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== クォヴレー・ゴードン(Kovure Gordon) ==
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{{登場人物概要
*[[登場作品]]:[[バンプレストオリジナル]]
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| 外国語表記 = Cobray Gordon
**[[第3次スーパーロボット大戦α|第3次スーパーロボット大戦α~終焉の銀河へ~]]
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| 登場作品 = [[バンプレストオリジナル]][[OGシリーズ]]
**[[スーパーロボット大戦OG ムーン・デュエラーズ]]
+
*{{登場作品 (人物)|第3次スーパーロボット大戦α 終焉の銀河へ}}
**[[スーパーロボット大戦OG ディバイン・ウォーズ]]
+
| 声優 = {{声優|泰勇気|SRW=Y}}
*[[声優]]:泰勇気
+
| キャラクターデザイン = {{キャラクターデザイン|河野さち子}}
*種族:バルマー星人?([[ハイブリッド・ヒューマン]]。異星人との混血のクローンとも言える)
+
| 初登場SRW = {{初登場SRW (人物)|第3次スーパーロボット大戦α 終焉の銀河へ}}
*性別:男
+
| SRWでの分類 = [[パイロット]]<br />[[主人公]]
*[[誕生日]]:10月6日(デフォルト設定)
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}}
*血液型:B型
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*髪色:普段は銀色だが、イングラムの意識が表れる、ディス・レヴの力を引き出すと蒼に変わる<br />(イングラムとの遭遇前は髪の色は他のバルシェムと同じ蒼だった)
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*瞳色:緑色
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*所属:[[ゴラー・ゴレム隊]]⇒[[αナンバーズ]]⇒独自行動
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*[[軍階級|階級]]:少尉
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*キャラクターデザイン:河野さち子
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[[第3次スーパーロボット大戦α|第3次スーパーロボット大戦α~終焉の銀河~]]』の[[主人公]]の一人。
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{{登場人物概要
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| タイトル = プロフィール
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| 旧名 = [[アイン・バルシェム]]
 +
| 異名 = [[異名::虚空の使者]]
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| 種族 = バルマー星人?([[ハイブリッド・ヒューマン]]。異星人との混血のクローンとも言える)
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| 性別 = 男
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| 誕生日 = 10月6日(デフォルト設定)
 +
| 血液型 = B型
 +
| 髪色 = 銀色<ref>普段は銀色だが、イングラムの意識が表れる、ディス・レヴの力を引き出すと蒼に変わる(イングラムとの遭遇前は髪の色は他のバルシェムと同じ蒼だった)。</ref>
 +
| 瞳の色 = 緑色
 +
| 所属 = [[ゴラー・ゴレム隊]]⇒[[αナンバーズ]]⇒独自行動
 +
| 階級 = 少尉
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}}
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'''クォヴレー・ゴードン'''は『[[第3次スーパーロボット大戦α 終焉の銀河へ]]』の男性[[主人公]]の一人。
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== 概要 ==
 
[[αナンバーズ]]の[[ロンド・ベル|ロンド・ベル隊]]に新たに編入されることになっていた火星基地所属の新人パイロット。謎の機体[[ベルグバウ]]の中で目を覚ます以前の記憶を失っている。[[エアロゲイター]]の機動兵器の襲撃などの一悶着があった後に、ロンド・ベル隊に回収され、αナンバーズの一員として活躍していく事になる。
 
[[αナンバーズ]]の[[ロンド・ベル|ロンド・ベル隊]]に新たに編入されることになっていた火星基地所属の新人パイロット。謎の機体[[ベルグバウ]]の中で目を覚ます以前の記憶を失っている。[[エアロゲイター]]の機動兵器の襲撃などの一悶着があった後に、ロンド・ベル隊に回収され、αナンバーズの一員として活躍していく事になる。
    
=== 経歴 ===
 
=== 経歴 ===
その正体は[[ゼ・バルマリィ帝国]]の特殊部隊[[ゴラー・ゴレム隊]]に所属していた「アイン」(ヘブライ語における16番目のアルファベット、16番目に製造された個体)のコードネームを持つ[[バルシェム|バルシェムシリーズ]]。[[イルイ・ガンエデン|イルイ]]の捕獲という秘匿任務の為にαナンバーズに潜入するはずだったが、[[クロスゲート]]内から突如出現した[[アストラナガン]]の残骸を捕獲しようとした際に、逆に機体ごと取り込まれてしまい、上記のような状況に陥ってしまった。この時、クォヴレーの顔グラは伏せられていたが、髪の色をよく見ると、クロスゲートが反応する前は蒼だったが、クロスゲートが反応すると(アストラナガンの残骸が出現する前)いきなり銀に変化する。この事からクロスゲートが反応した時点でクォヴレーは既にイングラムに乗っ取られ始めていたと思われる。本来ならアストラナガンに憑依していた[[イングラム・プリスケン]]の魂の断片に肉体ごと意識を乗っ取られる筈だったが、融合のショックで記憶を失い、その結果アインとは異なる自我が形成されてしまったために完全な融合を免れた。普段イングラムの意識はクォヴレーの中で眠っているが、危機の際には人格が入れ替わり、クォヴレーを幾度も救うことになる。その際、クォヴレー本人からは人格交代前後の記憶が消失する。
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その正体は[[ゼ・バルマリィ帝国]]の特殊部隊[[ゴラー・ゴレム隊]]に所属していた「[[アイン・バルシェム|アイン]]」(ヘブライ語における16番目のアルファベット、16番目に製造された個体)のコードネームを持つ[[バルシェム|バルシェムシリーズ]]。[[イルイ・ガンエデン|イルイ]]の捕獲という秘匿任務の為にαナンバーズに潜入するはずだったが、[[クロスゲート]]内から突如出現した[[アストラナガン]]の残骸を捕獲しようとした際に、逆に機体ごと取り込まれてしまい、上記のような状況に陥ってしまった。この時、クォヴレーの顔グラは伏せられていたが、髪の色をよく見ると、クロスゲートが反応する前は蒼だったが、クロスゲートが反応すると(アストラナガンの残骸が出現する前)いきなり銀に変化する。この事からクロスゲートが反応した時点でクォヴレーは既にイングラムに乗っ取られ始めていたと思われる。本来ならアストラナガンに憑依していた[[イングラム・プリスケン]]の魂の断片に肉体ごと意識を乗っ取られる筈だったが、融合のショックで記憶を失い、その結果アインとは異なる自我が形成されてしまったために完全な融合を免れた。普段イングラムの意識はクォヴレーの中で眠っているが、危機の際には人格が入れ替わり、クォヴレーを幾度も救うことになる。その際、クォヴレー本人からは人格交代前後の記憶が消失する。
    
クォヴレー・ゴードンと言う名前は[[ロンド・ベル]]に参加するためにゴラー・ゴレム隊で偽造されたパーソナルデータ上の名称。そのため全ての記憶を失った彼は最初に呼ばれた際には全く反応しなかった。
 
クォヴレー・ゴードンと言う名前は[[ロンド・ベル]]に参加するためにゴラー・ゴレム隊で偽造されたパーソナルデータ上の名称。そのため全ての記憶を失った彼は最初に呼ばれた際には全く反応しなかった。
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=== イングラムとの関連設定 ===
 
=== イングラムとの関連設定 ===
身につけているのはパイロットスーツであり、私服は持っていない。このスーツは胸部のプロテクターなどイングラムがバルマー時代に使っていたものと似ているが、ゴラー・ゴレムのバルシェム達とは全く違う(グラフィックを見る限りでは「アイン」だった頃からつけていたようだが)。出所は不明だが、デザインの意図としてはイングラムのオマージュであることの遠回しな伏線なのだろう。
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身につけているのはパイロットスーツであり、私服は持っていない。このスーツは胸部のプロテクターなどイングラムがバルマー時代に使っていたものと似ているが、ゴラー・ゴレムのバルシェム達とは全く違う(グラフィックを見る限りでは「アイン」だった頃からつけていたようだが)。出所は不明だが、デザインの意図としてはイングラムのオマージュであることの遠回しな伏線なのだろう(OGMDでは小隊長を任されているような描写があったため、その関係かもしれない)。
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イングラム、そしてイングラムの創造者ユーゼスとの関係に言及したシヴァーの戦闘台詞を見る限りでは、この世界以前から「因果の鎖」に関わっていた節があるが、後述の通り、この作品以前には存在していなかったはずの「クォヴレー・ゴードン」がどのようにして因果の鎖に関わったのかは不明。シナリオ「鋼の戦神」以降は、イングラムの記憶を受け継いだかのような台詞や独白がそこかしこに見られる。しかし、その情報にはむらがあるらしく、ヴィレッタの正体については本人から聞くまで知らなかった。オリジナルであるイングラムは「SHO」のユーゼスのクローンであるため、クォヴレー含むバルシェムシリーズは「地球人とバード星人のハーフのクローンのコピー」となる。GGGでの身体検査では、「遺伝子操作を受けて生まれてきているが、地球人と特に変わりはない」となっている。終盤のクォヴレーは、「イングラムのコピーである」「イングラムの干渉によって独自の人格を得た」「イングラムの立ち位置と使命を引き継ぐ後継者である」というように、'''存在の根幹にイングラムが介在している'''。
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イングラム、そしてイングラムの創造者ユーゼスとの関係に言及したシヴァーの戦闘台詞を見る限りでは、この世界以前から「因果の鎖」に関わっていた節があるが、後述の通り、この作品以前には存在していなかったはずの「クォヴレー・ゴードン」がどのようにして因果の鎖に関わったのかは不明。シナリオ「鋼の戦神」以降は、イングラムの記憶を受け継いだかのような台詞や独白がそこかしこに見られる。しかし、その情報にはむらがあるらしく、ヴィレッタの正体については本人から聞くまで知らなかった。
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オリジナルであるイングラムは「SHO」のユーゼスのクローンであるため、クォヴレー含むバルシェムシリーズは「地球人とバード星人のハーフのクローンのコピー」となる。GGGでの身体検査では、「遺伝子操作を受けて生まれてきているが、地球人と特に変わりはない」となっている。終盤のクォヴレーは、「イングラムのコピーである」「イングラムの干渉によって独自の人格を得た」「イングラムの立ち位置と使命を引き継ぐ後継者である」というように、'''存在の根幹にイングラムが介在している'''。
    
=== その他 ===
 
=== その他 ===
『[[第3次スーパーロボット大戦α]]』発売前に寺田プロデューサーから主人公選びでお勧めとされている。シナリオの謎やバンプレストオリジナルの敵との関連性もまた、クォヴレーが最も大きく関わっている事から、'''第3次αの真の主人公はクォヴレーではないか'''と言われている。事実、『イングラムがアイン・バルシェムを取り込んだ、その結果生まれたクォヴレー・ゴードン』という人物は、あらゆるスパロボ世界でも一人しかいない。同じ本作の主人公である[[クスハ・ミズハ]]、[[トウマ・カノウ]]、[[セレーナ・レシタール]]は別世界「ORIGINAL GENERATION」に存在している。
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『[[第3次スーパーロボット大戦α]]』発売前に寺田プロデューサーから主人公選びでお勧めとされている。シナリオの謎やバンプレストオリジナルの敵との関連性もまた、クォヴレーが最も大きく関わっている事から、'''第3次αの真の主人公はクォヴレーではないか'''と言われている。事実、『イングラムがアイン・バルシェムを取り込んだ、その結果生まれたクォヴレー・ゴードン』という人物は、あらゆるスパロボ世界でも一人しかいない。同じ本作の主人公である[[クスハ・ミズハ]]、[[トウマ・カノウ]]、[[セレーナ・レシタール]]は別世界「ORIGINAL GENERATION」に存在しているが、クォヴレーについては[[アイン・バルシェム]]が存在するにとどまっている。
    
