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一方、軍人としての能力は「戦術の天才」と評される程優れており、高圧的だが[[ジャマイカン・ダニンガン]]の様に強者の威を利用して威張ったり保身に走る様な小物ぶりは見せず、また戦闘においても常に最前線に出て部下を叱咤し、断固として敵に屈しない不屈の精神力を見せる等、悪い意味ながらも武人肌的な面も持ち、上司としては頼れる人物。また、ティターンズという組織全体の有益になるならば、[[ジェリド・メサ]]や[[ヤザン・ゲーブル]]の様にクセの強い人物でも重用している事から、組織運営の手腕や着眼についても確かな物を持っており、作中でも敵意や対抗心を見せていた[[パプテマス・シロッコ]]を最も最初に重用したのも、実はバスクであったりする<ref>重用した後、予想以上に優秀で掴み所の無いシロッコを危険に感じたのが、彼を敵視するようになった理由と言え、これはジャミトフも同様である。</ref>。更に、グリプス戦役の後半期には、自らの人生の最大の怨敵である[[サイド3]]の[[ジオン公国|ジオン共和国]]と取引を行う事で、[[ア・バオア・クー|ゼダンの門]]の整備やグリプスの要塞化も短期間で済ませる等、柔軟さも見せている。ジャミトフがシロッコに暗殺された後も、事の真相をある程度把握した上で組織の乗っ取りを企んだシロッコに断じて屈しようとしなかった部分からも、歪んだ信念の持ち主であってもそれを簡単に曲げてしまったり日和見に走る様な真似はしない気骨さは見せていた。それら以前となる連邦軍将校時代(デラーズ紛争の時期)でも、軍人としての信念を優先させてしまっていた[[エイパー・シナプス]]とは対照的に、切迫した状況を理解して[[シーマ・ガラハウ]]率いる海兵隊との共闘を受け入れたりしている。
 
一方、軍人としての能力は「戦術の天才」と評される程優れており、高圧的だが[[ジャマイカン・ダニンガン]]の様に強者の威を利用して威張ったり保身に走る様な小物ぶりは見せず、また戦闘においても常に最前線に出て部下を叱咤し、断固として敵に屈しない不屈の精神力を見せる等、悪い意味ながらも武人肌的な面も持ち、上司としては頼れる人物。また、ティターンズという組織全体の有益になるならば、[[ジェリド・メサ]]や[[ヤザン・ゲーブル]]の様にクセの強い人物でも重用している事から、組織運営の手腕や着眼についても確かな物を持っており、作中でも敵意や対抗心を見せていた[[パプテマス・シロッコ]]を最も最初に重用したのも、実はバスクであったりする<ref>重用した後、予想以上に優秀で掴み所の無いシロッコを危険に感じたのが、彼を敵視するようになった理由と言え、これはジャミトフも同様である。</ref>。更に、グリプス戦役の後半期には、自らの人生の最大の怨敵である[[サイド3]]の[[ジオン公国|ジオン共和国]]と取引を行う事で、[[ア・バオア・クー|ゼダンの門]]の整備やグリプスの要塞化も短期間で済ませる等、柔軟さも見せている。ジャミトフがシロッコに暗殺された後も、事の真相をある程度把握した上で組織の乗っ取りを企んだシロッコに断じて屈しようとしなかった部分からも、歪んだ信念の持ち主であってもそれを簡単に曲げてしまったり日和見に走る様な真似はしない気骨さは見せていた。それら以前となる連邦軍将校時代(デラーズ紛争の時期)でも、軍人としての信念を優先させてしまっていた[[エイパー・シナプス]]とは対照的に、切迫した状況を理解して[[シーマ・ガラハウ]]率いる海兵隊との共闘を受け入れたりしている。
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劇中でも、ジャミトフから動向を問題視されつつも重用され続け、[[ハマーン・カーン]]からは軽視されつつ[[クワトロ・バジーナ|クワトロ・バジーナ(シャア・アズナブル)]]や[[ブレックス・フォーラ]]、[[ブライト・ノア]]はバスクの存在を脅威と見なしていた事からも、「冷酷非道」であっても「無能」な人物では無かったと言え、むしろバスクの手腕が無ければティターンズを巨大組織にする事は出来なかったのは確かである。
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劇中でも、ジャミトフから動向を問題視されつつも重用され続け、[[ハマーン・カーン]]からは軽視されつつ[[クワトロ・バジーナ|クワトロ・バジーナ(シャア・アズナブル)]]や[[ブレックス・フォーラ]]、[[ブライト・ノア]]はバスクの存在を脅威と見なしていた事からも、「冷酷非道」であっても「無能」な人物では無かったと言え、むしろバスクの手腕が無ければティターンズを巨大組織にする事は出来なかったのは確かである。
    
