「アンチスパイラル」を編集中
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*{{登場作品 (人物)|天元突破グレンラガン (TV)|天元突破グレンラガン}} | *{{登場作品 (人物)|天元突破グレンラガン (TV)|天元突破グレンラガン}} | ||
*{{登場作品 (人物)|劇場版 天元突破グレンラガン 螺巌篇}} | *{{登場作品 (人物)|劇場版 天元突破グレンラガン 螺巌篇}} | ||
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| 種族 = 反螺旋族 | | 種族 = 反螺旋族 | ||
+ | | キャラクターデザイン = 錦織敦史 | ||
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== 概要 == | == 概要 == | ||
[[螺旋力]]を持つ生物を滅ぼそうとする謎の存在。螺旋力の増大によっておこる[[宇宙]]の滅亡「'''[[スパイラルネメシス]]'''」を防ぐための行動をとっているが、詳細は不明。全宇宙においても特に強い螺旋力を持つ[[シモン]]を敵視しており、彼を「螺旋の男」と呼んで警戒している。 | [[螺旋力]]を持つ生物を滅ぼそうとする謎の存在。螺旋力の増大によっておこる[[宇宙]]の滅亡「'''[[スパイラルネメシス]]'''」を防ぐための行動をとっているが、詳細は不明。全宇宙においても特に強い螺旋力を持つ[[シモン]]を敵視しており、彼を「螺旋の男」と呼んで警戒している。 | ||
− | + | その正体はスパイラルネメシスの危機に気付き、己の進化を封印し、同時に他の螺旋族を統制する事でスパイラルネメシスを永遠に封じ込めようとした「'''当時最も進化していた螺旋族'''」である。1000年前の銀河大戦で螺旋族を破った後、螺旋族とその末裔達への監視システム・殲滅システムを宇宙全域に配置する。[[地球]]の場合、[[月]]に監視及び殲滅システムが設けられており、更に地球上にはその端末が、人類の目の届かない様々な形で配置されていた。螺旋族はこのシステムからの滅びを免れるため、螺旋力の増大を抑えて地下で細々と暮らすことを余儀なくされる。現在の地球でこの事実を知っていたのは、かつて銀河大戦において戦っていた[[ロージェノム]]と[[グアーム]]のみであり、彼が地下に人間を押し込めていたのはこのためであった。 | |
− | + | 人前に見せる姿は人に近い形でありながら、肉体、表情はおろか光すらも感じさせない虚無的な姿を形成している。最終的にはより深い絶望を与えるために、同等の姿で対象を粉砕するという手段を取っている。 | |
− | + | その力は時間空間を超越し、多次元に影響を及ぼす。また、時間軸の分岐によって発生する多元宇宙を、認識した瞬間に実体化させ、その宇宙と入れ替える事で無限の可能性に精神を閉じこめる「'''多元宇宙迷宮'''」という能力を持つ。これは知的生命体に対して絶対的な力を誇っていた。更に自らの力で宇宙を生み出し、なおかつそれら全てを操る力を持つため、ロージェノムはその存在を「宇宙そのもの」と説明した。 | |
− | + | その戦闘力はロボットアニメ史全体でもケタ違いに高く、劇場版に至っては[[天元突破グレンラガン (ガンメン)|天元突破]]を終始圧倒、ガンメン達も片っ端から粉砕、[[超天元突破グレンラガン|超天元突破]]に対してもマトリョーシカアタックごと次々に撃破するという恐ろしい強さを発揮するも、最終的には[[シモン]]に敗北。彼に全宇宙の未来を託して隔絶宇宙もろとも消滅した。 | |
− | TV版では捨て身のラガンインパクトで自身の身体ごと貫かれて敗北したが、螺厳編ではそのラガンを破壊し[[グランゼボーマ]] | + | TV版では捨て身のラガンインパクトで自身の身体ごと貫かれて敗北したが、螺厳編ではそのラガンを破壊し[[グランゼボーマ]]の中枢・アンチスパイラルの母星に投げ込まれたシモン相手に身一つでの殴り合いに発展、格闘のみ成らず自身の体を触手に変化させて攻撃するも、自らの腕をドリルに変換したシモンの一撃を受けて敗北しており、彼の最後はTV版と螺厳編とでは大きく異なっている。 |
== 登場作品と役柄 == | == 登場作品と役柄 == | ||
=== [[Zシリーズ]] === | === [[Zシリーズ]] === | ||
