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| 宇宙ではいまだ地上国家の植民地扱いだが、『[[新機動戦記ガンダムW|ガンダムW]]』のコロニー国家群が独立を目論んで暗躍している。 | | 宇宙ではいまだ地上国家の植民地扱いだが、『[[新機動戦記ガンダムW|ガンダムW]]』のコロニー国家群が独立を目論んで暗躍している。 |
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− | 『再世篇』では『00』原作同様、地球連邦政府が樹立し『[[黒の騎士団]]』を始めとする反連邦組織は敗北に追い込まれている。
| + | 『再世篇』では『00』原作同様、地球連邦政府が樹立しているが、各国・各民族の利権争いが依然として激しく、結局は人と社会の境界は従来の三大同盟の形がほぼ維持されたままである(これもTV版の『00』原作同様である)。一方、『[[黒の騎士団]]』を始めとする反連邦組織は『再世篇』時点ではほとんどが敗北に追い込まれている。しかし、局地的な紛争などの問題が残されており、どちらにせよ「世界が統一されて戦争がなくなった」などというのはいまだ夢物語な状況にすぎない。 |
− | しかし、局地的な紛争などの問題も残されている。
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| ==== [[ブリタニア・ユニオン]] ==== | | ==== [[ブリタニア・ユニオン]] ==== |
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| ==== [[聖インサラウム王国]] ==== | | ==== [[聖インサラウム王国]] ==== |
− | 『第2次Z』の多元世界とは異なる多元世界を支配していた王国。「聖王」という絶対者により統治されていたが、何処かから現れた「ガイオウ」によって滅ぼされてしまった。[[シュバル・レプテール]]や[[マルグリット・ピステール]]はこの王国の出身で、現在はガイオウの配下となっている。 | + | 『第2次Z』の多元世界とは異なる多元世界を支配していた王国。「聖王」という絶対者により統治されていたが、何処かから現れた「ガイオウ」によって滅ぼされてしまった。[[シュバル・レプテール]]や[[マルグリット・ピステール]]はこの王国の出身で、『破界篇』時点ではガイオウの配下となっている。 |
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| + | 『再世篇』では行方不明だった皇子ウーサーが帰還。彼の元に生き残りの民が結集し、『第2次Z』の多元世界を第二の故郷にすべく侵略を開始する。 |
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| === 軍事勢力 === | | === 軍事勢力 === |
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| ==== [[ZEXIS]] ==== | | ==== [[ZEXIS]] ==== |
− | 『第2次Z』におけるプレイヤー部隊。大国同士の利権争いが激しい今作の元世界において、中立的な立場で活動できる国際救助隊として結成された。提案者は国連理事(後に地球連邦軍司令官)の[[エルガン・ローディック]]。 | + | 『第2次Z』におけるプレイヤー部隊。大国同士の利権争いが激しい今作の元世界において、中立的な立場で活動できる国際救助隊として結成された。提案者は国連理事(後に地球連邦軍司令官)の[[エルガン・ローディック]]。『破界篇』の中盤に正式に発足した。 |
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| 政治的中立性を主眼においているため、構成メンバーには特定国家の正規軍が含まれていない(利害の一致から、一時的な協力関係になることはある)。原則的に、ロボット兵力を有する民間組織からメンバーが集まっている。ただし、[[黒の騎士団]]や[[ソレスタルビーイング]]のような、世間的にはテロリストとして扱われているような組織もZEXISには参加している。これについては一般には公開されていない事実である。『破界篇』ではZEXISは公開された民間組織のメンバーが中心となった「表部隊」と、公開されていない非合法組織のメンバーが中心になった「裏部隊」に分かれて行動するケースが多かったため、ZEXISの秘密は世間にはほとんど知られることはなかった。 | | 政治的中立性を主眼においているため、構成メンバーには特定国家の正規軍が含まれていない(利害の一致から、一時的な協力関係になることはある)。原則的に、ロボット兵力を有する民間組織からメンバーが集まっている。ただし、[[黒の騎士団]]や[[ソレスタルビーイング]]のような、世間的にはテロリストとして扱われているような組織もZEXISには参加している。これについては一般には公開されていない事実である。『破界篇』ではZEXISは公開された民間組織のメンバーが中心となった「表部隊」と、公開されていない非合法組織のメンバーが中心になった「裏部隊」に分かれて行動するケースが多かったため、ZEXISの秘密は世間にはほとんど知られることはなかった。 |
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| ===== [[コスモクラッシャー隊]] ===== | | ===== [[コスモクラッシャー隊]] ===== |
| + | 『六神合体ゴッドマーズ』の自軍組織。本作では国連所属の救援部隊であり、いわばZEXISの前身的な部隊。『破界篇』序盤ではコスモクラッシャー隊はエルガンの意を汲んでZEXISのメンバー集めとして様々な民間団体をスカウトしていた。 |
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| ===== [[光子力研究所]] ===== | | ===== [[光子力研究所]] ===== |
| + | 『真マジンガー 衝撃! Z編』の自軍組織。マジンガーZ初起動時の戦闘で与えた騒動から兜甲児が留置所に入れられるのだが、その保釈の条件としてコスモクラッシャー隊の大塚長官からZEXIS入りを提案される |
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| ===== [[ゲッターチーム]] ===== | | ===== [[ゲッターチーム]] ===== |
| + | 『真 (チェンジ!!)ゲッターロボ 世界最後の日』の自軍組織。『破界篇』は原作での早乙女の乱よりも前の時間軸から始まり、早乙女博士の意向で、様々な強敵と戦う機会のあるZEXISにゲッターチームは出向することになった。 |
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| ===== [[竹尾ゼネラルカンパニー]] ===== | | ===== [[竹尾ゼネラルカンパニー]] ===== |
| + | 『無敵ロボ トライダーG7』の自軍組織。マジンガーZ初起動時の戦闘に巻き込まれる形で協力し、光子力研究所のZEXIS入りに便乗して国連と契約を結ぶ形で参加。 |
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| ===== [[21世紀警備保障]] ===== | | ===== [[21世紀警備保障]] ===== |
