差分

ナビゲーションに移動 検索に移動
3,011 バイト追加 、 2021年12月29日 (水) 20:23
編集の要約なし
1行目: 1行目: −
== 次元将ヴィルダーク(Dimension General Virudhak) ==
+
{{登場人物概要
*[[登場作品]]:[[バンプレストオリジナル]]
+
| タイトル = ヴィルダーク
**[[第3次スーパーロボット大戦Z天獄篇]]
+
| 登場作品 = [[バンプレストオリジナル]]
*[[声優]]:堀秀行
+
*{{登場作品 (人物)|第3次スーパーロボット大戦Z}}
*本名:不明
+
| 声優 = {{声優|堀秀行|SRW=Y}}
*種族:[[次元将]]
+
| キャラクターデザイン = {{キャラクターデザイン|大籠之仁}}<br />{{メカニックデザイン|杉浦俊郎}}(次元将形態)
*性別:男
+
| 初登場SRW = {{初登場SRW (人物)|第3次スーパーロボット大戦Z天獄篇}}
*所属:次元将→[[サイデリアル]](後に離反)→単独行動
+
| SRWでの分類 = [[機体]]<br />[[パイロット]]
*資格:次元将/[[新地球皇国]]皇帝/[[スフィア・リアクター]](立ち上がる射手)
+
}}
*戦闘義体全長:156.7m
  −
*戦闘義体重量:540.0t
  −
*キャラクターデザイン:大籠之仁
  −
*戦闘義体デザイン:杉浦俊朗
      +
{{登場人物概要
 +
| タイトル = プロフィール
 +
| 本名 = 不明
 +
| 別名 = 皇帝アウストラリス
 +
| 種族 = [[次元将]]
 +
| 性別 = 男
 +
| 所属 = 次元将 → [[サイデリアル]](後に離反) → 単独行動
 +
| 資格 = 次元将<br/>[[新地球皇国]]皇帝<br/>[[スフィア・リアクター]](立ち上がる射手)
 +
}}
 +
{{登場メカ概要
 +
| タイトル = スペック<br>(次元将形態)
 +
| 全高 = 156.7m
 +
| 重量 = 540.0t
 +
}}
 +
'''次元将ヴィルダーク'''は『[[第3次スーパーロボット大戦Z天獄篇]]』の登場人物。
 +
 +
== 概要 ==
 
[[新地球皇国]]の皇帝にして、[[サイデリアル]]の統率者。金色の武具と牛のような角のついたサークレット、濃紺のマントを身につけた筋骨隆々の男。
 
[[新地球皇国]]の皇帝にして、[[サイデリアル]]の統率者。金色の武具と牛のような角のついたサークレット、濃紺のマントを身につけた筋骨隆々の男。
   −
その正体は、[[ガイオウ]]と呼ばれた男ヴァイシュラバと同じく[[次元将]]の一人であり、「'''皇帝アウストラリス(Emperor Australis)'''」を名乗ってサイデリアルに属していた(テンプティやドクトリンの反応を見ると御使いに与えられた名前の可能性あり)。なお「ヴィルダーク」とはガイオウの「ヴァイシュラバ」同様次元将としての名前であり、本名は不明。サイデリアルにおいては絶対者として君臨しており、バルビエルですら従う。
+
その正体は、[[ガイオウ]]と呼ばれた男ヴァイシュラバと同じく[[次元将]]の一人であり、「'''皇帝アウストラリス'''」を名乗ってサイデリアルに属していた([[怒りのドクトリン|ドクトリン]]や[[楽しみのテンプティ|テンプティ]]の反応を見ると御使いに与えられた名前の可能性あり)。なお「ヴィルダーク」とはガイオウの「ヴァイシュラバ」同様、次元将としての名前であり、本名は不明。サイデリアルにおいては絶対者として君臨しており、[[バルビエル・ザ・ニードル|バルビエル]]ですら従う。
    
ガイオウ同様、「[[御使い|根源的災厄]]」と戦うために力を集めて挑んだが敗走。より強い力を求めた末に、不屈の意志で御使いと戦っていた「立ち上がる射手」の[[スフィア・リアクター]]を討ち、新たなリアクターとなった。サイデリアルが[[蒼の地球]]に侵攻した後は皇帝として振る舞いつつも、御使いへ対抗するための計画を[[尸空]]、[[エルーナルーナ・バーンストラウス|エルーナルーナ]]と共に進めていた。
 
