差分

ナビゲーションに移動 検索に移動
109 バイト追加 、 2021年7月13日 (火) 10:05
制作経緯を余談へ移動
34行目: 34行目:  
== 概要 ==
 
== 概要 ==
 
円谷プロが1993年に制作した特撮ドラマ『電光超人グリッドマン』を原作とした新作アニメ作品。「中古のパソコンに宿ったヒーロー」「ヒーローに協力する三人の少年少女」「怪獣を生み出すのが主人公たちと身近な人物」といった『グリッドマン』の基本フォーマットを受け継ぎつつ、独自の世界観が描かれている。
 
円谷プロが1993年に制作した特撮ドラマ『電光超人グリッドマン』を原作とした新作アニメ作品。「中古のパソコンに宿ったヒーロー」「ヒーローに協力する三人の少年少女」「怪獣を生み出すのが主人公たちと身近な人物」といった『グリッドマン』の基本フォーマットを受け継ぎつつ、独自の世界観が描かれている。
  −
監督の雨宮氏は2015年に日本アニメ(ーター)見本市で同作のいくつかの場面をアニメ化したショートアニメを発表しており、それ以前から円谷プロに『ウルトラシリーズ』のアニメ化を打診していたという。『ウルトラシリーズ』については難しいとの返答を受けたものの、『グリッドマン』か『アンドロメロス』ならば良いと返答を受け、リアルタイムで視聴していた『グリッドマン』を題材とすることになった。
      
登場する怪獣のデザインには特撮作品に関わって来たデザイナーが多数参加し、戦闘シーンは3Dアニメをメインに一部手描きで制作されている。特撮ドラマが原作となっている通り、特撮演出をアニメで再現した映像が特徴であり、グリッドマンや怪獣の重量感のある動きや破壊される建物、揺れる電線など細かい部分まで作りこまれた緻密さはファンの話題となった。同時に90年代のロボットアニメを彷彿とさせる演出もふんだんに盛り込まれており、星雲賞メディア部門を獲得するなど高い評価を得ている。
 
登場する怪獣のデザインには特撮作品に関わって来たデザイナーが多数参加し、戦闘シーンは3Dアニメをメインに一部手描きで制作されている。特撮ドラマが原作となっている通り、特撮演出をアニメで再現した映像が特徴であり、グリッドマンや怪獣の重量感のある動きや破壊される建物、揺れる電線など細かい部分まで作りこまれた緻密さはファンの話題となった。同時に90年代のロボットアニメを彷彿とさせる演出もふんだんに盛り込まれており、星雲賞メディア部門を獲得するなど高い評価を得ている。
41行目: 39行目:  
また、この年代の深夜アニメでは珍しく玩具商品の展開にも力を入れており<ref>1クールアニメだが、架空のマーチャンダイジングを元にパワーアップの流れが企画されているなど。</ref>、劇中通りに変形合体するグリッドマンのDX玩具も発売された。
 
また、この年代の深夜アニメでは珍しく玩具商品の展開にも力を入れており<ref>1クールアニメだが、架空のマーチャンダイジングを元にパワーアップの流れが企画されているなど。</ref>、劇中通りに変形合体するグリッドマンのDX玩具も発売された。
   −
放送後は同様に『グリッドマン』の世界観を使った作品シリーズ『GRIDMAN UNIVERSE』が展開されており、2021年には続編アニメ『SSSS.DYNAZENON』が放送された。
+
本作のヒットを受けて2021年より『グリッドマン』の世界観を用いた包括IPプロジェクト『GRIDMAN UNIVERSE』が展開されており、2021年には同プロジェクトに基づいた新作アニメ第2弾『SSSS.DYNAZENON』が放送された。
    
== ストーリー ==
 
== ストーリー ==
224行目: 222行目:     
== 余談 ==
 
== 余談 ==
 +
*監督の雨宮氏は2015年に日本アニメ(ーター)見本市で原作『グリッドマン』のいくつかの場面をアニメ化したショートアニメを発表しており、それ以前から円谷プロに『ウルトラシリーズ』のアニメ化を打診していたという。『ウルトラシリーズ』については難しいとの返答を受けたものの、『グリッドマン』か『アンドロメロス』ならば良いと返答を受け、リアルタイムで視聴していた『グリッドマン』を題材とすることとなった。
 
*タイトルの『SSSS』は『電光超人グリッドマン』の海外版『スーパーヒューマン・サムライ・サイバー・スクワッド』から取られていると思われる。
 
*タイトルの『SSSS』は『電光超人グリッドマン』の海外版『スーパーヒューマン・サムライ・サイバー・スクワッド』から取られていると思われる。
 
**なお、タイトルを読む際『SSSS』の部分は発音しない。これは続編の『SSSS.DYNAZENON』も同様。
 
**なお、タイトルを読む際『SSSS』の部分は発音しない。これは続編の『SSSS.DYNAZENON』も同様。
*劇中では『ウルトラシリーズ』の怪獣フィギュアや実在の雑誌「宇宙船」や「井上病院<ref>原典「電光超人グリッドマン」のヒロイン井上ゆかの両親が経営する病院。</ref>」、「スペシャルドック<ref>「電光超人グリッドマン」に登場したホットドックでこれがグリッドマンのアシストウエポンを生み出す発端になった。</ref>」などが原典に登場するサービスシーンが存在する。
+
*劇中では『ウルトラシリーズ』の怪獣フィギュアや実在の雑誌「宇宙船」や「井上病院<ref>原典「電光超人グリッドマン」のヒロイン井上ゆかの両親が経営する病院。</ref>」、「スペシャルドック<ref>「電光超人グリッドマン」に登場したホットドックでこれがグリッドマンのアシストウエポンを生み出す発端になった。</ref>」などが原典に登場するファンサービス的シーンが存在する。
 
*本作の登場人物の名前や役柄は、『電光超人グリッドマン』の続編として企画されていた『電撃超人グリッドマンF(ファイター)』から流用された物。
 
*本作の登場人物の名前や役柄は、『電光超人グリッドマン』の続編として企画されていた『電撃超人グリッドマンF(ファイター)』から流用された物。
 
*第7回には円谷プロダクション繫がりで『ウルトラマン超闘士激伝新章』に登場する闘士ウルトラマンヒカリが描かれた。
 
*第7回には円谷プロダクション繫がりで『ウルトラマン超闘士激伝新章』に登場する闘士ウルトラマンヒカリが描かれた。

案内メニュー