− | ; | + | ;[[第2次スーパーロボット大戦Z再世篇]] |
− | : | + | :螺厳編最終局面から一足先に登場。本作に登場する敵勢力の中では初登場がぶっちぎりで遅い。 |
:[[インベーダー]]と並ぶ人類の天敵[[バアル]]の一角を担っており、原作通り[[ムガン]]の軍団と[[陰月]]こと[[カテドラル・ラゼンガン]]の落下攻撃で地球を絶体絶命の危機に追い込む。担当声優は原作同様上川氏で、[[ゲル|津嘉山正種氏]]に続く大物の登場。相変わらずの熱演を魅せるが本作では本領を発揮しておらず(大体3割くらい)、[[アンチ・グレンラガン]]による挨拶代わりの前哨戦となっている。 | :[[インベーダー]]と並ぶ人類の天敵[[バアル]]の一角を担っており、原作通り[[ムガン]]の軍団と[[陰月]]こと[[カテドラル・ラゼンガン]]の落下攻撃で地球を絶体絶命の危機に追い込む。担当声優は原作同様上川氏で、[[ゲル|津嘉山正種氏]]に続く大物の登場。相変わらずの熱演を魅せるが本作では本領を発揮しておらず(大体3割くらい)、[[アンチ・グレンラガン]]による挨拶代わりの前哨戦となっている。 | ||
:なお、人類殲滅システムの起動条件は人口100億人になっており、これは本来一つの地球であるなら周辺コロニーなども含めても最大人口はせいぜい80億が限界らしいが、多元世界において複数の世界が何らかの形でつながった場合には100億人を超えるという設定。 | :なお、人類殲滅システムの起動条件は人口100億人になっており、これは本来一つの地球であるなら周辺コロニーなども含めても最大人口はせいぜい80億が限界らしいが、多元世界において複数の世界が何らかの形でつながった場合には100億人を超えるという設定。 | ||
− | ; | + | ;[[第3次スーパーロボット大戦Z時獄篇]] |
:顔グラフィックが描き直された。本作の版権作品最後の敵であり、エピローグの[[尸空]]がほぼイベント戦闘のため、本作の実質的な[[ラストボス|ラスボス]]となる。希望を見い出そうとする[[Z-BLUE]]に絶望を味わわせんとばかりに[[グランゼボーマ]]を繰り出し、超螺旋宇宙で本気の勝負が繰り広げられる。 | :顔グラフィックが描き直された。本作の版権作品最後の敵であり、エピローグの[[尸空]]がほぼイベント戦闘のため、本作の実質的な[[ラストボス|ラスボス]]となる。希望を見い出そうとする[[Z-BLUE]]に絶望を味わわせんとばかりに[[グランゼボーマ]]を繰り出し、超螺旋宇宙で本気の勝負が繰り広げられる。 | ||
:[[ガドライト・メオンサム|ガドライト]]&[[ジェミニア]]に比べると単独では楽だが、周囲に長射程揃いの[[上級ムガン]]・[[アシュタンガ級]]・[[ハスタグライ級]]・[[パダ級]]がいるためむしろこちらの方が面倒。じわじわと削られた後に[[マップ兵器]]を喰らうと洒落にならない損害を被る。[[超能力]]・[[底力]]・[[極]]を持ちサイズ差補正がなくなる最終話の仕様も相まって、精神コマンドなしでの回避は非常に難しい。 | :[[ガドライト・メオンサム|ガドライト]]&[[ジェミニア]]に比べると単独では楽だが、周囲に長射程揃いの[[上級ムガン]]・[[アシュタンガ級]]・[[ハスタグライ級]]・[[パダ級]]がいるためむしろこちらの方が面倒。じわじわと削られた後に[[マップ兵器]]を喰らうと洒落にならない損害を被る。[[超能力]]・[[底力]]・[[極]]を持ちサイズ差補正がなくなる最終話の仕様も相まって、精神コマンドなしでの回避は非常に難しい。 | ||
− | :[[エースボーナス]]「自軍フェイズ開始時、敵ユニットの気力-5」の効果により、自軍の気力が減る。これを相殺できる手段は[[ブライト・ノア]]のエースボーナス「自軍フェイズ開始時、指揮範囲内にいる味方の気力+3」と、[[クレア・ドロセラ]]のエースボーナス「自軍フェイズ開始時、マップ上の味方パイロットの気力+2」(+5 + -5 = | + | :[[エースボーナス]]「自軍フェイズ開始時、敵ユニットの気力-5」の効果により、自軍の気力が減る。これを相殺できる手段は[[ブライト・ノア]]のエースボーナス「自軍フェイズ開始時、指揮範囲内にいる味方の気力+3」と、[[クレア・ドロセラ]]のエースボーナス「自軍フェイズ開始時、マップ上の味方パイロットの気力+2」(+5 + -5 = 0)。後はイベントで精神ポイントとENが全回復するので、全力で倒そう。 |