ガイオウ同様、「[[御使い|根源的災厄]]」と戦うために力を集めて挑んだが敗走。より強い力を求めた末に、不屈の意志で御使いと戦っていた「立ち上がる射手」の[[スフィア・リアクター]]を討ち、新たなリアクターとなった。サイデリアルが[[蒼の地球]]に侵攻した後は皇帝として振る舞いつつも、御使いへ対抗するための計画を[[尸空]]、[[エルーナルーナ・バーンストラウス|エルーナルーナ]]と共に進めていた。
   −
本来サイデリアルのスフィア・リアクターは、下剋上を恐れる御使いによって、他のリアクターからスフィアを奪う能力を制限されているが、[[ラース・バビロン]]での決戦では、スフィアを吸収する次元将の能力を覚醒させ、「怨嗟の魔蠍」「欲深な金牛」「沈黙の巨蟹」を自らのものとした。その力に己本来の闘気を加え、恐るべき力を持つ。ラース・バビロンでの戦いでは敗北したが、「敗北したのであれば、俺はまだその分だけは強くなれる」と捉え、蒼の地球から去っていった。
+
本来サイデリアルのスフィア・リアクターは、下剋上を恐れる御使いによって、他のリアクターからスフィアを奪う能力を制限されているが、[[ラース・バビロン]]での決戦では、スフィアを吸収する次元将の能力を[[覚醒]]させ、「怨嗟の魔蠍」「欲深な金牛」「沈黙の巨蟹」を自らのものとした。その力に己本来の闘気を加え、恐るべき力を持つ。ラース・バビロンでの戦いでは敗北したが、「敗北したのであれば、俺はまだその分だけは強くなれる」と捉え、蒼の地球から去っていった。
   −
内心では自らのやって来たことが正しくないと知りながらも、今まで奪ってきた命たちに報いるため、[[真化#真化融合|真化融合]]を果たした[[Z-BLUE]]に戦いを挑むも力及ばず敗北し、[[アドヴェント]]に4つのスフィアを奪われ、死亡してしまう。しかし、生と死の狭間において、「鬼宿」の力で存在していた尸空と邂逅。「立ち上がる射手」を通じて超時空修復に力を貸した後、新たな地平へと去っていった。
+
内心では自らのやって来たことが正しくないと知りながらも、今まで奪ってきた命たちに報いるため、[[カオス・コスモス]]において[[真化#真化融合|真化融合]]を果たした[[Z-BLUE]]に戦いを挑むも力及ばず敗北し、[[アドヴェント]]に4つのスフィアを奪われ、死亡してしまう。しかし、生と死の狭間において、「[[鬼宿]]」の力で存在していた尸空と邂逅。「立ち上がる射手」を通じて超時空修復に力を貸した後、新たな地平へと去っていった。
    
戦闘義体はカラーリングこそガイオウのものと同様の銀主体だが、あちらに比べ全体的に細身で、顔の部分が仮面のようになっているのが特徴。また御使いや前のリアクターとの戦いで[[ゲールティラン|ヴィシュラカーラ]]が失われており、飛行能力がなくなっている。その影響で指揮形態時の台座が消えたため、指揮形態はガイオウと違いタマゴになっている。さらに、ガイオウの義体にあった「ゼロ・レイ」も使用できず、徒手空拳のみが攻撃手段。しかし、ヴィルダーク自身の戦闘力に「立ち上がる射手」の力を加えることで、絶対的な力を発揮する。
 
戦闘義体はカラーリングこそガイオウのものと同様の銀主体だが、あちらに比べ全体的に細身で、顔の部分が仮面のようになっているのが特徴。また御使いや前のリアクターとの戦いで[[ゲールティラン|ヴィシュラカーラ]]が失われており、飛行能力がなくなっている。その影響で指揮形態時の台座が消えたため、指揮形態はガイオウと違いタマゴになっている。さらに、ガイオウの義体にあった「ゼロ・レイ」も使用できず、徒手空拳のみが攻撃手段。しかし、ヴィルダーク自身の戦闘力に「立ち上がる射手」の力を加えることで、絶対的な力を発揮する。
30行目: 43行目:  
=== [[Zシリーズ]] ===
 
