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第35話「百鬼老兵は死なず」に登場。[[百鬼帝国]]の新兵で、既に引退した「空の英雄」と称された[[百人衆]]の一人・[[牛剣鬼]]の息子。
 
第35話「百鬼老兵は死なず」に登場。[[百鬼帝国]]の新兵で、既に引退した「空の英雄」と称された[[百人衆]]の一人・[[牛剣鬼]]の息子。
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[[ヒドラー元帥]]自らが指導を行う形で初陣に出るが、自分自身が見えていなまま血気に逸ってしまった事が、身を滅ぼす事になってしまう。
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[[ヒドラー元帥]]自らが指導を行う形で初陣に出るが、「英雄の子」である事を意識するあまり、自分自身が見えないまま血気に逸ってしまった事が、身を滅ぼす事になってしまう。
    
=== [[性格|人物]] ===
 
=== [[性格|人物]] ===
 
肩にまで掛かった赤茶色の長髪と二本の角が特徴で、鋭い目つきだが顔立ちの整った美形。一人称は「僕」で、[[ゲッターチーム]]が「子供」と評していた事からも、年齢は彼等よりも年下であった事が伺われる。
 
肩にまで掛かった赤茶色の長髪と二本の角が特徴で、鋭い目つきだが顔立ちの整った美形。一人称は「僕」で、[[ゲッターチーム]]が「子供」と評していた事からも、年齢は彼等よりも年下であった事が伺われる。
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基本的に真面目な性格で、上官であるヒドラー元帥にも敬語で話すのだが、ややお坊ちゃん気質な上にプライドの高い部分も目立つ。また、若さ故血気に逸ってしまう傾向が強く、「空の英雄」と称された百鬼帝国の英雄の子として生まれたが事が、一刻も早く手柄を立てて認められたいという上昇志向や承認欲求へと繋がってしまっていた。それでも、初陣においてヒドラー元帥自らが[[百鬼戦闘機]]に搭乗し直接指導を受けていた事実からも、彼を含む百鬼帝国の上層部の面々からは将来を期待されていた逸材であったのは確かな様だが、実戦経験を殆ど皆無であった事が災いしてなのか、敵対する人類側の戦力を推し量る事が出来ておらず、実際に百鬼帝国最大の脅威で多くの[[百鬼メカ]]を撃破した[[ゲッターチーム]]が駆る[[ゲッターロボG (ロボット)|ゲッターロボG]]が現れた際も、エネルギーと弾薬の残量を危惧して撤退を指示したヒドラー元帥の命令を無視してまで、百鬼戦闘機で攻撃を仕掛けるという自殺行為も同然の無謀な行動に出てしまっている。
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基本的に真面目な性格で、上官であるヒドラー元帥にも敬語で話すのだが、ややお坊ちゃん気質な上にプライドの高い部分も目立つ。また、若さ故血気に逸ってしまう傾向が強く、「空の英雄」と称された百鬼帝国の英雄の子として生まれたが事への自負心が、一刻も早く手柄を立てて認められたいという上昇志向や承認欲求へと繋がってしまっていた。英雄の子である事を誇りに思っている様子からも、牛剣鬼との親子関係は良好だった様だが、父親からは戦う事ばかりを教えられ、また年老いてからようやく授かった子である為に溺愛されていた事からもかなり甘やかされて育った事が伺われ、これが自分自身の見えていない猪突猛進さを内包してしまうに至っている。
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父親の子である事を自負していた様子からも、牛剣鬼との親子関係は良好だった模様。しかし、父親からは戦う事ばかりを教えられ、また年老いてからようやく授かった子であるが故に溺愛されていた事からも、かなり甘やかされて育った事が伺われ、これが自分自身の見えていない猪突猛進さを内包してしまうに至っている。戦闘機でゲッターロボGに挑もうとする勇ましさから「戦士」としての高い資質はあったかもしれないが、冷静に状況を判断していたヒドラー元帥の命令を無視して血気に逸った事からも「軍人」には向いていない気質だったと言える。
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初陣においてヒドラー元帥自らが[[百鬼戦闘機]]に搭乗し直接指導を受けていた事実からも、彼を含む百鬼帝国の上層部の面々からは将来を期待されていた逸材であったのは確かな様だが、実戦経験が殆ど皆無であった事が災いしてなのか、敵対する人類側の戦力を推し量る事が出来ていなかった。実際に百鬼帝国最大の脅威で多くの[[百鬼メカ]]を撃破した[[ゲッターチーム]]が駆る[[ゲッターロボG (ロボット)|ゲッターロボG]]が現れた際も、エネルギーと弾薬の残量を危惧して撤退を指示したヒドラー元帥の命令を無視してまで、百鬼戦闘機で攻撃を仕掛けるという自殺行為も同然の無謀な行動に出てしまっており、「戦士」としての高い資質はあったかもしれないが、冷静に状況を判断していたヒドラー元帥の命令を無視して血気に逸った事からも「軍人」には向いていない気質だったと言える。
    
