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| 1stシーズンでは彼の正体と計画の全貌はほとんど明かされる事無く2ndシーズンに入るが、2ndシーズンでは一転して彼の正体や企みが次々と明かされる事となる。 | | 1stシーズンでは彼の正体と計画の全貌はほとんど明かされる事無く2ndシーズンに入るが、2ndシーズンでは一転して彼の正体や企みが次々と明かされる事となる。 |
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− | その正体は、[[イオリア・シュヘンベルグ]]の計画の遂行のために造られた[[アンドロイド|人工生命体]]「イノベイド」の一体であり、彼はイノベイドの中でも最初期に造られたうちの一体である。<br />当初ガンダムマイスターであった彼は元々人間を自身よりも劣る存在だと認識しており、そんな人類のために尽力することに疑問を感じていたが、やがてその気持ちは不満となり、リボンズが自分以外の存在を見下す傲慢な性格の下地となっていった。 | + | その正体は、[[イオリア・シュヘンベルグ]]の計画の遂行のために造られた[[アンドロイド|人工生命体]]「[[イノベイド]]」の一体であり、彼はイノベイドの中でも最初期に造られたうちの一体である。<br />当初[[ガンダムマイスター]]であった彼は元々人間を自身よりも劣る存在だと認識しており、そんな人類のために尽力することに疑問を感じていたが、やがてその気持ちは不満となり、リボンズが自分以外の存在を見下す傲慢な性格の下地となっていった。 |
− | そんな折、0ガンダムのマイスターとしてクルジスの紛争に介入した際には、少年兵であった刹那と出会い、その命を救っている(本来は証拠隠滅の為に、その場にいた者全てを抹殺するつもりだった)。このときのリボンズと刹那の邂逅は刹那の心に大きな影響を及ぼしたが、リボンズの方もガンダムを神のように見つめる刹那の眼差しがきっかけの一つとなり、自らの手で計画を遂行し、人類の救世主となることを望むようになった。
| + | そんな折、0ガンダムのマイスターとしてクルジスの紛争に介入した際には、少年兵であった[[刹那・F・セイエイ|刹那]]と出会い、その命を救っている(本来は証拠隠滅の為に、その場にいた者全てを抹殺するつもりだった)。このときのリボンズと刹那の邂逅は刹那の心に大きな影響を及ぼしたが、リボンズの方もガンダムを神のように見つめる刹那の眼差しがきっかけの一つとなり、自らの手で計画を遂行し、人類の救世主となることを望むようになった。 |
| | | |
| [[ヴェーダ]]の最高機密レベルである「レベル7」へのアクセス権を持っており、2ndではその力を用いて世界を陰から操り、[[地球連邦政府 (00)|地球連邦政府]]の実質的な支配者となり、[[アロウズ]]を手駒として世界の統一を行おうと画策する。 | | [[ヴェーダ]]の最高機密レベルである「レベル7」へのアクセス権を持っており、2ndではその力を用いて世界を陰から操り、[[地球連邦政府 (00)|地球連邦政府]]の実質的な支配者となり、[[アロウズ]]を手駒として世界の統一を行おうと画策する。 |
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| 2ndの序盤は[[ソレスタルビーイング]]の存在を例によって見下していたが、やがて自分にも知らされていなかったイオリアの巧妙な仕掛けに、たびたび煮え湯を飲まされるようになる。リボンズ自身も負けじと様々な謀略をもってソレスタルビーイングを、そして[[イノベイター]]へと進化しつつある[[刹那・F・セイエイ]]を自身の存在意義を脅かす者として葬ろうとするが、いずれも失敗に終わり、最終的には劣勢に立たされることとなる。 | | 2ndの序盤は[[ソレスタルビーイング]]の存在を例によって見下していたが、やがて自分にも知らされていなかったイオリアの巧妙な仕掛けに、たびたび煮え湯を飲まされるようになる。リボンズ自身も負けじと様々な謀略をもってソレスタルビーイングを、そして[[イノベイター]]へと進化しつつある[[刹那・F・セイエイ]]を自身の存在意義を脅かす者として葬ろうとするが、いずれも失敗に終わり、最終的には劣勢に立たされることとなる。 |