== 登場作品と役柄 ==
 
== 登場作品と役柄 ==
 
=== [[αシリーズ]] ===
 
=== [[αシリーズ]] ===
;[[第3次スーパーロボット大戦α|第3次スーパーロボット大戦α~終焉の銀河へ~]]
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;{{参戦作品 (人物)|第3次スーパーロボット大戦α 終焉の銀河へ}}
:彼自身のプロフィールは上記参照。初登場作品であり、パイロットとして使える現状唯一の作品。デフォルトで修得している技能が強力で、機体も強力。<br />プレイヤーのプレイスタイルにもよるが、『最強の主人公』の呼び声も高い。彼自身の[[小隊長能力]]と搭乗機の長射程の[[全体攻撃]]により、[[エネミーフェイズ]]に反撃で敵の頭数を減らしていくのが得意で、そのプレイスタイルの場合は恐らく最強だと思われる。<br />逆に、[[プレイヤーフェイズ]]に[[精神コマンド]]を使いながら資金や経験値を稼いだり、キャラクターのレベルを均一に上げる場合は、それほど猛威を振るわない。特殊台詞も、キャリコからの被弾時、ゲベル・ガンエデン、ケイサル・エフェスにアイン・ソフ・オウルを使用した際に僅かにある程度。大半の台詞は、没データであるイングラムの方にある。ただし、実はシヴァーの戦闘中台詞の中に密かに名前が出ていたりする。<br />他の主人公に比べると、細かいところで色々と優遇されている。彼のルートだけコストダウンが1つ多く手に入る(34話「虚ろな魂の捕囚」に出てくる真・龍王機が落とす)、他のオリジナル機に乗れる(没データではヒュッケバインMk-IIIに乗れる。一応[[アルブレード・カスタム]]や[[R-GUNパワード]]に乗り換えられるが趣味の範疇)、終盤のステージの会話で一人だけ台詞が追加されている、など。
+
:初登場作品で、パイロットとして使える現状唯一の作品。デフォルトで修得している技能が強力で、機体も強力。プレイヤーのプレイスタイルにもよるが、『最強の主人公』の呼び声も高い。彼自身の[[小隊長能力]]と搭乗機の長射程の[[全体攻撃]]により、[[エネミーフェイズ]]に反撃で敵の頭数を減らしていくのが得意で、そのプレイスタイルの場合は恐らく最強だと思われる。
 +
:逆に、[[プレイヤーフェイズ]]に[[精神コマンド]]を使いながら資金や経験値を稼いだり、キャラクターのレベルを均一に上げる場合は、それほど猛威を振るわない。'''主人公にも拘らず特殊戦闘セリフが非常に少ない'''のも特徴で、キャリコからの被弾時、ゲベル・ガンエデン、ケイサル・エフェスにアイン・ソフ・オウルを使用した際に僅かにある程度。大半の台詞は、没データであるイングラムの方にある。ただし、実はシヴァーの戦闘中台詞の中に密かに名前が出ていたりする。
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:他の主人公に比べると、細かいところで色々と優遇されている。彼のルートだけコストダウンが1つ多く手に入る(34話「虚ろな魂の捕囚」に出てくる真・龍王機が落とす)、他のオリジナル機に乗れる(没データではヒュッケバインMk-IIIに乗れる。一応[[アルブレード・カスタム]]や[[R-GUNパワード]]に乗り換えられるが趣味の範疇)、終盤のステージの会話で一人だけ台詞が追加されている、など。
 
:アイン・ソフ・オウル使用時には、イングラムを連想させる凶悪な顔グラへと変化するが、実はこれは内部データでは専用のバストアップ絵まで用意されており、ご丁寧に手を掲げる所まで描かれている。その表情や迫力は完全に悪役そのもので、最早味方キャラとは思えない程の威圧感を放っている。
 
:アイン・ソフ・オウル使用時には、イングラムを連想させる凶悪な顔グラへと変化するが、実はこれは内部データでは専用のバストアップ絵まで用意されており、ご丁寧に手を掲げる所まで描かれている。その表情や迫力は完全に悪役そのもので、最早味方キャラとは思えない程の威圧感を放っている。
    
=== [[OGシリーズ]] ===
 
=== [[OGシリーズ]] ===
今の所全てゲスト参戦に留まっている。
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今の所全てゲスト参戦に留まっている。アニメ版も含んでの経緯からするに、正式に参戦するならディス・アストラナガンに乗った状態でOG世界に出現する可能性が非常に高い。
アニメ版も含んでの経緯からするに、正式に参戦するならディス・アストラナガンに乗った状態でOG世界に出現する可能性が非常に高い。
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(ベルグバウと融合したのがアストラナガンだがOG世界には存在していないので、第三次αの再現が不可能なため)
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;{{参戦作品 (人物)|スーパーロボット大戦OG ORIGINAL GENERATIONS}}
 +
:ゲストのサブキャラ「???」扱いで登場し、イングラムに呼びかける。「'''そちらに行くには因子が足りない'''」との事。『[[第3次α]]』終了後の平行世界の番人「虚空の使者」としての登場なのかもしれない。
 +
:なお、内部データには陰の無い通常のグラフィックが存在し、きっちり「クォヴレー・ゴードン」名義で登録されている。なお、書き直しではなく『第3次α』の流用。
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;[[第2次スーパーロボット大戦OG]]
 +
:彼の存在が「彼奴」「黒い銃神」という呼称で示唆される。OG世界に行くための因子を揃えている途中らしいが、何と別の人物に先を越されてしまった。ちなみに搭乗機の方は内部データが存在。
 
;[[スーパーロボット大戦OG ディバイン・ウォーズ]]
 
;[[スーパーロボット大戦OG ディバイン・ウォーズ]]
:第一話冒頭からアストラナガン同士の戦闘という衝撃的な場面と共に登場し、ファンを驚愕させた。<br />25話で再度登場し、イングラムに自我を目覚めさせた上で枷を解くために[[SRX]]を[[DiSRX]]へと進化させ、セプタギンを撃破。その後イングラムとの邂逅の末に再び平行世界へと旅立っていった。
+
:第一話冒頭からアストラナガン同士の戦闘という衝撃的な場面と共に登場し、ファンを驚愕させた。
 +
:25話で再度登場し、イングラムに自我を目覚めさせた上で枷を解くために[[SRX]]を[[DiSRX]]へと進化させ、セプタギンを撃破。その後イングラムとの邂逅の末に再び平行世界へと旅立っていった。
 
;[[スーパーロボット大戦OG ディバイン・ウォーズ Record of ATX]]
 
;[[スーパーロボット大戦OG ディバイン・ウォーズ Record of ATX]]
 
:アニメ同様、イングラムの枷を解く為に彼に呼び掛けるが、その際の彼のシルエットは胸元のクリスタルが強調されており、ウルトラマンを意識したものと思われる。
 
:アニメ同様、イングラムの枷を解く為に彼に呼び掛けるが、その際の彼のシルエットは胸元のクリスタルが強調されており、ウルトラマンを意識したものと思われる。
;[[スーパーロボット大戦OG ORIGINAL GENERATIONS]]
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:ゲストのサブキャラ「???」扱いで登場し、イングラムに呼びかける。「'''そちらに行くには因子が足りない'''」との事。[[第3次α]]終了後の平行世界の番人「虚空の使者」としての登場なのかもしれない。なお、内部データには陰の無い通常のグラフィックが存在し、きっちり「クォヴレー・ゴードン」名義で登録されている。なお、書き直しではなく第3次αの流用。
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;[[第2次スーパーロボット大戦OG]]
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:彼の存在が「彼奴」「黒い銃神」という呼称で示唆される。OG世界に行くための因子を揃えている途中らしいが、何と別の人物に先を越されてしまった。ちなみに搭乗機の方は内部データが存在。
  −
;[[スーパーロボット大戦OG ムーン・デュエラーズ]]
  −
:ゴラー・ゴレムの登場に伴い、ビッグサプライズとして「アイン・バルシェム」名義で敵としての参戦。第3次α以来実に11年ぶりにパイロットとして登場した。
  −
:一人だけ辞典に記事が用意され、泰勇気氏がしっかりボイスを当てているほか、他のバルシェムより一回り能力が高い、と既にαのクォヴレーの意識が入り込んでいることが示唆されている。イングとの戦闘前会話、特殊戦闘台詞も実装。
  −
:余談だが、本作の[[カルヴィナ・クーランジュ|カルヴィナ]]の同僚たちの名前は本作では変更されているが、その中に'''「ゴードン」がまじっている'''。偶然なのか[[伏線]]なのかは次回作次第、といったところか。
     −
== パイロットステータス設定の傾向 ==
+
== パイロットステータス ==
 
同じくリアル系のセレーナと比較すると、機体性能と合わせて単機特攻型の傾向があり、敵陣に突っ込んで反撃で壊滅させる戦法では無類の強さを発揮する。一方、全体で足並みを揃えるスタイルや、防衛線を張って待ち構えるステージでは真価を発揮できない。
 
同じくリアル系のセレーナと比較すると、機体性能と合わせて単機特攻型の傾向があり、敵陣に突っ込んで反撃で壊滅させる戦法では無類の強さを発揮する。一方、全体で足並みを揃えるスタイルや、防衛線を張って待ち構えるステージでは真価を発揮できない。
    
=== [[能力|能力値]] ===
 
=== [[能力|能力値]] ===
高い水準で平均的。[[射撃]]・[[回避]]・[[命中]]に秀でるが他の能力も全般的に高い。ただし[[防御]]だけは平均レベル。12話でイングラムが出て来た時は、[[防御]]と[[SP]]以外の能力値が大幅に上昇し、敵ボス並みの水準に達する。[[格闘]]もそこそこ高い為、Z・Oサイズも十分なダメージが見込める。
+
高い水準で平均的。[[射撃 (能力)|射撃]]・[[回避#回避(能力)|回避]]・[[命中#命中(能力)|命中]]に秀でるが他の能力も全般的に高い。ただし[[防御]]だけは平均レベル。12話でイングラムが出て来た時は、[[防御#防御(パイロット能力)|防御]]と[[SP]]以外の能力値が大幅に上昇し、敵ボス並みの水準に達する。[[格闘 (能力)|格闘]]もそこそこ高い為、Z・Oサイズも十分なダメージが見込める。
   −
なお、実はさりげなく敵のバルシェム達と初期能力値が同じ。この辺りが正体に関する伏線なのだが、レベル差と養成の問題でまず気付かれない。OGMDでは量産型にも関わらず他のバルシェムより一人だけ能力が高い。
+
なお、実はさりげなく敵のバルシェム達と初期能力値が同じ。この辺りが正体に関する伏線なのだが、レベル差と養成の問題でまず気付かれない。
    
=== [[精神コマンド]] ===
 
=== [[精神コマンド]] ===
 
;[[第3次スーパーロボット大戦α|第3次α]]
 
;[[第3次スーパーロボット大戦α|第3次α]]
 
:'''[[集中]]、[[加速]]、[[直感]]、[[熱血]]、[[覚醒]]、[[魂]]'''
 
:'''[[集中]]、[[加速]]、[[直感]]、[[熱血]]、[[覚醒]]、[[魂]]'''
:デフォルト設定。SP消費は割と重め。デフォルトの誕生日(10月6日)と血液型(B型)はクォヴレーを演じた泰勇気氏と同じ。<br />なお、みずがめ座(1/20~2/18)のA型とO型は絶対に選んではいけない。前者は[[気合]]を2つ覚える為、後者は[[ひらめき]]の消費SPが45と異様に高い為。<br />自分自身の誕生日と血液型を入力して、泣きを見たプレイヤーもいるのではないだろうか。特殊誕生日なら[[感応]]を撃ちまくれるため、サポートにも回れる。
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:SP消費は割と重め。デフォルトの誕生日(10月6日)と血液型(B型)はクォヴレーを演じた泰勇気氏と同じ。<br />なお、みずがめ座(1/20~2/18)のA型とO型は絶対に選んではいけない。前者は[[気合]]を2つ覚える為、後者は[[ひらめき]]の消費SPが45と異様に高い為。
 +
:自分自身の誕生日と血液型を入力して、泣きを見たプレイヤーもいるのではないだろうか。特殊誕生日なら[[感応]]を撃ちまくれるため、サポートにも回れる。
   −
=== [[特殊技能]](特殊スキル) ===
+
=== [[特殊技能]] ===
 