=== [[Zシリーズ]] ===
 
;[[第3次スーパーロボット大戦Z天獄篇]]
 
;[[第3次スーパーロボット大戦Z天獄篇]]
:「皇帝アウストラリス」名義と「次元将ヴィルダーク」名義の2種類で登録されている。両方にパイロットデータがあるが、「アウストラリス」の方はユニットに通常武器がないため実質飾り。第48話での初登場時は待機モードで、撃墜してイベントを起こすまで何もしてこない上にターン制限もないので、リアクター達との戦いで消耗していたなら、手早くアンゲロイSGTを片付けて回復に徹しよう。
+
:初登場作品。「皇帝アウストラリス」名義と「次元将ヴィルダーク」名義の2種類で登録されている。
 +
:両方にパイロットデータがあるが、「アウストラリス」の方はユニットに通常武器がないため実質飾り。第48話での初登場時は待機モードで、撃墜してイベントを起こすまで何もしてこない上にターン制限もないので、リアクター達との戦いで消耗していたなら、手早く[[アンゲロイ]]SAGを片付けて回復に徹しよう。
 
:序盤から何度か顔を見せるものの、実際に対決するのは2度。能力は元より乗機の攻撃力が異様に高く、加えてエースボーナスで「[[必中]]」がかかるため、エネミーフェイズでの[[3回行動]]とのコンボが激烈。さらに第57話で激突する時はなんと「鋼の魂」を装備しているため、当てる・耐える・避ける・反撃で落とすという無双振りを発揮してくる。
 
:序盤から何度か顔を見せるものの、実際に対決するのは2度。能力は元より乗機の攻撃力が異様に高く、加えてエースボーナスで「[[必中]]」がかかるため、エネミーフェイズでの[[3回行動]]とのコンボが激烈。さらに第57話で激突する時はなんと「鋼の魂」を装備しているため、当てる・耐える・避ける・反撃で落とすという無双振りを発揮してくる。
   −
== パイロットステータス設定の傾向 ==
+
== パイロットステータス ==
 
=== [[能力|能力値]] ===
 
=== [[能力|能力値]] ===
 
回避だけが極端に低いが、他の能力は全て高水準で、格闘・射撃・技量に至っては300越えという本物の怪物。
 
回避だけが極端に低いが、他の能力は全て高水準で、格闘・射撃・技量に至っては300越えという本物の怪物。
39行目: 53行目:  
=== [[精神コマンド]] ===
 
=== [[精神コマンド]] ===
 
;[[第3次スーパーロボット大戦Z天獄篇|第3次Z天獄篇]]
 
;[[第3次スーパーロボット大戦Z天獄篇|第3次Z天獄篇]]
:[[信頼]]、[[直感]]、[[気迫]]、[[魂]]、[[絆]]
+
:'''[[信頼]]、[[直感]]、[[気迫]]、[[魂]]、[[絆]]'''
 
:アウストラリス名義の時は後半二つの枠が存在しない。ガイオウもそうだったが、「信頼」や「絆」といった過去を想像させるような精神コマンドを持っているのが興味深い。彼の場合、人間だった頃の仲間や共に戦った次元将達、そして尸空、エルーナルーナに対してのものという事か。
 
:アウストラリス名義の時は後半二つの枠が存在しない。ガイオウもそうだったが、「信頼」や「絆」といった過去を想像させるような精神コマンドを持っているのが興味深い。彼の場合、人間だった頃の仲間や共に戦った次元将達、そして尸空、エルーナルーナに対してのものという事か。
   −
=== [[特殊技能]](特殊スキル) ===
+
=== [[特殊スキル]] ===
 
;[[第3次スーパーロボット大戦Z天獄篇|第3次Z天獄篇]]
 
;[[第3次スーパーロボット大戦Z天獄篇|第3次Z天獄篇]]
:[[指揮官]]L4、[[極]]、[[ガード]]、[[気力+ (ダメージ)]]、[[気力限界突破]]、[[底力]]L6、[[精神耐性]]、[[3回行動]]
+
:'''[[指揮官]]L4、[[極]]、[[ガード]]、[[気力+ (ダメージ)]]、[[気力限界突破]]、[[底力]]L6、[[精神耐性]]、[[3回行動]]'''
 
