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200 バイト追加 、 2015年7月21日 (火) 16:28
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正しく真化した面々は[[ゼウス神]]、[[不動ZEN]]、[[渚カヲル]]など少ない。また、[[早乙女博士 (OVA)|早乙女博士]]はこの真理にかなり早くから気づいており、それを表現するためにゲッターロボを建造している。他の世界に存在するゲッター艦隊も、一瞬とはいえ真化を遂げた真ゲッターを「とりあえず褒めてやる」と言っていたので恐らく真化済みか、それより高い段階に進化していると推察される。
 
正しく真化した面々は[[ゼウス神]]、[[不動ZEN]]、[[渚カヲル]]など少ない。また、[[早乙女博士 (OVA)|早乙女博士]]はこの真理にかなり早くから気づいており、それを表現するためにゲッターロボを建造している。他の世界に存在するゲッター艦隊も、一瞬とはいえ真化を遂げた真ゲッターを「とりあえず褒めてやる」と言っていたので恐らく真化済みか、それより高い段階に進化していると推察される。
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本物の真化とは、融合でも同化でもなく、個が個としての他を理解し、受け入れることによって成される「共存共栄」の真理であり、これを摂理として完全に理解した時に真化への道が開かれる。そして、その時から1万2000年を経て、ようやく生命体は「太陽の輝き」へと至ることになる。他者を理解する力を持つニュータイプやイノベイターもその力の一片といえる<ref>[[トライア・スコート|トライア博士]]のセリフから、「強い意志に応えて、機体が限界を超えた力を叩き出す」という設定は精神コマンドに関連付けられていることが伺える。普通に使っていた且つ使わないはずがないシステムが、実は重要な[[伏線]]となっていた面白い例である。</ref>。
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本物の真化とは、融合することでも同化することでもなく、個が個としての他を理解し、受け入れることによって成される「共存共栄」の真理であり、これを摂理として完全に理解した時に真化への道が開かれる。そして、その時から1万2000年を経て、ようやく生命体は「太陽の輝き」へと至ることになる。他者を理解する力を持つニュータイプやイノベイターもその力の一片といえる<ref>[[トライア・スコート|トライア博士]]のセリフから、「強い意志に応えて、機体が限界を超えた力を叩き出す」という設定は精神コマンドに関連付けられていることが伺える。普通に使っていた且つ使わないはずがないシステムが、実は重要な[[伏線]]となっていた面白い例である。</ref>。
    
=== 二つの力と宇宙の大崩壊 ===
 
=== 二つの力と宇宙の大崩壊 ===
 
「存在しようとする力」は万物万象全ての意志たる霊子が生み出し、「消滅しようとする力」は宇宙そのものが生み出す。後者は宇宙の「生まれ変わることを望む意志」に由来する「虚無」の力である(生物の場合も心の闇とも言うべき不安や恐怖、絶望から「消滅しようとする力」を生み出す事があるとされるので、万物万象がもつ滅びへの指向性と言った方が正しいかもしれない)。
 
「存在しようとする力」は万物万象全ての意志たる霊子が生み出し、「消滅しようとする力」は宇宙そのものが生み出す。後者は宇宙の「生まれ変わることを望む意志」に由来する「虚無」の力である(生物の場合も心の闇とも言うべき不安や恐怖、絶望から「消滅しようとする力」を生み出す事があるとされるので、万物万象がもつ滅びへの指向性と言った方が正しいかもしれない)。
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前者は「生命の力」、後者は「太虚」と呼ばれることもある(インベーダーが関係しているため「虚無戦記」と関連付ける向きもあるが、発想の飛躍である)。
    
基本的に「存在しようとする力」は「消滅しようとする力」を上回っている。「存在しようとする力」=霊子=万象の意志が理の改変を良しとしない場合、オリジン・ローだろうと何だろうと事象制御は出来ない。これは「宇宙の大崩壊」もメカニズムは同じで、「消滅しようとする力」が宇宙を消し去るという事象制御を行うには「存在しようとする力」が邪魔になるため、[[バアル]]を使って「存在しようとする力」を生む生命や物質を消し去ろうとする。
 