;[[第3次スーパーロボット大戦α|第3次α]]
 
;[[第3次スーパーロボット大戦α|第3次α]]
 
:'''[[SP回復]]、[[援護攻撃]]L3、[[集束攻撃]]'''
 
:'''[[SP回復]]、[[援護攻撃]]L3、[[集束攻撃]]'''
 
:いきなり有用性抜群のラインナップ。候補はいくつかあるが、スタイルで決めるといい。援護役に回すなら[[連携攻撃]]、斬り込ませるなら[[見切り]]など。気力の問題が厳しいので、気力+系も一つ欲しい。また、どのスタイルでも、[[Eセーブ]]は鉄板で使える。ちなみにSP回復は初期はイングラムの人格が現れる専用技能だったのだが、キャラクター性が完全に死ぬため、差し替えられた。SP回復の方がありがたいが。
 
:いきなり有用性抜群のラインナップ。候補はいくつかあるが、スタイルで決めるといい。援護役に回すなら[[連携攻撃]]、斬り込ませるなら[[見切り]]など。気力の問題が厳しいので、気力+系も一つ欲しい。また、どのスタイルでも、[[Eセーブ]]は鉄板で使える。ちなみにSP回復は初期はイングラムの人格が現れる専用技能だったのだが、キャラクター性が完全に死ぬため、差し替えられた。SP回復の方がありがたいが。
   −
=== [[小隊長能力]](隊長効果) ===
+
=== [[小隊長能力]] ===
;[[第3次スーパーロボット大戦α|第3次α]]
+
;回避率+10%、反撃時の攻撃力+10%
:'''回避率+10%、反撃時の攻撃力+10%'''
+
:『[[第3次スーパーロボット大戦α|第3次α]]』で採用。機体の性能や戦闘スタイルに最も適した小隊長能力。ここでも優遇されている。遠近どちらもこなせるので、どの武器でも多大なダメージを期待できる。
:機体の性能や戦闘スタイルに最も適した小隊長能力。ここでも優遇されている。遠近どちらもこなせるので、どの武器でも多大なダメージを期待できる。
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== [[BGM|パイロットBGM]] ==
+
== パイロットBGM ==
 
;「ANOTHER TIMEDIVER」
 
;「ANOTHER TIMEDIVER」
:[[ベルグバウ]]専用BGM。タイトルからわかるように、味方時のイングラムのBGM「TIME DIVER」のアレンジ。少し聞いただけだとわかりづらいが、主旋律の後ろでこっそり「TIME DIVER」が流れている。実際、リズムを合わせると「TIME DIVER」の歌詞で歌えたりする。
+
:[[ベルグバウ]]専用BGM。タイトルからわかるように、味方時のイングラムのBGM「TIME DIVER」のリミックス曲。少し聞いただけだとわかりづらいが、主旋律の後ろでこっそり「TIME DIVER」が流れている。実際、リズムを合わせると「TIME DIVER」の歌詞で歌えたりする。
 
;「THE GUN OF DIS」
 
;「THE GUN OF DIS」
:[[ディス・アストラナガン]]専用BGM。敵時のイングラムのBGM「虚空からの使者」のアレンジ。こちらは聞けばすぐわかる。
+
:[[ディス・アストラナガン]]専用BGM。敵時のイングラムのBGM「虚空からの使者」のリミックス。こちらは聞けばすぐわかる。
 
;「ZEST SEVEN」
 
;「ZEST SEVEN」
 
:35話で一時的にヴァルク・ベンを操縦した際のBGM。ストーリー中で自由に聴けるのはこの時だけ。存分に堪能しておこう。二代目ユーゼスを表すこの曲が設定されているということは、SHOにおける「ユーゼスに対するイングラム」の立ち位置をも一部再現していると思われる。
 
:35話で一時的にヴァルク・ベンを操縦した際のBGM。ストーリー中で自由に聴けるのはこの時だけ。存分に堪能しておこう。二代目ユーゼスを表すこの曲が設定されているということは、SHOにおける「ユーゼスに対するイングラム」の立ち位置をも一部再現していると思われる。
    
== 人間関係 ==
 
== 人間関係 ==
 +
;[[アイン・バルシェム]]
 +
:素体となった人物。
 
;[[ゼオラ・シュバイツァー]]
 
;[[ゼオラ・シュバイツァー]]
:最も親しい戦友の一人。部隊内では一応直轄の部下なのだが、「αナンバーズでは俺の方が後輩だ」との理由でアラド共々対等に。序盤、記憶を失って間もないクォヴレーとコンビを組むことになった。パートナーであるアラドが行方不明になり、その身を案じていたが、その彼女の一途な心はクォヴレーにも伝わった。お互いのピンチにも真っ先に駆けつけるなど、パートナーとして信頼関係を築いていった。
+
:最も親しい戦友の一人。
 +
:部隊内では一応直轄の部下なのだが、「αナンバーズでは俺の方が後輩だ」との理由でアラド共々対等に。
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:序盤、記憶を失って間もないクォヴレーとコンビを組むことになった。
 +
:パートナーであるアラドが行方不明になり、その身を案じていたが、その彼女の一途な心はクォヴレーにも伝わった。
 +
:お互いのピンチにも真っ先に駆けつけるなど、パートナーとして信頼関係を築いていった。
 
;[[アラド・バランガ]]
 
;[[アラド・バランガ]]
:最も親しい戦友の一人。ゼオラの本来のパートナーで、その連携攻撃はクォヴレーも舌を巻くほど。ゼオラとともにパートナーとして信頼関係を築いていった。しかし彼曰く「お前の言う事は難しくてわけわかんねえ……」とのこと。
+
:最も親しい戦友の一人。
 +
:ゼオラの本来のパートナーで、その連携攻撃はクォヴレーも舌を巻くほど。
 +
:ゼオラとともにパートナーとして信頼関係を築いていった。
 +
:しかし彼曰く「お前の言う事は難しくてわけわかんねえ……」とのこと。
 
;[[イングラム・プリスケン]]
 
;[[イングラム・プリスケン]]
:クォヴレー達[[バルシェム]]の基になった存在、オリジネイター。本来心を持たぬアイン・バルシェムにクォヴレーとしての自我を得る機会を作った与えた張本人であると同時に、クォヴレーに自身の存在について苦悩させることになった原因でもある。クォヴレーの危機には意識の底から語りかけ、導いていた。逆に、DWやOGSではOG世界に来られないクォヴレーが夢の中に現れてイングラムの自我の覚醒を促す描写があり、DWではさらに直接の対話の後、それぞれ別の世界へ去っていく描写がある。
+
:クォヴレー達[[バルシェム]]の基になった存在、オリジネイター。
 +
:本来心を持たぬアイン・バルシェムにクォヴレーとしての自我を得る機会を作った張本人であると同時に、クォヴレーに自身の存在について苦悩させることになった原因でもある。
 +
:クォヴレーの危機には意識の底から語りかけ、導いていた。
 +
:逆に、DWやOGSではOG世界に来られないクォヴレーが夢の中に現れてイングラムの自我の覚醒を促す描写があり、DWではさらに直接の対話の後、それぞれ別の世界へ去っていく描写がある。
 +
:この事から、現在では因果の鎖において「導く者」と「導かれる者」という関係性が成立したと考えられる。
 
;[[キャリコ・マクレディ]]
 
;[[キャリコ・マクレディ]]
:クォヴレーの[[バルシェム]]時代の指揮官で、「ギメル」(ヘブライ数字で3の意、3番目に製造された個体)のコードネームを持つ。量産型で唯一自我を持つアイン(クォヴレー)とはそれなりの交流があった。複製ではない唯一の存在になることに執着しており、クォヴレー含め自分の指揮下にある量産型の[[バルシェム]]シリーズを見下している。クォヴレーの中に潜むイングラムの意思を抹消し、自分が新たなオリジネイターとなるために幾度となくクォヴレーに戦いを挑んできた。本星での最終決戦では最期までイングラムの影に怯えながらクォヴレーに討たれた。
+
:クォヴレーの[[バルシェム]]時代の指揮官。
 +
:クォヴレーの中に潜むイングラムの意思を抹消し、自分が新たなオリジネイターとなるために幾度となくクォヴレーに戦いを挑んできた。
 
;[[スペクトラ・マクレディ]]
 
;[[スペクトラ・マクレディ]]
:キャリコ同様バルシェム時代の上官。とはいうものの、主人公ではセレーナ、それ以外のキャラではヴィレッタとの因縁がより強いため、あまり深く関わっては来ない。自我を持っていたアインに対しては多少仲間意識を感じていたようで、一時的にフーレに彼を捕らえた際には「おかえり」と一言発した。
+
:キャリコ同様バルシェム時代の上官。
 +
:一時的に彼を捕らえた際には「おかえり」と一言発した。
 
;[[アルマナ・ティクヴァー]]
 
;[[アルマナ・ティクヴァー]]
:[[ゼ・バルマリィ帝国]]の姫。バルマー艦からの脱走時以来の縁。色々あって恋愛フラグが立つが、クォヴレーがフラグ・クラッシャーであった為にフラグ自体が消失した。さすがに恋愛は早かったかもしれないが、何気に彼は彼女を「可愛い女の子」と認識している。
+
:[[ゼ・バルマリィ帝国]]の姫。
 +
:フーレからの脱走時以来の縁。
 +
:色々あって恋愛フラグが立つが、クォヴレーがフラグクラッシャーであった為にフラグ自体が消失した。
 +
:さすがに恋愛は早かったかもしれないが、何気にクォヴレーは彼女を「可愛い女の子」と認識している。
 
;[[ルアフ・ガンエデン]]
 
;[[ルアフ・ガンエデン]]
:他のキャラクターとの戦闘前会話では常に冷笑を浮かべて相手を見下す態度を崩さない彼が、クォヴレー(というよりは、ディス・アストラナガン)相手では完全に動揺していた。
+
:他のキャラクターとの戦闘前会話では常に冷笑を浮かべて相手を見下す態度を崩さなくだた彼が、クォヴレー(というよりは、ディス・アストラナガン)相手では完全に動揺していた。
 
;[[ケイサル・エフェス (人物)|ケイサル・エフェス]]
 
;[[ケイサル・エフェス (人物)|ケイサル・エフェス]]
:負の無限力を操る真なる霊帝。平行世界の番人としての使命を受け継いだクォヴレーにとっては討つべき宿敵にして、無限の旅の最初の関門。[[ディス・アストラナガン]]に搭載されているディス・レヴとクォヴレーの持つ強念の力に興味を持ち、クォヴレーに軍門に下るよう語りかけたが、[[αナンバーズ]]で生命の尊さを知った彼は拒否。負の無限力同士の対決を演じた。
+
:負の無限力を操る真なる霊帝。
 +
:平行世界の番人としての使命を受け継いだクォヴレーにとっては討つべき宿敵にして、無限の旅の最初の関門。
 +
:[[ディス・アストラナガン]]に搭載されているディス・レヴとクォヴレーの持つ強念の力に興味を持ち、クォヴレーに軍門に下るよう語りかけたが、[[αナンバーズ]]との交流で生命の尊さを知った彼は拒絶。
 +
:負の無限力同士の対決を演じた。
 
;[[エルマ]]
 
;[[エルマ]]
:スペシャルシナリオで共演。自身の生き様に感動され、「次は人間として生まれ変わる」と誓うエルマにはさすがのクォヴレーも困惑していた。
+
:スペシャルシナリオで共演。
 +
:自身の生き様に感動され、「次は人間として生まれ変わる」と誓うエルマにはさすがのクォヴレーも困惑していた。
 
;[[リュウセイ・ダテ]]
 