:サイデリアルの元締めに、そしてガイオウと同格の次元将に相応しい強力なスキルがずらり。3回行動はヴィルダーク名義になってから解禁される。
 
:サイデリアルの元締めに、そしてガイオウと同格の次元将に相応しい強力なスキルがずらり。3回行動はヴィルダーク名義になってから解禁される。
    
=== 固有[[エースボーナス]] ===
 
=== 固有[[エースボーナス]] ===
 
;気力130以上で、自軍フェイズ開始時に精神コマンド[[必中]]と[[直撃]]が掛かる
 
;気力130以上で、自軍フェイズ開始時に精神コマンド[[必中]]と[[直撃]]が掛かる
:[[第3次スーパーロボット大戦Z天獄篇|第3次Z天獄篇]]で採用。ガイオウのボーナスの上位互換で、一発だけはバリアも分身も援護防御も通用しない。集まっていると相克・極を叩き込んでくるため、一網打尽にされかねない。
+
:[[第3次スーパーロボット大戦Z天獄篇|第3次Z天獄篇]]』で採用。ガイオウのボーナスの上位互換で、一発だけはバリアも分身も援護防御も通用しない。集まっていると相克・極を叩き込んでくるため、一網打尽にされかねない。
 
:ちなみに難易度ハードの場合、全く同様の状況を45話でフロンタルが作り出してくるので、同じ要領で戦えばよい。
 
:ちなみに難易度ハードの場合、全く同様の状況を45話でフロンタルが作り出してくるので、同じ要領で戦えばよい。
   55行目: 69行目:  
=== 武装・必殺技 ===
 
=== 武装・必殺技 ===
 
;相克の陣(そうこくのじん)
 
;相克の陣(そうこくのじん)
:次元将形態になる前のタマゴの状態で使用した攻撃。実際にはイベントのみの使用(タマゴの状態では、一切攻撃も反撃も何もしてこない)。
+
:次元将形態になる前のタマゴの状態で使用した攻撃。実際にはイベントのみの使用(タマゴの状態では、一切攻撃も反撃も何もしてこない)。
 
;相克・極(そうこく・きわめ)
 
;相克・極(そうこく・きわめ)
 
:自機中心型のMAP兵器。闘気を解放して敵を薙ぎ払う。左右3マス目の上下と、左右2マス目から1マス飛んだマスが安全地帯。
 
:自機中心型のMAP兵器。闘気を解放して敵を薙ぎ払う。左右3マス目の上下と、左右2マス目から1マス飛んだマスが安全地帯。
72行目: 86行目:  
:カオス・コスモス内での決戦時ではこちらに差し替わってる。
 
:カオス・コスモス内での決戦時ではこちらに差し替わってる。
 
;スフィア・アクト(立ち上がる射手)
 
;スフィア・アクト(立ち上がる射手)
:気力140以上でスフィアの力を行使し、10マス以内のPCユニットの与えるダメージを10%軽減する。「分析」をヴィルダークにかければちょうど相殺される。
+
:気力140以上でスフィアの力を行使し、10マス以内のPCユニットの与えるダメージを10%軽減する。「[[分析]]」をヴィルダークにかければちょうど相殺される。
    
=== 移動タイプ ===
 
=== 移動タイプ ===
82行目: 96行目:  
:戦闘義体は巨大。[[ダイターン3|ダイターン]]並みに巨大。
 
:戦闘義体は巨大。[[ダイターン3|ダイターン]]並みに巨大。
   −
== パイロット[[BGM]] ==
+
== パイロットBGM ==
 
;「夢幻の戦神」
 
;「夢幻の戦神」
:専用BGM。ガイオウのBGM「無窮の闘神」とネーミングの形式が全く同じであり、彼の正体を暗に表している。
+
:専用[[BGM]]。ガイオウのBGM「無窮の闘神」とネーミングの形式が全く同じであり、彼の正体を暗に表している。
 
