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== 概要 ==
 
== 概要 ==
[[トールギス]]の予備パーツを組み上げて完成した2号機。
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[[ゼクス・マーキス]]が運用していた[[トールギス]]の同型となるモビルスーツ。
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地球国家軍代表となった[[トレーズ・クシュリナーダ]]専用機である。頭部と配色以外はトールギスと同様。青と白のコントラストで、頭部がガンダムフェイスに似通ったものになっている。これは、トレーズがガンダムパイロットに感銘を受けた影響かと思われる。
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地球国家軍代表となった[[トレーズ・クシュリナーダ]]の専用機兼有人モビルスーツのみで構成された地球国家群のフラッグシップ機として、[[ミリアルド・ピースクラフト]]率いる[[ホワイトファング]]、そして[[ピースミリオン]]を旗艦とするガンダムチームを相手に地球圏の未来を賭けた最後の激戦を繰り広げる事になる。
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実際の戦闘力もトールギスと同様だが、[[ホワイトファング]][[ビルゴII]]を寄せ付けず、アビリティレベルがスピード以外の全てで勝る[[アルトロンガンダム]]とも互角に戦っていたこと、パイロットに死者まで出たトールギス同様の加速度(15G以上)にも平然としていた'''事<ref>余談だが、'''現実世界では「耐Gスーツを着用した熟練パイロットであったとしても10G(一般人ならば6G)までが限度」'''である。</ref>からして、パイロットのトレーズ共々優秀であったことが窺える。
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=== 機体概要 ===
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幽閉状態から復帰し地球全土の国家を統一させたトレーズは、地球圏最後の戦争の向けての準備を行い、[[宇宙]]における覇権を握った[[ホワイトファング]]が[[トーラス]]や[[ビルゴ]][[ビルゴII|系統]]のモビルドールで構成された無人機部隊だったのに対し、地球国家軍は[[リーオー]]で構成された有人モビルスーツのみによる部隊を編成。その際、自軍のフラッグシップ機ともなる自らの専用機を検討し、白羽の矢が当たったのがトールギスであった。かつて10代の少年であった頃のトレーズは、トールギスを扱える人間はいないと評しながらも、「自分がパイロットならば、不可能ではない」とも考えており、開発者の一人である[[ハワード]]に完成したら自身をトールギスのパイロットにして欲しいと懇願していた。そんな少年時代に秘めていた純粋な願いを叶える形で、親友ゼクスの搭乗していたトールギスの余剰パーツを組み立てる形で完成したのが本機となり、今は失われた彼のトールギスに次ぐトールギスとして「II」の名が冠される事になっている。
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最後はトレーズの[[特攻]]とも言うべき攻撃に、[[張五飛|五飛]]が反応して<ref>[[小説|小説版]]では反射的に反応しないと追いつかないほどの速度と書かれている。</ref>ツインビームトライデントが突き刺さり、撃墜された。これはトレーズがあえて敗北を望んだかのような行動に見え、五飛もそう判断した事から、後々まで続く禍根を残した<ref>あくまで小説版の話だが、これは「トレーズが勝負を掛けた結果敗北した」のであり、わざと敗北したのではない。あくまで小説版の話ではあるが。</ref>。
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外見に関してはゼクスのトールギスとほぼ同じであるのだが、機体のカラーリングに関してはトレーズの軍服を想起させる青と白のコントラストとなっており、頭部の形状はトサカ部分がより派手に、フェイス部分もゼクスのトールギスよりも更に似通った物になって、これはトレーズがガンダムやそのパイロット達に感銘を受けた影響かと思われる。また、本機は単なるコピー機ではなく、モビルドールとも渡り合える戦闘力を発揮出来るよう全体的に性能の底上げも行われているのだが、それはつまりゼクスのトールギスでさえ「スタートから最大スロットル時には加速度が瞬時に15G以上まで到達する」「速度はエアリーズのマッハ2を超えて旋回性能は3倍以上」という殺人的な機動力であったのを更に強化した物<ref>余談だが、'''現実世界では「耐Gスーツを着用した熟練パイロットであったとしても10G(一般人ならば6G)までが限度」'''である。</ref>という事になり、もはや並の人間に扱えるかどうかさえ疑わしい代物となっているが、ゼクスに匹敵するモビルスーツの操縦技術を持っているトレーズには全く問題の無い事となっている。武装に関してもトールギスと同じビームサーベルとドーバーガンとなっており、待機中においてドーバーガンを剣の如く突き立て仁王立ちする様は、地球国家軍の総大将を担うトレーズの愛馬として相応しい正に「エレガント」な姿である。
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なお、本編登場前に児童向け[[漫画]]雑誌『コミックボンボン』に掲載された紹介記事では黒と白に塗られており、「ブラックトールギス」と表記されていた。
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なお、本編登場前に児童向け[[漫画]]雑誌『コミックボンボン』に掲載された紹介記事では黒と白に塗られており、「'''ブラックトールギス'''」と表記されていた。これは連載当時、トールギスIIのカラーリングの決定稿がまだ無かった為とされている。
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=== 劇中の様相 ===
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地球国家群のフラッグシップ機として、トレーズ自らが搭乗し出撃。ホワイトファングの総司令官となったゼクス・マーキスことミリアルド・ピースクラフトに一騎打ちによる決闘を申し込もうとするも拒絶され、[[リーブラ]]の主砲による返答をされる事になる。しかし、トレーズは自らの背後に地球があるとして逃げようとしなかったが、地球で意識不明から回復し、[[ウイングガンダム]]で駆け付けて来た[[レディ・アン]]に庇われて難を逃れ、「戦いは戦ってこそ美しい」という彼女の言葉に心打たれたトレーズの命を受けたリーオーの大部隊と共に、ホワイトファングとの決戦に身を投じる。
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[[ホワイトファング]]のトーラスやビルゴIIといったモビルドールを寄せ付けない形で物ともせず、戦いの終盤にてかつて再戦の約束を交わした[[張五飛]]の搭乗する[[アルトロンガンダム]]と決着を着けるべく一騎打ちを展開。アビリティレベルがスピード以外の全てで勝るはずのアルトロンガンダムの攻撃を難無くかわしつつ逆に華麗に追い詰めていくが、最後はトレーズの[[特攻]]とも言うべき攻撃に、五飛が反応して<ref>[[小説|小説版]]では反射的に反応しないと追いつかないほどの速度と書かれている。</ref>ツインビームトライデントが突き刺さり、撃墜。搭乗者のトレーズもまた、自らの「永遠の友」として五飛に敬意を表し、ミリアルドへの別れの言葉を最後に、自らの愛馬であるトールギスIIと共に散って逝った。だが、五飛にはこれがトレーズがあえて敗北を望んだかの様な行動に見え、後々まで続く禍根を残した<ref>あくまで小説版の話だが、これは「トレーズが勝負を掛けた結果敗北した」のであり、わざと敗北したのではない。あくまで小説版の話ではあるが、トレーズのファンからはこれが原作の真実であると信じて疑わない者が多い。</ref>。
    
