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;チェインバー「推測。これまでの言語解析に照らし、地球人類の生存戦略の定義は同盟とは大きく異なるためだと思われる」<br/>レド「どういう意味だ?」<br/>チェインバー「この疑義への解答は、同盟標準辞書にはない。ただし地球語には存在する」<br/>レド「言ってみろ」<br/>チェインバー「共存共栄」
;チェインバー「推測。これまでの言語解析に照らし、地球人類の生存戦略の定義は同盟とは大きく異なるためだと思われる」<br/>レド「どういう意味だ?」<br/>チェインバー「この疑義への解答は、同盟標準辞書にはない。ただし地球語には存在する」<br/>レド「言ってみろ」<br/>チェインバー「共存共栄」
:第7話より。…但し、この場合は厳密には「'''相互不干渉'''」「'''棲み分け'''」と言う方が正確な所か。
:第7話より。…但し、この場合は厳密には「'''相互不干渉'''」「'''棲み分け'''」と言う方が正確な所か。
;「もし人類がヒディアーズのように強靭で万能な肉体を備えていたならば、そもそもマシンキャリバーを開発する必要性などなかった」<BR/>「当機のシステムは、人類の叡智の結晶である。だが、それは人間がその脆弱な肉体を補うべく、必要とされたもの」<BR/>「人間は自らの限界を超えるべく、知能を発展させ、文明を築いたものだと推察される」
;レド「どちらも人間じゃないか!同盟のお題目はもうたくさんだ!」
;チェインバー「否定する、当機と同盟との並列リンクは消失している。これは当機が独自に行った情報解析による結論である。<BR/>人類とヒディアーズは決して相入れる事はない、なぜなら彼らは文明そのものを否定した存在だからである。<BR/>もし人類がヒディアーズのように強靭で万能な肉体を備えていたならば、そもそもマシンキャリバーを開発する必要性などなかった。<BR/>当機のシステムは、人類の叡智の結晶である。だが、それは人間がその脆弱な肉体を補うべく、必要とされたもの。<BR/>人間は自らの限界を超えるべく、知能を発展させ、文明を築いたものだと推察される。文明の存在こそ、人類が万物の霊長たる所以である。<BR/>だが、人の形を捨てたヒディアーズに肉体的限界は存在しない。<BR/>生物としての幸福と満足を追求するだけならば、必ずしもその知性が高等である必要はない。<BR/>マシンキャリバーは、人類が人類たりうる、唯一の拠り所。すなわち、文明によって生み出された純粋知性の結晶。<BR/>そしてヒディアーズは、その知性すら克服することで、生命体としての一つの極北に到達した。<BR/>ゆえに、貴官は当機とともに、人類の尊厳をかけて戦わねばならない。<BR/>根幹を同じくするものとの争いにおいて、敗北は即、滅亡を意味する。<BR/>文明を追求することと、それを放棄すること。<BR/>人類銀河同盟とヒディアーズの戦争は、二つの異なる生存戦略の双北であり、敗者は淘汰を待つのみである。<BR/>貴官が生存を欲する限り、選択の余地はない。」
:第10話より。ヒディアーズの正体を知り、戦う意義を見失った[[レド]]に対して。
:第10話より。ヒディアーズの正体を知り、戦う意義を見失った[[レド]]に対して。
:あえて脆弱な存在に身を置いてでも文化によって人間であり続けることを選んだ人類にとって、人間性も知性さえも放棄して弱さを切り捨てたヒディアーズはもはや別種の存在であると諭す。もっとも、当の人類銀河同盟もまた人外の境地にほぼ堕ちてしまっているが。
:あえて脆弱な存在に身を置いてでも文化によって人間であり続けることを選んだ人類にとって、人間性も知性さえも放棄して弱さを切り捨てたヒディアーズはもはや別種の存在であると諭す。もっとも、当の人類銀河同盟もまた人外の境地にほぼ堕ちてしまっているが。