;[[リュウセイ・ダテ]]
:[[αナンバーズ]]での戦友。彼が自分とイングラムを同一視する事を嫌がっていたが、最終的に冗談でイングラムのふりをするくらいには吹っ切れたようだ。DWでは彼に[[ディス・アストラナガン]]の力を授ける。
+
:[[αナンバーズ]]での戦友。
 +
:彼が自分とイングラムを同一視する事を嫌がっていたが、最終的に冗談でイングラムのふりをするくらいには吹っ切れたようだ。
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:DWでは彼に[[ディス・アストラナガン]]の力を授ける。
 
;[[ヴィレッタ・バディム]]
 
;[[ヴィレッタ・バディム]]
:イングラムのデータをもとに調整された初期型唯一のバルシェム。ある意味ではイングラムのコピーに当たるバルシェムシリーズの元となった存在である。
+
:イングラムのデータをもとに調整された初期型唯一のバルシェム。
 +
:ある意味ではイングラムのコピーに当たるバルシェムシリーズの元となった存在である。
 
;[[シヴァー・ゴッツォ]]
 
;[[シヴァー・ゴッツォ]]
:バルシェムとしての創造主。イングラムを縛る因果の鎖に、他ならぬ自身が、そしてクォヴレーが組み込まれていることを言及している。
+
:バルシェムとしての創造主。
 +
:イングラムを縛る因果の鎖に、他ならぬ自身が、そしてクォヴレーが組み込まれていることを言及している。
 
;[[バラン・ドバン]]
 
;[[バラン・ドバン]]
 
:クォヴレー曰く、「わかりやすい男」。
 
:クォヴレー曰く、「わかりやすい男」。
 
;[[ユーゼス・ゴッツォ]]
 
;[[ユーゼス・ゴッツォ]]
:αの時点で既に因果地平の彼方へと行ったため、直接出会ってはいない。しかし、彼との共通点が存在する。クォヴレーのあの銀髪はユーゼスと同じもの。更にクォヴレーの顔は若き日のユーゼスに良く似ているらしい。ということは、他のバルシェムシリーズ、ひいてはオリジネイターたるイングラムも似ているということになる。つまり、彼が似ているのは「SHO」における整形後のユーゼスということになるが、αのユーゼスも同じ顔だったのだろうか?
+
:αの時点で既に因果地平の彼方へと行ったため、直接出会ってはいない。
:ちなみに、OGのユーゼスは、自身に因縁を持つ存在のことつとしてクォヴレーとディス・アストラナガンを挙げている。OGMDではキャリコ率いるゴラー・ゴレムの一員として、地球で消息を絶った彼を捜索にやって来ている。
+
:因果律の番人となった後はその存在を強く警戒しているが、ユーゼス側も自身に因果を持つ存在としてクォヴレーを警戒している。
 +
:ちなみに、OGのユーゼスは、自身に因縁を持つ存在のひとつとしてクォヴレーとディス・アストラナガンを挙げている。
 +
:実際に、クォヴレーのオリジネイターはイングラムであり、イングラムのオリジネイターは「SHO」のユーゼスであるため、ユーゼスなくしてクォヴレーは存在しえないことになる。
 +
:なお、α世界の若き日の彼と顔が似ているという。
 
;[[イーグレット・イング]]
 
;[[イーグレット・イング]]
:OG世界におけるクォヴレーの立ち位置を担当していた人物。「因子」のひとつではないかと言われていたが、OGMDにおいて本当に「因子」だったことが判明。
+
:OG世界におけるクォヴレーの立ち位置を担当していた人物。
 +
:OGMDにおいて「因子」だったことが判明。
    
== 版権作品との人間関係 ==
 
== 版権作品との人間関係 ==
161行目: 199行目:  
イングラム・ヴィレッタがよく使うフレーズを引用したものが多い。
 
イングラム・ヴィレッタがよく使うフレーズを引用したものが多い。
 
;「デッド・エンド・シュート!!」
 
;「デッド・エンド・シュート!!」
:アキシオン・バスター、アイン・ソフ・オウル使用時。やっぱりこのフレーズがあった。バリエーションとして「マキシマム・シュート!」がある。意味について考えてはいけない。
+
:アキシオン・バスター、アイン・ソフ・オウル使用時。やっぱりこのフレーズがあった。
 +
:ちなみにアキシオン・バスター使用時には「マキシマム・シュート!」というバリエーションがあるが、こちらは乗り換え後はメス・アッシャー使用時の台詞になる。
 
;「ヴィレッタ、後は任せろ」
 
;「ヴィレッタ、後は任せろ」
 
:ヴィレッタへの援護台詞。イングラムを思わせる言いまわし。一応階級上は上官のはずなのだが、彼女に対しては常にタメ口のクォヴレーである。
 
:ヴィレッタへの援護台詞。イングラムを思わせる言いまわし。一応階級上は上官のはずなのだが、彼女に対しては常にタメ口のクォヴレーである。
167行目: 206行目:  
:接近戦武器使用時の台詞の数々。Z・Oサイズには専用台詞があるため、実は量産型νかヴァルク・ベン搭乗時のみのレア台詞。
 
:接近戦武器使用時の台詞の数々。Z・Oサイズには専用台詞があるため、実は量産型νかヴァルク・ベン搭乗時のみのレア台詞。
 
;「行くぞ、ヴァルク……!」
 
;「行くぞ、ヴァルク……!」
:そしてツイン・ホイール・バスター使用時の台詞。元々の搭乗機であるためか、あっさりと使いこなしている。
+
:ツイン・ホイール・バスター使用時の台詞。元々の搭乗機であるためか、あっさりと使いこなしている。
 
;「俺はまだ死なんぞ、キャリコ!」<br />「キャリコ……これ以上はやらせん……!」
 
;「俺はまだ死なんぞ、キャリコ!」<br />「キャリコ……これ以上はやらせん……!」
 
:29話「いつか星の海へ」でのイベント戦闘台詞。クォヴレー当人としては珍しい特殊戦闘台詞である。
 
:29話「いつか星の海へ」でのイベント戦闘台詞。クォヴレー当人としては珍しい特殊戦闘台詞である。
 +
;「あいつも俺と同じような存在か!」<br>「行くぞ、エイス・ゴッツォ!」
 +
:非常に少ないエイスへの特殊戦闘台詞。
    
=== αシリーズ ===
 
=== αシリーズ ===
 
;「!?」
 
;「!?」
 
:初期のクォヴレーといえばこの台詞と、キョトンとした表情。人格が形成されたばかりの彼にとっては、周囲の人間にとっては常識の行動も初めて経験する事ばかりである。
 
:初期のクォヴレーといえばこの台詞と、キョトンとした表情。人格が形成されたばかりの彼にとっては、周囲の人間にとっては常識の行動も初めて経験する事ばかりである。
;「何かのゲートだとでもいうのか? それとも…わかる事と言えば、地球のものではなく、俺達の星のものでもないということか…」
  −
:クロスゲートを観測している最中の独り言。
  −
;「まさか、あの機体は行方不明のアスト…いや、そんなはずはない!! あのマシンが……あの男が存在しているなどと!!」
  −
:クロスゲートから現れたアストラナガンを見て。キャリコ達のみならず、量産型バルシェム達にとってもオリジネイターの存在は脅威であるらしい。
  −
:なお、この直前にアストラナガンの出現を察知しているのだが、この時に入るSEが念動力の感応音。元々はあったのだろう。
   
;(クォヴレー……クォヴレー・ゴードン……それが俺の名か……)
 
;(クォヴレー……クォヴレー・ゴードン……それが俺の名か……)
 
:「虚空からの転生」にて、ブライトからの呼びかけを受けての反芻。これがきっかけで、記憶喪失の人形はクォヴレーという人間へと変わり始める。
 
:「虚空からの転生」にて、ブライトからの呼びかけを受けての反芻。これがきっかけで、記憶喪失の人形はクォヴレーという人間へと変わり始める。
184行目: 220行目:  
:「崩壊の大地」におけるザフトの猛攻を前に。この時点では価値観がバルシェム時代とさほど変わらず、最優先目標の達成のみを考えている。
 
:「崩壊の大地」におけるザフトの猛攻を前に。この時点では価値観がバルシェム時代とさほど変わらず、最優先目標の達成のみを考えている。
 
;(やはり、コーディネイターだったか…だが、彼は普通のコーディネイターじゃない。そんな気がする)
 
;(やはり、コーディネイターだったか…だが、彼は普通のコーディネイターじゃない。そんな気がする)
:「崩壊の大地」にて、キラがコーディネイターであることを知って。確かにキラは通常のコーディネイターとは一線を画する存在だが、ほぼ初対面でそこまで勘づくのはさすがを通り越して脅威。初期のクォヴレーと言えば、予知レベルでのこのカンの良さも特徴の一つ。
+
:「崩壊の大地」にて、キラがコーディネイターであることを知って。確かにキラは[[スーパーコーディネイター|通常のコーディネイターとは一線を画する存在]]だが、ほぼ初対面でそこまで勘づくのはさすがを通り越して脅威。初期のクォヴレーと言えば、予知レベルでのこのカンの良さも特徴の一つ。
 
;「消えるのは…お前の方だ…キャリコ・マクレディ…!」
 
;「消えるのは…お前の方だ…キャリコ・マクレディ…!」
 
:第8話「誘う声」クリア時のイベントにて。キャリコに圧倒される中でイングラムの意識が覚醒、ガン・スレイヴで撃退。なお、この時点での内なる存在は顔見せ。
 
:第8話「誘う声」クリア時のイベントにて。キャリコに圧倒される中でイングラムの意識が覚醒、ガン・スレイヴで撃退。なお、この時点での内なる存在は顔見せ。
191行目: 227行目:  
;「俺はクォヴレー・ゴードン! αナンバーズの兵士だ!」
 
;「俺はクォヴレー・ゴードン! αナンバーズの兵士だ!」
 
: 第12話「ディーンの火」にて。キャリコに自分が帝国監察軍の兵器に過ぎないことを知らされて狼狽し、危機に陥ってしまうものの、駆けつけたゼオラやアラド、ヒイロたちαナンバーズの仲間たちに激励され、[[αナンバーズ]]こそが自分の寄る辺となるべき場所であると再認識し、この台詞で反撃のための啖呵を切った。
 
: 第12話「ディーンの火」にて。キャリコに自分が帝国監察軍の兵器に過ぎないことを知らされて狼狽し、危機に陥ってしまうものの、駆けつけたゼオラやアラド、ヒイロたちαナンバーズの仲間たちに激励され、[[αナンバーズ]]こそが自分の寄る辺となるべき場所であると再認識し、この台詞で反撃のための啖呵を切った。
 +
;「状況が見えていないようだな」<BR/>「今、地球圏は星間連合だけでなく、原種や地底帝国の攻撃を受けている…」<BR/>「辛い体験をしているのは、お前達だけじゃない」
 +
:第22話「発動する力、無限大」で、地球連邦政府に地球圏追放を下され、αナンバーズに反抗的になる[[ユウキ・コスモ|コスモ]]と[[イムホフ・カーシャ|カーシャ]]に対して。正論だが考慮に欠けているため、コスモをかえって怒らせることになる。
 
;(そうだな…俺は、彼のあの力の発現が気になる)<BR/>(キラ、お前が何者なのか…見極めさせてもらうぞ)
 
;(そうだな…俺は、彼のあの力の発現が気になる)<BR/>(キラ、お前が何者なのか…見極めさせてもらうぞ)
 
:「強襲、砂漠の虎」にて。前のステージでも発動した、キラの[[SEED]]について勘付いている様子。
 
:「強襲、砂漠の虎」にて。前のステージでも発動した、キラの[[SEED]]について勘付いている様子。
197行目: 235行目:  
;「来い、キャリコ。お前の望んだアストラナガンの力を見せてやる……!」
 
;「来い、キャリコ。お前の望んだアストラナガンの力を見せてやる……!」
 
:そして、その力に戦慄するキャリコに対して。新たな器と力、そして主を得て新生した銃神……漆黒の天使から、悪魔達の王へと生まれ変わったアストラナガンが、かつての主の現身に牙を剥く。
 
