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| 読み =  
 
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| 外国語表記 =  
 
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| 原作 =  
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| 原作 = 横山光輝
 
| 著者 =  
 
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| 作画 =  
 
| 作画 =  
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| 監督 = 今川泰宏
 
| 監督 = 今川泰宏
 
| シリーズ構成 =  
 
| シリーズ構成 =  
| 脚本 =  
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| 脚本 = 今川泰宏<br>松山英一(第1話のみ)
 
| キャラクターデザイン = 窪岡俊之<br />山下明彦<br />他
 
| キャラクターデザイン = 窪岡俊之<br />山下明彦<br />他
 
| メカニックデザイン =  
 
| メカニックデザイン =  
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横山光輝氏原作の漫画&特撮テレビドラマ『ジャイアントロボ』を下敷きに、今川泰宏監督の指揮の下製作されたOVAシリーズ。1992年から実に7年もの歳月をかけ全7話が製作されたが、描かれたストーリーは膨大な世界観のごく一部に過ぎないとされている。
 
横山光輝氏原作の漫画&特撮テレビドラマ『ジャイアントロボ』を下敷きに、今川泰宏監督の指揮の下製作されたOVAシリーズ。1992年から実に7年もの歳月をかけ全7話が製作されたが、描かれたストーリーは膨大な世界観のごく一部に過ぎないとされている。
   −
長い年月を費やして作られただけあって極めて高いクオリティを誇る映像、[[十傑集]]を始めとする数々の個性的なキャラクター、舞台劇を思わせる密度の濃い演出手法の完成度は評価されているが、次回作の予定がないのに作品内で伏線を回収しないどころか、新たな展開を予期させるラストにしてしまうなど「広げた風呂敷を畳まず物語を終了させる」作風は賛否両論となっている。どちらにせよファンの間で次回作を望む声は根強い。
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長い年月を費やして作られただけあって極めて高いクオリティを誇る映像、[[十傑集]]を始めとする数多くの個性的なキャラクター、舞台劇を思わせる密度の濃い演出手法の完成度は評価されているが、次回作の予定がないのに作品内で伏線を回収しないどころか、新たな展開を予期させるラストにしてしまうなど「広げた風呂敷を畳まず物語を終了させる」作風は賛否両論となっている。どちらにせよファンの間で次回作を望む声は根強い。
    
また、基本設定・ストーリーは微妙に異なるものの、本作の構想を基にした漫画作品『ジャイアントロボ 地球の燃え尽きる日』とその続編『ジャイアントロボ バベルの籠城』が、漫画雑誌『チャンピオンRED』において2006年から2014年まで連載された。
 
また、基本設定・ストーリーは微妙に異なるものの、本作の構想を基にした漫画作品『ジャイアントロボ 地球の燃え尽きる日』とその続編『ジャイアントロボ バベルの籠城』が、漫画雑誌『チャンピオンRED』において2006年から2014年まで連載された。
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他の横山作品に登場したキャラを別の役どころで登場させる「スターシステム」を積極的に活用しているのに加えて、原作では善玉(悪玉)であった人物を悪役(味方)として起用するなど、チャレンジブルな面も評価が高い。具体的には横山光輝版『三国志』における後半の主役・[[諸葛亮孔明]]が敵方である[[BF団]]の軍師であったり、BF団の首領[[ビッグ・ファイア]]が『バビル2世』の[[主人公]]・バビル2世と同じ容姿であることなどが挙げられる。
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他の横山作品に登場したキャラを別の役どころで登場させる「スターシステム」を積極的に活用しているのに加えて、原作では善玉(悪玉)であった人物を悪玉(善玉)として起用していることでも知られる。具体的には横山光輝版『三国志』における後半の主役・[[諸葛亮孔明]]が敵方である[[BF団]]の軍師であったり、BF団の首領[[ビッグ・ファイア]]が『バビル2世』の[[主人公]]・バビル2世と同じ容姿であることなどが挙げられる。
    