:「無窮の闘神」が勇壮感のある曲なのに対して、こちらは57話で本人が言ったように「最早立ち止まる事は出来ない」という事か、どこか悲壮感のある曲なのが特徴。
 
:「無窮の闘神」が勇壮感のある曲なのに対して、こちらは57話で本人が言ったように「最早立ち止まる事は出来ない」という事か、どこか悲壮感のある曲なのが特徴。
;「Reverion~反逆の戦士達~」
+
;「Rebellion~反逆の戦士達~」
 
:第48話のイベント後にこれが流れ始める。このシーンでは「新地球皇国と戦うZ-BLUE」と「御使いと戦うヴィルダーク」の二重の意味が込められている。
 
:第48話のイベント後にこれが流れ始める。このシーンでは「新地球皇国と戦うZ-BLUE」と「御使いと戦うヴィルダーク」の二重の意味が込められている。
   103行目: 117行目:  
;[[アドヴェント|喜びのアドヴェント]]
 
;[[アドヴェント|喜びのアドヴェント]]
 
:本来の宿敵である御使いの1人。最後は彼に、所持していた4つのスフィアを奪われる。
 
:本来の宿敵である御使いの1人。最後は彼に、所持していた4つのスフィアを奪われる。
;[[哀しみのサクリファイ]]、[[怒りのドクトリン]]、[[楽しみのテンプティ]]
+
;[[怒りのドクトリン]]、[[哀しみのサクリファイ]]、[[楽しみのテンプティ]]
:本来の宿敵たる者達。表向きは、サイデリアルの上位者である彼等に従っているよう振る舞っている。しかし、「反抗心」をキーとするスフィアの所持者であり続けていたことで、アドヴェントには見抜かれていた。
+
:本来の宿敵たる者達。表向きは、サイデリアルの上位者である彼等に従っているよう振る舞っている。しかし、「反抗心」をキーとするスフィアの所持者であり続けていたことで、計画は既に彼等に見抜かれていた。
   −
== 他作品との人間関係 ==
+
== 版権作品との人間関係 ==
 
;[[熱気バサラ]]
 
;[[熱気バサラ]]
 
:第48話での戦闘中に戦う理由を問うたが、全くの平常運転で返され会話を諦めた。
 
:第48話での戦闘中に戦う理由を問うたが、全くの平常運転で返され会話を諦めた。
118行目: 132行目:  
;「眠れ、ジェミナイの戦士よ!」<br/>「さらばだ、ガドライト・メオンサム!」
 
;「眠れ、ジェミナイの戦士よ!」<br/>「さらばだ、ガドライト・メオンサム!」
 
:次元将となって最初のガドライトとのイベント戦闘での台詞。真の姿を現した皇帝アウストラリス…否、次元将ヴィルダークは、自前のスフィアと吸収した3つのスフィアが合わさる事によって得た凄まじい強さを持って、亡国の戦士を粉砕する。
 
:次元将となって最初のガドライトとのイベント戦闘での台詞。真の姿を現した皇帝アウストラリス…否、次元将ヴィルダークは、自前のスフィアと吸収した3つのスフィアが合わさる事によって得た凄まじい強さを持って、亡国の戦士を粉砕する。
 +
;「エルーナルーナ、尸空、バルビエル…! お前達の力も使う…!」<br/>「俺は闘う! この立ち上がる射手と共に!!」
 +
:「太極・滅」使用時。己に守るものがなくとも、そして孤独であっても、彼は立ち止まるわけには行かない。全ては、御使いを倒すために尽く生命を奪われた者たちのために。
 
;「これまで倒した数え切れない程のガンダムに、お前の名も加える!」
 
;「これまで倒した数え切れない程のガンダムに、お前の名も加える!」
 
:[[ガンダムタイプ]]との特殊戦闘台詞。[[シュバルツ・ブルーダー|ゲルマン忍者]]と同じ声でこの台詞を言うのは何の因果か。
 
:[[ガンダムタイプ]]との特殊戦闘台詞。[[シュバルツ・ブルーダー|ゲルマン忍者]]と同じ声でこの台詞を言うのは何の因果か。
124行目: 140行目:     
=== インターミッション ===
 
=== インターミッション ===
;「惰弱な種は、今日よりサイデリアルの統治者たる我が支配する」<br/>「崇めよ、地球人よ! 新地球皇国を……サイデリアルを!!」
+
;「惰弱な種は、今日よりサイデリアルの統治者たる我が支配する。崇めよ、地球人よ! 新地球皇国を……サイデリアルを!!」
 