:そして、その力に戦慄するキャリコに対して。新たな器と力、そして主を得て新生した銃神……漆黒の天使から、悪魔達の王へと生まれ変わったアストラナガンが、かつての主の現身に牙を剥く。
 +
;「手伝おう…」<br/>宙「クォヴレー!お前…大丈夫なのか!?」<br/>「化学物質にはある程度の耐性がある…」<br/>「既に俺の体内で抗体が出来つつあるようだ」
 +
:第41話「銀河が消滅する日」のシナリオデモより。
 
;「イングラム…イングラム…お前もキャリコと同じく、奴の呪縛に囚われているのか…!」
 
;「イングラム…イングラム…お前もキャリコと同じく、奴の呪縛に囚われているのか…!」
 
:43話「人形達の宴」より。逃亡したキャリコを「イングラムのコピーである」という理由で追おうとするリュウセイに対して。
 
:43話「人形達の宴」より。逃亡したキャリコを「イングラムのコピーである」という理由で追おうとするリュウセイに対して。
202行目: 242行目:  
:上記の台詞のあと、「どう言う意味だ!?」と怒鳴ったリュウセイに、ついに怒りが爆発した瞬間。「自己」を手に入れたクォヴレーにとって、既に死んだイングラムを自分に重ねる彼らの行動・言動は耐えがたいものであった。
 
:上記の台詞のあと、「どう言う意味だ!?」と怒鳴ったリュウセイに、ついに怒りが爆発した瞬間。「自己」を手に入れたクォヴレーにとって、既に死んだイングラムを自分に重ねる彼らの行動・言動は耐えがたいものであった。
 
;クォヴレー「それで、最後の力で俺を取り込みに来たか…」<br/>イングラム「その通りだ……と言ったら、どうする?」<br/>クォヴレー「決まっている…俺は……イングラム・プリスケンではない…クォヴレー・ゴードンだ!俺の存在を脅かす者は、例え何者であろうと排除する…!!」<br/>イングラム「いいだろう。ならば、全力で抗うがいい。虚ろな人形よ……お前の命の力、見せてもらうぞ!」<br/>クォヴレー「消えろ、イングラム! 俺は俺だ!」
 
;クォヴレー「それで、最後の力で俺を取り込みに来たか…」<br/>イングラム「その通りだ……と言ったら、どうする?」<br/>クォヴレー「決まっている…俺は……イングラム・プリスケンではない…クォヴレー・ゴードンだ!俺の存在を脅かす者は、例え何者であろうと排除する…!!」<br/>イングラム「いいだろう。ならば、全力で抗うがいい。虚ろな人形よ……お前の命の力、見せてもらうぞ!」<br/>クォヴレー「消えろ、イングラム! 俺は俺だ!」
:「鋼の戦神」IMにて。様々な世界の光景を見せ、自らを取り込もうとするイングラムの意識に抗うクォヴレー。イングラムはクォヴレーの意思の強さを確認すると、取り込むのではなく因果律の番人の使命を託し、彼の心の最果てに消えていった…。<br />なお、書籍・アニメにおけるOGのIF展開では、イングラムが本気で取り込みに来たため、全力で拒絶。互いの搭乗機で死闘を繰り広げた挙句、イングラムはホワイトスターのバルシェムチャンバーへ、クォヴレーはαナンバーズの許へ弾かれ、それぞれの物語を歩むことになった。
+
:クォヴレー編代44「鋼の戦神」シナリオデモにて。様々な世界の光景を見せ、自らを取り込もうとするイングラムの意識に抗うクォヴレー。イングラムはクォヴレーの意思の強さを確認すると、取り込むのではなく因果律の番人の使命を託し、彼の心の最果てに消えていった…。
 +
:なお、書籍・アニメにおけるOGのIF展開では、イングラムが本気で取り込みに来たため、全力で拒絶。互いの搭乗機で死闘を繰り広げた挙句、イングラムはホワイトスターのバルシェムチャンバーへ、クォヴレーはαナンバーズの許へ弾かれ、それぞれの物語を歩むことになった。
 
;「そのどちらでもあり、どちらでもない…。だが、お前達が知っているクォヴレー・ゴードンであることに変わりはない」<br />「数ある世界の中で、今、ここに俺が存在し…そしてお前達と出会った奇跡に感謝したい」
 
;「そのどちらでもあり、どちらでもない…。だが、お前達が知っているクォヴレー・ゴードンであることに変わりはない」<br />「数ある世界の中で、今、ここに俺が存在し…そしてお前達と出会った奇跡に感謝したい」
 
:通常空間復帰後、ヴィレッタに「あなたはクォヴレー…? それともイングラム…?」と尋ねられて。ただの人形として生まれたクォヴレーが、アインではなく、イングラムでもなく、バルマーに与えられた「クォヴレー・ゴードン」という仮面でもない、ようやく確固たる己を確立した瞬間である。
 
:通常空間復帰後、ヴィレッタに「あなたはクォヴレー…? それともイングラム…?」と尋ねられて。ただの人形として生まれたクォヴレーが、アインではなく、イングラムでもなく、バルマーに与えられた「クォヴレー・ゴードン」という仮面でもない、ようやく確固たる己を確立した瞬間である。
 +
;「貴様の執念…、いや怨念すらこのディス・アストラナガンの前では無意味だ」<br/>ハザル「人形の分際でこの俺に生意気な口を利くな!」
 +
:通常空間復帰後、[[ハザル・ゴッツォ]]との戦闘前会話。
 
;「いや…そうしたのは奴の方だった…奴は俺に自我が目覚めたことを知ると、俺を取り込むのではなく俺に何かを伝えようとしてきた…奴は言っていた…。目的のためなら手段を選ばないやり方は過ちの繰り返しだと…」<br />「俺は奴と対峙することで初めて知った…奴の使命の重さとその悲しみと怒りを…」
 
;「いや…そうしたのは奴の方だった…奴は俺に自我が目覚めたことを知ると、俺を取り込むのではなく俺に何かを伝えようとしてきた…奴は言っていた…。目的のためなら手段を選ばないやり方は過ちの繰り返しだと…」<br />「俺は奴と対峙することで初めて知った…奴の使命の重さとその悲しみと怒りを…」
 
:イングラムとの対話について。「目的のためなら手段を選ばないやり方」というのはユーゼスのことだろうか?
 
:イングラムとの対話について。「目的のためなら手段を選ばないやり方」というのはユーゼスのことだろうか?
213行目: 256行目:  
;(帰るべき場所か…ディス・アストラナガン…もう少しだけ、この温もりに浸らせてくれ…その日が来るまで…)
 
;(帰るべき場所か…ディス・アストラナガン…もう少しだけ、この温もりに浸らせてくれ…その日が来るまで…)
 
:仲間たちが帰還を喜ぶ中、一人心の中で呟く。虚空の使者となった彼を待つのは、果てなき戦いの旅。それを知りながらも、彼はαナンバーズであることを選ぶ。
 
:仲間たちが帰還を喜ぶ中、一人心の中で呟く。虚空の使者となった彼を待つのは、果てなき戦いの旅。それを知りながらも、彼はαナンバーズであることを選ぶ。
 +
;ゼオラ「[[キラ・ヤマト|キラ]]にとって[[フレイ・アルスター|彼女]]は特別な存在だものね…」<br/>「あいつの戦う意味の重要な部分だったからな…」
 +
:宇宙ルート第47話「ヒトの見た夢」のエンドデモにて、フレイを助けられなかった(+[[ラウ・ル・クルーゼ|クルーゼ]]に自身の出生を暴露された)キラが精神的なショックから倒れたことを聞いた際の台詞。
 +
:サルファでは悪女的な面が描写されがちだったフレイに対する、数少ないフォローの一つである。
 
;「それがどうかしたのか?」<br />「年齢が加算されるということは喜ぶべきものなのか?」
 
;「それがどうかしたのか?」<br />「年齢が加算されるということは喜ぶべきものなのか?」
:「悪夢の突入作戦」にて、ミレーヌの誕生パーティに招待されたことを聞いて。久々の天然ボケ発動である。まあ、そう問いたくなる気持ちもわかるが。
+
:バロータ星ルート第46話「悪夢の突入作戦」にて、ミレーヌの誕生パーティに招待されたことを聞いて。久々の天然ボケ発動である。まあ、そう問いたくなる気持ちもわかるが。
 
;「驚くほどのことじゃない。教本通りに正確に針と糸を操れば出来ることだ」
 
;「驚くほどのことじゃない。教本通りに正確に針と糸を操れば出来ることだ」
:で、その誕生パーティでミレーヌにゼオラが渡した刺繍入りハンカチ(作:クォヴレー)について。普通はそれが難しいから誰しも悩むのだが……何かとイングラム関連の背景や常識はずれの愛機がクローズアップされがちなクォヴレーの、「人間」としての意外な一面である。
+
:その誕生パーティでミレーヌにゼオラが渡した刺繍入りハンカチ(作:クォヴレー)について。普通はそれが難しいから誰しも悩むのだが……何かとイングラム関連の背景や常識はずれの愛機がクローズアップされがちなクォヴレーの、「人間」としての意外な一面である。
 +
;クルーゼ「私にはわかるぞ…。その機体の持つ尋常ならざる力とその源が…」<BR/>「こいつ…直感的にディス・レブの力をつかんだか…!」<BR/>クルーゼ「さあ、戦え!その機体の力で、この世界を闇に包むのだ!」<BR/>「そうはさせん…! 俺とアストラナガンの戦いの旅路はまだ続くのだ!」
 +
:第51話「終わらない明日へ」後半ステージにおける、[[ラウ・ル・クルーゼ]]との戦闘前会話。
 
;「EVAを中心に集まるもの…これは人の意志…!?ディーン・レヴともディス・レヴとも違う…これは人が肉を失っていく過程か…!」
 
;「EVAを中心に集まるもの…これは人の意志…!?ディーン・レヴともディス・レヴとも違う…これは人が肉を失っていく過程か…!」
 
:「世界の中心でアイを叫んだけもの」にて、EVA初号機(セフィロト)との戦闘前台詞。何でもない台詞のようだが、実は劇中詳細不明に終わった[[ディーン・レヴ]]の正体に関する手掛かりの一つとなっている。
 
:「世界の中心でアイを叫んだけもの」にて、EVA初号機(セフィロト)との戦闘前台詞。何でもない台詞のようだが、実は劇中詳細不明に終わった[[ディーン・レヴ]]の正体に関する手掛かりの一つとなっている。
;クォヴレー「急ぎ過ぎたな。碇ゲンドウ」<BR/>ゲンドウ「そうでもない。時計の針はもうすぐ満ちる」<BR/>クォヴレー「ならば、俺も急ごう。お前とは別のやり方で……」
+
;クォヴレー「急ぎ過ぎたな、碇ゲンドウ」<BR/>ゲンドウ「そうでもない。時計の針はもうすぐ満ちる」<BR/>クォヴレー「ならば、俺も急ごう。お前とは別のやり方で……」
 
:同ステージ後半、ゲンドウとのやり取り。迫る銀河の終焉を前に、虚空からの使者のとる手段は唯一つ。抗うこと、それだけなのだ。
 
:同ステージ後半、ゲンドウとのやり取り。迫る銀河の終焉を前に、虚空からの使者のとる手段は唯一つ。抗うこと、それだけなのだ。
 +
;「そうだ…。このディス・アストラナガンの意味…お前なら分かるはずだ」
 +
:第55話「まつろわぬ神」の前半ステージにおける、[[ゲベル・ガンエデン]]([[ルアフ・ガンエデン|ルアフ]]搭乗)との戦闘前会話における台詞。
 +
;「…哀れだな、キャリコ…」<br/>「既にイングラムは存在しない…。それでもお前はオリジネイターの陰に怯えるか…ならば、キャリコ! お前の業…俺とディス・アストラナガンが払ってやる!それが俺にしてやれること全てだ!!」
 +
:第55話「まつろわぬ神」の後半ステージにおける、キャリコとの戦闘前会話。
 
