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→名台詞
:メンデル内でムウと対峙した際、彼に自身の正体を告げた。
:メンデル内でムウと対峙した際、彼に自身の正体を告げた。
:放送当時はよかったのだが[[プレア・レヴェリー|後から]][[レイ・ザ・バレル|後から]]煮たような境遇のキャラクターが現れた今となっては本当に独善的な台詞となってしまった感がある。しかも後者は自身のクローン(同じ人物を元にしたクローン要するに完全に同じ境遇とも)でありただ一人の基準とはいったいなんなのか問い詰めたくなる。
:放送当時はよかったのだが[[プレア・レヴェリー|後から]][[レイ・ザ・バレル|後から]]煮たような境遇のキャラクターが現れた今となっては本当に独善的な台詞となってしまった感がある。しかも後者は自身のクローン(同じ人物を元にしたクローン要するに完全に同じ境遇とも)でありただ一人の基準とはいったいなんなのか問い詰めたくなる。
:ただ、後半で「アル・ダ・フラガの傲慢さ」に触れているため、「自分はそんな人間のクローンなのだから同じようにそれぐらい思い上がっても良いだろう」と言ったような開き直りとも取れなくは無い。
:ただ、後半で「アル・ダ・フラガの傲慢さ」に触れているため、「自分はそんな人間のクローンなのだから同じようにそれぐらい思い上がっても良いだろう」と言ったような開き直りとも取れなくは無い。いずれにしても、彼が全人類に復讐をするひいては世界に裁きを下す理由としては極めて正当かつ当たり前のもの。しかもヒビキ博士の記録も回収したために、そんな愚にも付かぬ理由で生まれた上に捨てられたのでは、全ての人類に復讐をするという発想に至るのも無理ないため、特に彼の呪詛を直接聞いたキラもムウも頭ごなしに否定をすることが出来なかった。
;「アデス!」
;「アデス!」
;「既に遅いさ、ムウ。私は結果だよ。だから知るッ! 自ら育てた闇に食われて、人は滅ぶとなぁ!!」
;「既に遅いさ、ムウ。私は結果だよ。だから知るッ! 自ら育てた闇に食われて、人は滅ぶとなぁ!!」
:激しい競争社会の果てが「破滅」を意味する、とクルーゼは叫ぶ。
:激しい競争社会の果てが「破滅」を意味する、とクルーゼは叫ぶ。
:ロシアンルーレットにも等しいやり方でNジャマーキャンセラーが渡って、思い描いたとおりに事が運んだという事実がラウに「破滅」こそが人類の、世界の望みの極地だと確信していた。
:ロシアンルーレットにも等しいやり方でNジャマーキャンセラーが渡って、思い描いたとおりに事が運んだという事実がラウに「戦争」の枠を超えた殺し合いとそれによる「破滅」こそが人類の、世界の望みの極地だと確信させていた。
;「また君か。厄介な奴だよ、君は! 在ってはならない存在だというのに」
;「また君か。厄介な奴だよ、君は! 在ってはならない存在だというのに」
:「自分が持つのは能力だけではない」と否定するキラだが、クルーゼもまた「そんな事は誰も理解しない」と否定する。
:「自分が持つのは能力だけではない」と否定するキラだが、クルーゼもまた「そんな事は誰も理解しない」と否定する。
:因みに「分からぬさ!」の時、'''唐突に叫び声を上げるクルーゼの顔がドアップになる'''ため、妙に印象に残っている、もしくは'''唐突過ぎて真面目なシーンなのに思わず笑ってしまった'''という視聴者が多発した。
:因みに「分からぬさ!」の時、'''唐突に叫び声を上げるクルーゼの顔がドアップになる'''ため、妙に印象に残っている、もしくは'''唐突過ぎて真面目なシーンなのに思わず笑ってしまった'''という視聴者が多発した。
:「能力だけが全てではない」というキラの言葉は、もはやラウにとって自分がそうであるかないかを認める問題ではなく『それが分かるのなら、自分のようなモノを作らないし……能力や容姿目当てに買い物をしたりしない』という人間の悪性を断じていた。現に二年後には彼の旧友が遺伝子に基づく能力以外は不要と断じるような社会を作ろうとしたので、当たらずとも遠からずで……正論であった。
:「能力だけが全てではない」というキラの言葉は、もはやラウにとって自分がそうであるかないかを認める問題ではなく『それが分かるのなら、自分のようなモノを作らないし……能力や容姿目当てに買い物をしたりしない』という人間の悪性を断じていた。現に二年後には[[彼の旧友>ギルバート・デュランダル]]が遺伝子に基づく能力以外は不要と断じるような社会を作ろうとしたので、当たらずとも遠からずで……正論であった。
;「君の歌は好きだったがね… だが、世界は歌のように優しくはない!」
;「君の歌は好きだったがね… だが、世界は歌のように優しくはない!」
:ザフトを「正義と信じ」入隊したアスラン達、地球軍としては異質な存在であるキラを「分かろうとしなかった」マリューやフレイ、キラの苦悩を「知らず」に傷付けたサイ、そのサイの言葉も「聞かなかった」キラ。確かに多くのキャラは彼の言った通りの行動を取っている。