:第1話冒頭のデモにて、地球人に向けた宣告。憎むべき御使いの僕たるサイデリアル……それを崇めよと告げる次元将は、本来次元将が守らねばならなかった命に向けて、どんな思いでこの宣告を下したのだろうか。
 
:第1話冒頭のデモにて、地球人に向けた宣告。憎むべき御使いの僕たるサイデリアル……それを崇めよと告げる次元将は、本来次元将が守らねばならなかった命に向けて、どんな思いでこの宣告を下したのだろうか。
;「だが、言葉では何も守れん」
+
;「この星の未来を担うとされた者達……強いな」<br/>(だが、言葉では何も守れん…)
 
:謁見に来たリリーナ達を評して曰く。ヴィルダークが戦っている相手は対話が選択肢に存在しないどころか、その可能性自体が在りえない連中である。
 
:謁見に来たリリーナ達を評して曰く。ヴィルダークが戦っている相手は対話が選択肢に存在しないどころか、その可能性自体が在りえない連中である。
 +
;「バルビエル・ザ・ニードル……自らのルーツを認めたくないか……残念だな」
 +
:「ハマーンのためらい」のシナリオデモにて、出撃するバルビエルを見送って曰く。己が地球人であるという事実を認めず、仇たる御使いへ盲従する彼をこの時点で見限った模様。
 +
;「愚かで惰弱な地球人類よ。先ほどのエルガン・ローディックなる者の話は、全て事実だ。お前達は父祖の代より、我らサイデリアルの所有物であったことを知れ。所詮、お前達は我らの意の下で生かされてきた存在だ。その生も死も、この皇帝アウストラリスが決める。悔しいか? 腹が立つか? ならば、かかって来るがいい。俺はこのラース・バビロンにいる。逃げも隠れもせん。待っているぞ。この星の運命をかけて、この俺に挑んで来い」
 +
:第45話「虹の彼方に」のエンドデモより、サイデリアルによる人類管理の事実が公開されたことを受けての地球人への声明……の皮を被ったZ-BLUEへの宣戦布告。帝都に座す最後の次元将は呼びかけ、そして待つ。人類最強の戦士達が己に挑んでくるその時を。
 
;「お前に問う……お前の戦いは何のためだ?」
 
;「お前に問う……お前の戦いは何のためだ?」
 
:第48話「燃える地球」での戦闘前会話より。実はどのキャラクターで戦っても必ずこの問いから始まる。ちなみに相手がバサラの場合'''平常運転で返されて会話を諦める'''。
 
:第48話「燃える地球」での戦闘前会話より。実はどのキャラクターで戦っても必ずこの問いから始まる。ちなみに相手がバサラの場合'''平常運転で返されて会話を諦める'''。
;[[ハーデス神|ハーデス]]「奴等こそ、この宇宙の支配者を気取る者……!」<br/>[[ズール皇帝|ズール]]「その者こそ神々の戦いの勝利者……!」<br/>[[宇宙魔王]]「オリジン・ローを操り、全ての世界の在り方を監視する者……!」<br/>[[コーウェン]]「進化の頂点に立ち……」<br/> [[スティンガー (ゲッターロボ)|スティンガー]]「他者の真化を許さぬ傲慢なる者……!」<br/>[[トワノ・ミカゲ|ミカゲ]]「そして、1億2000万年前に堕天翅を次元の狭間に封印せし我らの大敵……!」<br/>ヴィルダーク「その名は…[[御使い]]!」
+
;「感謝するぞ、Z-BLUE! おかげで俺にはまだ、強くなる余地があることがわかった! その礼だ! 地球はお前達に返してやろう!」
 +
:同上。敗北を喫しながらも新たに3つのスフィアを得た事で、この時点ではあくまで上から目線でZ-BLUEに語りかけるヴィルダークであったが……。
 +
;[[ハーデス神|ハーデス]]「奴等こそ、この宇宙の支配者を気取る者…!」<br/>[[ズール皇帝|ズール]]「その者こそ[[真戦|神々の戦い]]の勝利者…!」<br/>[[宇宙魔王]]「オリジン・ローを操り、全ての世界の在り方を監視する者…!」<br/>[[コーウェン]]「進化の頂点に立ち…」<br/> [[スティンガー (ゲッターロボ)|スティンガー]]「他者の真化を許さぬ傲慢なる者…!」<br/>[[トワノ・ミカゲ|ミカゲ]]「そして、1億2000万年前に堕天翅を次元の狭間に封印せし我らの大敵…!」<br/>ヴィルダーク「その名は…[[御使い]]!」
 