;「キャリコ……俺はクォヴレー・ゴードンだ。最後までオリジネイターの影に怯えたお前に既に未来はなかった……」
 
;「キャリコ……俺はクォヴレー・ゴードンだ。最後までオリジネイターの影に怯えたお前に既に未来はなかった……」
:第55話後半ステージでキャリコを撃破した際の独り言。最後の最後までいなくなったイングラムに怯え、己を確立できなかった「同類」を哀れむように、人形だった人間は呟く。自分が自分を認められなかったからお前は終わったのだ、と。
+
:同ステージでキャリコを撃破した際の独白。
 +
:最後の最後までいなくなったイングラムに怯え、己を確立できなかった「同類」を哀れむように、人形だった人間は呟く。
 +
:自分が自分を認められなかったからお前は終わったのだ、と。
 +
;シヴァー「エイスだけでなく、創造主であるこの私にも逆らうつもりか?」<br/>「当然だ。俺には親も兄弟もいない…。いるのは仲間だけだ」<br/>シヴァー「まさか…お前の機体…。並行世界の…」<br/>「奴を討つぞ、ディス・アストラナガン…!その魂ごと…!」
 +
:同ステージにおいて。
 +
:[[ゲベル・ガンエデン]]([[シヴァー・ゴッツォ|シヴァー]]搭乗)との戦闘前会話。
 +
 
 +
==== イデエンド限定 ====
 
;「俺の命はここで尽きるのか…因果の鎖を断ち切ることも出来ずに…!!」
 
;「俺の命はここで尽きるのか…因果の鎖を断ち切ることも出来ずに…!!」
:「銀河に君と」での戦闘前台詞。受け継いだ使命を果たす前に、運命もろとも虚空の使者は消え去って行く…。
+
:「銀河に君と」での戦闘前台詞。
 +
:受け継いだ使命を果たす前に、運命もろとも虚空の使者は消え去って行く…。
 
:この台詞を裏返すと、「因果律の番人」の目的の中に「因果の鎖の切断」が含まれていることがわかる。
 
:この台詞を裏返すと、「因果律の番人」の目的の中に「因果の鎖の切断」が含まれていることがわかる。
 +
 +
==== ノーマルルート&ハードルート限定 ====
 
;「俺は違うようだがな……」
 
;「俺は違うようだがな……」
:57話「憎しみの環の中で」より。ルウをあやしつつ「みんな最初は赤ちゃんだった」という話題で盛り上がる一同の中、ゼオラに対してこう呟いた。直後に「気にするな。過去がなくても未来は作ることが出来る」と立ち直っているが、この時の表情はかなり寂しげだった。自身が人造人間であるという事実は、乗り越えたとはいえ紛れもない事実。彼にとって一番重いのは、「自分が仲間達とは違う」という一点に尽きるのだ…。
+
:対バッフ・クランルート第57話「憎しみの環の中で」より。
 +
:ルウをあやしつつ「みんな最初は赤ちゃんだった」という話題で盛り上がる一同の中、ゼオラに対してこう呟いた。
 +
:直後に「気にするな。過去がなくても未来は作ることが出来る」と立ち直っているが…この時の表情はかなり寂しげだった。
 +
:自身が人造人間であるという事実は、乗り越えたとはいえ紛れもない事実。
 +
:彼にとって一番重いのは、「自分が仲間達とは違う」という一点に尽きるのだ…。
 +
;「一点だ…!そこに全てを集中すれば…!」<br />???(無駄な真似を…)<br />「この声…何だ…!?」
 +
:同話にて勝利条件を達成した後。
 +
:巨大彗星を破壊するためにαナンバーズと共に動くクォヴレーの耳に、突然謎の声が響く。
 +
:声に込められた悍ましい怨念に一瞬動揺するクォヴレーだが、ヴィレッタの呼び掛けで巨大彗星の破壊に意識を向ける。
 +
;「いいだろう。俺の生き方を決めるのは俺自身の意思だ…」<br />アラド「ああ、そうだ!見せてやろうぜ…無限力さんに俺達の生き様ってのをよ!」<br />ゼオラ「未来を創る力もね!」
 +
:対バッフ・クランルート第58話「発動」より。
 +
:無限力に抗う決意を固めたαナンバーズの面々の言葉を聞いた後、笑顔で呟いた台詞。
 +
:続くアラドとゼオラの台詞にもクォヴレーは同意するが……。
 +
;???(それがそもそもの間違いなのだ…)<br />「また、あの声か…」<br />アラド「どうした、クォヴレー?何かあったか?」<br />「いや…何でもない…」
 +
:その直後、再びクォヴレーの耳に怨念に満ちた謎の声が聞こえる。
 +
:アラドに問われたクォヴレーは、何でもないと返すしか出来なかった。
 +
;「この男も無限の力に取り込まれ、そして滅ぶか…」<br />ドバ「滅ぶのは貴様達だ!私の生命に変えても、この戦い…勝利してみせる!」
 +
:同話において。[[ドバ・アジバ]]との戦闘前会話。
 +
:ロゴ・ダウの異星人と[[イデオン]]との決着に固執するドバに対して、クォヴレーは彼が辿る末路に気づいていた。
 
;「俺に生きる事を教えてくれたあいつらが、俺より先に死ぬはずがない……!」<br />「だから、俺は俺の任務を遂行する……!」
 
;「俺に生きる事を教えてくれたあいつらが、俺より先に死ぬはずがない……!」<br />「だから、俺は俺の任務を遂行する……!」
:宇宙怪獣ルート58話「死闘、未来を賭けて」より。αナンバーズの別働隊が壊滅した報を受けてなお、彼らの生存を信じて戦う。仲間に対する絶対の信頼が垣間見られると同時に、クォヴレーがどこまでも「兵士」であることを理解できる名台詞。
+
:対宇宙怪獣ルート58話「死闘、未来を賭けて」より。
;(いよいよ明日か……)<br />(もし、アポカリュプシスを乗り越えたとしても、その先にあるのは…やめよう…今考えるのは明日のことだけでいい……)
+
:バッフ・クラン軍の対処に向かったαナンバーズの別働隊が壊滅した報を受けてなお、彼らの生存を信じて戦う。
:59話「果てしなき流れの果てに」でのモノローグ。破滅を乗り越えた先にあるものを思い、一人問いかける。
+
:仲間に対する絶対の信頼が垣間見られると同時に、クォヴレーがどこまでも「兵士」であることを理解できる名台詞。
;「待っていろ、虚空の破壊神…お前達を一匹残らず虚空の彼方へ葬り去ってやる…!そして、その後に…」
+
;(いよいよ明日か……)<br />(もし、アポカリュプシスを乗り越えたとしても、その先にあるのは…)<br />(やめよう…今考えるのは明日のことだけでいい……)
:59話「果てしなき流れの果てに」より。この時点で、戦いの果てに自分がどうするのかを心に決めていたようだ。
+
:59話「果てしなき流れの果てに」のシナリオデモにて。
 +
:破滅を乗り越えた先にあるものを思い、一人問いかける。
 +
;「待っていろ、[[宇宙怪獣|虚空の破壊神]]…お前達を一匹残らず虚空の彼方へ葬り去ってやる…!そして、その後に…」
 +
:同話における初戦闘時の台詞。
 +
:この時点で、戦いの果てに自分がどうするのかを心に決めていたようだ。
 +
;(人々の想いが一つになり運命に挑むか…)<br />([[イデ|無限力]]よ…これでも[[αナンバーズ|彼ら]]を認めないのか…!)
 +
:同話において。
 +
:[[アポカリュプシス]]に対して、諦めずに立ち向かうαナンバーズの姿を見てきたクォヴレーは、破滅の運命に対して抗う彼らを認めようとしない[[イデ|無限力]]に対して訴える。
 +
;???(ならば、我が下へ来い…。[[ディス・レヴ]]を持つ者よ…)<br />(また、お前か…)<br />???(銀河の終焉はもうすぐ来る…。無限の力など無くとも…)<br />(そうか…。やはり、お前がそうなのか…)
 +
:その直後、またしてもクォヴレーに対して呼び掛ける、怨念に満ちた謎の声。
 +
:[[トウマ・カノウ|トウマ]]と[[クスハ・ミズハ|クスハ]]と[[セレーナ・レシタール|セレーナ]]と違い、クォヴレーは謎の声の正体に気付く。
 +
;「………」<br />ゼオラ「どうしたの、クォヴレー?」<br />アラド「お前よぉ…最後くらいは笑顔でシメようぜ」<br />「アストラナガンのディス・レヴが反応している…」<br />アラド「お、おい…それって…」<br />ゼオラ「死んだ人の魂が集まっているってこと…!?」<br />「まだ戦いは終わっていない…。いや…[[ケイサル・エフェス|最も危険な存在]]が近づいている」<br />アラド「何だって…!?」<br />「来るぞ…。圧倒的な悪意を連れて…!」
 +
:ノーマルルート最終話「終焉の銀河」orハードルート最終話「今遥か遠い彼方……」のステージ開始時において。
 +
:謎の声の正体が真の霊帝だと知ったクォヴレーは、アラドとゼオラに自分達の戦いはまだ終わっていないことを告げる。
 +
:そして、その言葉通り、[[ケイサル・エフェス|バルマー戦役から始まった戦乱の元凶]]がαナンバーズの前に現れる。
 
;「霊帝ケイサル・エフェス……お前の存在は許されない……全ての世界からお前を抹消する……」
 
;「霊帝ケイサル・エフェス……お前の存在は許されない……全ての世界からお前を抹消する……」
:真の霊帝を前にして、静かに呟く。まるでイングラムの、「虚空からの使者」のようなその姿に、ヴィレッタは絶句する。
+
:真の霊帝、[[ケイサル・エフェス (人物)|ケイサル・エフェス]]を前にして、静かに呟くクォヴレー。
;「くだらんな…俺にとっての安らぎは俺自身が見つけるものだ…」<br />「そんなものがこの宇宙にあればの話だがな」<br />「そうか。…では、お前を消去して、それを探しに行くとしよう」
+
:まるでイングラムの、「虚空からの使者」のようなその姿に、ヴィレッタは絶句する。
:真の霊帝からの誘いを一蹴して。この際の表情はイングラムを彷彿とさせる冷笑だった。因果律の番人たる彼にとっては、この戦いも所詮、果てしなき戦いの前哨戦でしかない。
+
;「俺にとっての安らぎは俺自身が見つけるものだ…そんなものがこの宇宙にあればの話だがな」<br />「そうか。…では、お前を消去して、それを探しに行くとしよう」
 +
:ケイサル・エフェスが「終焉の銀河」を使用した後、彼からの誘いを一蹴した時の台詞。
 +
:この時の彼の表情はイングラムを彷彿とさせる冷笑だった。
 +
:因果律の番人たる彼にとっては、この戦いも、果てしなき戦いの前哨戦でしかない。
 
;「なんとでも言うがいい。俺の生き方を決めるのは俺だ」
 
;「なんとでも言うがいい。俺の生き方を決めるのは俺だ」
:誘いを一蹴され、「愚か」と評した霊帝に対しての啖呵。確たる己を、折れぬ使命を手に入れたクォヴレーに、もはや迷いはない。さらにこの後、全ての因果律を手にすると宣言した霊帝に対して「お前に出来るならな」と不敵に言い放つ。αシリーズの黒幕を歯牙にもかけぬこの態度は流石。最早豪胆の域にある。因果律の番人たる貫禄は十分である。
+
:誘いを一蹴され、「愚か」と評したケイサル・エフェスに対しての啖呵。
 +
:確たる己を、折れぬ使命を手に入れたクォヴレーに、もはや迷いはない。
 +
:さらにこの後、「全ての因果律を手にする」と宣言した霊帝に対して「お前に出来るならな」と不敵に言い放つ。
 +
:αシリーズの黒幕を歯牙にもかけぬこの態度は流石。最早豪胆の域にある。
 +
:因果律の番人たる貫禄は十分である。
 