== 登場作品と操縦者 ==
 
== 登場作品と操縦者 ==
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:終盤にトレーズの搭乗機として出現。トレーズの能力に高いポテンシャルが相まって、作中でも最強クラスの戦闘力を誇る。
 
:終盤にトレーズの搭乗機として出現。トレーズの能力に高いポテンシャルが相まって、作中でも最強クラスの戦闘力を誇る。
 
:「[[ガンダムタイプ]]の機体ではないので、[[刹那・F・セイエイ|刹那]]の[[エースボーナス]]も効果無し」「命中率が高いので「[[集中]]」程度では焼け石に水」「[[底力]]と[[ガード]]で殴るほど堅くなる」「一緒に出てくる敵も強い」etc.と付け入る隙が無い。一軍精鋭の全力で真っ向からお相手しよう。
 
:「[[ガンダムタイプ]]の機体ではないので、[[刹那・F・セイエイ|刹那]]の[[エースボーナス]]も効果無し」「命中率が高いので「[[集中]]」程度では焼け石に水」「[[底力]]と[[ガード]]で殴るほど堅くなる」「一緒に出てくる敵も強い」etc.と付け入る隙が無い。一軍精鋭の全力で真っ向からお相手しよう。
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:ちなみに、隠し要素に近いが、ビームサーベルによるトドメの演出には、'''ガンダムW初期のOPを想起させるトレーズの「エレガント」な雄姿'''を拝む事が出来る。ただのビームサーベルによる攻撃であるにも拘らず破格の厚遇であり、スパロボのスタッフからもトレーズが愛されている証拠と言える。ただ、拝見するには味方が一機やられるという代償がつくものの、興味のある者は一度実行してみても良いかもしれない。
    
=== 携帯機シリーズ ===
 
=== 携帯機シリーズ ===
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;[[ビームサーベル]]
 
;[[ビームサーベル]]
 
:ビームサーベルはシールドの裏に2本装備している。
 
:ビームサーベルはシールドの裏に2本装備している。
:『[[第2次スーパーロボット大戦Z再世篇|第2次Z再世篇]]』では、'''トレーズらしいエレガントな[[トドメ演出]]がある'''。必見。
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:『[[第2次スーパーロボット大戦Z再世篇|第2次Z再世篇]]』では、'''トレーズらしいエレガントな[[トドメ演出]]がある'''。その結果、'''スパロボで一番エレガントなビームサーベル攻撃'''となっている為、必見。
 
;シールド
 
;シールド
 
:シールドは左肩のアタッチメントと左腕両方に装備可能。
 
:シールドは左肩のアタッチメントと左腕両方に装備可能。
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