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− | 最終決戦では[[リボーンズガンダム]]に搭乗し、刹那の[[ダブルオーライザー]]と死闘を繰り広げる。この時の戦闘ではそれまでほぼ無敵を誇っていたダブルオーライザーを大破、純正ドライブの片方を奪う事に成功したが、リボーンズガンダムも損傷。その後双方が機体を乗り換え、リボンズは0ガンダム、刹那は[[ガンダムエクシアリペア]]IIに搭乗して再び激突するが、最終的には刹那の攻撃でコクピットに直撃を受け、死亡した。<br />原作では根っからの悪党であるアリー・アル・サーシェス同様に「他者と分かり合う気がない象徴」と扱われており、刹那に討たれる最期の瞬間まで自分以外を許容しなかった。 | + | 最終決戦では[[リボーンズガンダム]]に搭乗し、刹那の[[ダブルオーライザー]]と死闘を繰り広げる。この時の戦闘ではそれまでほぼ無敵を誇っていたダブルオーライザーを大破、純正ドライブの片方を奪う事に成功したが、リボーンズガンダムも損傷。その後双方が機体を乗り換え、リボンズは0ガンダム、刹那は[[ガンダムエクシアリペア]]IIに搭乗して再び激突するが、最終的には刹那の攻撃でコクピットに直撃を受け、死亡した。 |
| + | |
| + | 原作(TV版)では、根っからの悪党である[[アリー・アル・サーシェス]]同様に「他者と分かり合う気がない象徴」と扱われており、刹那に討たれる最期の瞬間まで自分以外を許容しなかった。一方、田口央斗氏が書いた漫画版(講談社・刊)では逆に、最終決戦時にイノベイドとしての宿命を悟る。そして「共に未来を作ろう」と手を差し伸べた刹那の申し出をあえて断り、自身の咎を受け入れる形で刹那に討たれるという結末を迎えている。 |
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| == 登場作品と役柄 == | | == 登場作品と役柄 == |
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| :初登場作品。00が1stシーズンでの展開のため原作同様、表舞台には立たず裏で暗躍する。他作品の人物からはアレハンドロの秘書官と思われている。 | | :初登場作品。00が1stシーズンでの展開のため原作同様、表舞台には立たず裏で暗躍する。他作品の人物からはアレハンドロの秘書官と思われている。 |
| ;[[第2次スーパーロボット大戦Z再世篇]] | | ;[[第2次スーパーロボット大戦Z再世篇]] |
− | :ついに声付きで参戦。ifルートでは[[グレイス・オコナー|グレイス]]と共に版権作品の最後の大敵として[[ZEXIS]]と[[ZEUTH]]の前に立ちはだかる。やはり、アムロとのイベントが多い。ゲーム終盤では原作通りリボーンズガンダムに搭乗してくる。パイロットLv90という恐ろしく高いレベルに加えて、全能力が高く、特殊スキルも非常に厄介。エースボーナスも優秀。精神コマンド無しでは攻撃を当てる所か、避ける事も厳しくなっている。なお、シナリオ面では、[[ヴェーダ]]による情報統制は物語中盤で人類を越えた存在である[[ワイズマン]]や[[ムゲ・ゾルバドス]]等の介入により滅茶苦茶にされてしまい、また[[トレーズ・クシュリナーダ|トレーズ]]や[[ルルーシュ・ランペルージ|ルルーシュ]]達の仕掛けた計画により、世界が大きく変革していく様に苛立ちを募らせていくなど、クロスオーバーに伴う強力な障害が続々と現れるため原作より追い詰められる傾向が強くなっている。特にガンダム系のキャラクターに追い詰められる傾向が強い。 | + | :ついに声付きで参戦。ifルートでは[[グレイス・オコナー|グレイス]]と共に版権作品の最後の大敵として[[ZEXIS]]と[[ZEUTH]]の前に立ちはだかる。やはり、[[アムロ・レイ|アムロ]]とのイベントが多い。ゲーム終盤では原作通りリボーンズガンダムに搭乗してくる。パイロットLv90という恐ろしく高いレベルに加えて、全能力が高く、[[特殊スキル]]も非常に厄介。エースボーナスも優秀。精神コマンド無しでは攻撃を当てる所か、避ける事も厳しくなっている。 |