:何気に[[天元突破グレンラガン (ガンメン)|天元突破グレンラガン]]を確実に仕留めるために上述のムガン等を繰り出したため、逆に'''[[Z-BLUE|自部隊]]を天元突破させる事になる大失敗'''をしている(ムガンや艦隊がアンチスパイラルの意志で天元突破していることが判明したため、「意志の力で天元突破が出来る」と理解した自軍もそれに倣った)。 | :何気に[[天元突破グレンラガン (ガンメン)|天元突破グレンラガン]]を確実に仕留めるために上述のムガン等を繰り出したため、逆に'''[[Z-BLUE|自部隊]]を天元突破させる事になる大失敗'''をしている(ムガンや艦隊がアンチスパイラルの意志で天元突破していることが判明したため、「意志の力で天元突破が出来る」と理解した自軍もそれに倣った)。 | ||
;[[第3次スーパーロボット大戦Z天獄篇]] | ;[[第3次スーパーロボット大戦Z天獄篇]] | ||
− | : | + | :残されたムガンが御使いの戦力として利用されてしまっているが、『宇宙を守れ』と彼の意思を受け継いだシモンが残らず叩き潰す。 |
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=== 単独作品 === | === 単独作品 === | ||
− | ; | + | ;[[スーパーロボット大戦Card Chronicle]] |
:イベント「未来に繋ぐ想い」にて、[[デウスエクスマキナ]]と手を組んでいる。 | :イベント「未来に繋ぐ想い」にて、[[デウスエクスマキナ]]と手を組んでいる。 | ||
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− | == | + | == パイロットステータス設定の傾向 == |
=== [[能力|能力値]] === | === [[能力|能力値]] === | ||
− | + | 『再世篇』では全体的に高い能力を持つが、防御が低い。そのため、強化が十分ならグレンラガンだけで対応できる。だが本格的な激突となる『時獄篇』では回避以外の全能力が300弱というとんでもない強さを発揮してくる。 | |
=== [[精神コマンド]] === | === [[精神コマンド]] === | ||
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:'''[[てかげん]]、[[直感]]、[[直撃]]、[[気迫]]、[[魂]]''' | :'''[[てかげん]]、[[直感]]、[[直撃]]、[[気迫]]、[[魂]]''' | ||
:もはや監視の必要がなくなったためか「[[偵察]]」が消えている。 | :もはや監視の必要がなくなったためか「[[偵察]]」が消えている。 | ||
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− | === [[ | + | === [[特殊技能]](特殊スキル) === |
出自が出自ゆえか、[[螺旋力]]は持っていない。 | 出自が出自ゆえか、[[螺旋力]]は持っていない。 | ||
;[[第2次スーパーロボット大戦Z再世篇|第2次Z再世篇]] | ;[[第2次スーパーロボット大戦Z再世篇|第2次Z再世篇]] | ||
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:'''[[超能力]]L9、[[底力]]L7、[[極]]、[[カウンター]]L8、[[集束攻撃|マルチターゲット]] [[気力+ボーナス]]、[[精神耐性]]、[[2回行動]]''' | :'''[[超能力]]L9、[[底力]]L7、[[極]]、[[カウンター]]L8、[[集束攻撃|マルチターゲット]] [[気力+ボーナス]]、[[精神耐性]]、[[2回行動]]''' | ||
:前哨戦を経て本気を出したためか、色々シャレにならない技能が追加されている。とてつもない広さのマップ兵器を叩き込んだ後に全体攻撃で落としに来るという恐ろしい連携を使ってくるため、対策は怠りなく。 | :前哨戦を経て本気を出したためか、色々シャレにならない技能が追加されている。とてつもない広さのマップ兵器を叩き込んだ後に全体攻撃で落としに来るという恐ろしい連携を使ってくるため、対策は怠りなく。 | ||