===スーパーロボット大戦への参戦===
 
===スーパーロボット大戦への参戦===
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来たるべき近未来。人類は第三のエネルギー革命「シズマドライブ」の発明によって、かつてない繁栄の時を迎えていた。
 
来たるべき近未来。人類は第三のエネルギー革命「シズマドライブ」の発明によって、かつてない繁栄の時を迎えていた。
   −
だが、その輝かしい平和の陰で、激しくぶつかり合う二つの力があった。世界征服を策謀する秘密結社「[[BF団]]」と、それに対抗すべく世界各国より集められた正義のエキスパートたち「[[国際警察機構]]」である。我らが主人公・[[草間大作]]もその一員として、史上最強のロボット「[[ジャイアント・ロボ]]」を駆りBF団の陰謀をくじいていた。そんなある時、中国でBF団に追われるシズマドライブの開発者・シズマ博士を助けた大作たちは、博士から黒いアタッシェケースを託される。その中にあったのは見たこともない特殊なシズマ管だった。
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だが、その輝かしい平和の陰で、激しくぶつかり合う二つの力があった。世界征服を策謀する秘密結社「[[BF団]]」と、それに対抗すべく世界各国より集められた正義のエキスパートたち「[[国際警察機構]]」である。我らが主人公・[[草間大作]]も国際警察機構の一員として、史上最強のロボット「[[ジャイアント・ロボ]]」を駆りBF団の陰謀をくじいていた。そんなある時、中国でBF団に追われるシズマドライブの開発者・シズマ博士を助けた大作たちは、博士から黒いアタッシェケースを託される。その中にあったのは見たこともない特殊なシズマ管だった。
   −
そして時を同じくしてパリに現れた巨大な球形の怪ロボット「大怪球フォーグラー」。これが起動した時、世界中の全てのシズマドライブが停止した。人類社会を支えているエネルギーの中和現象──それはかつてシズマドライブの開発過程で起きた大事故「バシュタールの惨劇」の再来であった。文明崩壊の危機に直面する人類社会を救えるのは、忌み嫌われた前時代のエネルギー「原子力」で動くジャイアント・ロボだけ。そして、ロボとBF団との戦いの果てにシズマドライブ開発史に隠された闇が明らかにされてゆくことになる。
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そして時を同じくしてパリに現れた巨大な球体型メカ「大怪球フォーグラー」。これが起動した時、世界中の全てのシズマドライブが停止した。人類社会を支えているエネルギーの中和現象──それはかつてシズマドライブの開発過程で起きた大事故「バシュタールの惨劇」の再来であった。文明崩壊の危機に直面する人類を救えるのは、忌み嫌われた前時代のエネルギー「原子力」で動くジャイアント・ロボだけ。そして、ロボとBF団との戦いの果てにシズマドライブ開発史に隠された闇が明らかにされてゆくことになる。
    
==登場人物==
 
==登場人物==
 
スパロボ毎の登場人物一覧については以下を参照して下さい。
 
スパロボ毎の登場人物一覧については以下を参照して下さい。
   
*[[メカ&キャラクターリスト/64]]
 
*[[メカ&キャラクターリスト/64]]
 
*[[メカ&キャラクターリスト/リンクバトラー]]
 
*[[メカ&キャラクターリスト/リンクバトラー]]
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===[[国際警察機構]]===
 
===[[国際警察機構]]===
 
====エキスパート====
 
====エキスパート====
   
;[[草間大作]]
 
;[[草間大作]]
 
:[[主人公]]。ジャイアント・ロボを開発した草間博士の息子で、ロボを動かすことのできる唯一の人間。
 
:[[主人公]]。ジャイアント・ロボを開発した草間博士の息子で、ロボを動かすことのできる唯一の人間。
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====[[九大天王]]====
 
====[[九大天王]]====
   
;[[中条長官]](静かなる中条)
 