| + | :なお、シナリオ面では、[[ヴェーダ]]による情報統制は物語中盤で人類を越えた存在である[[ワイズマン]]や[[ムゲ・ゾルバドス]]等の介入により滅茶苦茶にされてしまい、また[[トレーズ・クシュリナーダ|トレーズ]]や[[ルルーシュ・ランペルージ|ルルーシュ]]達の仕掛けた計画により、世界が大きく変革していく様に苛立ちを募らせていくなど、クロスオーバーに伴う強力な障害が続々と現れるため原作より追い詰められる傾向が強くなっている。特にガンダム系のキャラクターに追い詰められる傾向が強い。 |
| | | |
| === 携帯機シリーズ === | | === 携帯機シリーズ === |
| ;[[スーパーロボット大戦UX]] | | ;[[スーパーロボット大戦UX]] |
− | :既に死亡しているが、『SEED DESTINY』の戦いが同じ世界で起きている事から、声的にきっと[[ギルバート・デュランダル|デュランダル]]とは宿敵関係だったと思われる(思想的にもイノベイドとしての役割に嫌気が差し、自身が支配者になろうとしていたのでデュランダルの遺伝子によって役割を決定するというディスティニープランを受け入れたとはおもえない)。冷静に考えると、連邦を牛耳っていたはずなのに、[[推進派]]を放置するという行動を取っていた事になる。 | + | :既に死亡しているが、『SEED DESTINY』の戦いが同じ世界で起きている事から、声的にきっと[[ギルバート・デュランダル|デュランダル]]とは宿敵関係だったと思われる(思想的にもイノベイドとしての役割に嫌気が差し、自身が支配者になろうとしていたのでデュランダルの遺伝子によって役割を決定するという[[デスティニープラン]]を受け入れたとはおもえない)。冷静に考えると、連邦を牛耳っていたはずなのに、[[推進派]]を放置するという行動を取っていた事になる。 |
| | | |
| == パイロットステータス設定の傾向 == | | == パイロットステータス設定の傾向 == |
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| :劇場版と公式外伝『00I 2314』に登場する同位体のイノベイド。『00』本編開始より100年以上前に[[木星]]へと旅立った有人探査船「エウロパ」の乗組員だったが…。 | | :劇場版と公式外伝『00I 2314』に登場する同位体のイノベイド。『00』本編開始より100年以上前に[[木星]]へと旅立った有人探査船「エウロパ」の乗組員だったが…。 |
| ;E・A・レイ | | ;E・A・レイ |
− | :劇場版に登場したイオリアの友人で協力者。彼の遺伝子を基にリボンズが作られた為、オリジナルと言える人物。フルネームは「'''エターナル・アラン・レイ'''」。ちなみに、CVは古谷徹氏。再世篇では続編への[[伏線]]か、一瞬だけ名前が出ている。 | + | :劇場版に登場したイオリアの友人で協力者。彼の遺伝子を基にリボンズが作られた為、オリジナルと言える人物。 |
| + | :ちなみに、フルネームは「'''エターナル・アラン・レイ'''」で、CVは古谷徹氏である。再世篇では続編への[[伏線]]か、一瞬だけ名前が出ている。 |
| | | |
| == 他作品との人間関係 == | | == 他作品との人間関係 == |
