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277 バイト追加 、 2016年3月28日 (月) 23:18
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強硬派の[[パトリック・ザラ]]と激しく対立して彼によりその地位を逐われ、ラクスによる[[フリーダムガンダム|フリーダム]]強奪事件の後、[[クライン派]]の兵と共に行方をくらますもパトリックの指示を受けた特殊部隊により発見・[[暗殺|射殺]]された(フリーダム強奪以前は行方を晦ましていなかった事を考えると、結果的に娘の行動が原因となって暗殺に追い込まれたとも言える)。
 
強硬派の[[パトリック・ザラ]]と激しく対立して彼によりその地位を逐われ、ラクスによる[[フリーダムガンダム|フリーダム]]強奪事件の後、[[クライン派]]の兵と共に行方をくらますもパトリックの指示を受けた特殊部隊により発見・[[暗殺|射殺]]された(フリーダム強奪以前は行方を晦ましていなかった事を考えると、結果的に娘の行動が原因となって暗殺に追い込まれたとも言える)。
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穏健派と言われており、劇中でもそのような印象を受けるが、'''開戦初期の地球降下作戦や[[ニュートロンジャマー]]の投入が行われた当時のプラントの最高評議会議長はシーゲルであり、最終的な決定および指示を下したのも彼である'''。当時およびその後長期に渡って最高評議会議長の地位についている以上、議会の多数派を握っていた筈であり、その意向が反映されていないとは考え難い。だが、血のバレンタインにおける連合の非道によって議員たちの報復を望む声が多数だった可能性や血のバレンタイン以降、特に目立った戦果を得られなかった為、国民感情を抑える為に強行せざるを得なかったという可能性もある。
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穏健派と言われており、劇中でもそのような印象を受けるが、エイプリルフール・クライシスで[[ニュートロンジャマー]]の大量投入を決定し、地球人口の一割(およそ10億人程度と言われている)を死に追いやった際の最高評議会議長は彼である。この事件は、反コーディネーター感情を持たない地球の人々にも大きな被害を与え、ナチュラル・コーディネーター間の関係に決定的な亀裂をもたらしたとされるため、彼は'''本作最大の虐殺者であり、戦争の直接的な元凶の一人'''である(もちろん、そこまでにも様々な事件や対立は有ったものの、それらはあくまで「地球連合とプラントの対立」であり、それを「ナチュラルとコーディネーターの対立」にまで押し広げたのは、本事件が大きな原因とされる)。
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インフラの破壊による犠牲は、強硬派とされるパトリックの主張した[[核ミサイル|核]]攻撃による報復よりも遥かに被害が大きく(尤も地球連合側の対応が核ミサイルを撃ったにも関わらず、それをプラントの自作自演にしたという問題のあるものだった事にも原因があるが)、「目的のために多大な犠牲を厭わない」と言う本当に穏健派なのかという疑問が沸く。もっとも、そういった政治的重要度とは裏腹に彼に関する描写は少ない。そのため本当に穏健派だった可能性も、穏健派の皮を被った強硬派であった可能性も等しく考えられ、SEED全体における描写不足の被害者の一人とも言える。
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無論、血のバレンタイン事件などによる世論の影響から、地球への攻撃を強行せざるを得なかった可能性は高いが、この時強硬派とされるパトリックは[[核ミサイル|核]]攻撃による報復を主張していた。ニュートロンジャマー投下の犠牲は核攻撃より遥かに被害が大きかったため、こちらの案を承認したシーゲルは、'''強硬派より遥かに過激だった'''と言う事になり、穏健派と言うには大いに無理が生じる。
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しかしながら、劇中では一貫して穏健派として扱われ続けており、実際に交渉の手段を模索している。政治的な重要度に反して彼の出番は少ないため、この矛盾に対する回答が可能な描写は存在しない。SEED全体における説明不足や、設定の後付による被害者の一人とも言え、実情の見えにくいキャラである。
    
== 登場作品と役柄 ==
 
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