| + | 『地球防衛企業ダイ・ガード』の自軍組織。会社社長である[[大河内伝次郎]]の鶴の一声でZEXISに参加。初期はヘテロダイン以外と戦うことに拒否感を感じていたメンバーだが、次第に地球を守る使命に目覚めることになる。 |
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| ===== [[S.M.S]] ===== | | ===== [[S.M.S]] ===== |
| + | この世界の新しい住人であるマクロスフロンティア船団に属している民間軍事企業。この多元世界の情報収集と実利をかねて国連と契約を結ぶ形で参加。 |
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− | ===== [[グレン団]] ===== | + | ===== [[グレン団]]/大グレン団 ===== |
| + | 『天元突破グレンラガン』の自軍組織。カミナとシモンが地上に出てグレン団を結成したのとほぼ同じタイミングで、暗黒大陸が解放され、そこの調査にやってきたコスモクラッシャー隊と知り合う。カミナが外の世界に興味を持ったことから流れでZEXISに参加。 |
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| ===== [[ソレスタルビーイング]] ===== | | ===== [[ソレスタルビーイング]] ===== |
| + | 『機動戦士ガンダム00』の自軍組織にして、戦争をなくすための戦争を続ける国際的テロリスト。ZEXISの目的からすればむしろ敵対的存在になりかねないのだが、エルガンの意向により裏部隊としてZEXISに参加することになる。これには、ソレスタルビーイングが擁する超AIである「ヴェーダ」が、大局を為すためにはZEXISへ協力することが必要という計算結果をはじき出したことも影響している。 |
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| ===== [[黒の騎士団]] ===== | | ===== [[黒の騎士団]] ===== |
| + | 『コードギアス』の自軍組織にして、エリア11を解放するために戦っているレジスタンス。黒の騎士団リーダーの「ゼロ」がZEXISに終結する軍事力を利用しようともくろみ、自らZEXISに接触し参加する意向を伝えた。裏部隊側ではリーダー的存在になる。 |
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| + | なお、本作での[[キリコ・キュービィ]]の初期の立場は、この黒の騎士団の傭兵である。 |
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| ===== [[オペレーション・メテオ]] ===== | | ===== [[オペレーション・メテオ]] ===== |
| + | 『機動戦士ガンダムW』の主人公たちの緩いつながりを便宜上こう呼ぶ。コロニーの独立のために個々で工作活動を行っていたが、彼らもまたZEXISを利用することが自らの目的達成の近道と考え、エルガンの呼びかけに応じて裏部隊として参加。 |
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| ===== [[ドラゴンズハイヴ]] ===== | | ===== [[ドラゴンズハイヴ]] ===== |
| + | 『獣装機攻ダンクーガノヴァ』の自軍組織。戦場に突然あらわれ「弱いほう」を味方して去っていく謎の勢力。正義の味方扱いだった『スーパーロボット大戦L』とは異なり、この世界にとって敵か味方か判断つかない不気味な存在として扱われている。 |
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| + | 来るべきムーンWILLとの戦いに備えて、ダンクーガノヴァに戦闘経験を積ませることがドラゴンズハイヴの真の目的であったが、そのための戦場を用意してくれるZEXISに入ることをメリットとみなし、エルガンの呼びかけに応じて裏部隊として参加。 |
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| ===== [[獣戦機隊]] ===== | | ===== [[獣戦機隊]] ===== |
| + | ZEXISのピンチに現れて幾度となく救ってくれる謎のロボット。 |
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| + | この多元世界では忘れられた過去の英雄であり、「呪われし放浪者」として[[アースWILL]]とともに時を越えてこの時代にやってきた。アースWILLの代弁者のような立場におり、[[F.S.]]の指示で影からノヴァおよびZEXISを援護していた。正体を明かした後は正式にZEXIS入りする。 |
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| ===== [[ZEUTH]] ===== | | ===== [[ZEUTH]] ===== |
| + | 前作の自軍部隊。「呪われた放浪者」としてカラミティ・バーストをきっかけに、こちらの多元世界へと次々と転移してくる。「利害を超えて世界の危機に立ち向かうスーパーロボットの寄せ集め部隊」という点でZEXISとZEUTHはまったく同じ理念なため、自然と二つの部隊は合流することになった |
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| + | ==== 各国の軍隊 ==== |
| + | 『破界篇』ではそれぞれの国家がそれぞれの軍隊をもっており、それぞれの利権で行動している。国家設定は『ガンダムW』、『00』、『コードギアス』の三つが中心になって設定されているため、この多元世界の兵器の中心になっているのは[[モビルスーツ]]と[[KMF]]ということになる。 |
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| + | ==== 地球連邦軍 ==== |
| + | 『破界篇』では上記の各国の軍隊として登場していたものが、地球連邦軍として統一された軍事組織となる。運用する兵器類はあまり変化はない |
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| + | ==== 世界解放戦線(W.L.F.)==== |
| + | 『破界篇』で登場する本作オリジナル設定のテロ組織。様々なテロ組織からもあぶれた連中の寄せ集めのような組織で、それゆえに思想が各個人でバラバラ。それでいて自分の理念のみには盲目的で市民の犠牲もいとわない過激な連中が集まっている。 |
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| + | このようなチンピラの寄り合いのような組織がある程度の脅威をもっていることの背景には、自らの目的を達成する手ごまとしてここを影から支援してる黒幕の存在がある |
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| == 関連用語 == | | == 関連用語 == |