;「やはり、お前は悪霊だ。命の意味をわかってはいない…!ひとつしかない生命だから人はそれに想いを込めるんだ…!」
 
;「やはり、お前は悪霊だ。命の意味をわかってはいない…!ひとつしかない生命だから人はそれに想いを込めるんだ…!」
:霊帝とのイベント前の戦闘前会話にて。単なる「人形」でしかなかった彼が、自己を得、仲間を得、使命を得、一人の「人間」として霊帝に挑む。
+
:GONGイベント前の、ケイサル・エフェスとの戦闘前会話より。
;「約束は出来んな……」<br />「だが、待っていろ。俺は俺の任務を遂行する……」
+
:単なる「人形」でしかなかったクォヴレーが、自己を得、仲間を得、使命を得、一人の「人間」として霊帝に挑む。
:「終焉の銀河」より、アルマナに対しての返答。虚空の使者となっても、やはり彼は彼である。
+
;「お前か…」<br />イングラム「そうだ…。お前の中に俺の魂の一部が流れ込んだ…」<br />「だが、それは俺の中で解け合い、今はもうない…」<br />イングラム「それでいい。お前は俺ではない」<br />「俺はクォヴレー・ゴードン。ただそれだけだ」<br />イングラム「クォヴレー…。俺の全てはお前に託された…。もう会うことはないだろう…」<br />「さよならだ…。もう一人の俺…イングラム…」
 +
:[[GONG]]イベントにおいて、数多の英霊達と共に現れたイングラムの魂との会話より。
 +
:イングラムから全てを継いだクォヴレーは、もう一人の自分と言える彼に対して別れを告げた。
 +
;「約束は出来んな……」<br />「だが、待っていろ。俺は俺の任務を遂行する……!」
 +
:ノーマルルート最終話「終焉の銀河」より、援軍に現れたアルマナに対する返答。
 +
:虚空の使者となっても、やはり彼は彼である。
 
;「ケイサル・エフェス……お前の存在は許されない…俺はある男から、存在するすべての世界を歪める悪意の塊…お前の存在を知らされた」<br />「そして、俺はその男の使命を受け継いだ…愛すべき世界と愛すべき者達…そのすべてを俺の手で守るためにな!」<br />「そう、それを果たすのも…この俺だ!!」
 
;「ケイサル・エフェス……お前の存在は許されない…俺はある男から、存在するすべての世界を歪める悪意の塊…お前の存在を知らされた」<br />「そして、俺はその男の使命を受け継いだ…愛すべき世界と愛すべき者達…そのすべてを俺の手で守るためにな!」<br />「そう、それを果たすのも…この俺だ!!」
:対[[ケイサル・エフェス]]戦で。イングラムから受け継いだ使命、それを果たすための最初の一歩として、彼の宿敵たる悪意の塊を倒すべく、ディスの銃神が吼える。台詞回しこそ[[ユーゼス・ゴッツォ|ユーゼス]]だが、ニュアンスとしては、αにおけるイングラムの対ユーゼス戦の「いいだろう…ユーゼス・ゴッツォを倒すのは、この世界でも俺の役目だ」という台詞に対するオマージュだと思われる。
+
:対[[ケイサル・エフェス]]戦における戦闘前会話における台詞。
 +
:イングラムから受け継いだ使命、それを果たすための最初の一歩として、彼の宿敵たる悪意の塊を倒すべく、ディスの銃神が吼える。
 +
:台詞回しこそ[[ユーゼス・ゴッツォ|ユーゼス]]だが、ニュアンスとしては、αにおけるイングラムの対ユーゼス戦の「いいだろう…ユーゼス・ゴッツォを倒すのは、この世界でも俺の役目だ」という台詞に対するオマージュだと思われる。
 
;「無限力…アカシック・レコード…俺の生き方は俺が決める…!運命だろうと俺の行く手を阻むことは許さない!!」
 
;「無限力…アカシック・レコード…俺の生き方は俺が決める…!運命だろうと俺の行く手を阻むことは許さない!!」
:「今遙か遠い彼方……」より、自立行動を始めたイデオンに対して。ここまで来ると[[シュウ・シラカワ|この人]]や[[キリコ・キュービィー|この男]]レベルである。
+
:ハードルート最終話「今遙か遠い彼方……」より、自立行動を始めた[[イデオン]]に対して。
 +
:ここまで来ると[[シュウ・シラカワ|この人]]や[[キリコ・キュービィー|この男]]レベルである。
 
;「アラド…ゼオラ…αナンバーズのみんな…俺も旅に出よう…。あの男から受け継いだ使命を果たす為に…虚空の使者としてディス・アストラナガンと共に全ての並行世界を守るための戦いの旅に………」<br/>「……また会おう…。アラド、ゼオラ…俺の愛すべき友たちよ…」
 
;「アラド…ゼオラ…αナンバーズのみんな…俺も旅に出よう…。あの男から受け継いだ使命を果たす為に…虚空の使者としてディス・アストラナガンと共に全ての並行世界を守るための戦いの旅に………」<br/>「……また会おう…。アラド、ゼオラ…俺の愛すべき友たちよ…」
:EDの最後の場面、オービットベースにて。帰還を果たしていた彼だが、仲間達の前に現れることはなかった。終わりなき使命を果たすため、一人[[平行世界]]へと旅立つクォヴレー。再びアラドやゼオラと出会える日は来るのだろうか……? 後半部分はSHOのエンディングにおけるイングラムの台詞の引用。形は違えどイングラムは仲間達と再会した。ならば、彼もいつかは…。
+
:クォヴレー編のエンディングにおける最後の場面、オービットベースにて。
 +
:実は帰還を果たしていた彼だが、仲間達の前に現れることはなかった。
 +
:終わりなき使命を果たすため、一人[[平行世界]]へと旅立つクォヴレー。
 +
:彼が再びアラドやゼオラと出会える日は、来るのだろうか……? 
 +
:後半部分はSHOのエンディングにおけるイングラムの台詞の引用。
 +
:形は違えどイングラムは仲間達と再会した。ならば、彼もいつかは…。
    
==== 人格変位時(イングラム・プリスケンの台詞) ====
 
==== 人格変位時(イングラム・プリスケンの台詞) ====
この状態のボイスはかなりエフェクトがかかっている(収録当時イングラム役の古澤氏が休業していたため、泰氏の声に加工をかけてそれらしくしたもの)。
+
この状態のボイスは泰氏の声に加工をかけてイングラム役の古澤氏らしくしたもの。
;「コード入力…テトラクテュス・グラマトン…」<br />「ディーン・レヴ…アキシオン・バスター、起動…」<br />「さあ、ベルグバウよ…お前の力を…俺に示せ」<br />「我が一撃で…虚空の彼方へ消え去れ…!」<br />「キャリコ・マクレディ……お前に俺が倒せるか?」<br />「…来るがいい、我が写し身よ」
+
;「コード入力…テトラクテュス・グラマトン… ディーン・レヴ…アキシオン・バスター、起動… さあ、ベルグバウよ…お前の力を…俺に示せ」
:同じく第12話「ディーンの火」にて。上記イベント後、ヴィレッタやゼンガー、レーツェルらの加勢もあり、戦局はこちらに傾くが、クォヴレーの内に潜む存在に執着するキャリコの猛攻により、再び窮地に追い込まれるクォヴレー。しかし、ここで「ディーンの火を…使え…ベルグバウの真なる力…そして、お前の力…」という謎の声と共にクォヴレーの髪が蒼色に染まり、その意識も内なる存在に取って替わられる。そして、上記台詞と共に[[ベルグバウ]]の封印されていた武装「アキシオン・バスター」が発動する…。[[αシリーズ]]内でも強烈な存在感を放つキャラクターである[[イングラム・プリスケン]]の意思が初登場するこのイベントは、クォヴレーシナリオの中でも盛り上がるイベントの一つに数えられる。
+
:第12話「ディーンの火」にて。ヴィレッタやゼンガー、レーツェルらの加勢もあり、戦局はこちらに傾くが、クォヴレーの内に潜む存在に執着するキャリコの猛攻により、再び窮地に追い込まれるクォヴレー。しかし、ここで謎の声と共にクォヴレーの髪が蒼色に染まり、その意識も内なる存在に取って替わられる。そして、上記台詞と共に[[ベルグバウ]]の封印されていた武装「アキシオン・バスター」が発動する…。
;アラド「な、何だ、今のは!?」<br />クォヴレー「アキシオン・バスター…」<br />ヴィレッタ「!!」<br />アラド「ヘ、ヘッキシオン!?」<br />クォヴレー「アキシオン・バスターだ。それは…ベルグバウの新たな力…」
+
:[[αシリーズ]]内でも強烈な存在感を放つキャラクターである[[イングラム・プリスケン]]の意思が初登場するこのイベントは、クォヴレーシナリオの中でも盛り上がるイベントの一つに数えられる。
:これまた「ディーンの火」より。さらっとアラドにツッコミを入れているのがミソ。
+
;アラド「ヘ、ヘッキシオン!?」<br />クォヴレー「アキシオン・バスターだ。それは…ベルグバウの新たな力…」
 +
:同上。さらっとアラドにツッコミを入れているのがミソ。
 
;「フッ……フフフ……」
 
;「フッ……フフフ……」
 
:イングラムの人格が表面化した際の汎用台詞の一つ。この状態の顔グラフィックは、全編通してこの台詞でしか見られないレアなもの。実はOG2ndでアッシュに乗り換えた際のイングの第一声もこれ。
 
:イングラムの人格が表面化した際の汎用台詞の一つ。この状態の顔グラフィックは、全編通してこの台詞でしか見られないレアなもの。実はOG2ndでアッシュに乗り換えた際のイングの第一声もこれ。
 
;「シヴァー……俺を思い通りに出来ると思うな」<br />「消滅しろ、シヴァー……」<br />「俺の枷と共に……!」
 
;「シヴァー……俺を思い通りに出来ると思うな」<br />「消滅しろ、シヴァー……」<br />「俺の枷と共に……!」
:シヴァーとの特殊戦闘台詞。αにおけるイングラムの悲劇にシヴァーが関わっていたことがわかる。イングラムを縛る「ゴッツォの枷」とは、ユーゼスに限ったものではないのだろうか……? 物語と共にαの宇宙も終焉を迎えた今、全ての真相はOGシリーズに託されている。
+
:シヴァーに対して「アイン・ソフ・オウル」を使用した場合の特殊戦闘台詞。αにおけるイングラムの悲劇にシヴァーが関わっていたことがわかる。イングラムを縛る「ゴッツォの枷」とは、ユーゼスに限ったものではないのだろうか……? 物語と共にαの宇宙も終焉を迎えた今、全ての真相はOGシリーズに託されている。
    
==== スペシャルステージ ====
 
==== スペシャルステージ ====
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=== OGシリーズ ===
 
=== OGシリーズ ===
 
==== ゲーム ====
 
==== ゲーム ====
;「枷を……解くんだ……」<br />「ゴッツォの枷を……解かなければ……お前はまた……」<br />「今の俺は…そちらには行けない…因子が足りない…」<br />「だから…彼らに任せるしかない…[[第3次スーパーロボット大戦α|“あの世界”]]で出会った…俺の…」
+
;「枷を……解くんだ……」<br />「ゴッツォの枷を……解かなければ……お前はまた……」<br />「今の俺は…そちらには行けない…因子が足りない…だから…彼らに任せるしかない…[[第3次スーパーロボット大戦α|“あの世界”]]で出会った…俺の…」
 
:OGSのOG1シナリオ、「鋼の巨神」エンドデモ及び「作戦コードS・R・W」開始デモにて、イングラムの意識の中で。[[OGシリーズ]]でまだ登場できない理由。ゆえに、銀河大戦の世界における仲間達に任せる、という意味合い。ただし、OG1の面子の中で彼が確実に知っているのは、SRXチームとゼンガー、エルザム。イングラムがOG1で死亡している事を考えると、今後の伏線とも取れる。「枷を解かなければまた同じことの繰り返しになる」とも言及しており、OG1でイングラムの枷が解かれたのは死に際(ついでに言うと、αでイングラムがスポット参戦しない場合もそうなる)。この警告は結果的に果たされなかったことになるのだが、果たしてイングラムは何処に行ってしまったのか…。
 
