[[MSV]]』及び『[[機動戦士Ζガンダム]]』に登場した機体。ジム・キャノンと同時期に開発され、厚い装甲がさらに強化されている。劇中では[[ジャブロー]]の防衛部隊に配備されており、[[エゥーゴ]]の[[モビルスーツ]]部隊と交戦していた。SRW未登場。
 +
;ガンキャノンⅡ
 +
:[[MSV]]』に登場した機体。長距離狙撃に特化しており、右肩はビーム砲、左肩は長距離センサーとなっている。SRW未登場。
 
;[[ジム・キャノンII]]
 
;[[ジム・キャノンII]]
:[[GUNDAM:ジム・キャノン|ジム・キャノン]]や量産型ガンキャノンをベースに開発されている、ガンキャノン系列の集大成とも言える機体。
+
:[[機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORY|機動戦士ガンダム0083]]』や『[[劇場版 機動戦士Ζガンダム]]』に登場する機体。ジム・キャノンや量産型ガンキャノンをベースに開発されている。
  
=== 関連機 ===
+
=== 関連機体(デザインなど) ===
 
;[[ガンダム]]、[[ガンタンク]]
 
;[[ガンダム]]、[[ガンタンク]]
:本機と同じく「[[V作戦]]」によって開発された機体。
+
:本機と同じく「[[V作戦]]」によって開発された機体
 
;[[ホワイトベース]]
 
;[[ホワイトベース]]
 
:「V作戦」の要となる[[母艦]]。
 
:「V作戦」の要となる[[母艦]]。
 +
 +
=== 他作品の関連機体 ===
 +
;[[リボーンズガンダム]]
 +
:『[[機動戦士ガンダム00]] セカンドシーズン』に登場するこの機体の砲撃戦形態「リボーンズキャノン」は本機と外見が似ている。これは、本機のオマージュとしてデザインされているため。
 +
:なお、リボーンズガンダムの開発元の機体の一つに、GNキャノン(「ガンキャノン」と読む。SRW未登場)という砲撃戦主体のモビルスーツが存在しており、その型式番号は「CBY-077」と、元祖ガンキャノンを意識したものになっている。
 +
;[[ドラグナー2型]]
 +
:『[[機甲戦記ドラグナー]]』に登場する機体。作品共々[[機動戦士ガンダム|ファーストガンダム]]のオマージュであるが、同機はガンキャノンに似せてデザインされている。特に肩のキャノン砲、シールドの未装備、分厚い装甲などが顕著。
  
 
== 余談 ==
 
== 余談 ==
*実はガンキャノンは『[[機動戦士ガンダム]]』の企画当初において、主役メカとしてデザインされた機体であった。
+
*実は、ガンキャノンは『[[機動戦士ガンダム]]』の企画当初において、主役メカとしてデザインされた機体であった。しかし、その案は却下され、結果的に新たにデザインされた[[ガンダム]]が主役メカになっている。
**ところがその案は却下され、結果的に新たにデザインされた[[ガンダム]]が主役メカになっている。
 
**『機動戦士ガンダム』の企画に大きな影響を与えたとされる海外SF小説『宇宙の戦士(Starship Troopers)』では機動歩兵用のパワードスーツが登場するが、その日本版の挿絵ではボリュームのあるシルエット、ゴーグル状のカメラアイ、背部から伸びたキャノン砲、ジャバラ状の間接に丸みのある手足など、ガンキャノンを思わせる要素がいくつか見受けられる。
 
*安彦良和氏の[[漫画]]『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』(SRW未参戦)では、[[旧ザク]]に対抗して作られた[[地球連邦軍|連邦軍]]初のモビルスーツという設定になっており、性能面は[[機動戦士ガンダム|TV版本編および劇場版]]のガンキャノンと比較して大きく劣っている。作中ではサイド7で3機がホワイトベースに搭載されている。その為、同作の[[ジオン兵]]がガンキャノンを見て「旧式だ」と侮る一方、ジムを見るなり「白いMSが量産された!!」とパニックになるなどの描写が見受けられる。
 
**OVA版では「ガンキャノン最初期型はガンタンク初期型と同じMBTの枠内で開発された」とされ、モビルスーツではなくなってしまった。
 
*パラレル扱いである漫画/OVA『機動戦士ガンダム サンダーボルト』(SRW未参戦)では、本機が[[ジム]]やその系列の機体同様に大量に生産されている(『[[機動戦士ガンダム0080 ポケットの中の戦争|0080]]』に登場したRX-77D 量産型ガンキャノンではない)。また、キャノンは肩に直置きではなくバックパックから伸びる形状となっている。
 
*[[リボーンズガンダム]]、[[ドラグナー2型]]、[[シュッツバルト]]、[[量産型ゲシュペンストMk-II改]]・タイプCなどは本機のオマージュが入っている。
 
*福岡ソフトバンクホークス所属の甲斐拓也捕手は、その強肩に因んだ「'''甲斐キャノン'''」なる[[異名|愛称]]でファンから呼ばれているが、これは本機とそのパイロットたるカイ(甲斐)・シデンとの語呂合わせが由来となっている。
 
**なお、2018年の契約更改交渉で甲斐捕手は'''ガンキャノンのコスプレ姿(但しAパーツのみ)を披露しつつ記者会見に臨んでいる。'''
 
*2019年に食玩『Gフレーム』で商品化された際、'''まさかの「岩」が武器として付属'''。抱え上げて投げるポーズを取れるだけでなく、ジオラマパーツとしても使用可能な汎用性の高さを誇る。
 
 
 
== 脚注 ==
 
<references />
 
  
 
== 商品情報 ==
 
== 商品情報 ==
*プラモデル
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=== プラモデル ===
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<amazon>B0016EJXSO</amazon><amazon>B00030EVBQ</amazon><amazon>B002DLPXII</amazon><amazon>B0016EUENW</amazon><amazon>B00030EU8K</amazon><amazon>B000NGQ758</amazon><amazon>B001CNONWK</amazon>
  
*フィギュアなど
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=== フィギュア他 ===
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<amazon>B0002U3HAS</amazon><amazon>B0002U3GFE</amazon><amazon>B000AQMGK6</amazon><amazon>B0051YM3IC</amazon><amazon>4894252678</amazon>
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== 資料リンク ==
 
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*[[GUNDAM:ガンキャノン]]
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*[http://wiki.cre.jp/GUNDAM/ガンキャノン ガンダムWiki - ガンキャノン]
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<!-- *[[一覧:ガンキャノン]] -->
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{{ガンダムシリーズ}}
 
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