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− | === [[エースボーナス]] === | + | === [[エースボーナス|固有エースボーナス]] === |
− | ; | + | ;戦闘した相手の気力-5 |
− | :『[[第2次スーパーロボット大戦Z再世篇|第2次Z再世篇]] | + | :『[[第2次スーパーロボット大戦Z再世篇|第2次Z再世篇]]』でのもの。殴っただけ気力が下がる厄介なボーナス。なのだが、登場ステージは最初から気力MAXで始まるので、正直効果は薄い。[[ネゴシエイター]]のエースボーナス獲得による強化版と同じ効果。 |
;自軍フェイズ開始時、敵ユニットの気力-5 | ;自軍フェイズ開始時、敵ユニットの気力-5 | ||
− | :『[[第3次スーパーロボット大戦Z時獄篇|第3次Z時獄篇]] | + | :『[[第3次スーパーロボット大戦Z時獄篇|第3次Z時獄篇]]』でのもの。[[ファートゥム]]の「パッシーオ」に相当するボーナスに変更。今度は気力100から始まるので手早く気力をあげて手早く敵を倒し、手数を回しても問題ない状況を作り出そう。[[FIRE BOMBER]]の立ち回りがカギになるだろうか。 |
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== 人間関係 == | == 人間関係 == | ||
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:『[[Zシリーズ]]』では、かつて敵対していた者達。 | :『[[Zシリーズ]]』では、かつて敵対していた者達。 | ||
;[[不動ZEN]]、[[渚カヲル]] | ;[[不動ZEN]]、[[渚カヲル]] | ||
− | : | + | :『第3次Z時獄篇』では「シンカを果たした者」として静観に徹するため、積極的に排除することは無いが敵視している。 |
;[[デウスエクスマキナ]] | ;[[デウスエクスマキナ]] | ||
:『[[スーパーロボット大戦Card Chronicle|CC]]』では彼と手を組み、地球を襲撃する。 | :『[[スーパーロボット大戦Card Chronicle|CC]]』では彼と手を組み、地球を襲撃する。 | ||
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=== [[ガンダムシリーズ]] === | === [[ガンダムシリーズ]] === | ||
;[[フル・フロンタル]] | ;[[フル・フロンタル]] | ||
− | : | + | :『[[第3次スーパーロボット大戦Z時獄篇|第3次Z時獄篇]]』では直接会話する事は無いものの、自身の目的に合致する[[エタニティ・フラット]]の構築を目指しているため、手を貸す場面がある。 |
=== リアル系 === | === リアル系 === | ||
;[[バジュラ]] | ;[[バジュラ]] | ||
− | : | + | :『Zシリーズ』ではかつて敵対していた。 |
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=== [[バンプレストオリジナル]] === | === [[バンプレストオリジナル]] === | ||
;[[次元将]] | ;[[次元将]] | ||
− | : | + | :『Zシリーズ』ではかつて敵対していた。 |
;[[御使い]] | ;[[御使い]] | ||
− | :「根源的な災厄」の正体。彼等から全ての宇宙を守るべく『[[第2次スーパーロボット大戦Z再世篇|第2次Z再世篇]] | + | :「根源的な災厄」の正体。彼等から全ての宇宙を守るべく『[[第2次スーパーロボット大戦Z再世篇|第2次Z再世篇]]』・『第3次Z時獄篇』において、[[螺旋力]]と[[真化]]の兆しを持つ人類を滅ぼそうとした。 |
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== 名台詞 == | == 名台詞 == | ||
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;「ない!! 否!! 否、否、否、否、否、否、否、否、否、否!! 断じて、否ぁあああああああああああっ!!!」<br />「決意もなく、覚悟もなく、道理もなく、己の欲望のままに螺旋の力を使い、その力に溺れる…それが螺旋族の限界!」<br />「だからこそ、滅びなければならないのだぁぁぁっ!!」 | ;「ない!! 否!! 否、否、否、否、否、否、否、否、否、否!! 断じて、否ぁあああああああああああっ!!!」<br />「決意もなく、覚悟もなく、道理もなく、己の欲望のままに螺旋の力を使い、その力に溺れる…それが螺旋族の限界!」<br />「だからこそ、滅びなければならないのだぁぁぁっ!!」 | ||
