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− サツキミドリ2号の人々の突然の死にショックを受けていたところ、同じく[[ダイゴウジ・ガイ]]の突然すぎる死に落ち込んでいた[[テンカワ・アキト]]と共感し、彼を好きになる。普段はおとなしいが、アキトのことになると積極的なところを見せる。+
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− 元来、戦争やその関係者を「自分とは違う世界」と見ており、それは[[火星]]を脱出した後も変わらなかった。それ故に、当初こそ互いに傷を舐め合うような形で接近していたものの、次第に「戦争被害者」だったアキトとは温度差を生じていく。+
− そのすれ違いが決定的となったのは[[木星蜥蜴]]の正体が[[木連]]人と発覚した時であり、[[ハルカ・ミナト]]と共に[[白鳥九十九]]から木連視点での説明を聞かされた彼女は彼らを「百年前に地球から追放された被害者」として理解し擁護するが、対するアキトは自身や火星の人々、イツキ・カザマ、久美といった木連の犠牲者たちを目の当たりにしてきた結果、彼らに対する憎悪を抑えることはできず、最終的にはメグミがそんなアキトに耐え切れないとして決別、彼を巡るヒロインレース最初の脱落者となった。+
− 戦後は声優に復帰し、アイドルに転身する。劇場版では、国民的アイドルとして[[火星の後継者]]のメンバーにも知られていた。ちなみに、顔のソバカスがなくなっている。+
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− 好きな男性のタイプは「頼られると弱い、人のモノにも弱い」。
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== 概要 ==
== 概要 ==
元[[声優]]の[[ナデシコ]]通信士。実家は農家で、両親ともに健在である。
元[[声優]]の[[ナデシコ]]通信士。声優以前は看護学校にも通っていた経験も持つ。実家は農家で、両親ともに健在である。
=== 人物 ===
明るく屈託の無い笑顔を見せる社交的さ、要領が良くちゃっかりとしている今時の女の子らしい性格の持ち主。普段はおとなしいが、自分にとって興味のある事(特に好意を寄せている[[テンカワ・アキト]]関連)になると非常に積極的な所を見せる事もあり、時に自分の身の危険も顧みない無茶な行動に出てしまう事もしばしばあったりする。料理の腕に関しては、[[ミスマル・ユリカ]]と同様に壊滅的で、身体に良い素材を混ぜれば美味しくなると勘違いしている節がある(後に、ユリカの方はラーメンを作れるようになっている)。
他人への思いやりも持ち合わせている一方で、やや空気の読めない配慮に欠けた面もあり、[[火星]]に取り残された人々を救えず沈痛な気持ちに沈んでいたユリカへの態度からも、その事が伺われる。また、特に不幸な境遇や生い立ちを経験していないが故に、戦争やその関係者に関して「自分とは違う世界」と冷めた目で見ており、それは火星で起きた悲劇を経験した後も変わらずにいた。その結果、当初こそ互いにアキトと傷を舐め合うような形で接近していたものの、次第に「戦争被害者」だった彼と温度差が生じていく事になってしまう。
好きな男性のタイプは「頼られると弱い、人のモノにも弱い」で、アキトは正にそれに合致するタイプであった。
=== 来歴 ===
==== [[機動戦艦ナデシコ]] ====
[[地球]]にて声優業で生活する中、[[ネルガル重工]]の火星奪還作戦「スキャパレリプロジェクト」において、機動戦艦ナデシコの通信士としてスカウトされる。
当初は通信使としての職務を淡々とこなしているだけであったが、コロニー「サツキミドリ2号」側との通信のやり取りを行う中、サツキミドリ2号が[[木星蜥蜴]]によって破壊されてしまう事態に直面、人々の突然の死を明確に感じ取ったショックを受けていた所で、同じく[[ダイゴウジ・ガイ]]の突然すぎる死に落ち込んでいたアキトと共感し、彼を好きになる。
以降はユリカとは恋敵同士となり、職務で疲労していた所でわざと傷つく物言いをしたり([[ホシノ・ルリ]]曰く『意地悪』)、何かと張り合おうとする展開を見せていくのだが、次第に自らとアキトとの戦争に対する認識や価値観の違い対しすれ違いが生じ始め、一度解雇を言い渡されたアキトについていく形でナデシコを降りた際も、木星蜥蜴との戦争から目を背けられなかったアキトは再び戦場に戻る道を選んでしまい、自身もなし崩し的にナデシコに戻っている。
