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| 4つの[[獣戦機]]が[[合体]]した姿で、メインパイロットは[[藤原忍]]。彼がキーワード「'''DANCOUGA'''」を入力することで合体可能になる。 | | 4つの[[獣戦機]]が[[合体]]した姿で、メインパイロットは[[藤原忍]]。彼がキーワード「'''DANCOUGA'''」を入力することで合体可能になる。 |
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− | その戦闘能力は格闘戦で敵戦艦を沈めるほど圧倒的。だがビーストモードになるには怒りによる「'''野獣の本能'''」が欠かせず、ダンクーガへの合体とコントロールにはパイロット4人の精神的な成長が必要とされた。そのためヒューマロイドモードに変形可能になったのも中盤からで、闘争心を燃やしながらもα波が出ている状態によるパラサイコエナジーをコンピュータと同調させる必要がある。闘争心が揺らげばパイロットの脳への負担も増してしまう。本編では獣戦機が合体可能という事実は長らくパイロットに伝えられず、ストーリーの中盤までは合体せずに戦っていた。 | + | その戦闘能力は格闘戦で敵戦艦を沈めるほど圧倒的。だがビーストモードになるには怒りによる「'''野獣の本能'''」が欠かせず、ダンクーガへの合体とコントロールにはパイロット4人の精神的な成長が必要とされた。そのためヒューマロイドモードに変形可能になったのも途中からで、闘争心を燃やしながらもα波が出ている状態によるパラサイコエナジーをコンピュータと同調させる必要がある。闘争心が揺らげばパイロットの脳への負担も増してしまう。そのため獣戦機が合体可能という事実は長らくパイロットに伝えられず、ストーリー序盤のうちはあくまで4機のメカとして戦っていた。 |
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| TVシリーズにおいては、各[[獣戦機]]の携行武器を合体させたダイガン以外に専用武器はなく、ほぼ'''パンチのみで勝負がつく'''事が多かった。その後OVAシリーズで「断空剣」「断空砲」などの専用武器やフォーメーションが追加設定されている。必要に応じて操縦を他のパイロットに委譲する場合もある。最も代表的なのは格闘戦を[[司馬亮]]に任せるケースだが、[[結城沙羅]]がミサイル攻撃をしたり、[[式部雅人]]がライガーのキャノン砲を使用したりするなど、各獣戦機の装備は個々のパイロットで制御可能である。 | | TVシリーズにおいては、各[[獣戦機]]の携行武器を合体させたダイガン以外に専用武器はなく、ほぼ'''パンチのみで勝負がつく'''事が多かった。その後OVAシリーズで「断空剣」「断空砲」などの専用武器やフォーメーションが追加設定されている。必要に応じて操縦を他のパイロットに委譲する場合もある。最も代表的なのは格闘戦を[[司馬亮]]に任せるケースだが、[[結城沙羅]]がミサイル攻撃をしたり、[[式部雅人]]がライガーのキャノン砲を使用したりするなど、各獣戦機の装備は個々のパイロットで制御可能である。 |
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| ;{{参戦作品 (メカ)|スーパーロボット大戦α外伝}} | | ;{{参戦作品 (メカ)|スーパーロボット大戦α外伝}} |
| :欠点はそのままに性能は著しく弱体化し、[[野生化]]前提に調整された上で一撃必殺の火力が剥奪された。加えて燃費も致命的に悪化。[[獣戦機隊]]の方も気合と熱血を覚えるメンバーが限定され、誰も[[覚醒]]を覚えないなど、『[[スーパーロボット大戦α|α]]』と比べるとかなりの逆風。新要素の[[援護]]も誰一人覚えない他、習得する支援系精神コマンドの質・数も他の複数乗りスーパー系に劣る。 | | :欠点はそのままに性能は著しく弱体化し、[[野生化]]前提に調整された上で一撃必殺の火力が剥奪された。加えて燃費も致命的に悪化。[[獣戦機隊]]の方も気合と熱血を覚えるメンバーが限定され、誰も[[覚醒]]を覚えないなど、『[[スーパーロボット大戦α|α]]』と比べるとかなりの逆風。新要素の[[援護]]も誰一人覚えない他、習得する支援系精神コマンドの質・数も他の複数乗りスーパー系に劣る。 |
