19行目: |
19行目: |
| | | |
| == 登場作品と役柄 == | | == 登場作品と役柄 == |
− | 数多いる一般兵の[[声優]]の中で、島田敏氏の演じるジオン兵のそれはまさに「ザコの鑑」と言うべき三下臭く、なおかつ妙に印象的な声色であり、その特徴的な声色から、一部ファンからは'''「島田兵」'''なる[[俗語・俗称|愛称]]で呼ばれている。 | + | 数多いる一般兵の[[声優]]の中で、[[声優:島田敏|島田敏]]氏の演じるジオン兵のそれはまさに「ザコの鑑」と言うべき三下臭く、なおかつ妙に印象的な声色であり、その特徴的な声色から、一部ファンからは'''「島田兵」'''なる[[俗語・俗称|愛称]]で呼ばれている。 |
− | なおその島田兵もついに公式が認めた公式名になってしまった。
| + | なお、その島田兵もついに公式が認めた公式名になってしまった。 |
| | | |
| === [[αシリーズ]] === | | === [[αシリーズ]] === |
33行目: |
33行目: |
| === [[Zシリーズ]] === | | === [[Zシリーズ]] === |
| ;[[スーパーロボット大戦Z]] | | ;[[スーパーロボット大戦Z]] |
− | :[[ガザC]]に乗る。島田敏氏のボイスで新規収録がされており、従来よりも強気な島田兵ボイスを聞くことができる。 | + | :[[ガザC]]に乗る。島田敏氏のボイスで新規収録がされており、従来よりも強気な島田兵ボイスを聞く事ができる。 |
| :[[ガンダムタイプ]]はもとより合体ロボ、スーパーロボット、[[オーバーマン]]に[[ウォーカーマシン]]、果ては[[ビッグオー]]とやたら大量に[[特殊戦闘台詞]]がある。 | | :[[ガンダムタイプ]]はもとより合体ロボ、スーパーロボット、[[オーバーマン]]に[[ウォーカーマシン]]、果ては[[ビッグオー]]とやたら大量に[[特殊戦闘台詞]]がある。 |
| ;[[第3次スーパーロボット大戦Z時獄篇]] | | ;[[第3次スーパーロボット大戦Z時獄篇]] |
66行目: |
66行目: |
| === 関連作品 === | | === 関連作品 === |
| ;[[リアルロボット戦線]] | | ;[[リアルロボット戦線]] |
− | :「ジオン一般兵」名義。スポット参戦の味方としても登場し得る。能力は同一だが、戦闘BGMはファースト・『Ζ』・『ΖΖ』の3パターンが存在する。 | + | :「ジオン一般兵」名義。スポット参戦の味方としても登場し得る。能力は同一だが、戦闘BGMは『ファースト』『Ζ』『ΖΖ』の3パターンが存在する。 |
| | | |
| == パイロットステータス == | | == パイロットステータス == |
| === [[能力|能力値]] === | | === [[能力|能力値]] === |
− | 古参兵が多いことを表現しているのか、作品によっては他勢力の一般兵より[[技量]]が5~10程度高いことがある。気付かないことも多いが、[[クリティカル]]によって思わぬ痛手を喰らうこともある。 | + | 古参兵が多いことを表現しているのか、作品によっては他勢力の一般兵より[[技量]]が5~10程度高いことがある。気付かない事も多いが、[[クリティカル]]によって思わぬ痛手を喰らうこともある。 |
| | | |
| === [[精神コマンド]] === | | === [[精神コマンド]] === |
111行目: |
111行目: |
| :劇場版2作目『哀・戦士編』より。ジャブローに降下中のパイロットの台詞。台詞から対空砲火の凄まじさが容易に窺える。実際、降下に成功したモビルスーツは28機のみで、その内ジャブロー内部に侵入できたのは僅か数機だった。 | | :劇場版2作目『哀・戦士編』より。ジャブローに降下中のパイロットの台詞。台詞から対空砲火の凄まじさが容易に窺える。実際、降下に成功したモビルスーツは28機のみで、その内ジャブロー内部に侵入できたのは僅か数機だった。 |
| ;ジオン兵「80パーセント?冗談じゃありません。現状でジオングの性能は100パーセント出せます」<br />シャア「足は付いていない」<br />ジオン兵「あんなの飾りです! 偉い人にはそれがわからんのですよ」<br />シャア「使い方はさっきの説明でわかるが、サイコミュな、私に使えるか?」<br />ジオン兵「大佐のニュータイプの能力は未知数です、保証できる訳ありません」<br />シャア「はっきり言う。気にいらんな」<br />ジオン兵「どうも。…気休めかもしれませんが、大佐ならうまくやれますよ」<br />シャア「ありがとう、信じよう」 | | ;ジオン兵「80パーセント?冗談じゃありません。現状でジオングの性能は100パーセント出せます」<br />シャア「足は付いていない」<br />ジオン兵「あんなの飾りです! 偉い人にはそれがわからんのですよ」<br />シャア「使い方はさっきの説明でわかるが、サイコミュな、私に使えるか?」<br />ジオン兵「大佐のニュータイプの能力は未知数です、保証できる訳ありません」<br />シャア「はっきり言う。気にいらんな」<br />ジオン兵「どうも。…気休めかもしれませんが、大佐ならうまくやれますよ」<br />シャア「ありがとう、信じよう」 |