そのすれ違いが決定的となってしまったのは、木星蜥蜴の正体が「[[木連]]」…つまりは自分達と同じ「人間」であった事実が発覚した時であった。[[ハルカ・ミナト]]と共に[[白鳥九十九]]から木連視点での成り立ちをを聞かされた彼女は、木連の人々が「百年前に地球から追放された被害者」と解釈。脱出の手引きをする等、擁護するようになってしまうのだが、木連の人々の祖先達の追放が地球全体の意思でなければ(あくまでも地球の一部の権力者達の意向によるもの)、事の始まりがどうであれ既に木連の一方的な侵略で多くの地球・火星の人々が虐殺されている以上、メグミやミナトの擁護姿勢は戦争の被害者達の心情を無視した判官贔屓になってしまっていた。対するアキトは自身を含めた火星の人々や、イツキ・カザマ、久美といった木連の犠牲者達を目の当たりにしていた結果、彼等に対する憎悪を抑える事は出来ず、最終的にはメグミがそんなアキトに耐え切れないと決別を言い渡し、彼を巡るヒロインレース最初の脱落者となった。
しかし、それでもナデシコから降りようとまではせず、[[白鳥ユキナ]]の件でネルガルによってナデシコから追われた後は、木連との徹底抗戦に出ようとする地球側の方針に悩みながらも、ナデシコに戻る事を決意。和平交渉における木連側の裏切りや[[火星極冠遺跡]]を巡る戦いと向き合いつつ、最後まで通信士としての役目を果たした。
戦後は声優に復帰し、後にアイドルに転身している。劇場版では、国民的アイドルとして[[火星の後継者]]のメンバーにも知られていた。ちなみに、顔のソバカスがなくなっている。
== 登場作品と役柄 ==
== 登場作品と役柄 ==
== 人間関係 ==
== 人間関係 ==
;[[テンカワ・アキト]]
;[[テンカワ・アキト]]
:ガイの死後、互いに人の死でショックを受けていた事をきっかけとして親しくなっていく。だが、自身も木連の被害者であり同時にその被害者たちを見てきたアキトとは木連に対する認識で大きく異なったこともあって、彼と決別した。
:ガイの死後、互いに人の死でショックを受けていた事をきっかけとして親しくなっていく。だが、自身が彼にとって「逃げ場」でしかなかった事に薄々感づいていたらしく、更に木連の被害者であり同時にその被害者たちを見てきたアキトと木連に対する認識で大きく異なったこともあって、彼と破局する末路となった。
;[[ミスマル・ユリカ]]
;[[ミスマル・ユリカ]]
:艦長であり、恋敵。料理の腕前は同レベル。
:艦長。恋敵になってからは色々と意地悪な態度に出てしまう事も多かった。料理の腕前は同レベル。
;[[スバル・リョーコ]]
;[[スバル・リョーコ]]
:恋敵。料理に関しては少し負けている。
:恋敵。料理に関しては少し負けている。
;[[ホシノ・ルリ]]
;[[ホシノ・ルリ]]
:同僚。ユリカに対しやたら意地悪を言う彼女を「意地悪」と評した。
:同僚。心の奥底で慕っていたユリカに対し酷い一言を言って落ち込ませるメグミを「意地悪」と評し、眉をひそめていた。
;[[ハルカ・ミナト]]
;[[ハルカ・ミナト]]
:同僚。九十九を逃がそうとしたメグミを「頼ってくる人に弱いタイプ」と評した。
:同僚。九十九を逃がそうとしたメグミを「頼ってくる人に弱いタイプ」と評した。
:同上。戦いを終えてナデシコに帰還したアキトの元へ駆け付けて。ガイの死を悲しんでいたアキトとメグミの仲は急接近し、二人は遂に[[キスシーン|口づけを交わす]]。
:同上。戦いを終えてナデシコに帰還したアキトの元へ駆け付けて。ガイの死を悲しんでいたアキトとメグミの仲は急接近し、二人は遂に[[キスシーン|口づけを交わす]]。
:ちなみに、その光景を[[ミスマル・ユリカ|ユリカ]]は偶然目撃してしまっていた…。
:ちなみに、その光景を[[ミスマル・ユリカ|ユリカ]]は偶然目撃してしまっていた…。
;「ユリカさん…。私、『逃げ場』で良いですから…」
;「え…?」
;「私、負けません…!」
:第6話「『運命の選択』みたいな」より。ユリカの前で告げたアキトを巡る宣戦布告…なのだが、火星に取り残された人々を誰よりも救いたいと願っていたアキトでさえ人々を救えなかった事に傷心していた彼女を気遣って責めようとしなかったのに対し、メグミの方はあまりにも空気が読めておらず、木星蜥蜴との戦いを何処か他人事の様にしかとらえられなかった彼女の心象を表してしまっている。しかし、それでもユリカの方は笑顔で応えていた。
;「あたしじゃダメですか? あたしを守るんじゃダメですか? みんな楽しそう。でものんきに見えます? みんな必死なんです。みんな自分たちの場所で、幸せを守るために一生懸命戦ってるんです。戦争してるから偉いんじゃない。一人の女の子を守って生きるのも、地球を守って生きるのも、同じ戦いでしょう?」
;「あたしじゃダメですか? あたしを守るんじゃダメですか? みんな楽しそう。でものんきに見えます? みんな必死なんです。みんな自分たちの場所で、幸せを守るために一生懸命戦ってるんです。戦争してるから偉いんじゃない。一人の女の子を守って生きるのも、地球を守って生きるのも、同じ戦いでしょう?」
:[[ネルガル重工]]から放逐され、戦闘から離れたところで気もそぞろなアキトに対して。平穏な人生の尊さを訴えるが、アキトの心を翻すことはできなかった。
:[[ネルガル重工]]から放逐され、戦闘から離れたところで気もそぞろなアキトに対して。平穏な人生の尊さを訴えるが、アキトの心を翻すことはできなかった。