:上記の台詞の後、天元突破グレンラガンにラッシュをかけながらこの台詞でシモンらを、そして螺旋族を真っ向から否定する。螺巌篇では更に'''天元突破グレンラガンを片っ端から解体する'''というとんでもないシーンが追加されている。 | :上記の台詞の後、天元突破グレンラガンにラッシュをかけながらこの台詞でシモンらを、そして螺旋族を真っ向から否定する。螺巌篇では更に'''天元突破グレンラガンを片っ端から解体する'''というとんでもないシーンが追加されている。 | ||
− | ; | + | ;「所詮は我々に捻じ伏せられるだけの哀れな存在! その思い上がり、後悔させてやろう!!」<br />「インフィニティィィィィッ!! ビッグバンッ!! ストォォォォォォォォォムッ!!」<br />「永劫に続く宇宙創世の業火に焼かれ、DNAの一片まで完全消滅するがいい!!」 |
:手近にある二つの銀河を手にし、圧縮させて放つ「インフィニティ・ビッグバン・ストーム」。アンチスパイラルはこの技と共に、天元突破グレンラガンごとシモンらの信念を、そしてシモンらの住む地球を消滅させんと試みる。 | :手近にある二つの銀河を手にし、圧縮させて放つ「インフィニティ・ビッグバン・ストーム」。アンチスパイラルはこの技と共に、天元突破グレンラガンごとシモンらの信念を、そしてシモンらの住む地球を消滅させんと試みる。 | ||
;「面白い…ならば!」<br />「反螺旋ッ! ギガァッ! ドリルゥッ! ブレイクゥゥゥ―――ッッ!!」 | ;「面白い…ならば!」<br />「反螺旋ッ! ギガァッ! ドリルゥッ! ブレイクゥゥゥ―――ッッ!!」 | ||
:螺巌篇最終局面。[[超天元突破グレンラガン]]の咆哮に負けじと反螺旋ギガドリルブレイクで応戦する。上川氏の熱い叫びが印象に残り、シモンに負けじと吠える所が元螺旋族である名残か。 | :螺巌篇最終局面。[[超天元突破グレンラガン]]の咆哮に負けじと反螺旋ギガドリルブレイクで応戦する。上川氏の熱い叫びが印象に残り、シモンに負けじと吠える所が元螺旋族である名残か。 | ||
:スパロボでは「ブレイク」の叫びが素晴らしく凄まじいことになっており、これでトドメを刺されると妙な爽快感まである。 | :スパロボでは「ブレイク」の叫びが素晴らしく凄まじいことになっており、これでトドメを刺されると妙な爽快感まである。 | ||
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;「ぬぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅ―――――ッッ!!」 | ;「ぬぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅ―――――ッッ!!」 | ||
− | : | + | :螺巌篇にて、生身でぶつかり合うシモンとアンチスパイラル。戦いは終わりに差し掛かり、シモンは決して折れることのない鋼の意思と共に最後の一撃を放つ。そしてアンチスパイラルは叫びと共に、最後の一撃を受けた―― |
:また、スパロボでは撃墜台詞として採用されている。 | :また、スパロボでは撃墜台詞として採用されている。 | ||
− | ; | + | ;「ならばこの宇宙、必ず守れよ……」 |
− | : | + | :死闘の末、アンチスパイラルは分離に次ぐ分離を経たラガンの攻撃、そして明日を信じる大グレン団とシモンらの意志に敗れ去る。そして消滅する寸前、彼はシモンに未来を託すのだった…… |
== 迷台詞 == | == 迷台詞 == | ||
166行目: | 131行目: | ||
=== 再世篇 === | === 再世篇 === | ||
;「螺旋生命体…その闇雲な進化は全銀河の脅威だ。お前達の存在を許すわけにはいかない。その消去は私の使命だ」 | ;「螺旋生命体…その闇雲な進化は全銀河の脅威だ。お前達の存在を許すわけにはいかない。その消去は私の使命だ」 | ||
− | : | + | :初戦闘時の戦闘前会話。「彼ら」が警戒しているのは正確に言うと「螺旋力による進化」なのだが、その理由は…… |
