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[[ネオ・ジオン]]軍が開発した[[ニュータイプ]]専用試作型重[[モビルスーツ]]。
 
[[ネオ・ジオン]]軍が開発した[[ニュータイプ]]専用試作型重[[モビルスーツ]]。
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手がマニュピレーターではなくビーム砲になっているなど全身のいたる所に火器が内蔵されており、その火力は通常のモビルスーツを軽く凌駕している。その代わり、機動性はあまり高くない。
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[[アクシズ]]であった頃のネオ・ジオンが、[[グリプス戦役]]時の終盤に破壊された[[サイコガンダムMk-II]]改修し、そのコンセプトを参考にする形で開発された機体の一つ<ref>他に該当するのは、[[ドーベン・ウルフ]]、[[クィン・マンサ]]等。</ref>であるのが本機であり、ニュータイプや[[強化人間]]の搭乗を前提とした重火力機として設計
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されている。[[エゥーゴ]]で運用されている[[ΖΖガンダム]]にも匹敵する火力をもたらすメガ・コンデンサーを搭載している事で、手がマニュピレーターではなくビーム砲になっている等、全身の26カ所にも及ぶ場所に大・小口径のメガ粒子砲を内蔵させる事が可能になり、戦艦をも凌駕するその火力は通常のモビルスーツを軽く凌駕している。また、[[サイコミュ]]を利用した代表的武装である[[ファンネル]]も搭載しているが、本機が使用する「マザーファンネル」の2基には、本体とは別途のジェネレーターが内蔵されており、更にそこから14基の「チルドファンネル」が射出され、マザーファンネルがサイコミュの中継を担う事で、射程を大幅に伸ばす事にも成功している。重火力機故に、代償として機動性はあまり高くないのだが、膝部に内蔵されたビームサーベルによる格闘戦も可能としている点からも最低限の運動性は確保されていると言える。
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[[強化人間]]となった[[キャラ・スーン]]が搭乗し、ガズエルやガズアルと共に出撃して[[グレミー・トト]]率いるグレミー軍を圧倒する活躍を見せている。
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なお、本機の元になったサイコガンダムMk-IIが40m級であったのに対し、本機は重火力+サイコミュ搭載の機体でありながらも20m級までのダウンサイジングに成功している機体であり、何気にネオ・ジオンのモビルスーツ関連技術の底力を見せた機体と言える。
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[[第1次ネオ・ジオン抗争]]の終結後、本機の系列機として'''ダグ・ドール'''が開発されている。また、火星を拠点とするジオン・マーズでは、[[ザクIII]]とパーツの一部を共有化させた[[ドーベン・ウルフ]]の発展型の'''リーベン・ヴォルフ'''に、更にゲーマルクのコンセプトを組み込んだニュータイプ・強化人間専用の機体である'''フェンリス・ヴォルフ'''が開発されている。
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=== 劇中の様相 ===
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第1次ネオ・ジオン抗争の後半期に完成。[[強化人間]]となった[[キャラ・スーン]]が搭乗し、常に[[ランス・ギーレン|ランス]]、[[ニー・ギーレン|ニー]]のギーレン兄弟が駆るガズエル、ガズアルを護衛機とする形で出撃している。ギーレン兄弟は精神が不安定になりやすいキャラの監視役も兼ねている様で、サイド3の小惑星「キケロ」近傍でΖΖガンダムとの交戦時に[[ジュドー・アーシタ]]の呼びかけにキャラが錯乱した際は、ギーレン兄弟になだめられる形で撤退している。
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[[グレミー・トト]]率いるグレミー軍が反乱を起こした際は、グレミーを討つべく出撃し、圧倒的な活躍を見せている。また、キャラの同期である[[マシュマー・セロ]]が[[ラカン・ダカラン]]率いるスペース・ウルフ隊との交戦で戦死した事を聞かされた際は、マシュマーの仇討ちの為に出撃。ラカン本人を討ち取る事は叶わなかったが、キャラの執念によってラカンを除くスペース・ウルフ隊を全滅に追い込む形で一矢報いており、後にラカンのドーベンウルフは、ジュドーの駆る[[フルアーマーΖΖガンダム]]に討たれている。その後の出撃では、[[プルツー]]の駆る[[クィン・マンサ]]と交戦し、ファンネル同士による壮絶な応酬戦を繰り広げた。
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終盤戦では、多数の[[プルクローン]]達の[[量産型キュベレイ]]を相手に交戦。その内の1機の放ったアクティブカノンにより、致命的なダメージを受けてしまったが、キャラの執念に呼応するかの様に[[サイコフィールド]]と思しき[[バリア]]を展開し、最後は敵機の攻撃を防ぎつつ突っ込んだ末に、プルクローン達を道連れにする形で爆散。パイロットのキャラもまた、その命を散らせた。
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その後、多数の[[プルクローン]]達の[[量産型キュベレイ]]を相手に交戦し、相打ちになって大破した。なお、この時に本機は[[サイコフィールド]]と思しき[[バリア]]を展開して敵機の攻撃を防いでいる。
      
== 登場作品と操縦者 ==
 
== 登場作品と操縦者 ==
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== 対決・名場面 ==
 
== 対決・名場面 ==
;[[量産型キュベレイ]]
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;私はさ…[[キャラ・スーン]]…!
:[[ジュドー・アーシタ]]と[[ハマーン・カーン]]の一騎打ちに乱入した[[量産型キュベレイ]]に、キャラ自ら、護衛のガズアル(SRW未登場)と足止め役を引き受ける。[[グレミー・トト]][[ニュータイプ]]部隊相手に善戦したが、多数の量産型キュベレイが放った大量のファンネルの猛攻の前にガズアルは撃破されてしまう。しかし、キャラの暴走したニュータイプ能力で展開したバリアのお陰でゲーマルクは耐え抜き、ニュータイプ部隊の大半を撃墜する。最後の残った1機がアクティブカノンを連射し、ゲーマルクは致命傷を受けるが、キャラの咆哮と同時に辛うじて撃破に成功する。直後、ゲーマルクは爆散し、キャラは戦死する。半ば[[特攻]]の様な形に終わった。
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:[[ジュドー・アーシタ]]と[[ハマーン・カーン]]の一騎打ちに乱入してきた、既に主である[[グレミー・トト]]を失った[[量産型キュベレイ]]の部隊に対し、キャラ自ら、護衛のガズアル(SRW未登場)と足止め役を引き受ける。量産型キュベレイ部隊の相手に善戦するが、大量のファンネルによる波状攻撃の前にガズアルは撃破されてしまう。
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:怒りに燃えるキャラの暴走したニュータイプ能力で展開したバリアによってゲーマルクは耐え抜き、ニュータイプ部隊の大半を撃墜。最後の残った1機がアクティブカノンを連射し、遂にゲーマルクは致命傷を受けてしまったが、キャラの咆哮と同時に体当たりが敢行され、全身のメガ粒子砲によるゼロ距離砲撃で辛うじて撃破に成功する。直後、ゲーマルクは爆散し、キャラもまた戦死。半ば[[特攻]]の様な形に終わった。
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:しかし、この戦いの中で[[マリーダ・クルス|実は一人だけ生き延びていた人間]]がいた事を、この時はまだ誰も知らなかった…。
    
== 関連機体 ==
 
== 関連機体 ==

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