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| :第2次Z再世篇における[[ゼロレクイエム]]ルートでは、[[ゼクス・マーキス|ゼクス]]によって[[ホワイトファング]]を解体されて全てを失った彼を拾い、[[ZEXIS]]との戦いに決着をつけた後、巨大宇宙船[[ソレスタルビーイング]]の主砲で地球の直接攻撃をして構わないという約束をしている。リボンズにとって、カーンズ程度に一体何の利用価値があったのか、よく分からないものである。 | | :第2次Z再世篇における[[ゼロレクイエム]]ルートでは、[[ゼクス・マーキス|ゼクス]]によって[[ホワイトファング]]を解体されて全てを失った彼を拾い、[[ZEXIS]]との戦いに決着をつけた後、巨大宇宙船[[ソレスタルビーイング]]の主砲で地球の直接攻撃をして構わないという約束をしている。リボンズにとって、カーンズ程度に一体何の利用価値があったのか、よく分からないものである。 |
| ;[[ガロード・ラン]] | | ;[[ガロード・ラン]] |
− | :第2次Z再世篇における戦闘前会話で、ガロードを「何の能力も無い人間」と見下し嘲笑するも、逆に彼から能力の有無でしか物事を図れない狭量さを指摘され苛立つ。ガロードにとってはリボンズも、かつての仇敵である「[[フロスト兄弟|歪んじまった奴等]]」(彼らは自身の仲間すら単なる道具としか考えてないリボンズと違い、少なからずとも兄弟同士の仲間意識は強いのだが)と同一の存在でしかなかった。 | + | :第2次Z再世篇における戦闘前会話で、ガロードを「何の能力も無い人間」と見下し嘲笑するも、逆に彼から能力の有無でしか物事を図れない狭量さを指摘され苛立つ。 |
| + | :ガロードにとっては、リボンズもまたかつての仇敵である「[[フロスト兄弟|歪んじまった奴等]]」(彼らは自身の仲間すら単なる道具としか考えてないリボンズと違い、少なからずとも兄弟同士の仲間意識は強いのだが)と同一の存在でしかなかった。 |
| | | |
| ==== ガンダムSEEDシリーズ ==== | | ==== ガンダムSEEDシリーズ ==== |
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| === [[バンプレストオリジナル]] === | | === [[バンプレストオリジナル]] === |
| ;[[エルガン・ローディック]] | | ;[[エルガン・ローディック]] |
− | :第2次Z 破界篇EDで、[[ヴェーダ]]の記録から彼が普通の人間では無い事を知り、薬物を投与して自由を奪い監禁してしまう。第2次Z再世編ではエルガンにヴェーダの強制コードを使用されて、その隙を突かれヴェーダを奪還される。ちなみに強制コードを発動させるキーワードは「CHRONO H」、読み方はおそらく[[黒の英知]]と思われる。 | + | :第2次Z 破界篇EDで、[[ヴェーダ]]の記録から彼が普通の人間では無い事を知り、薬物を投与して自由を奪い監禁してしまう。 |
| + | :第2次Z再世編ではエルガンにヴェーダの強制コードを使用されて、その隙を突かれヴェーダを奪還される。ちなみに強制コードを発動させるキーワードは「CHRONO H」、読み方はおそらく[[黒の英知]]と思われる。 |
| ;[[クロウ・ブルースト]] | | ;[[クロウ・ブルースト]] |
| :彼とは第2次Z 再世篇での戦闘前会話が最初で最後の絡みとなったが、その際の会話内容から[[ZEXIS]]に所属する各隊員の個人データを詳細に把握していた模様。 | | :彼とは第2次Z 再世篇での戦闘前会話が最初で最後の絡みとなったが、その際の会話内容から[[ZEXIS]]に所属する各隊員の個人データを詳細に把握していた模様。 |
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| ;「僕は君を見ていたんだ。MSのコクピットから…」 | | ;「僕は君を見ていたんだ。MSのコクピットから…」 |
| : | | : |