;[[中条長官]](静かなる中条)
 
:北京支部長官。
 
:北京支部長官。
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===[[BF団]]===
 
===[[BF団]]===
   
;[[ビッグ・ファイア]]
 
;[[ビッグ・ファイア]]
 
:SRW未登場。組織のトップに君臨する、人類最強の[[超能力|汎超能力者]]。少年の姿をしているがその力は絶大で、十傑集すら足元にも及ばない。
 
:SRW未登場。組織のトップに君臨する、人類最強の[[超能力|汎超能力者]]。少年の姿をしているがその力は絶大で、十傑集すら足元にも及ばない。
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====[[十傑集]]====
 
====[[十傑集]]====
   
;[[混世魔王 樊瑞]]
 
;[[混世魔王 樊瑞]]
 
:十傑集のリーダー。仙術で銅銭を武器に変える。
 
:十傑集のリーダー。仙術で銅銭を武器に変える。
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====エージェント====
 
====エージェント====
   
;[[オロシャのイワン]]
 
;[[オロシャのイワン]]
 
:アルベルトに仕えるB級エージェント。
 
:アルベルトに仕えるB級エージェント。
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:C級エージェント。[[維新竜・暁]]を操る。
 
:C級エージェント。[[維新竜・暁]]を操る。
 
;幻夜
 
;幻夜
:SRW未登場。BF団のA級エージェント。今作における最大の敵にして事実上のもう一人の主役。父の遺言を実現するために大怪球フォーグラーで大破壊を行う。
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:SRW未登場。A級エージェント。今作における最大の敵にして事実上のもう一人の主役。父の遺言を実現するために大怪球フォーグラーで大破壊を行う。
 
;サニー・ザ・マジシャン
 
;サニー・ザ・マジシャン
 
:SRW未登場。アルベルトの愛娘で、[[魔法]]使い。
 
:SRW未登場。アルベルトの愛娘で、[[魔法]]使い。
    
====科学者====
 
====科学者====
   
;草間博士
 
;草間博士
 
:SRW未登場。草間大作の父にしてジャイアント・ロボの開発者。死に際に大作に託した「問い」が作品全体のテーマとなる。
 
:SRW未登場。草間大作の父にしてジャイアント・ロボの開発者。死に際に大作に託した「問い」が作品全体のテーマとなる。
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==登場メカ==
 
==登場メカ==
 
スパロボ毎の登場メカ一覧については以下を参照して下さい。
 
スパロボ毎の登場メカ一覧については以下を参照して下さい。
   
*[[メカ&キャラクターリスト/64]]
 
*[[メカ&キャラクターリスト/64]]
 
*[[メカ&キャラクターリスト/リンクバトラー]]
 
*[[メカ&キャラクターリスト/リンクバトラー]]
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===[[国際警察機構]]===
 
===[[国際警察機構]]===
   
;[[ジャイアント・ロボ]](GR1)
 
;[[ジャイアント・ロボ]](GR1)
 
:禁断のエネルギー「原子力」で動くロボット。腕時計型コントローラーに大作の声紋が登録されているため、彼以外は操ることができない。
 
:禁断のエネルギー「原子力」で動くロボット。腕時計型コントローラーに大作の声紋が登録されているため、彼以外は操ることができない。
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===[[BF団]]===
 
===[[BF団]]===
   
;[[GR2]]
 
;[[GR2]]
 
:「GRシリーズ」に属するジャイアント・ロボの兄弟機で、水中戦特化型。
 
:「GRシリーズ」に属するジャイアント・ロボの兄弟機で、水中戦特化型。
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==用語==
 
==用語==
   
;[[国際警察機構]]
 
;[[国際警察機構]]
 
:BF団に対抗すべく設立された国際機関。
 
:BF団に対抗すべく設立された国際機関。
 
;エキスパート
 
;エキスパート
:国際警察機構の捜査官。
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:国際警察機構の捜査官。それぞれが何らかの特技や能力を持つ。
 