基本的に「存在しようとする力」は「消滅しようとする力」を上回っている。「存在しようとする力」=霊子=万象の意志が理の改変を良しとしない場合、オリジン・ローだろうと何だろうと事象制御は出来ない。これは「宇宙の大崩壊」もメカニズムは同じで、「消滅しようとする力」が宇宙を消し去るという事象制御を行うには「存在しようとする力」が邪魔になるため、[[バアル]]を使って「存在しようとする力」を生む生命や物質を消し去ろうとする。
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[[天獄戦争]]を経て二つの力のぶつかり合いが回避されたことにより、大崩壊のメカニズムもまた違ったものに変化したことが推察されている。
 
[[天獄戦争]]を経て二つの力のぶつかり合いが回避されたことにより、大崩壊のメカニズムもまた違ったものに変化したことが推察されている。
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ちなみに「存在しようとする力」は生きる意志だけでなく、他者を想う気持ちによって大きく励起される。そのため、エグゼリオ変動重力源との戦いでは、ノノが確保した重力特異点を[[翠の地球]]が宿していた「帰って来ることへの願い」が「存在しようとする力」を励起したことで縮小・消滅させている。また、カズミの肉体が時間遡行を起こしたのも同じような理屈である。
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ちなみに「存在しようとする力」は生きる意志だけでなく、他者を想う気持ちによって大きく励起される。そのため、エグゼリオ変動重力源との戦いでは、ノノが確保した重力特異点を、[[翠の地球]]が宿していた「帰って来ることへの願い」が「存在しようとする力」を励起したことで縮小・消滅させている。また、カズミの肉体が時間遡行を起こしたのも同じような理屈である。
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その極限と言えるのが[[マジンガーZ]]の動力である光子力エネルギーである。これは「存在しようとする力」をそのままエネルギーに変えたような物質であり、使う者の希望を信じる意志の強さに応じてその力を発揮、最大まで高まれば無から有を生み出すことすらも可能とする。
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その極限と言えるのが[[マジンガーZ]]の動力であり、ゼウスの命の源である「光子力エネルギー」である。これは「存在しようとする力」をそのままエネルギーに変えたような物質であり、使う者の希望を信じる意志の強さに応じてその力を発揮、最大まで高まれば無から有を生み出すことすらも可能とする。
    
=== 真化融合 ===
 
=== 真化融合 ===
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この、マシンの霊子をパイロットの霊子に呼応させ、両者の境界をなくしてダイレクトに意思疎通が出来るようにすることを「真化融合」という。これは次元将たちの故郷でも提唱されていたが実現には至らず、代用品として「[[リヴァイブ・セル]]」が開発された経緯がある。
 
この、マシンの霊子をパイロットの霊子に呼応させ、両者の境界をなくしてダイレクトに意思疎通が出来るようにすることを「真化融合」という。これは次元将たちの故郷でも提唱されていたが実現には至らず、代用品として「[[リヴァイブ・セル]]」が開発された経緯がある。
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「[[スフィア]]」の一つ「いがみ合う双子のスフィア」のスフィア・アクトはこの真化融合を擬似的に起こす力で、周囲やマシンの霊子とパイロットを同調させる<ret>「zシリーズ」ではマシンに作用するクアンタムバーストのようなもの</ret>ことで実力以上の力を発揮することが出来る。これは、マシンの霊子との同調で次元力を引き出す事と同義でもある(次元力の行使とは、主に次元力によって霊子を操り事象を制御する事だが、逆に霊子と同調し事象を制御する事が出来れば、それも次元力を行使したと言い換えられるため)。
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ヒビキによって新たな段階に到達した「いがみ合う双子」のスフィア・アクトはこの真化融合を擬似的に起こす力で、周囲やマシンの霊子とパイロットを同調させる<ref>要はマシンに作用するクアンタムバーストのようなもの</ref>ことで実力以上の力を発揮することが出来る。これは、マシンの霊子との同調で次元力を引き出す事と同義でもある(次元力の行使とは、主に次元力によって霊子を操り事象を制御する事だが、逆に霊子と同調し事象を制御する事が出来れば、それも次元力を行使したと言い換えられるため)。
    