:ザフトを「正義と信じ」入隊したアスラン達、地球軍としては異質な存在であるキラを「分かろうとしなかった」マリューやフレイ、キラの苦悩を「知らず」に傷付けたサイ、そのサイの言葉も「聞かなかった」キラ。確かに多くのキャラは彼の言った通りの行動を取っている。
:しかし、彼が利用していたアズラエル、パトリックの両名の暴走はどちらも傍の人間によって止められている。
:しかし、彼が利用していたアズラエル、パトリックの両名の暴走はどちらも傍の人間によって止められている。
:二年後にも、ある少年は「自分だけが正しく、それを認めないモノは間違っている」という状態に陥っていた。精神状態を顧みてもそれは覆らない事実で、人の悪性の権化である故にラウは正しいことを言っていた。
:二年後にも、[[ある少年>シン・アスカ]]は「自分だけが正しく、それを認めないモノは間違っている」という状態に陥っていた。精神状態を顧みてもそれは覆らない事実でラウが憎む人類そのもの。人の悪性の権化である故にラウは正しいことを言っていた。
;キラ「そんな、あなたの理屈!」
;キラ「そんな、あなたの理屈!」
;キラ「違う! 人は、人はそんなものじゃない!」
;キラ「違う! 人は、人はそんなものじゃない!」
;「っは! 何が違う! 何故違う! この憎しみの目と心と! 引き金を引く指しか持たぬ者たちの世界で! 何を信じる、何故信じる!」
;「っは! 何が違う! 何故違う! この憎しみの目と心と! 引き金を引く指しか持たぬ者たちの世界で! 何を信じる、何故信じる!」
:クルーゼの思考を否定するキラだが、クルーゼは憎しみの連鎖が止まらない現状を引き合いに出す。
:クルーゼの思考を否定するキラだが、クルーゼは憎しみの連鎖が止まらない現状を引き合いに出す。醜悪な欲望と悪意、憎悪こそが人間でその権化であるラウに言わせれば、人間など初めから信じるに値しない生き物と断じるに足る根拠であった。
:このシーンでは間にパトリック・ザラがジェネシスの発射指示を出すシーンが挿まれ、また「憎しみの目と心と~」のパートではパトリックの横顔が映される。遺憾ながら、この時の世界の状況はクルーゼの言う通りでもある。そして、僅か二年でまた同じ事を人間は繰り返すのである。
:このシーンでは間にパトリック・ザラがジェネシスの発射指示を出すシーンが挿まれ、また「憎しみの目と心と~」のパートではパトリックの横顔が映される。遺憾ながら、この時の世界の状況はクルーゼの言う通りでもある。そして、僅か二年でまた同じ事を人間は繰り返すのである。
:悪意以外を知らないのかと指摘されるが、ここに至りクルーゼは遂に開き直る。
:悪意以外を知らないのかと指摘されるが、ここに至りクルーゼは遂に開き直る。
:最早議論を放棄する行為であり、この時点でキラはクルーゼとの舌戦に勝ったとも言えなくもない。しかし「人は己の知る事しか知らぬ」というクルーゼの言葉を聞いてキラが思い出したのは、地球軍に入隊した直後、キラの事情を理解せずに放ったアスラン、ジェラード・ガルシア、フレイ、サイなどの無遠慮・無神経な言葉の数々だった。
:最早議論を放棄する行為であり、この時点でキラはクルーゼとの舌戦に勝ったとも言えなくもない。しかし「人は己の知る事しか知らぬ」というクルーゼの言葉を聞いてキラが思い出したのは、地球軍に入隊した直後、キラの事情を理解せずに放ったアスラン、ジェラード・ガルシア、フレイ、サイなどの無遠慮・無神経な言葉の数々だった。
:悪意以外知らないと豪語しているが、そもそも出生自体が『研究資金』と『気に入らない息子に代わる後継者として自らのクローンを作る』というエゴであるラウはモノ以外の価値を求められなかった。そんな出生であれば憎悪に染まるのは必然で、モノ故にオリジナルの意志以外何も知らないラウにとっては『全人類=アル・ダ・フラガ』なのである。
:悪意以外知らないと豪語しているが、そもそも出生自体が『研究資金』と『気に入らない息子に代わる後継者のクローン』というエゴであるラウはモノ以外の価値を求められなかった。モノ故にオリジナルの意志以外何も知らないラウにとっては『全人類=アル・ダ・フラガ』なのである。
;「フ…フフフフ、ハーハッハッハ!どの道、私の勝ちだ!ヤキンが自爆すれば、ジェネシスは発射される!」<br />「最早止める術はない! 地は焼かれ、涙と悲鳴は新たなる争いの狼煙となる!」<br />「人が数多持つ予言の日だ!」<br />「それだけの業、重ねてきたのは誰だ!? 君とてその一つだろうが!!」
;「フ…フフフフ、ハーハッハッハ!どの道、私の勝ちだ!ヤキンが自爆すれば、ジェネシスは発射される!」<br />「最早止める術はない! 地は焼かれ、涙と悲鳴は新たなる争いの狼煙となる!」<br />「人が数多持つ予言の日だ!」<br />「それだけの業、重ねてきたのは誰だ!? 君とてその一つだろうが!!」