− | ;「君は僕に造り出されたことを忘れているようだね? いわば君にとって僕は創造主」<br />「人類を導くのはイノベイターではなく、この僕、リボンズ・アルマークだよ」 | + | ;「君は僕に造り出されたことを忘れているようだね? いわば君にとって僕は創造主」<br />「人類を導くのはイノベイターではなく、この僕、リボンズ・アルマークだよ」 |
| :中盤でリジェネに対して。人類はもちろん、同胞であるイノベイター([[イノベイド]])をも同列に見下すリボンズの醜いエゴと異常なまでの傲慢さがこの台詞に集約されているといっても過言ではない。<br />なお、再世篇ではこのシーンで元々相容れなかったアムロと完全に決裂する事になる。 | | :中盤でリジェネに対して。人類はもちろん、同胞であるイノベイター([[イノベイド]])をも同列に見下すリボンズの醜いエゴと異常なまでの傲慢さがこの台詞に集約されているといっても過言ではない。<br />なお、再世篇ではこのシーンで元々相容れなかったアムロと完全に決裂する事になる。 |
| ;リボンズ「それは違うよ。時代の変革期には古きもの、悪しきものを切り捨てねばならない。例えば富や権力を当たり前のように持ち、同種でありながら大衆を上から見下ろす旧世代の考え方とか」<br />王留美「私のことを仰っているの?」<br />リボンズ「望まぬとも時代に取り残されていくのさ。君の美貌が時とともに劣化して行くように。華やかかりし頃の過去に固執し、他者を傷つけて安寧を得る。いけないことだとわかっているのにやめることすら出来ないんだ。誰かが諭してやる必要があると思わないかい?」<br />王留美「それがあなた方だと?」<br />リボンズ「人間の価値観は狭すぎるんだ。僕らはもっと広い視野で物事を考えている」 | | ;リボンズ「それは違うよ。時代の変革期には古きもの、悪しきものを切り捨てねばならない。例えば富や権力を当たり前のように持ち、同種でありながら大衆を上から見下ろす旧世代の考え方とか」<br />王留美「私のことを仰っているの?」<br />リボンズ「望まぬとも時代に取り残されていくのさ。君の美貌が時とともに劣化して行くように。華やかかりし頃の過去に固執し、他者を傷つけて安寧を得る。いけないことだとわかっているのにやめることすら出来ないんだ。誰かが諭してやる必要があると思わないかい?」<br />王留美「それがあなた方だと?」<br />リボンズ「人間の価値観は狭すぎるんだ。僕らはもっと広い視野で物事を考えている」 |
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| ;「このぉ…人間風情がァ!」 | | ;「このぉ…人間風情がァ!」 |
| :0ガンダムに乗り換えた直後、ガンダムエクシアR2に搭乗して現れた刹那に対しての激昂。どうあっても刹那のイノベイター覚醒を認められないリボンズは、エクシアに一撃を仕掛ける。刹那とリボンズの真の最終決戦の幕が上がる。 | | :0ガンダムに乗り換えた直後、ガンダムエクシアR2に搭乗して現れた刹那に対しての激昂。どうあっても刹那のイノベイター覚醒を認められないリボンズは、エクシアに一撃を仕掛ける。刹那とリボンズの真の最終決戦の幕が上がる。 |
| + | |
| + | === 漫画版 === |
| ;「ふざけるな!!(何様のつもりだ!!)君が覚醒できたのも(何が純粋種だ!)いや、生きていられるのも(何が共に歩むだ!!)僕がいたからなんだ!」<br />「僕が居たから計画は進行した(僕は救世主なんだ)GNドライヴは僕が一番うまく使えるんだ!!(そのために創られたんだ)なのに純粋種を生み出すための踏み台だと言うのか、僕は!!」<br />(じゃ、僕は何のために生きてきたんだ―――!?) | | ;「ふざけるな!!(何様のつもりだ!!)君が覚醒できたのも(何が純粋種だ!)いや、生きていられるのも(何が共に歩むだ!!)僕がいたからなんだ!」<br />「僕が居たから計画は進行した(僕は救世主なんだ)GNドライヴは僕が一番うまく使えるんだ!!(そのために創られたんだ)なのに純粋種を生み出すための踏み台だと言うのか、僕は!!」<br />(じゃ、僕は何のために生きてきたんだ―――!?) |