− | :第42話より。[[シャア・アズナブル|シャア]]との一連のやり取り。ジオングに脚部が無いことを指摘された整備兵が返した有名な台詞が三行目のそれである(誤解されがちだが'''「脚なんて飾りです」'''ではない)。 | + | :第42話より。[[シャア・アズナブル|シャア]]との一連のやり取り。ジオングに脚部が無い事を指摘された整備兵が返した有名な台詞が三行目のそれである(誤解されがちだが、'''「脚なんて飾りです」'''ではない)。 |
− | :結構ネタにされやすい台詞であり、「○○なんて飾りです! ××にはそれがわからんのです」という形のパロディがよく見られる一方、「'''上官たる『赤い彗星』に対して歯に衣着せぬ物言いで己が主張を貫いた職人気質'''」から整備兵に対する人気も高く、彼とシャアとの遣り取りを自作アルバムCMへと採用するアーティストも存在する程である<ref>ケツメイシ4thアルバム「ケツノポリス5」CMより。</ref>。 | + | :結構ネタにされやすい台詞であり、「○○なんて飾りです! ××にはそれがわからんのです」という形のパロディがよく見られる一方、「'''上官たる『赤い彗星』に対して歯に衣着せぬ物言いで己が主張を貫いた職人気質'''」から[[科学者・技術者|整備兵]]に対する人気も高く、彼とシャアとの遣り取りを自作アルバムCMへと採用するアーティストも存在する程である<ref>ケツメイシ4thアルバム「ケツノポリス5」CMより。</ref>。 |
− | :なお、TV版では無名の兵士だったが、短編小説集「ガンダムNOVELS―閃光となった戦士たち」において「'''リオ・マリーニ'''」という名で登場するが、公式名称であるか定かではない。『機動戦士ガンダムTHE ORIGIN』において、シャアに名前をと尋ね、「'''サキオカ'''少尉であります」と返答している。 | + | :なお、TV版では無名の兵士だったが、短編小説集『ガンダムNOVELS―閃光となった戦士たち』において「'''リオ・マリーニ'''」という名で登場するが、公式名称であるか定かではない。安彦良和氏の[[漫画]]『機動戦士ガンダムTHE ORIGIN』では、シャアに名前を尋ねられて、「'''サキオカ'''少尉であります」と返答している。 |
− | :ちなみに、この整備兵の[[声優]]は劇場版では島田敏氏が担当している(TV版では二又一成氏)。MSパイロットではないものの、SRWにおける島田兵のルーツと言ってもいい存在かもしれない。 | + | :ちなみに、この整備兵の[[声優]]は劇場版では[[声優:島田敏|島田敏]]氏が担当している(TV版では[[声優:二又一成|二又一成]]氏)。MSパイロットではないものの、SRWにおける島田兵のルーツと言ってもいい存在かもしれない。 |
| :ちなみにこの時の整備兵とシャアは漫画『若き彗星の肖像』でシャアがパーフェクト・ジオングに搭乗する際に再会し、「脚も満更、無駄ではなかった」と評価を改めているほか、『THE ORIGIN』では「脚部がないのでAMBACシステム(MSの手足を動かして姿勢を制御するシステム)が機能しないから、バーニア操作が少々面倒」という旨の発言をして、シャアから突っ込まれている。 | | :ちなみにこの時の整備兵とシャアは漫画『若き彗星の肖像』でシャアがパーフェクト・ジオングに搭乗する際に再会し、「脚も満更、無駄ではなかった」と評価を改めているほか、『THE ORIGIN』では「脚部がないのでAMBACシステム(MSの手足を動かして姿勢を制御するシステム)が機能しないから、バーニア操作が少々面倒」という旨の発言をして、シャアから突っ込まれている。 |
| ;「ああっ、ひ、火がっ。母さん…!」 | | ;「ああっ、ひ、火がっ。母さん…!」 |
| :同じく第42話より。[[ザク]]に搭乗するジオン学徒兵の断末魔の台詞。戦いに慣れていない彼は[[ジオング]]と[[ガンダム]]との戦いの中に割って入ろうとしたのだが、敵軍の[[エース]]である[[アムロ・レイ|アムロ]]に盾で動きを抑えられた挙句、構わず撃ってきたジオングによって撃墜されてしまったのであった。 | | :同じく第42話より。[[ザク]]に搭乗するジオン学徒兵の断末魔の台詞。戦いに慣れていない彼は[[ジオング]]と[[ガンダム]]との戦いの中に割って入ろうとしたのだが、敵軍の[[エース]]である[[アムロ・レイ|アムロ]]に盾で動きを抑えられた挙句、構わず撃ってきたジオングによって撃墜されてしまったのであった。 |