=== 劇中の様相 ===
 
=== 劇中の様相 ===
新米の百鬼兵としてゲッターロボGに匹敵する戦闘力を備えたと大々的に宣伝された[[戦艦]]「シーフォース」の破壊作戦に参加し、百鬼戦闘機に搭乗して初陣を飾る事になる。自らも百鬼戦闘機に搭乗したヒドラー元帥から直接実践の指導を受けながらも果敢に戦い、彼のサポートを受ける形で自動迎撃システムやバリア機能を備えていたシーフォースの艦橋付近にミサイルで一撃を与える事に成功。しかし、これが原因で牛餓鬼は血気に逸ってしまう事になり、各機の弾薬とエネルギーが尽き掛ける中でゲッターチームの駆る[[ゲッタードラゴン]]が現れた事でヒドラー元帥はやむなく撤退命令を下すのだが、それに納得が出来なかった事で勝手に隊列を離れ、無謀にも単機でゲッタードラゴンに攻撃を仕掛けてしまう。
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新米の百鬼兵としてゲッターロボGに匹敵する戦闘力を備えたと大々的に宣伝された[[戦艦]]「シーフォース」の破壊作戦に参加し、百鬼戦闘機に搭乗して初陣を飾る事になる。自らも百鬼戦闘機に搭乗したヒドラー元帥から直接実戦の指導を受けながらも果敢に戦い、彼のサポートを受ける形で自動迎撃システムやバリア機能を備えていたシーフォースの艦橋付近にミサイルで一撃を与える事に成功。しかし、これが原因で牛餓鬼は血気に逸ってしまう事になり、各機の弾薬とエネルギーが尽き掛ける中でゲッターチームの駆る[[ゲッタードラゴン]]が現れた事でヒドラー元帥はやむなく撤退命令を下すのだが、それに納得が出来なかった事で勝手に隊列を離れ、無謀にも単機でゲッタードラゴンに攻撃を仕掛けてしまう。
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数々の修羅場を潜っているゲッターチームのメンバーからは、キャノピー越しに未熟な子供が乗っている事を見抜かれた事もあって相手にされず、むしろ撤退を促されるだけであったのだが、手柄を上げる事に躍起になっていた事で機銃による攻撃を続ける。止む無く威嚇目的でダブルトマホークブーメランを放たれる事になったのだが、それを避けた瞬間、シーフォースの自動迎撃システムが反応する形で電子レーザー砲に補足され、砲撃を受けてしまう。それを目の当たりにしたゲッターチームからは早く脱出するよう促されるのだが、パニック状態に陥っていた事で脱出は間に合わず、そのまま海へと墜落して死亡。若い命を散らせてしまった事を、ゲッターチームのメンバーは悔やむのだった。
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数々の修羅場を潜っているゲッターチームのメンバーからは、キャノピー越しに未熟な子供が乗っている事を見抜かれた事もあって相手にされず、むしろ撤退を促されるだけであったのだが、手柄を上げる事に躍起になっていた事で半ば逆上しながら機銃による攻撃を続ける。止む無く威嚇目的でゲッタードラゴンからはダブルトマホークブーメランを放たれる事になったのだが、それを避けた瞬間、シーフォースの自動迎撃システムが反応する形で電子レーザー砲に補足され、砲撃を受けてしまう。それを目の当たりにしたゲッターチームからは早く脱出するよう促されるのだが、パニック状態に陥っていた事で脱出は間に合わず、そのまま海へと墜落して死亡。敵とは言え若い命を散らせてしまった事を、ゲッターチームのメンバーは悔やむのだった。
    
自らの死はヒドラーの口からゲッターによるものであると父親である牛剣鬼に伝えられ、百人衆に復帰した彼は[[メカ牛剣鬼]]に搭乗してゲッターチームへの復讐を誓う事になった。
 
