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| == 概要 == | | == 概要 == |
− | 日清・日露戦争で数々の武勲を打ち立て、「陸軍きっての大戦略家」と言われる軍人。最小限の損耗をもって必要十分な勝利条件を満たす戦い方を当時から徹底しており、兵士から圧倒的支持を得た。
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− | その後米田は剣と呪法による都市防衛を提唱、1912年(太正元年)には同じ帝国軍人の真宮寺一馬と共に、霊力が高い軍人による特殊部隊「帝国陸軍対降魔部隊」を結成、後に藤枝あやめと山崎真之介を隊員に加え、魔物による脅威に備えた。米田のこの予感は的中し、1915年には日本橋の地下から降魔と呼ばれる魔物が出現、通称「降魔戦争」が勃発した。米田は対降魔部隊と共にこれにあたったが、[[霊子甲冑]]が存在しなかった当時の戦いは熾烈を極め、3年に渡る戦いの末に何とか終結させるも、一馬の命を犠牲にする事となり、山崎も行方不明となる。自分よりも若い戦友を二人も失ったという経験は米田の心に深い影を落とす事となった。
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| 「降魔戦争」で都市の霊的防衛の必要性を痛感した政府は米田の発案である「帝都防衛構想」を基に、霊子甲冑で魔に対抗する組織、[[帝国華撃団]]の発足に乗り出した。対降魔部隊では愛刀・神刀滅却と共に前線で戦っていた米田も、この時点で既に霊力を失っており帝撃では総司令として本部から隊員の指揮にあたる立場となった。しかし、霊子甲冑の搭乗者は霊力を持った若い女性が適任である事が判明、花組の隊員のスカウトも軍隊経験を問わず民間人も含めて行われる事となった。結果、年端もいかぬ少女を戦場に送りながら、軍人である自分は後方でその戦いをただ見守るだけ。米田はこの事実を帝撃発足後もずっと恥じており、帝国華撃団の表の顔である帝国歌劇団では彼女達の自由意志をなるべく尊重し、戦闘訓練も隊員自身の判断に任せている。 | | 「降魔戦争」で都市の霊的防衛の必要性を痛感した政府は米田の発案である「帝都防衛構想」を基に、霊子甲冑で魔に対抗する組織、[[帝国華撃団]]の発足に乗り出した。対降魔部隊では愛刀・神刀滅却と共に前線で戦っていた米田も、この時点で既に霊力を失っており帝撃では総司令として本部から隊員の指揮にあたる立場となった。しかし、霊子甲冑の搭乗者は霊力を持った若い女性が適任である事が判明、花組の隊員のスカウトも軍隊経験を問わず民間人も含めて行われる事となった。結果、年端もいかぬ少女を戦場に送りながら、軍人である自分は後方でその戦いをただ見守るだけ。米田はこの事実を帝撃発足後もずっと恥じており、帝国華撃団の表の顔である帝国歌劇団では彼女達の自由意志をなるべく尊重し、戦闘訓練も隊員自身の判断に任せている。 |
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| ;[[マリア・タチバナ]]、[[アイリス]]、[[李紅蘭]]、[[桐島カンナ]]、[[ソレッタ・織姫]]、[[レニ・ミルヒシュトラーセ]] | | ;[[マリア・タチバナ]]、[[アイリス]]、[[李紅蘭]]、[[桐島カンナ]]、[[ソレッタ・織姫]]、[[レニ・ミルヒシュトラーセ]] |
| :部下。彼女達を実の娘の様に愛している。それと同時に、帝都の平和のために命を賭して戦場に赴く任務も課している。このジレンマが米田を長年苦しめてきた。 | | :部下。彼女達を実の娘の様に愛している。それと同時に、帝都の平和のために命を賭して戦場に赴く任務も課している。このジレンマが米田を長年苦しめてきた。 |
− | ;藤枝あやめ
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− | :部下。降魔戦争を共に生き抜いた戦友でもあり、帝撃では副司令として米田のサポートをしていた。花組の隊員と同じく、自分の娘の様に思っていたのだが…。SRW未登場。
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| ;[[藤枝かえで]] | | ;[[藤枝かえで]] |
| :部下。あやめの後任として副司令を務め、米田のサポートをしている。 | | :部下。あやめの後任として副司令を務め、米田のサポートをしている。 |
| ;[[加山雄一]] | | ;[[加山雄一]] |
| :部下。帝国華撃団・月組隊長。支配人室では加山に[[スパイ|極秘の任務]]を与えている。 | | :部下。帝国華撃団・月組隊長。支配人室では加山に[[スパイ|極秘の任務]]を与えている。 |
− | ;雅音子
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− | :部下。しかし、彼女の所属する奏組については、奏組司令官のヨハンに一任しており、初対面時は彼女が奏組隊長である事を知らなかった。SRW未登場。
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− | ;真宮寺一馬
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− | :元部下。対降魔部隊以前からの戦友。降魔戦争が原因で一馬をみすみす死なせてしまった事を悔いており、娘であるさくらの花組へのスカウトを米田が躊躇する一因になっていた。SRW未登場。