| :「無名の兵士もまた血の通った人間である」と感じさせると同時に、視聴者の胸を締めつける悲しい台詞である。 | | :「無名の兵士もまた血の通った人間である」と感じさせると同時に、視聴者の胸を締めつける悲しい台詞である。 |
− | :ちなみに、[[漫画]]『光芒のア・バオア・クー』(SRW未参戦)と[[コンピュータゲーム|ゲーム]]『機動戦士ガンダム外伝 ミッシングリンク』(SRW未参戦)に「'''アルバート・ベル'''」という学徒兵が登場する。どちらも所属や撃墜までの経緯などが異なるが、「ザクII乗り、断末魔の台詞が上記の台詞と同じ」と、上記の学徒兵と共通する部分がある。 | + | :ちなみに、漫画『光芒のア・バオア・クー』(SRW未参戦)と[[コンピュータゲーム|ゲーム]]『機動戦士ガンダム外伝 ミッシングリンク』(SRW未参戦)に「'''アルバート・ベル'''」という学徒兵が登場する。どちらも所属や撃墜までの経緯等が異なるが、「ザクII乗り、断末魔の台詞が上記の台詞と同じ」と、上記の学徒兵と共通する部分がある。 |
| | | |
| === 機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORY === | | === 機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORY === |
127行目: |
127行目: |
| == 迷台詞 == | | == 迷台詞 == |
| ;「わっははは あまいぞガンダム!!」 | | ;「わっははは あまいぞガンダム!!」 |
− | :放送当時、雑誌『冒険王』で連載されたコミカライズ版にて。[[ゴッグ]]を1機撃墜したガンダム(アムロ)に対してもう1機のゴッグが奇襲した際、そのパイロットが放った台詞。コテコテな悪役ぶり全開な台詞。ガンダムのバルカン反撃をものともせず進撃するも、直後、上空から[[ホワイトベース|巨大な影]]が迫ってきて…。 | + | :放送当時、漫画雑誌『冒険王』で連載されたコミカライズ版にて。[[ゴッグ]]を1機撃墜したガンダム(アムロ)に対してもう1機のゴッグが奇襲した際、そのパイロットが放った台詞。コテコテな悪役ぶり全開な台詞。ガンダムのバルカン反撃をものともせず進撃するも、直後、上空から[[ホワイトベース|巨大な影]]が迫ってきて…。 |
| | | |
| == スパロボシリーズの名台詞 == | | == スパロボシリーズの名台詞 == |
| ;「やってやる! やってやるぞ!」<br />「がああっ! パ、パワーが違いすぎる!」<br />「う、うわぁぁぁっ!」 | | ;「やってやる! やってやるぞ!」<br />「がああっ! パ、パワーが違いすぎる!」<br />「う、うわぁぁぁっ!」 |
| :上記3つの台詞は作品によっては[[ソルジャー (ダイターン)|ジオン兵以外の一般兵]]も使用する(というか『[[スーパーロボット大戦F|F]]』の[[DC兵士]]が初)。 | | :上記3つの台詞は作品によっては[[ソルジャー (ダイターン)|ジオン兵以外の一般兵]]も使用する(というか『[[スーパーロボット大戦F|F]]』の[[DC兵士]]が初)。 |
− | :ちなみに、ジオン兵を演じている[[声優]]は複数存在するが、中でも島田敏氏が演じているそれは出色の出来であり、まさに「ザコ兵士」というべき三下臭い声色は必聴(…というか、普通にゲームをプレイしていれば嫌でも聴けるが)。 | + | :ちなみに、ジオン兵を演じている[[声優]]は複数存在するが、中でも[[声優:島田敏|島田敏]]氏が演じているそれは出色の出来であり、まさに「ザコ兵士」というべき三下臭い声色は必聴(…というか、普通にゲームをプレイしていれば嫌でも聴けるが)。 |
| ;「火が! ば、爆発する!」<br />「い、いや……母さん!!」<br />「しっ死にたく……」<br />「寒い、オレは……死ぬのか……」<br />「たっ助けて……」<br />「うわああっ、まてっ、まてよっ! うわああぁぁぁーっ!!」 | | ;「火が! ば、爆発する!」<br />「い、いや……母さん!!」<br />「しっ死にたく……」<br />「寒い、オレは……死ぬのか……」<br />「たっ助けて……」<br />「うわああっ、まてっ、まてよっ! うわああぁぁぁーっ!!」 |
| :『[[スーパーロボット大戦IMPACT|IMPACT]]』における撃墜時の台詞。他の一般兵達とは異なる後味の悪さで、印象に残った人も少なくない。 | | :『[[スーパーロボット大戦IMPACT|IMPACT]]』における撃墜時の台詞。他の一般兵達とは異なる後味の悪さで、印象に残った人も少なくない。 |