:第51話「運命への出航」より。多元世界最大最強の敵「根源的災厄」が、ここに来て姿を現す。
 
:第51話「運命への出航」より。多元世界最大最強の敵「根源的災厄」が、ここに来て姿を現す。
;「お前達の存在は、俺達の世界の見果てぬ夢の結実だ」<BR/>「しかし、同時にそれは、俺達のやって来たこと……次元獣の軍団の全てを否定することでもある」<BR/>「相容れない、というべきだろう」<BR/>「お前達を認めてしまえば、これまで次元獣にするために奪ってきた生命全てを冒涜することになる」
+
;「お前達の存在は、俺達の世界の見果てぬ夢が結実したものだ。同時にそれは、俺達のやってきた事…次元獣の軍団の全てを否定する事でもある」<BR/>「相容れないというべきだろう。お前達を認めてしまえば、これまで次元獣にするために奪ってきた生命全てを冒涜する事になる」
:過ちを犯した事実とZ-BLUEが真化融合を遂げてなお、敵対をやめない理由。ガイオウもそうだったが、次元将というのは融通が利かない存在らしい。
+
:第57話で語った、過ちを犯した事実とZ-BLUEが真化融合を遂げてなお、敵対をやめない理由。ガイオウもそうだったが、次元将というのは融通が利かない存在らしい。
;「……わかっていたのだ。俺達のやって来たことは正しくなどないと」<BR/>「最終形態に達しない[[次元獣ヴァルナー]]……これは俺のためらいの証だろう」<BR/>「それでもやるしかなかった。それしか方法はない、と思い続けてきた。……だが、全ては無意味だった」<BR/>「俺に出来ることは、彼らの生命に報いるために、この力でお前達に勝利することだ!」
+
;「…わかっていた。自分達のやり方が正しくない事など。最終形態に達しない[[次元獣ヴァルナー]]…。これは俺のためらいの証だろう。それでもやるしかなかった…。それしか方法はない…と思い続けてきた。だが、それは全て無意味だった」<BR/>「俺に出来る事は、彼らの生命に報いるためにこの力でお前達に勝利する事だ…!」
 
:ヴァイオレイション・システム……人の未来を奪い、尊厳を蹂躙して戦う力に変えるシステム。そんなものを使う次元将が未来への希望であるなど、筋が通らない。それでもこれしか方法はない……己を騙して戦ってきたヴィルダークの目に映るのは、見果てぬ夢・真化融合を遂げた者たち。己のやって来たことを無にしないため、奪ってきた命に報いるため、「立ち上がる射手」はZ-BLUEに挑む。何の意味もない、それでもせずにはいられない、戦いのために。
 
:ヴァイオレイション・システム……人の未来を奪い、尊厳を蹂躙して戦う力に変えるシステム。そんなものを使う次元将が未来への希望であるなど、筋が通らない。それでもこれしか方法はない……己を騙して戦ってきたヴィルダークの目に映るのは、見果てぬ夢・真化融合を遂げた者たち。己のやって来たことを無にしないため、奪ってきた命に報いるため、「立ち上がる射手」はZ-BLUEに挑む。何の意味もない、それでもせずにはいられない、戦いのために。
;「思えば俺は、犠牲を強いることで今日まで戦ってきた」<BR/>「事情も知らされないまま、命令に従って戦い続けてきたサイデリアルの兵士達……父親の命とハイアデスの自由を奪われた復讐を誓ったエルーナルーナ……一族の使命を歪める者の存在を討とうとした尸空……同胞の全てを滅ぼされながらも奴らに服従を誓い、その憎しみを歪ませたバルビエル……怒りと諦めの狭間を漂っていた己を恥じ、生きる気力と誇りを取り戻したガドライト……そして、不屈の意志で御使いに戦いを挑んでいた、俺の前の立ち上がる射手のリアクター……奴らの生命を奪い、俺は4つのスフィアの力を得た」<BR/>「だから、俺は戦わなければならん……そして、勝たなければ!」
+
;「思えば俺は、犠牲を強いる事で今日まで戦ってきた。事情も知らされないまま、命令に従って戦わされてきたサイデリアルの兵士達…父親の生命とハイアデスの自由を奪われた復讐を願っていたエルーナルーナ…一族の使命を歪める者の存在を討とうとした尸空…同胞の全てを滅ぼされながらも奴らに服従を誓い、その憎しみを歪ませたバルビエル…怒りと諦めの狭間を漂っていた己を恥じ、再び生きる気力と誇りを取り戻したガドライト…そして、不屈の闘志で御使いに戦いを挑んでいた、俺の前の立ち上がる射手のリアクター…奴等の生命を奪い、俺は4つのスフィアの力を得た。だから、俺は戦わなければならん…!そして、勝たなければ!」
 