:OGSのOG1シナリオ、「鋼の巨神」エンドデモ及び「作戦コードS・R・W」開始デモにて、イングラムの意識の中で。[[OGシリーズ]]でまだ登場できない理由。ゆえに、銀河大戦の世界における仲間達に任せる、という意味合い。ただし、OG1の面子の中で彼が確実に知っているのは、SRXチームとゼンガー、エルザム。イングラムがOG1で死亡している事を考えると、今後の伏線とも取れる。「枷を解かなければまた同じことの繰り返しになる」とも言及しており、OG1でイングラムの枷が解かれたのは死に際(ついでに言うと、αでイングラムがスポット参戦しない場合もそうなる)。この警告は結果的に果たされなかったことになるのだが、果たしてイングラムは何処に行ってしまったのか…。
;「……因子が……」<br/>(俺は……今、何を……?)<br/>(システムの不調だったのか? だが、与えられた任務は果たしてみせる)
+
 
:OGMD第36話「引きつけ合う者達」にて、イングとアイン・バルシェムとの戦闘前台詞。ゴラー・ゴレム、そしてアインが出現したことで『彼』が顕現できる下地は整ったと言える。この会話はOG世界に、クォヴレー・ゴードンの意識が一瞬とはいえ目覚めたことを意味する。
   
==== DW ====
 
==== DW ====
 
;「そして数多の世界を彷徨えと言うのか! 多くのものを失って!!」
 
;「そして数多の世界を彷徨えと言うのか! 多くのものを失って!!」
311行目: 425行目:  
== メモ ==
 
== メモ ==
 
*上記のようにイングラムの人格はイベントのみの登場だが、没データとしてシヴァーやバルシェムへの戦闘台詞が存在する。これは本来、イングラムの人格は特殊技能の演出として用意されていたためであるが、実装した場合、主人公がクォヴレーというキャラクターである意味がほとんどなくなるため、差し替えられたものと思われる。
 
*上記のようにイングラムの人格はイベントのみの登場だが、没データとしてシヴァーやバルシェムへの戦闘台詞が存在する。これは本来、イングラムの人格は特殊技能の演出として用意されていたためであるが、実装した場合、主人公がクォヴレーというキャラクターである意味がほとんどなくなるため、差し替えられたものと思われる。
*ディス・レヴ及びディーン・レヴの制御コードとして設定され、ルアフやシヴァー、後にユーゼスも使用した言葉「テトラクテュス・グラマトン」だが、これの原語は「テトラグラマトン」と言い、旧約聖書にヘブライ語で記された、唯一神ヤハウェを示す神聖四文字の呼称。クォヴレー以外は全員「神の力」を使う際に口にしているのが何とも興味深い。
+
*ディス・レヴ及びディーン・レヴの制御コードとして設定され、ルアフやシヴァー、後にユーゼスも使用した言葉「'''テトラクテュス・グラマトン'''」だが、ピタゴラスが考案した万物と宇宙を象徴する概念「'''テトラクテュス'''」(Tetractys)と、旧約聖書の唯一神の御名を示す聖四文字「'''テトラグラマトン'''」(Tetragrammaton)を組み合わせた造語だと思われる。
**この単語はディス・アストラナガンの力を引き出すためのキーコードでもあるらしく、そのような場面では必ず挙げられる。
+
**この単語はディス・アストラナガンの力を引き出すためのキーコードでもあるらしく、そのような場面では必ず挙げられる。また、クォヴレー以外は全員「神の力」を使う際に口にしているのが何とも興味深い。
**テトラグラマトンは現在日本語のインターネット上にはあまり良い情報源がない。まずテトラグラマトンは"YHWH"の他に"EHYH"も存在し、こちらは女性版のテトラグラマトンであるとされている。つまりテトラグラマトンの方が"YHWH"よりも広い概念である("EHYH"が念頭に置かれることはほぼ無いのでテトラグラマトンを"YHWH"と読み替えることにあまり問題はないが)。また中世以降においてテトラグラマトンの意味を知らない著述家たちによって様々な解釈が与えられた。あるものはこれを強力な悪魔の名前だとし、またある者は悪魔を従えるために用いる神の名前だとした(まるでエロイムエッサイムだ)。神秘主義者たちはカバラにおいてテトラグラマトンを非常に重視し、自然のあらゆる力を含んでいると考えた。また"YHWH"は神が母なるイブを失ったことを示していると解釈し、宇宙の平和達成はイブの回復が必要であるとした。これは『第3次α』におけるナシム・ガンエデンの再登場という形で表現されたのかもしれない。こうした後の世の解釈こそがバルマー系のパイロットの使用するテトラグラマトンであろう。
+
**ピタゴラスはあらゆる事象には数が内在し、宇宙のすべては数の法則に従うという思想を確立し、宇宙の全ては数から成り立つと考えた。彼は1~4すべての数字を足すと出来上がる「10」を完全な数であると考え、10個の点を正三角形の形に配置した図形「テトラクテュス」を、ピタゴラス教団の紋章とした。テトラクテュスは初期のカバラなど神秘主義に影響を与えたとも考えられている<ref>[https://ja.wikipedia.org/wiki/ピタゴラス Wikipedia - ピタゴラス]</ref><ref>[https://en.wikipedia.org/wiki/Tetractys Wikipedia - Tetractys](英語)</ref>。
*「アッシャー」を冠する武器を使う際に口にする「数価変換、ゲマトリア修正」という台詞だが、これはモチーフである数秘術に関わってくる。ゲマトリアとはカバラ主義で使われる技法で、簡単に言うと、アルファベットを一文字一文字数に変換し、その総数を計算することで、言葉の持つ真の意味を読み解く方法。これらの武装を使用する時にクォヴレーが何をしているのか、というのは宗教に疎いユーザーの間で疑問視されていたが、要するにエネルギー集束・照準補正、ターゲットの策定や解析などをゲマトリアを用い、全て数字に変換して行っていることになる。冷静に考えると途轍もない神業である。
+
<!-- *テトラグラマトンは現在日本語のインターネット上にはあまり良い情報源がない。まずテトラグラマトンは"YHWH"の他に"EHYH"も存在し、こちらは女性版のテトラグラマトンであるとされている。つまりテトラグラマトンの方が"YHWH"よりも広い概念である("EHYH"が念頭に置かれることはほぼ無いのでテトラグラマトンを"YHWH"と読み替えることにあまり問題はないが)。 -->
 +
**テトラグラマトン(聖四文字)はユダヤ教における唯一神の御名である[[ヘブライ語]]の四文字 '''יהוה'''(アルファベット表記では'''YHWH'''または'''JHVH''')を意味する。その発音は西暦70年以降に失われてしまったが、現在は「存在する」という意味の動詞から派生したとされる「ヤーウェ」または「ヤハウェ」という発音がほぼ普遍的に受け入れられている<ref>[https://ja.wikipedia.org/wiki/テトラグラマトン Wikipedia - テトラグラマトン]</ref>。
 +
<!-- **中世以降においてテトラグラマトンの意味を知らない著述家たちによって様々な解釈が与えられた。あるものはこれを強力な悪魔の名前だとし、またある者は悪魔を従えるために用いる神の名前だとした(まるでエロイムエッサイムだ)。神秘主義者たちはカバラにおいてテトラグラマトンを非常に重視し、自然のあらゆる力を含んでいると考えた。また"YHWH"は神が母なるイブを失ったことを示していると解釈し、宇宙の平和達成はイブの回復が必要であるとした。 -->
 +
**中世以降においてテトラグラマトンの名前はヨーロッパ大陸で広まり、ユダヤ教と切り離され、異なった概念を与えられた。そのシンボルが五芒星、または逆五芒星であったことから、アリストテレスの五大元素に象徴される自然の諸力、あるいは逆に悪魔的な力と関連付けて考えられることさえあった。<br/>そのほかにも神話の女神、女性と男性の結合、 月と太陽など様々な解釈が与えられた<ref>[https://www.postposmo.com/ja/テトラグラマトン/ Postposmo - テトラグラマトン、意味、起源、記号など]</ref>。これらは『[[第3次スーパーロボット大戦α 終焉の銀河へ|第3次α]]』における[[ナシム・ガンエデン]]の再登場という形で表現されたのかもしれない。こうした後の世の解釈こそがバルマー系のパイロットの使用するテトラグラマトンであろう。
 +
*「アッシャー」を冠する武器を使う際に口にする「数価変換、ゲマトリア修正」という台詞について。ゲマトリアとはユダヤ教神秘主義における文字転換法の一つで、数秘術とも呼ばれる。簡単に言うと[[ヘブライ語|ヘブライ文字]]の一文字一文字を数値に変換し、その総数を計算することで、言葉の持つ真の意味を読み解く方法である。
 +
**<!-- これらの武装を使用する時にクォヴレーが何をしているのか、というのは宗教に疎いユーザーの間で疑問視されていたが、 -->要するにエネルギー集束・照準補正、ターゲットの策定や解析などをゲマトリアを用い、全て数字に変換して行っていることになる。OSによって行われている可能性もあるが、パイロットが行っているとすれば途轍もない神業である。
    
== 余談 ==
 
== 余談 ==
 
*声優の泰勇気氏はロボットアニメ愛好家で、ロボットアニメ、スパロボなどへの出演を夢見ていた。その夢が実現したのがこのクォヴレー役である。泰氏のクォヴレーへの思い入れは相当強いようで、先述の通りデフォルトではクォヴレーと泰氏の誕生日と血液型が同じであり、もっと解りやすいものとして泰氏のTwitterのIDが'''クォヴレーのフルネームそのまま'''であることだろう。
 
*声優の泰勇気氏はロボットアニメ愛好家で、ロボットアニメ、スパロボなどへの出演を夢見ていた。その夢が実現したのがこのクォヴレー役である。泰氏のクォヴレーへの思い入れは相当強いようで、先述の通りデフォルトではクォヴレーと泰氏の誕生日と血液型が同じであり、もっと解りやすいものとして泰氏のTwitterのIDが'''クォヴレーのフルネームそのまま'''であることだろう。
*また、泰勇気氏は後に[[SC2]]にて[[ケイジ・タチバナ]]を演じており、スパロボにおいてオリジナル主人公を二役担当した唯一の声優となっている。
+
*また、泰勇気氏は後に『[[SC2]]』にて[[ケイジ・タチバナ]]を演じており、スパロボにおいてオリジナル主人公を二役担当した数少ない声優となっている。
 
*そのケイジの宿敵である[[シュウイチロウ・ユキムラ]]は設定上'''明確にクォヴレー(虚空の使者)の敵と言える存在である'''。
 
*そのケイジの宿敵である[[シュウイチロウ・ユキムラ]]は設定上'''明確にクォヴレー(虚空の使者)の敵と言える存在である'''。
 
*名前の発音がかなりややこしく、今現在も尚、しょっちゅう間違われて『クヴォレー』と呼ばれている事がある(なお、この読み間違いを元にした『久保』や読みやすくした『こぶ平』という愛称が、一部ネット上で彼を指す呼称として定着している)が、名前の元ネタがやはりイングラム達と同様銃器関係の「コブレイ」なので「クォヴレー」が正しい。彼の名前の由来であるコブレイ社はMAC社倒産後に「イングラムM-10」の設計を買い取り販売を引き継いだメーカーであり、姓の「ゴードン」もその設計者から由来している。
 
*名前の発音がかなりややこしく、今現在も尚、しょっちゅう間違われて『クヴォレー』と呼ばれている事がある(なお、この読み間違いを元にした『久保』や読みやすくした『こぶ平』という愛称が、一部ネット上で彼を指す呼称として定着している)が、名前の元ネタがやはりイングラム達と同様銃器関係の「コブレイ」なので「クォヴレー」が正しい。彼の名前の由来であるコブレイ社はMAC社倒産後に「イングラムM-10」の設計を買い取り販売を引き継いだメーカーであり、姓の「ゴードン」もその設計者から由来している。
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== 脚注 ==
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