;アンチスパイラル「螺旋の男よ。お前とお前の仲間達の存在はスパイラルネメシスを引き起こす」<br />「その存在を見逃すわけにはいかない」<br />シモン「俺の生命は俺のもので、ニアの生命はニアのもので、みんなの生命はみんなのものだ!それを勝手な理屈で奪おうとするお前は俺の敵だ!!お前の力がどれだけ強大だろうと、俺はこのドリルで必ず突き抜けてみせる!」<br />アンチスパイラル「愚かな…。自らの存在が銀河全てを滅ぼすとも知らずに…」 | ;アンチスパイラル「螺旋の男よ。お前とお前の仲間達の存在はスパイラルネメシスを引き起こす」<br />「その存在を見逃すわけにはいかない」<br />シモン「俺の生命は俺のもので、ニアの生命はニアのもので、みんなの生命はみんなのものだ!それを勝手な理屈で奪おうとするお前は俺の敵だ!!お前の力がどれだけ強大だろうと、俺はこのドリルで必ず突き抜けてみせる!」<br />アンチスパイラル「愚かな…。自らの存在が銀河全てを滅ぼすとも知らずに…」 | ||
:[[シモン]]との戦闘前会話。 | :[[シモン]]との戦闘前会話。 | ||
179行目: | 144行目: | ||
;アンチスパイラル「私がお前達に運命を与える」<br/>「多元宇宙迷宮…。無限の可能性の地獄の中で閉ざされた人生を永遠に送るがいい」<br/>ヴィラル「閉ざされた永遠…」<br/>アンチスパイラル「そうだ。[[哀しみのサクリファイ|あの者]]がお前達に与えた慈悲と同じだ」 | ;アンチスパイラル「私がお前達に運命を与える」<br/>「多元宇宙迷宮…。無限の可能性の地獄の中で閉ざされた人生を永遠に送るがいい」<br/>ヴィラル「閉ざされた永遠…」<br/>アンチスパイラル「そうだ。[[哀しみのサクリファイ|あの者]]がお前達に与えた慈悲と同じだ」 | ||
:多元宇宙迷宮について。この能力は「可能性を具現化し、閉ざされた時間の中に精神を閉じ込める」というものだが、規模が違うだけでほぼ同様の[[エタニティ・フラット]]は「神の慈悲」であるらしい。 | :多元宇宙迷宮について。この能力は「可能性を具現化し、閉ざされた時間の中に精神を閉じ込める」というものだが、規模が違うだけでほぼ同様の[[エタニティ・フラット]]は「神の慈悲」であるらしい。 | ||
− | ;「多元宇宙…。それは可能性の分岐だ。その中で、彼等は覚めない夢に囚われる」<BR/>「それはそうであったかも知れない可能性…。都合のいい夢もあれば、悪夢もある」<BR/>「可能性を認識できる知性がある限り、あれからは絶対に抜け出せない。螺旋力が発動する事もない」<BR/>「…螺旋族の戦いは不毛だ…。いくら絶対的絶望を与えても、どこかの宇宙の片隅でまた別の愚か者が立ち上がる」<BR/> | + | ;「多元宇宙…。それは可能性の分岐だ。その中で、彼等は覚めない夢に囚われる」<BR/>「それはそうであったかも知れない可能性…。都合のいい夢もあれば、悪夢もある」<BR/>「可能性を認識できる知性がある限り、あれからは絶対に抜け出せない。螺旋力が発動する事もない」<BR/>「…螺旋族の戦いは不毛だ…。いくら絶対的絶望を与えても、どこかの宇宙の片隅でまた別の愚か者が立ち上がる」<BR/>「我々も飽きた…。だが、イレギュラー…お前の中の抵抗因子を解析できれば、[[バアル|彼等]]の完全消滅が可能になる」<BR/>「そうすれば、[[御使い|奴ら]]の干渉もなくなり、宇宙には真の平穏が訪れる…」 |
− | : | + | :ここで言う「彼等」とはバアル、「奴ら」とは御使いの事だろう。 |
;「…ある者は自分の夢見ていた状況に浸り、またある者は最悪の可能性の中で永劫の苦しみを彷徨い、またある者は死という最大の苦痛を何度も味わう」<BR/>「多元宇宙迷宮に閉じ込められた者は脱出は不可能だ」 | ;「…ある者は自分の夢見ていた状況に浸り、またある者は最悪の可能性の中で永劫の苦しみを彷徨い、またある者は死という最大の苦痛を何度も味わう」<BR/>「多元宇宙迷宮に閉じ込められた者は脱出は不可能だ」 | ||
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:最期の台詞。自身を倒したZ-BLUEに「根源的な災厄」が来ることを告げたが、シモンはこう答えた――'''「それでも俺達は進む」'''と。 | :最期の台詞。自身を倒したZ-BLUEに「根源的な災厄」が来ることを告げたが、シモンはこう答えた――'''「それでも俺達は進む」'''と。 | ||