| :田口央斗版『2nd』(講談社・刊)最終回より最後の一騎打ちでの台詞。背部スラスターからGN粒子を放出しながら上空から舞い降りるエクシアリペア2を見上げる、というかつての自分と刹那の関係を逆写しにしたかのような状況にリボンズは激昂し、自身の弱さを振り払うかのごとく、刹那に戦いを挑む。その様は両の目から血涙を流すほどで、アニメ本編や大森倖三版(角川書店・刊)では見せることのなかったリボンズのコンプレックスが垣間見える。<br />何気にファーストでのアムロの名(迷?)言を意識した発言が。 | | :田口央斗版『2nd』(講談社・刊)最終回より最後の一騎打ちでの台詞。背部スラスターからGN粒子を放出しながら上空から舞い降りるエクシアリペア2を見上げる、というかつての自分と刹那の関係を逆写しにしたかのような状況にリボンズは激昂し、自身の弱さを振り払うかのごとく、刹那に戦いを挑む。その様は両の目から血涙を流すほどで、アニメ本編や大森倖三版(角川書店・刊)では見せることのなかったリボンズのコンプレックスが垣間見える。<br />何気にファーストでのアムロの名(迷?)言を意識した発言が。 |
| ;(それがイノベイド(僕)の咎なのなら…) | | ;(それがイノベイド(僕)の咎なのなら…) |
− | :同じく、田口版『2nd』最終回より。イノベイドとしてのコンプレックスが爆発したリボンズに刹那は「共に未来を作ろう」と手を差し伸べるが、リボンズはビームガンを向け拒絶。それに刹那もその意思を問い質しつつもGNソード改を構える。その最後の激突の瞬間に残した独白。 このときのリボンズはおだやかそうな笑みを見せており、対する刹那は驚きの表情を浮かべていた。アニメ本編や大森版、第2次Z再世篇とは異なり、自らの宿命や報いを受け入れて敗北する事を選んだ事が伺える。同時に各メディアと比較しても、最も哀しい最期でもある…。<br />ちなみに、GNソード改を構えて急行下するエクシアとビームガンを上に向けて構える0ガンダム、というカットはファーストでのラストシューティングのオマージュになっている。 | + | :同じく、田口版『2nd』最終回より。イノベイドとしてのコンプレックスが爆発したリボンズに刹那は「共に未来を作ろう」と手を差し伸べるが、リボンズはビームガンを向け拒絶。それに刹那もその意思を問い質しつつもGNソード改を構える。その最後の激突の瞬間に残した独白。<br />このときのリボンズはおだやかそうな笑みを見せており、対する刹那は驚きの表情を浮かべていた。アニメ本編や大森版、第2次Z再世篇とは異なり、'''自らの宿命や報いを受け入れて敗北する'''事を選んだ事が伺える。同時に各メディアと比較しても、最も哀しい最期でもある…。<br />ちなみに、GNソード改を構えて急行下するエクシアとビームガンを上に向けて構える0ガンダム、というカットはファーストでのラストシューティングのオマージュになっている。 |
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| === 外伝 === | | === 外伝 === |
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| == 迷台詞 == | | == 迷台詞 == |
| ;「カモォ~ン」 | | ;「カモォ~ン」 |
− | :ドラマCD『COOPERATION-2312』にて、アレな目的で接触してきた[[ミスター・ブシドー|ブシ仮面]]に、このセリフとともに逆に男色ネタを吹っかける。中の人が中の人なので「こんなことして大丈夫か?」と作中人物、出演声優、そして視聴者全てに思われることに…もちろん、乗せられた武士仮面も、「後でマネージャーとかの関係各所に謝る、'''作家が!'''」という旨の発言をしている(無論「作家」は黒田氏を指す)。 | + | :[[ドラマCD]]『COOPERATION-2312』にて、アレな目的で接触してきた[[ミスター・ブシドー|ブシ仮面]]に、このセリフとともに逆に男色ネタを吹っかける。中の人が中の人なので「こんなことして大丈夫か?」と作中人物、出演声優、そして視聴者全てに思われることに…もちろん、乗せられた武士仮面も、「後でマネージャーとかの関係各所に謝る、'''作家が!'''」という旨の発言をしている(無論「作家」は黒田氏を指す)。 |