− | :「合体状態と分離状態で改造が連動する」という本作の仕様と、「各獣戦機は他スーパーロボットの分離メカより強い」という特徴が上手く合致しており、分離状態で削って合体状態でトドメという運用が他スーパー系よりも強い。だが、分離状態では地形効果と[[指揮官|指揮]]効果を併せても命中や回避に難があり、移動力や移動後の射程もネックになっている。このため援護の欠如が尚更痛い。 | + | :一方「合体状態と分離状態で改造が連動する」という本作の仕様と、「各獣戦機は他スーパーロボットの分離メカより強い」という特徴が上手く合致しており、分離状態で削って合体状態でトドメという運用が他スーパー系よりも強い。だが、分離状態では地形効果と[[指揮官|指揮]]効果を併せても命中や回避に難があり、移動力や移動後の射程もネックになっている。このため援護の欠如が尚更痛い。 |
| :忍が序盤ほぼ唯一の熱血使いであることも大きいが、序盤の[[カーメン・カーメン]]撃墜のためだけに武器改造をするならば、改造した[[ライディーン]]のゴッドボイスクリティカルでも可能であることを考慮に入れたい。一部の[[攻略本]]ではこの撃破を熱血とクリティカルを重複させる前提で書かれているが、'''本作では熱血とクリティカルが絶対重複しない'''ためこれは誤情報である。 | | :忍が序盤ほぼ唯一の熱血使いであることも大きいが、序盤の[[カーメン・カーメン]]撃墜のためだけに武器改造をするならば、改造した[[ライディーン]]のゴッドボイスクリティカルでも可能であることを考慮に入れたい。一部の[[攻略本]]ではこの撃破を熱血とクリティカルを重複させる前提で書かれているが、'''本作では熱血とクリティカルが絶対重複しない'''ためこれは誤情報である。 |
| ;{{参戦作品 (メカ)|第3次スーパーロボット大戦α 終焉の銀河へ}} | | ;{{参戦作品 (メカ)|第3次スーパーロボット大戦α 終焉の銀河へ}} |
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| ;格闘 / 鉄拳 | | ;格闘 / 鉄拳 |
| :文字通り鉄拳で敵を殴り飛ばす。SRWでは亮に操縦を移譲したシーンが再現される事が多い。作品によっては重い一撃の時もあれば、連撃の時もある。 | | :文字通り鉄拳で敵を殴り飛ばす。SRWでは亮に操縦を移譲したシーンが再現される事が多い。作品によっては重い一撃の時もあれば、連撃の時もある。 |
− | :燃費の悪いダンクーガがザコ敵相手に使うメインの攻撃手段。[[野生化]]が発動すると、断空剣を使うまでも無くこちらで対処できる場合も多い。 | + | :時折、蹴りや相手を放り投げた後エネルギーを放出した状態で拳で打ち抜くこともあった。亮の'''半裸'''カットインが入ることでも有名だが実はこのカットインや亮に操縦して格闘を行ったのは『失われた者たちへの鎮魂歌』以降のことであり、TV版では基本的に忍の操縦の元、重みのあるストレートパンチを繰り出す事が殆どであった。 |
− | :TV版ではほぼこれでトドメを刺しており、時折蹴りや相手を放り投げた後エネルギーを放出した状態で拳で打ち抜くこともあった。亮の'''半裸'''カットインが入ることでも有名だが実はこのカットインや亮に操縦して格闘を行ったのは『失われた者たちへの鎮魂歌』以降のことであり、TV版では基本的に忍の操縦の元、重みのあるストレートパンチを繰り出す事が殆どであった。 | + | :前述のようにTV版ではほぼこれでトドメを刺していたメインウェポン(?)だったにもかかわらず、'''SRWでは長らく武装として存在せず'''、「ダンクーガの主武装と言えば断空剣」という誤解を助長することとなった。 |
| + | :実装以降は、燃費の悪いダンクーガがザコ敵相手に使うメインの攻撃手段。[[野生化]]が発動すると、断空剣を使うまでも無くこちらで対処できる場合も多い。 |
| ;タックル | | ;タックル |
| :『[[スーパーロボット大戦X-Ω|X-Ω]]』での通常攻撃。 | | :『[[スーパーロボット大戦X-Ω|X-Ω]]』での通常攻撃。 |
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| ;ダイガン | | ;ダイガン |
| :[[獣戦機]]がヒューマロイドモードで使用する銃を合体させたライフルで、ダンクーガの数少ない携行武器だが、原作では輸送機から投下されたものを受け取る形での使用が主。 | | :[[獣戦機]]がヒューマロイドモードで使用する銃を合体させたライフルで、ダンクーガの数少ない携行武器だが、原作では輸送機から投下されたものを受け取る形での使用が主。 |