:その言葉を聞いた「悲しき宇宙の守護者」は自身に代わってこの宇宙を「地球と宇宙の守護者たち」に託して消えたのであった。 | :その言葉を聞いた「悲しき宇宙の守護者」は自身に代わってこの宇宙を「地球と宇宙の守護者たち」に託して消えたのであった。 | ||
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== スパロボシリーズの迷台詞 == | == スパロボシリーズの迷台詞 == | ||
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**ちなみに、中島かずき氏脚本のグレンラガンの[[ドラマCD]]第3弾「男組だよ! グレンラガン」のキャスト表には「'''アンスパ野郎と呼ばれる男'''(アンチスパイラル) 上川隆也」と掲載されている。 | **ちなみに、中島かずき氏脚本のグレンラガンの[[ドラマCD]]第3弾「男組だよ! グレンラガン」のキャスト表には「'''アンスパ野郎と呼ばれる男'''(アンチスパイラル) 上川隆也」と掲載されている。 | ||
**上記作品のコミカライズでは全身タイツの男として登場。腹ごしらえのために喫茶店に入ったカミナに、睡眠薬入りのあんかけスパゲティを奢った。 | **上記作品のコミカライズでは全身タイツの男として登場。腹ごしらえのために喫茶店に入ったカミナに、睡眠薬入りのあんかけスパゲティを奢った。 | ||
− | * | + | *デザインのイメージは「簡略化して描いた『ウルトラマン』」。別名「宇宙マン」。特徴的な口の形もウルトラマンの造形を元にしたためだが(ただしうろ覚えだった)、そのことを知らない声優たちは「何でこいつは常にヨダレを垂らしているんだ?」と思っていたらしい。 |
**なお、常にチラついている体のデザインの中には、ガイナックス社屋近所で撮影した写真なども混ざっているらしい。 | **なお、常にチラついている体のデザインの中には、ガイナックス社屋近所で撮影した写真なども混ざっているらしい。 | ||
− | * | + | *アンチスパイラルを演じた上川隆也氏はガイナックス作品の大ファンであり、インタビューでガイナックス作品に参加できたことは純粋に嬉しいと語った一方で、アンチスパイラル役を演じるに当たり製作スタッフから資料と台本を送られたことで後の展開を知ってしまったことには「実は……ものすごく後悔しているんですよ」と吐露している。一方で役作りは極めて綿密に行い、気心の知れている中島かずき氏とディスカッションを重ねたことでシモンの対存在であり根本から否定する存在、というアンチスパイラルが生まれた。 |
− | |||
**演技の方はというと主役陣を喰いかねない白熱っぷりで、グレンラガンを締めくくる最終ボスに相応しい演技を魅せてくれた。視聴者からも喝采を浴び、それを受けて劇場版では更に凄まじくなった熱い演技をもって、シモン達と激闘を繰り広げた。その演技は時獄篇でも健在……というか当時より苛烈に、版権作品の主人公をも食いかねない圧倒的な声をもって最後の壁として立ち塞がった。 | **演技の方はというと主役陣を喰いかねない白熱っぷりで、グレンラガンを締めくくる最終ボスに相応しい演技を魅せてくれた。視聴者からも喝采を浴び、それを受けて劇場版では更に凄まじくなった熱い演技をもって、シモン達と激闘を繰り広げた。その演技は時獄篇でも健在……というか当時より苛烈に、版権作品の主人公をも食いかねない圧倒的な声をもって最後の壁として立ち塞がった。 | ||
**ちなみに、カミナ役の小西克幸氏は後に、ロージェノム役の池田氏とアンチスパイラル役の上川氏を'''「上手すぎて俺達の仕事がなくなる」'''と評していた。 | **ちなみに、カミナ役の小西克幸氏は後に、ロージェノム役の池田氏とアンチスパイラル役の上川氏を'''「上手すぎて俺達の仕事がなくなる」'''と評していた。 | ||
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{{DEFAULTSORT:あんちすはいらる}} | {{DEFAULTSORT:あんちすはいらる}} | ||
[[Category:登場人物あ行]] | [[Category:登場人物あ行]] | ||
[[Category:天元突破グレンラガン]] | [[Category:天元突破グレンラガン]] |