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、 2012年8月5日 (日) 21:37
== システムXN(System XN) ==
=== 概要 ===
[[ギリアム・イェーガー]]が開発した空間及び次元転移装置。<br />広範囲による単独の空間転移の「'''アギュイエウス'''」と、次元転移の「'''リュケイオス'''」の二種類があり、それらを総合して「'''システムXN'''」と呼ぶ。
パワードスーツのゲシュペンストに搭載された転移機能の発展版であり、ギリアム最強の禁断の機動兵器「'''[[XNガイスト]]'''」に搭載された。システムXNはギリアムがコアとなっており、彼なしでは完全に機能することはない。起動させるファイナル・コードは「'''Code Apollon(コード アポロン)'''」。そして、さらにその機能を真に発揮するエクストラ・コードは「'''Code Z.E.U.S(コード ゼウス)'''」。
読み方は「'''システムエックスエヌ'''」。ただし、一部攻略本では「システムゼットエヌ」と誤記されていたことがある。
=== [[ヒーロー戦記 プロジェクトオリュンポス]] ===
「システムXN」という名はまだない。この装置を利用して「ヘリオス要塞」を構築し、一種の異次元空間を創造したものと思われる(事実、XNガイストがヘリオス要塞を維持していた事がギリアムの口から語られる)。また、一度、アムロ達を空間転移させたゲシュペンストの機能もこれによるものと思われる(この際に言った「アウフ ヴィーダーゼン」は、「さようなら」と言う意味であるため単なる別れの台詞だった可能性もあるが、当時の攻略本では「謎の呪文」と表現していたものがあるため機能名や機能発動のキーワードの可能性もある)。しかし、アポロン総統(ギリアム)のXNガイストは[[アムロ・レイ]]、南光太郎、モロボシ・ダンらに破壊され、ギリアム自身も要塞と共に消滅したかに見えたが…。
なお、惑星エルピスは転移技術が発達している(たとえば、都市間のルート移動は転移技術で賄っていたり、MSやパワードスーツを転移技術を用いて呼び出す等)。ギリアムがシステムXNを作る事が出来たのはこういう背景があってのものと思われる。
=== [[シャドウミラー]]の[[平行世界|世界]] ===
要塞諸共消滅したはずの[[ギリアム・イェーガー|ギリアム]]であったが、何の因果か自身と「システムXN」となったゲシュペンストだけは残されていた。そしてギリアムはシステムXNを使い、元いた世界へ戻るため([[ジ・インスペクター]]でヒーロー戦記に登場した「ヒューイの人形」が登場し、ギリアムが惑星エルピスの人間であることが確実化)に様々な[[平行世界]]を飛び交った。しかし、幾度転移を重ねても元の世界へ戻る事は出来なかった。
<!-- その中には[[ダークブレイン]]の世界、[[宇宙世紀]]の世界なども含まれていた。また、「[[スフィア]]」と呼ばれる謎の宝玉も知ることとなった。 -->
<!-- Zシリーズ・旧シリーズとOGシリーズの関わりは確証がないためコメントアウトします。 -->
そんな中、ある世界に行き着いたギリアムは「ヘリオス・オリンパス」という[[偽名]]と[[仮面キャラ|仮面]]を被り、「システムXN」を「[[テスラ・ライヒ研究所]]」に持ち込んで研究して元の世界への帰還を試みていた。だが、実験中にEOTとして「アギュイエウス」のコードネームが付けられたシステムXNの起動実験に失敗、単身別の[[平行世界]]へと飛ばされてしまった。残されたシステムXNは「永遠の闘争」を目論む地球連邦軍「[[シャドウミラー]]」に目を付けられた。彼らはシステムXNを使い、様々な[[平行世界]]に介入して永遠の闘争を実現しようと利用したのだが、反乱したシャドウミラーは追い詰められ、当初の予定とは違う別世界の[[平行世界]]の次元転移作戦「プランE.F.」を発動。「アギュイエウス」は[[ヴィンデル・マウザー]]の専用機[[ツヴァイザーゲイン]]に搭載され、コピーである「リュケイオス」で次元転移作戦を実行。リュケイオスは最後の転移者[[アクセル・アルマー]]の手で[[自爆]]し、失われた。だが、ギリアムなしによるシステムXNは不安定となり、シャドウミラーの戦力の半数ほどは[[エンドレス・フロンティア|次元に飲み込まれ]]、[[ラミア・ラヴレス|一部の者]]は言語障害に陥ることもあった。
=== [[OGシリーズ]]の[[平行世界|世界]] ===
起動実験に失敗したギリアムは素性を隠した上で、自身の本名を名乗り、地球連邦軍に入隊。「[[特殊戦技教導隊]]」の一員となった。彼が危惧したのは残された「システムXN」が悪用されることであり、案の定[[シャドウミラー]]の手で利用されてしまう。そしてギリアムは[[教導隊]]の一員である[[ゼンガー・ゾンボルト]]や[[レーツェル・ファインシュメッカー]]、同じ転移者で[[シャドウミラー]]を裏切った[[ラミア・ラヴレス]]の口からシャドウミラーの転移した理由と共に自身の素性と目的(の一部)、「システムXN」の概要を皆に明かした。そして残された「アギュイエウス」も[[ツヴァイザーゲイン]]の機能停止と共に、「コード・アポロン」により起動させて[[アインスト]]が作り出した空間からの脱出を試みるのだが、逆にアインストにより彼らが住む空間へと転移してしまった。[[アインスト]]が消滅した後、システムを使用して地球圏へと帰還、残された「アギュイエウス」もギリアムとラミアの手により爆破される。この行為により、ギリアムは贖罪の旅から解放された代わりに元いた世界への帰還が不可能となり、この世界で生き抜くことを決め、かつての半身「XNガイスト」に別れを告げた。
== 余談(物語に触れるので、閲覧に注意) ==
なお、ファイナル・コードの「'''Code Apollon(コード アポロン)'''」は[[アインスト]]に侵食された[[ネビーイーム|ホワイトスター]]脱出の際に使用されたが、[[アインスト空間]]に引き込まれた。そしてエクストラ・コードの「'''Code Z.E.U.S(コード ゼウス)'''」はアインスト空間から脱出するため、システムXNを[[T-LINKシステム]]を繋げて、地球に住む人の想いを感じ取ってシステムXNを起動させた。
このイベントは『[[スーパーロボット大戦ORIGINAL GENERATIONS]]』での出来事で、『[[スーパーロボット大戦IMPACT]]』におけるアイスント空間脱出のイベント再現である。この時は[[νガンダム]]の[[サイコフレーム]]の「人の意思を集める」能力を活用し、そのサイコフレームを[[ガンダムF91]]の[[バイオ・コンピュータ]]の受信能力を活用して元の[[宇宙]]へと帰還した。
ちなみに、「アギュイエウス」は道路の保護者の意味でアポロンの呼び名の一つ。「リュケイオス」も狼の意味でアポロンを象徴する動物の1つであり、アポロンにはアポロン・リュケイオス(狼のアポロン)という呼び名がある。
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