;[[九大天王]]
 
;[[九大天王]]
 
:国際警察機構内で最も優れた実力を持つエキスパートの総称。
 
:国際警察機構内で最も優れた実力を持つエキスパートの総称。
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:世界征服を企む悪の秘密結社……らしいが、首領ビッグ・ファイアの真意は一切不明。
 
:世界征服を企む悪の秘密結社……らしいが、首領ビッグ・ファイアの真意は一切不明。
 
;エージェント
 
;エージェント
:BF団の工作員。それぞれが特殊能力を持ち、実力によりA級・B級・C級に分けられる。
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:BF団の工作員。実力によりA級・B級・C級に分けられる。
 
;[[十傑集]]
 
;[[十傑集]]
 
:BF団内で最も優れた実力を持つ超A級エージェントの総称。
 
:BF団内で最も優れた実力を持つ超A級エージェントの総称。
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==楽曲==
 
==楽曲==
   
;劇中BGM
 
;劇中BGM
 
:;「出撃! その名はジャイアント・ロボ」
 
:;「出撃! その名はジャイアント・ロボ」
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===αシリーズ===
 
===αシリーズ===
   
;[[スーパーロボット大戦α]]
 
;[[スーパーロボット大戦α]]
 
:序盤で原作第1話が再現されるが、セルバンテスが生きていたり物語の根幹を担う幻夜&大怪球フォーグラーが登場しなかったりと、原作をほとんど消化しないまま終わる。
 
:序盤で原作第1話が再現されるが、セルバンテスが生きていたり物語の根幹を担う幻夜&大怪球フォーグラーが登場しなかったりと、原作をほとんど消化しないまま終わる。
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===単独作品===
 
===単独作品===
   
;[[スーパーロボット大戦64]]([[スーパーロボット大戦リンクバトラー|リンクバトラー]])
 
;[[スーパーロボット大戦64]]([[スーパーロボット大戦リンクバトラー|リンクバトラー]])
:初参戦作品。アルベルト対[[東方不敗マスター・アジア|東方不敗]]という生身イベントやGR2の量産化が印象深いが、原作再現は序盤にQボスを倒すことくらいしかなく、存在感は薄い。
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:初参戦作品。アルベルトと[[東方不敗マスター・アジア|東方不敗]]の対決やGR2の量産化が印象深いが、原作再現は序盤にQボスを倒すことくらいしかなく、存在感は薄い。
 
:敵組織であるBF団も終盤で[[グラドスの刻印]]の破壊に失敗したところでフェードアウトし、そのまま登場しなくなる。最後に孔明が'''「もう一つ仕事が残っている」'''という意味深なセリフを吐くが、その内容が何なのかは分からずに終わる。
 
:敵組織であるBF団も終盤で[[グラドスの刻印]]の破壊に失敗したところでフェードアウトし、そのまま登場しなくなる。最後に孔明が'''「もう一つ仕事が残っている」'''という意味深なセリフを吐くが、その内容が何なのかは分からずに終わる。
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==余談==
 
==余談==
   
*緻密な描写とストーリーから、海外でも人気が高い作品である。
 
*緻密な描写とストーリーから、海外でも人気が高い作品である。
**実写版が最新のSFXを駆使した作品と勘違いされたことがあり、実写版を見た海外ファンが怒ったというエピソードがある。
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**それだけに実写版が最新のSFXを駆使した作品と勘違いされたことがあり、実写版を見た海外ファンが怒ったというエピソードがある。
 
*アークシステムワークスの格闘ゲーム『ギルティギア』シリーズの登場キャラクターである「スレイヤー」は[[衝撃のアルベルト]]や[[中条長官]]を元にしている。
 
*アークシステムワークスの格闘ゲーム『ギルティギア』シリーズの登場キャラクターである「スレイヤー」は[[衝撃のアルベルト]]や[[中条長官]]を元にしている。
 
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