=== 劇中の様相 ===
 
=== 劇中の様相 ===
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==== グリプス戦役時([[機動戦士Ζガンダム|Ζ]]) ====
 
==== グリプス戦役時([[機動戦士Ζガンダム|Ζ]]) ====
ティターンズ総帥の[[ジャミトフ・ハイマン]]大将の片腕として、前線において総指揮を任されている。事実上のティターンズのNo.2<ref>あくまでも「実戦部隊での最高階級」にすぎない。本編中ではティターンズ将官クラスの軍服を着ている人物は多数確認できる(一例としてジャミトフの副官は階級章から中将と思われる)ため、バスクよりも[[軍階級|階級]]が上の人物は存在している</ref>だけあって、軍人としては優秀だが、非情な反スペースノイド主義者で反地球連邦の集会を行っていたスペースコロニーの住民を毒ガス(G3ガス)で全滅させた「30バンチ事件」の実行を命令した張本人でもあり、結果的にブレックスを中心に「[[エゥーゴ]]」が結成される遠因となっている。
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ティターンズ総帥の[[ジャミトフ・ハイマン]]大将の片腕として、前線において総指揮を任されている。事実上のティターンズのNo.2<ref>あくまでも「実戦部隊での最高階級」にすぎない。本編中ではティターンズ将官クラスの軍服を着ている人物は多数確認できる(一例としてジャミトフの副官は階級章から中将と思われる)ため、バスクよりも[[軍階級|階級]]が上の人物は存在している。</ref>だけあって、軍人としては優秀だが、非情な反スペースノイド主義者で反地球連邦の集会を行っていたスペースコロニーの住民を毒ガス(G3ガス)で全滅させた「30バンチ事件」の実行を命令した張本人でもあり、結果的にブレックスを中心に「[[エゥーゴ]]」が結成される遠因となっている。
    
他にも、カミーユの両親を人質にする、[[ジャブロー]]を味方ごと[[核ミサイル|核攻撃]]で爆破する<ref>北爪宏幸氏の[[漫画]]『機動戦士ZガンダムDefine』では、「ジャブローから脱出した連邦軍将兵さえも口封じの為にジェリドに全員を処刑させる」という非道を行っている。</ref>、[[コロニーレーザー]]をサイド2のコロニーに向けて試射する、無防備のエゥーゴの指導者を暗殺させる、陽動作戦としてまたもや毒ガスを使う等々、その暴虐ぶりには枚挙に暇が無い。また、平時でも'''(友軍である地球連邦軍であっても)ティターンズ以外の人間を見下しており'''、バスクの戦術に意見したブライトを暴力で黙らせる事もあった。他に、[[レコア・ロンド]]や[[一般兵]]、ドゴス・ギアの艦長も殴り飛ばした事がある<ref>ただし、エゥーゴから寝返った身であるレコアの場合は、裏切り者である自らの立場をわきまえてない部分もあった為、自業自得と言えなくもない。</ref>。
 
他にも、カミーユの両親を人質にする、[[ジャブロー]]を味方ごと[[核ミサイル|核攻撃]]で爆破する<ref>北爪宏幸氏の[[漫画]]『機動戦士ZガンダムDefine』では、「ジャブローから脱出した連邦軍将兵さえも口封じの為にジェリドに全員を処刑させる」という非道を行っている。</ref>、[[コロニーレーザー]]をサイド2のコロニーに向けて試射する、無防備のエゥーゴの指導者を暗殺させる、陽動作戦としてまたもや毒ガスを使う等々、その暴虐ぶりには枚挙に暇が無い。また、平時でも'''(友軍である地球連邦軍であっても)ティターンズ以外の人間を見下しており'''、バスクの戦術に意見したブライトを暴力で黙らせる事もあった。他に、[[レコア・ロンド]]や[[一般兵]]、ドゴス・ギアの艦長も殴り飛ばした事がある<ref>ただし、エゥーゴから寝返った身であるレコアの場合は、裏切り者である自らの立場をわきまえてない部分もあった為、自業自得と言えなくもない。</ref>。
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