| ;「ついに手に入れた…オリジナルのゴッドガンダムを!」 | | ;「ついに手に入れた…オリジナルのゴッドガンダムを!」 |
− | :ゲーム「SDガンダム G GENERATION」シリーズでゴッドガンダムに乗せ、ゴッドフィンガーを使わせた時の台詞。元は作中でオリジナルのGNドライヴを奪取した際の台詞だが…偽者の[[ゴッドガンダム]]なんてあるのだろうか。…とあるキャラが「この機体の量産は決まっているが…」とゴッドフィンガー前に言っているので、リボンズはその量産型を掴まされた事があるのだろう。 | + | :ゲーム「SDガンダム G GENERATION」シリーズでゴッドガンダムに乗せ、ゴッドフィンガーを使わせた時の台詞。元は作中でオリジナルのGNドライヴを奪取した際の台詞だが…偽者の[[ゴッドガンダム]]なんてあるのだろうか。…とあるキャラが「この機体の量産は決まっているが…」とゴッドフィンガー前に言っているので、リボンズはその[[量産型]]を掴まされた事があるのだろう。 |
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| == スパロボシリーズの名台詞 == | | == スパロボシリーズの名台詞 == |
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| :第2次Z 再世篇でのキラ、アスラン、シンとの特殊戦闘台詞。なお、[[スーパーロボット大戦Z|前作]]においてこれを彷彿させる台詞を言った[[ジ・エーデル・ベルナル|人物]]がいる。 | | :第2次Z 再世篇でのキラ、アスラン、シンとの特殊戦闘台詞。なお、[[スーパーロボット大戦Z|前作]]においてこれを彷彿させる台詞を言った[[ジ・エーデル・ベルナル|人物]]がいる。 |
| ;「赤い彗星…君が僕に勝てるはずがないんだよ」 | | ;「赤い彗星…君が僕に勝てるはずがないんだよ」 |
− | :第2次Z 再世篇でのクワトロとの特殊戦闘会話。クワトロ側には新録がないのが惜しまれる。 | + | :第2次Z 再世篇での[[クワトロ・バジーナ|クワトロ]]との特殊戦闘会話。クワトロ側には新録がないのが惜しまれる。 |
| | | |
| === シナリオデモ === | | === シナリオデモ === |
241行目: |
249行目: |
| ==== 第2次Z ==== | | ==== 第2次Z ==== |
| ;「気の強い女性は好きじゃないな」 | | ;「気の強い女性は好きじゃないな」 |
− | :[[第2次スーパーロボット大戦Z破界篇|第2次Z破界篇]]でランカを昏倒させた際、猛然と噛み付いてくるシェリルに対して上述の台詞を発しつつ、彼女にも当て身を喰らわせる。 | + | :[[第2次スーパーロボット大戦Z破界篇|第2次Z破界篇]]で[[ランカ・リー|ランカ]]を昏倒させた際、猛然と噛み付いてくる[[シェリル・ノーム|シェリル]]に対して上述の台詞を発しつつ、彼女にも当て身を喰らわせる。 |
| ;「[[黒の英知|クロノエイチ]]に関して」 | | ;「[[黒の英知|クロノエイチ]]に関して」 |
| :第2次Z 破界篇EDにて、エルガンを監禁しあらゆる情報を聞き出そうとしていた際の台詞。 | | :第2次Z 破界篇EDにて、エルガンを監禁しあらゆる情報を聞き出そうとしていた際の台詞。 |
257行目: |
265行目: |
| ;「気に入らないね…! [[借金]]の返済の為なんて理由で、この僕に挑んでくる人間がいるとは!」 | | ;「気に入らないね…! [[借金]]の返済の為なんて理由で、この僕に挑んでくる人間がいるとは!」 |