:次元将は冷酷な存在ではない。命の意味を知り、その重さを知っている存在。だからこそ、奪った命を無駄にしないために、歩む道を変えることが出来ない。例えもっと良いやり方を知っても、己のやり方が過ちだと気づいても。
 
:次元将は冷酷な存在ではない。命の意味を知り、その重さを知っている存在。だからこそ、奪った命を無駄にしないために、歩む道を変えることが出来ない。例えもっと良いやり方を知っても、己のやり方が過ちだと気づいても。
;「その名で呼ぶな! 俺は……次元将ヴィルダークだ!!」
+
:そういう意味では、彼もかつてのアイム同様、スフィアの求める「反抗心」という感情に飲み込まれていたのかもしれない。
:アドヴェントから射手座のリアクターの洗礼名である「アドナキエル・ザ・ジェネラル」と呼ばれた際の最期の台詞。最後の最後まで御使いへの反逆の戦士として、最後の次元将はカオス・コスモスに消え去った。
+
;「その名で呼ぶな! 俺は…次元将ヴィルダークだ!!」
;(許せ、ドゥリタラー、ウィルパーシャ……そして、ヴァイシュラバ……俺は……次元将の役目を果たすことは出来なかった……お前達に会っても詫びることしか出来ん……)
+
:アドヴェントから射手座のリアクターの洗礼名である「アドナキエル・ザ・ジェネラル」と呼ばれた際の最期の台詞。最後の最後まで御使いへの反逆の戦士として、最後の次元将はカオス・コスモスに消え去った。が……。
 +
;(許せ、ドゥリタラー、ウィルパーシャ…。そして、ヴァイシュラバよ…俺は…次元将の役目を果たす事が出来なかった…。お前達に会っても詫びることしか出来ない…)
 
:死に行くヴィルダークの魂は、役目を果たせないまま終わることへの失意に囚われていた。しかし、その目の前に現れたのは、反逆の同士の一人たる「[[尸空|沈黙の巨蟹]]」であった。そして……。
 
:死に行くヴィルダークの魂は、役目を果たせないまま終わることへの失意に囚われていた。しかし、その目の前に現れたのは、反逆の同士の一人たる「[[尸空|沈黙の巨蟹]]」であった。そして……。
 
;「何も思い残すことはない。俺達は精一杯生き、そして宇宙は救われた」
 
;「何も思い残すことはない。俺達は精一杯生き、そして宇宙は救われた」
:エンディングにて。
+
:エンディングにて。救われた世界を後に、何一つ未練を残すことなく、次元将ヴィルダークはかつての同志たちと共に新たな地平へと旅立っていった。
    
== 対決・名場面 ==
 
== 対決・名場面 ==
167行目: 190行目:  
[[Category:バンプレストオリジナルの登場人物さ行]]
 
[[Category:バンプレストオリジナルの登場人物さ行]]
 
[[Category:バンプレストオリジナルの登場メカさ行]]
 
[[Category:バンプレストオリジナルの登場メカさ行]]
[[Category:生身ユニット]]
  −
[[Category:バンプレストオリジナルの生身ユニット]]
   
[[Category:第3次スーパーロボット大戦Z]]
 
[[Category:第3次スーパーロボット大戦Z]]
 
[[Category:Zシリーズ]]
 
[[Category:Zシリーズ]]
1,330

回編集

案内メニュー