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− | ;山崎真之介
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− | :元部下。力に対して異様な執着があり、降魔戦争時代は米田と意見が対立する事もあった。結局、互いの意見の隔たりを埋める事は出来ず、後にそれが元である大事件が巻き起こるのだが、その事件の後も米田は山崎を対降魔部隊で苦楽を共にした戦友であると思っている。SRW未登場。
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| == 名(迷)台詞 == | | == 名(迷)台詞 == |
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| :帝撃総司令としての言葉であり、米田個人の思いは別の所にある。 | | :帝撃総司令としての言葉であり、米田個人の思いは別の所にある。 |
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− | ;「あはははは……なんて悲しい酒だ……あはははは……」
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− | :『2』での花見にて。かつての戦いに関するある事実を知った末の嘆き。
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− | ;米田「なぁ、さくらよ……。おめえにもいつかはこうして、嫁ぐ日が来るんだろうな……」<br/>さくら「でも、あたしには…」<br/>米田「分かってる!……分かってるよ」<br/>「でもな、霊力って奴は、歳と共にだんだん弱くなる……そうなったら戦いに駆り出されることもなくなるだろう。だが、そいつはいつになるかはわからねえ……四十か、それとも五十か……どちらにしたって女の幸せを手にするには遅すぎる。俺が本当にお前の父親なら……おめえの本当の幸せを願うんなら―」
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− | :第2期[[OVA]]『轟華絢爛』の第5話、「父と娘と」にて。
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− | :仙台で行われる真宮寺家の結婚式に、一馬の代わりとしてさくらに同席する事となった米田。対降魔部隊と一馬、帝国華撃団とさくら、その胸中には様々な思いが駆け巡る。
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− | :そして結婚式の前日の夜、今まで他人には口外せずにいた、帝都を守る軍人として言葉にしてはならない考えをさくらに告げる。
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− | ;「あんたは、あの子たちが何のために戦っていると思う?」<br/>「彼女たちが何を思い、何を願って戦っているのか、それがわかるかね、あんたに?」<br/>「あの子たちは強い。今までこの帝都を立派に守ってきた。そしてこれからも……俺はそう信じている」
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− | :『活動写真』にて。
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− | :非合法な手段を用いて帝撃に成り代わり、都市防衛をビジネスとして利用しようと画策した者に対しての台詞。
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− | :華撃団のあり方を自問自答してきた米田だからこそ、その言葉は確信に満ちていた。
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| ;「命短し恋せよ乙女、紅き唇あせぬ間に」<br/>「咲いて散る、桜の花、サクラ大戦かぁ…」 | | ;「命短し恋せよ乙女、紅き唇あせぬ間に」<br/>「咲いて散る、桜の花、サクラ大戦かぁ…」 |
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| == 余談 == | | == 余談 == |
| *米田は『米田日記』と呼ばれる記録を書き残し、それが『サクラ』のベースとなったという設定が存在する。詳しくは[[劇中劇]]の項目を参照。 | | *米田は『米田日記』と呼ばれる記録を書き残し、それが『サクラ』のベースとなったという設定が存在する。詳しくは[[劇中劇]]の項目を参照。 |
− | *『[[サクラ大戦#余談|歌謡ショウ]]』とは別に、南青山少女歌劇団が中心となって上演された『ミュージカル サクラ大戦 ~花咲く乙女~』という舞台版が存在するが、この舞台では俳優の中丸新将氏が米田役を演じていた。その後、中丸氏は『サクラ大戦3』にて迫水典通の声優を担当、同役でOVAやディナーショウ等にも出演している。
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| == 脚注 == | | == 脚注 == |