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:しかしその作りは'''『第3次』の数値設定に『F』のシステムを無理矢理当てはめただけ'''という恐ろしく雑なものであり、ウィンキーソフトのバランス調整の下手さを(悪い意味で)最も象徴する作品となってしまっている。
 
:しかしその作りは'''『第3次』の数値設定に『F』のシステムを無理矢理当てはめただけ'''という恐ろしく雑なものであり、ウィンキーソフトのバランス調整の下手さを(悪い意味で)最も象徴する作品となってしまっている。
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*『第3次』は、簡潔に言えば「パイロット攻撃力+武器攻撃力-敵装甲」という計算式であり、パイロット攻撃力が高ければ、バルカン・ビームサーベル・ロックファイターといった低威力・高命中の武器は、各ユニットの最強武器と並ぶ有用な攻撃手段として多用された。
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*『第3次』は、簡潔に言えば「パイロット攻撃力+武器攻撃力-敵装甲」という計算式であり、パイロット攻撃力が高ければ、バルカン・[[ビームサーベル]]・ロックファイターといった低威力・高命中の武器は、各ユニットの最強武器と並ぶ有用な攻撃手段として多用された。
 
:しかし本作は計算式の変更により、敵味方共に与ダメージが大幅に低下、上記の低威力・高命中の武器は殆ど役に立たなくなった。当時のスパロボの「戦闘アニメスキップ不可・ロード時間が長い」という負の要素も相まって、敵1機の撃墜にかなりの時間が掛かるゲーム性に変貌してしまっている。
 
:しかし本作は計算式の変更により、敵味方共に与ダメージが大幅に低下、上記の低威力・高命中の武器は殆ど役に立たなくなった。当時のスパロボの「戦闘アニメスキップ不可・ロード時間が長い」という負の要素も相まって、敵1機の撃墜にかなりの時間が掛かるゲーム性に変貌してしまっている。
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*[[精神コマンド]]も『第3次』準拠であるため、リアル系パイロットが殆ど使う機会のない[[根性]]・[[ド根性]]・[[気合]]ばかりを持っている一方で、[[集中]]・[[ひらめき]]・[[魂]]・[[てかげん]]といったほぼ必須の精神コマンドを殆ど持たない。特に『第3次』は開始時点で誰も[[偵察]]を持っていないため、「敵の能力値を確認して作戦を練る」というSRPGの基本すらも行えない。
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*[[精神コマンド]]も『第3次』準拠であるため、リアル系パイロットが殆ど使う機会のない[[根性]]・[[ド根性]]・[[気合]]ばかりを持っている一方で、[[集中]]・[[ひらめき]]・[[魂]]・[[てかげん]]といったほぼ必須の精神コマンドを殆ど持たない<ref>根性・ド根性を持ったパイロットが多いのは、下記にもあるがオリジナル版では敵フェイズの行動がマニュアルで選択できなかった(=ある程度ダメージを受けることが前提のバランスだった)ため。しかしそのシステムについては改善しておきながら、それに合わせた精神コマンドの調整はしていないのが問題なのである。</ref>。特に『第3次』は開始時点で誰も[[偵察]]を持っていないため、「敵の能力値を確認して作戦を練る」というSRPGの基本すらも行えない。
 
:とりわけ全体版[[挑発]]とも言える[[激怒]]の削除は大きく、激怒で削りつつ敵全体をおびき寄せてマップ兵器で殲滅、という戦法が不可能になった。
 
:とりわけ全体版[[挑発]]とも言える[[激怒]]の削除は大きく、激怒で削りつつ敵全体をおびき寄せてマップ兵器で殲滅、という戦法が不可能になった。
 
:精神コマンドの消費量も『F』と同じであるため、特に[[幸運]]による資金・経験値稼ぎがしにくくなった。
 
:精神コマンドの消費量も『F』と同じであるため、特に[[幸運]]による資金・経験値稼ぎがしにくくなった。
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*『F』同様にニュータイプ技能が導入されたため、長射程・高命中のファンネル系が誰でも使用できなくなり、ニュータイプとオールドタイプの格差が『F』より逆輸入される形となった。当然、回避・命中率でも差が生まれる事となる。
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*『F』同様に[[ニュータイプ]]技能が導入されたため、長射程・高命中のファンネル系が誰でも使用できなくなり、ニュータイプとオールドタイプの格差が『F』より逆輸入される形となった。当然、回避・命中率でも差が生まれる事となる。
:その一方で、SFC版でゲーマルクに乗っていたラカン・ダカランにファンネルを使わせるため、ラカンにニュータイプ技能を付与するという不可解すぎる調整も。
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:その一方で、SFC版で[[ゲーマルク]]に乗っていた[[ラカン・ダカラン]]にファンネルを使わせるため、ラカンにニュータイプ技能を付与するという不可解すぎる調整も。一方で『第2次』のあるマップで[[ヤクト・ドーガ]]に乗っていた[[ガイア]]は該当マップから削除されており、調整が一貫していない。
:切り払い・シールド防御技能も導入された。特に本作はネームドだけでなく雑魚パイロットですら防御技能を持っており、ゲームバランスの悪化に一役買っている。
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:[[切り払い]]・[[シールド防御]]技能も導入された。特に本作はネームドだけでなく雑魚パイロットですら防御技能を持っており、ゲームバランスの悪化に一役買っている。
    