− | :気力が関係無い武器の中では比較的使いやすい。 | + | :気力が関係無い武器の中では比較的使いやすい。初期の頃はこれすら存在しなかったが。 |
− | :『新』では改造で[[マップ兵器]]版も追加可能だが、何故か'''通常・マップ兵器共に弾数1'''という設定になっている。 | + | :初登場した『新』では改造で[[マップ兵器]]版も追加可能だが、何故か'''通常・マップ兵器共に弾数1'''という設定になっている。 |
| ;断空剣 | | ;断空剣 |
| :ガンドール砲を小型化して作った、「心にて悪しき空間を断つ」剣。普段は柄のみで収納されており、使用時に[[ビームサーベル|レーザーが刀身を形成する]]。 | | :ガンドール砲を小型化して作った、「心にて悪しき空間を断つ」剣。普段は柄のみで収納されており、使用時に[[ビームサーベル|レーザーが刀身を形成する]]。 |
− | :SRWでは燃費が良く攻撃力も高い、ダンクーガの主力武器だったが上記の格闘 / 鉄拳採用後は燃費が悪くなった。 | + | :SRWでは当初、燃費が良く攻撃力も高いダンクーガの主力武器だったが、格闘/鉄拳の採用に伴って重めに調整されるようになった。 |
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| ==== オプション兵装 ==== | | ==== オプション兵装 ==== |
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| == 余談 == | | == 余談 == |
− | *初合体時は敵の包囲網に囲まれエネルギー切れ直前という最悪のタイミングで合体システムが緊急作動、'''忍がトランス状態となるわ、コントロールが奪われ逃げる事も防御も出来なくなるわ、エネルギー不足で合体は途中で止まるわ'''とさらに状況を悪化させる結果になった。 | + | *初合体時は、シャピロ率いる敵の包囲網に囲まれエネルギー切れ直前という大ピンチに際して基地からの指示で急遽合体が解禁された……のはいいが、獣戦機隊は'''合体機構の存在すら知らず、「何らかのサイン」が出たことすら実行役の忍にしか伝わっていない'''ため、'''絶体絶命だというのに何故かイーグル以外のコントロールが奪われて動けなくなり、当の忍はトランス状態となって言うことを聞かない'''という状況になり、機転を利かせてしまった亮が'''配電盤を破壊したことで合体が中止され、結局普通に命からがら脱出する'''という散々な結果に終わっている(しかも'''回をまたいでこのオチ''')。そして再度の戦闘および合体に必要なエネルギーを供給するために輸送チームの[[ゲラール]]が[[特攻]]して戦死することになり、その後に改めて初合体を果たした。 |
− | **[[司馬亮]]の機転でシステムを遮断し、エネルギー補充した後に合体に成功しているが、その為に輸送チームの[[ゲラール]]が[[特攻]]して戦死している。
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| *ダンクーガへの合体システムを起動させる際に行う『コードTHX-1138』のロック解除があるが、この『THX-1138』は、あのスターウォーズのジョージ・ルーカス監督のデビュー作のタイトルと主人公の名前である。ちなみに、デビュー作でありながら興業的には失敗だったというエピソードがある他に氏の作品では度々登場するキーワードである。 | | *ダンクーガへの合体システムを起動させる際に行う『コードTHX-1138』のロック解除があるが、この『THX-1138』は、あのスターウォーズのジョージ・ルーカス監督のデビュー作のタイトルと主人公の名前である。ちなみに、デビュー作でありながら興業的には失敗だったというエピソードがある他に氏の作品では度々登場するキーワードである。 |
| *メカニックデザインは[[機動戦士ガンダムSEED]]や[[蒼穹のファフナー]]等でキャラクターデザインを手掛けている平井久司氏(本作では平井寿名義)による。なお、関連イラストや関係商品の監修等は本作で初めてメカデザイン及び作画監督を務めた大張正己氏が担当する場合が多い。 | | *メカニックデザインは[[機動戦士ガンダムSEED]]や[[蒼穹のファフナー]]等でキャラクターデザインを手掛けている平井久司氏(本作では平井寿名義)による。なお、関連イラストや関係商品の監修等は本作で初めてメカデザイン及び作画監督を務めた大張正己氏が担当する場合が多い。 |