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== 概要 ==
 
== 概要 ==
「降魔戦争」で都市の霊的防衛の必要性を痛感した政府は米田の発案である「帝都防衛構想」を基に、霊子甲冑で魔に対抗する組織、[[帝国華撃団]]の発足に乗り出した。対降魔部隊では愛刀・神刀滅却と共に前線で戦っていた米田も、この時点で既に霊力を失っており帝撃では総司令として本部から隊員の指揮にあたる立場となった。しかし、霊子甲冑の搭乗者は霊力を持った若い女性が適任である事が判明、花組の隊員のスカウトも軍隊経験を問わず民間人も含めて行われる事となった。結果、年端もいかぬ少女を戦場に送りながら、軍人である自分は後方でその戦いをただ見守るだけ。米田はこの事実を帝撃発足後もずっと恥じており、帝国華撃団の表の顔である帝国歌劇団では彼女達の自由意志をなるべく尊重し、戦闘訓練も隊員自身の判断に任せている。
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普段は劇場の支配人として自室で酒浸りとなっているが、有事には総司令として優れた戦略を発揮する。
 
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普段は劇場の支配人として自室で酒浸りとなっているが、有事には総司令として優れた戦略を発揮する。上述の思いもあって、花組の隊員を自分の子供の様に愛しており、彼女達からも父親の様に慕われている。隊長の[[大神一郎]]には直接口に出す事は少ないものの全幅の信頼を寄せており、自分と違い戦場で花組隊員と共に戦う大神を軍人としてある種尊敬もしている。
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帝撃を率いて[[東京|帝都]]を幾度となく防衛した後、1927年に大神に総司令と支配人の座、そして花組の未来を託し引退した。'''「『サクラ』(1~4までの物語)のもう一人の主人公」'''と言える存在である。
      
== 登場作品と役柄 ==
 
== 登場作品と役柄 ==
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== 人間関係 ==
 
== 人間関係 ==
 
;[[大神一郎]]
 
;[[大神一郎]]
:部下。大神が花組隊長に着任した当初は、彼の実力を見極める為に帝撃の存在を隠して飲んだくれの支配人を装ったりもした。普段は劇場のモギリ兼雑用としてこき使っているが全幅の信頼を寄せており、自らの引退の際には彼を後継者に指名、愛刀の神刀滅却も譲り渡した。
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:
 
;[[真宮寺さくら]]
 
;[[真宮寺さくら]]
:部下。さくらとは降魔戦争時代から面識があった。米田は花組の隊員を実の娘の様に愛しているが、帝都防衛の為に父親の一馬の命を犠牲にしてしまった事、そして(本意ではないにしろ)さくら自身にも同じ運命を背負わせてしまっている負い目から、花組の隊員の中でもとりわけその感情が強い。
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:
 
;[[神崎すみれ]]
 
;[[神崎すみれ]]
:部下。奇しくも互いの引退時期が重なる結果になった。すみれがその報告の為に米田の元を訪れた際、「帝都防衛の任から離れて欲しい」という米田の願いが図らずも叶えられた事、そしてなお神崎重工の取締役として花組をサポートする道を選んだ彼女に対し、米田は「ありがとよ」と感謝の言葉を呟いている。
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;[[マリア・タチバナ]]、[[アイリス]]、[[李紅蘭]]、[[桐島カンナ]]、[[ソレッタ・織姫]]、[[レニ・ミルヒシュトラーセ]]
 
;[[マリア・タチバナ]]、[[アイリス]]、[[李紅蘭]]、[[桐島カンナ]]、[[ソレッタ・織姫]]、[[レニ・ミルヒシュトラーセ]]
:部下。彼女達を実の娘の様に愛している。それと同時に、帝都の平和のために命を賭して戦場に赴く任務も課している。このジレンマが米田を長年苦しめてきた。
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;[[藤枝かえで]]
 
;[[藤枝かえで]]
:部下。あやめの後任として副司令を務め、米田のサポートをしている。
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;[[加山雄一]]
 
;[[加山雄一]]
:部下。帝国華撃団・月組隊長。支配人室では加山に[[スパイ|極秘の任務]]を与えている。
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== 名(迷)台詞 ==
 
== 名(迷)台詞 ==
;「いくら戦争で武勲をたてて勲章を胸にぶらさげても、俺はいっぺえ、人を殺したんだよ。」<br/>「敵も味方もな……殺しすぎたんだ。」<br/>「だから、いいんじゃねえか?劇場の支配人なんてよ!」
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:『1』で大神と初めて出会った際、昼間から酒を飲んでいる事を彼に責め立てられ、「陸軍きっての大戦略家」と言われた米田本人なのかと問われた際の台詞。
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:この時は大神の力量を見極める為に飲んだくれの支配人を演じていた米田だが、それでも胸の内に秘めた本心が顔を覗かせている。
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;「私はね……少女たちを戦場に送りこの椅子に座っていただけの……」<br/>「ダメ軍人だ……」<br/>「だが、きみたちを誰よりも愛しそして、きみたちの命を尊いと思っていた……」
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:『1』にて、花組を最終決戦へ送り出した後の台詞。
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:この独白の後、米田はある決断を下す。
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;「再会して浮き立つ気持ちもわからんでもないが恋人気分をひきずってもらっては困る。」<br/>「平和を守る仕事は甘くはない。いつ何が起こっても対応できる心構えが必要だ。」<br/>「大切な仲間を失う悲劇を……二度と、繰り返さないためにも、な。」<br/>「前のように仲良くやる分には全然かまわねえ。要は、けじめをつけろってことよ。」
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:『2』にて、海軍から帝撃に再度着任した大神と、彼の想い人である隊員との1年ぶりの再会が一段落した後、水を差すようだがと前置きした上での今後の姿勢を説いた台詞。
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:帝撃総司令としての言葉であり、米田個人の思いは別の所にある。
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;「命短し恋せよ乙女、紅き唇あせぬ間に」<br/>「咲いて散る、桜の花、サクラ大戦かぁ…」
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:『4』のラストシーン、桜の舞い散る道で帝国・[[巴里華撃団]]の面々や対降魔部隊の仲間達の幻を見ながら呟いた言葉。この台詞とともにシリーズはひとまずの締め括りを迎えた。
      
== スパロボシリーズの名台詞 ==
 
== スパロボシリーズの名台詞 ==
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:このシナリオは『4』以降という設定で、米田は既に帝劇を去っているが、今回も彼の語りから物語が始まる。
 
:このシナリオは『4』以降という設定で、米田は既に帝劇を去っているが、今回も彼の語りから物語が始まる。
 
:なお、本人が意識したのかは定かではないが、この語りの最後の部分は異世界から帝都にやって来た[[H.I.A.W.D]]に対する洒落になっている<ref>H.I.A.W.Dという部隊名はアリストテレスの言葉、「希望とは、目覚めて抱く夢をいう」が由来。</ref>。
 
:なお、本人が意識したのかは定かではないが、この語りの最後の部分は異世界から帝都にやって来た[[H.I.A.W.D]]に対する洒落になっている<ref>H.I.A.W.Dという部隊名はアリストテレスの言葉、「希望とは、目覚めて抱く夢をいう」が由来。</ref>。
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== 余談 ==
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*米田は『米田日記』と呼ばれる記録を書き残し、それが『サクラ』のベースとなったという設定が存在する。詳しくは[[劇中劇]]の項目を参照。
      
== 脚注 ==
 
== 脚注 ==
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