*マップ兵器の範囲も『F』準拠であるため、[[百式]]のメガ・バズーカ・ランチャーや、削り武器として猛威を振るった[[ガンダム試作3号機]]のマイクロミサイル等も大幅に弱体化。特に後者はダメージのデフレも相まって、よほど資金を投入して攻撃力を上げないと殆ど使い物にならなくなった。
 
*マップ兵器の範囲も『F』準拠であるため、[[百式]]のメガ・バズーカ・ランチャーや、削り武器として猛威を振るった[[ガンダム試作3号機]]のマイクロミサイル等も大幅に弱体化。特に後者はダメージのデフレも相まって、よほど資金を投入して攻撃力を上げないと殆ど使い物にならなくなった。
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:改造による機体性能の上昇値は、本作の機体性能に合わせたものになっているが、何故かフル改造ボーナスは『F/F完結編』と全く同じ。調整を忘れていたのだろうか?
 
:改造による機体性能の上昇値は、本作の機体性能に合わせたものになっているが、何故かフル改造ボーナスは『F/F完結編』と全く同じ。調整を忘れていたのだろうか?
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*Iフィールドやオーラバリア等の各ビームバリアにはダメージ上限が追加されてるため、[[ビーム兵器]]に対して完全無敵ではなくなった。
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*[[Iフィールド]]や[[オーラバリア]]等の各ビームバリアにはダメージ上限が追加されてるため、[[ビーム兵器]]に対して完全無敵ではなくなった。
:しかしながらビーム吸収や間接攻撃無効は据え置きであるため、どちらかと言えばプレイヤー側に対して不利な調整となった。その中でも割を食ったのはやはりガンダム試作3号機。
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:しかしながら[[ビーム吸収]]や[[間接攻撃無効]]は据え置きであるため、どちらかと言えばプレイヤー側に対して不利な調整となった。その中でも割を食ったのはやはりガンダム試作3号機。
    
*難易度は作品によってバラ付きこそあるものの、3作いずれもオリジナル版より大幅に悪化している。その中でも『第3次』の難易度は飛び抜けて高く、「スパロボシリーズ最高峰」との声もあるほど。
 
*難易度は作品によってバラ付きこそあるものの、3作いずれもオリジナル版より大幅に悪化している。その中でも『第3次』の難易度は飛び抜けて高く、「スパロボシリーズ最高峰」との声もあるほど。
 
:『第2次』『EX』は本作の中では比較的優しめではあるものの、それでもスパロボシリーズ全体で見ればかなりの高難度である事に変わりはない。
 
:『第2次』『EX』は本作の中では比較的優しめではあるものの、それでもスパロボシリーズ全体で見ればかなりの高難度である事に変わりはない。
:特に『EX』は、SFC版のサクサク進められる難易度とは完全に異なるゲームバランスへと変貌している。SFC版だと3800もの攻撃力を誇るマジンガーZのブレイストファイヤーが、本作だと『第3次』準拠のたった1100しかない点等は、本作のゲームバランスの破綻を象徴していると言えよう。
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:特に『EX』は、SFC版のサクサク進められる難易度とは完全に異なるゲームバランスへと変貌している。SFC版だと3800もの攻撃力を誇る[[マジンガーZ]]のブレイストファイヤーが、本作だと『第3次』準拠のたった1100しかない点等は、本作のゲームバランスの破綻を象徴していると言えよう。
    
*一応評価点もなくはなく、[[エネミーフェイズ]]時の戦闘で「マニュアル」選択が可能となったため、プレイアビリティ自体は向上している。
 
*一応評価点もなくはなく、[[エネミーフェイズ]]時の戦闘で「マニュアル」選択が可能となったため、プレイアビリティ自体は向上している。
:コン・バトラーVの精神コマンドが5人分使えるようになった、一部の武器の地形適応が改善された、洸が熱血を覚える、修理・補給で経験値を獲得できる等、細かな改善点もあるにはある。
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:[[コン・バトラーV]]の精神コマンドが5人分使えるようになった、一部の武器の地形適応が改善された、[[ひびき洸]]が熱血を覚える、[[修理]]・[[補給]]で経験値を獲得できる等、細かな改善点もあるにはある。
    
== 話題 ==
 
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