自らの死はヒドラーの口からゲッターによるものであると父親である牛剣鬼に伝えられ、百人衆に復帰した彼は[[メカ牛剣鬼]]に搭乗してゲッターチームへの復讐を誓う事になった。
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=== 単独作品 ===
 
=== 単独作品 ===
 
;{{参戦作品 (人物)|スーパーロボット大戦64}}
 
;{{参戦作品 (人物)|スーパーロボット大戦64}}
:初登場作品。「シャピロ、転生!」にて登場。本作では[[百鬼戦闘機]]が登場しないため、[[メカ牛剣鬼]]に乗って登場する。戦死した場合は次のステージで[[牛剣鬼]]が登場する。
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:初登場作品。「シャピロ、転生!」にて登場。本作では[[百鬼戦闘機]]が登場しない為、[[メカ牛剣鬼]]に乗って登場する。おそらく父親の機体を引き継ぐ形での搭乗と思われるが、その為か原作以上に「英雄の子」である事を意識してしまった様で、あくまでも時間稼ぎに過ぎない作戦にて、グラー博士の指示を無視して戦場に一人で残ってしまい、[[マーチウィンド]]に戦いを仕掛けるが、敵はゲッターだけでなく原作とは比べ物にならない大部隊であるが為に、勝てるはずも無く戦死する末路を迎える。なお、一人称は原作が「僕」であったのに対し、本作では「俺」となっている。
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:戦死した場合は次のステージで[[牛剣鬼]]が登場する。
    
== 人間関係 ==
 
== 人間関係 ==
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:上司。初陣において彼が自ら百鬼戦闘機に搭乗する形で実戦の指導を行っていた事実からも、牛餓鬼の将来性を期待していた事が窺われる。
 
:上司。初陣において彼が自ら百鬼戦闘機に搭乗する形で実戦の指導を行っていた事実からも、牛餓鬼の将来性を期待していた事が窺われる。
 
:結果的に牛餓鬼を見殺しにしてしまう事になっており、ゲッターチームの竜馬からも「仲間を置き去りにしたヒドラー元帥の方が卑怯だ」と指摘されているが、指揮官という立場な上に機体のエネルギーと弾薬が尽き掛けていた以上、一人の部下の身勝手な行動の為に無謀な行動は許されない事も考えれば、仕方の無い部分もあったと言える。
 
:結果的に牛餓鬼を見殺しにしてしまう事になっており、ゲッターチームの竜馬からも「仲間を置き去りにしたヒドラー元帥の方が卑怯だ」と指摘されているが、指揮官という立場な上に機体のエネルギーと弾薬が尽き掛けていた以上、一人の部下の身勝手な行動の為に無謀な行動は許されない事も考えれば、仕方の無い部分もあったと言える。
:自らの死後は彼によって自身の死に様を脚色されるが、シーフォースの[[バリア]]を攻略する為には相応の危険を覚悟する必要が有る事を告げられたり、ゲッターへ無謀な戦いを挑もうとした際には強い口調で撤退を促される等、ヒドラーなりに牛餓鬼の身を案じていた様子は窺えるが、自分の事しか考えていない牛餓鬼はそれを理解出来無かった。
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:自らの死後は彼によって自身の死に様を脚色されるが、シーフォースの[[バリア]]を攻略する為には相応の危険を覚悟する必要が有る事を告げられたり、ゲッターへ無謀な戦いを挑もうとした際には強い口調で撤退を促される等、ヒドラーなりに牛餓鬼の身を案じていた様子は窺える。だが、自分の事しか考えていない牛餓鬼は、自らの行動が「我儘」と自覚しながらも最後までそれを理解出来無かった。
 
;[[グラー博士]]
 
;[[グラー博士]]
 
:上司。『[[スーパーロボット大戦64|64]]』では彼の指揮の下、出撃した。また牛剣鬼に告げ口したのもグラーに変更されている。ただし、原作で色々と面倒を見ようとしていたヒドラー元帥に比べると、「勝手にしろ!ただしどうなっても知らんぞ!!」と吐き捨てているグラーの方が薄情に聞こえる。
 
:上司。『[[スーパーロボット大戦64|64]]』では彼の指揮の下、出撃した。また牛剣鬼に告げ口したのもグラーに変更されている。ただし、原作で色々と面倒を見ようとしていたヒドラー元帥に比べると、「勝手にしろ!ただしどうなっても知らんぞ!!」と吐き捨てているグラーの方が薄情に聞こえる。
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