| :[[クロウ・ブルースト|クロウ]]との戦闘前会話。彼の戦う動機には、リボンズも不快感を露骨に表していた。一方のクロウはそれを認めつつも「他者にとってはくだらない理由でも本人にとっては一生懸命」だと述べ、「世界の支配者」を自称するリボンズを「人モドキ」とそれ以上に不快感を露わにした。 | | :[[クロウ・ブルースト|クロウ]]との戦闘前会話。彼の戦う動機には、リボンズも不快感を露骨に表していた。一方のクロウはそれを認めつつも「他者にとってはくだらない理由でも本人にとっては一生懸命」だと述べ、「世界の支配者」を自称するリボンズを「人モドキ」とそれ以上に不快感を露わにした。 |
− | ;「その気はないよ!僕はリボンズ・アルマークなんだ!」 | + | ;「その気はないよ! 僕はリボンズ・アルマークなんだ!」 |
| :リボーンズガンダムの撃破後、[[ティエリア・アーデ|ティエリア]]や[[アムロ・レイ|アムロ]]から「そうやって人を見下し続けるからわかり合う事が出来ないんだ」と言われ、返す刀で放った言葉。<br />[[富野作品]]では[[死亡フラグ|同じようなセリフを発した直後に死ぬキャラ]]が[[キャラ・スーン|何]][[ガリー・タン|人]][[フェイ・チェンカ|か]]いるが、リボンズもその例に漏れることはなかったようで、この直後に刹那との一騎打ちとなり、そして…。 | | :リボーンズガンダムの撃破後、[[ティエリア・アーデ|ティエリア]]や[[アムロ・レイ|アムロ]]から「そうやって人を見下し続けるからわかり合う事が出来ないんだ」と言われ、返す刀で放った言葉。<br />[[富野作品]]では[[死亡フラグ|同じようなセリフを発した直後に死ぬキャラ]]が[[キャラ・スーン|何]][[ガリー・タン|人]][[フェイ・チェンカ|か]]いるが、リボンズもその例に漏れることはなかったようで、この直後に刹那との一騎打ちとなり、そして…。 |
− | ;「僕は…!僕はぁぁぁぁぁっ!」 | + | ;「僕は…! 僕はぁぁぁぁぁっ!」 |
| :再世篇での決着シナリオにて、刹那との一騎打ちに敗れて発した断末魔。原作にはなかったシーンである。今作では原作以上にとにかく徹底的に追い込まれた末での敗北であり、リボンズにとっては惨敗そのものであった為か、心境の悲痛さが伝わらない事もない。 | | :再世篇での決着シナリオにて、刹那との一騎打ちに敗れて発した断末魔。原作にはなかったシーンである。今作では原作以上にとにかく徹底的に追い込まれた末での敗北であり、リボンズにとっては惨敗そのものであった為か、心境の悲痛さが伝わらない事もない。 |
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| :自らが創りだした専用のガンダム。 | | :自らが創りだした専用のガンダム。 |
| ;0ガンダム(実戦配備型) | | ;0ガンダム(実戦配備型) |
− | :最終決戦ではリボーンズガンダムが中破した後、ダブルオーガンダムから奪い取ったGNドライヴをラッセが乗り捨てた0ガンダムに取り付け、刹那が乗るガンダムエクシアリペアIIと一騎打ちをした。共にかつての愛機による戦いでもある。<br />なお、カラーリングはグレー基準からトリコロールとなっており、ますます元祖[[ガンダム]]を彷彿とさせるものとなっている。 | + | :最終決戦ではリボーンズガンダムが中破した後、[[ダブルオーライザー]]から奪い取った[[GNドライヴ]](ダブルオーライザーの左肩部分に搭載していた。元々は0ガンダムのもの)を[[ラッセ・アイオン|ラッセ]]が乗り捨てた0ガンダムに取り付け稼働させる。 |
| + | :そして、刹那が乗るガンダムエクシアリペアIIとの最後の一騎打ちの幕が上がる。共にかつての愛機による戦いでもあった。 |
| + | :なお、0ガンダムのカラーリングはグレー基準からトリコロールとなっており、ますます元祖[[ガンダム]]を彷彿とさせるものとなっている。 |
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| == 余談 == | | == 余談 == |