天獄戦争においては、原因と結果が混濁し、意志によって存在が認識・定義されるカオス・コスモスの環境と[[ソーラリアン]]に搭載された[[Zクリスタル]]に4つのスフィアをシンクロさせることで実現した。天獄戦争後はカオス・コスモスおよびZクリスタルの消滅によって使用が出来なくなった。なお、真化融合は真化の入り口の段階であり、これから長い時間をかければ人類も高次元生命体へと至る可能性がある事が示唆されている。
 
天獄戦争においては、原因と結果が混濁し、意志によって存在が認識・定義されるカオス・コスモスの環境と[[ソーラリアン]]に搭載された[[Zクリスタル]]に4つのスフィアをシンクロさせることで実現した。天獄戦争後はカオス・コスモスおよびZクリスタルの消滅によって使用が出来なくなった。なお、真化融合は真化の入り口の段階であり、これから長い時間をかければ人類も高次元生命体へと至る可能性がある事が示唆されている。
    
その原理はパイロットとマシンの周囲に存在するエネルギーによって成長促進させる「人機一体」のマシン「[[ポゼッション]][[サイバスター|・サイバスター]]」、或いは「[[ヤルダバオト]][[ヤルダバオト・神化|・神化]]」の両者、そして「Zシリーズ」では[[ボン太くん]]や[[バスターマシン7号]]らが該当するだろう<ref>「Zシリーズ」では「人機一体」のマシンという発想はなく、「OGシリーズ」ではその発想で開発された「[[魔装機神]]」「[[ヴァルシオーネR]]」「[[ダイナミック・ゼネラル・ガーディアン]]」「[[ソウルゲイン]]」「[[修羅神]]」など多い。</ref>。
 
その原理はパイロットとマシンの周囲に存在するエネルギーによって成長促進させる「人機一体」のマシン「[[ポゼッション]][[サイバスター|・サイバスター]]」、或いは「[[ヤルダバオト]][[ヤルダバオト・神化|・神化]]」の両者、そして「Zシリーズ」では[[ボン太くん]]や[[バスターマシン7号]]らが該当するだろう<ref>「Zシリーズ」では「人機一体」のマシンという発想はなく、「OGシリーズ」ではその発想で開発された「[[魔装機神]]」「[[ヴァルシオーネR]]」「[[ダイナミック・ゼネラル・ガーディアン]]」「[[ソウルゲイン]]」「[[修羅神]]」など多い。</ref>。
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趣と根源はかなり違うが、[[オーガン (地球製)|オーガン]]と[[真道トモル]]や[[ラインバレル]]と[[城崎天児]]及び[[早瀬浩一]]、[[ペルゼイン・リヒカイト]]と[[アインスト・アルフィミィ]]の関係が近いといえる(マシンが肉体で、パイロットが魂)。また、[[ボン太くん]]を着込んだ宗介がある意味先駆けていたと言えなくもないこともなくはない(ガラダブラやハーデスは「人間のたどり着いたシンカの形」と本気で驚愕していたが、「マシンと人の一体化」という点ではある意味間違っていない)。
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また、[[ボン太くん]]を着込んだ宗介がある意味先駆けていたと言えなくもないこともなくはない(ガラダブラやハーデスは「人間のたどり着いたシンカの形」と本気で驚愕していたが、「マシンと人の一体化」という点ではある意味間違っていない)。
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== 特殊システム「真化融合」==
 
== 特殊システム「真化融合」==
天獄篇終盤で解禁されるシステム。第55話「覚醒」でイベントが発生した後に適用される。
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天獄篇終盤で解禁されるシステム。第55話「覚醒」でイベントが発生した後に適用される(第56話「終焉の宇宙」のみマップ開始からしばらくの間無効化される)。
 
その効果は、'''気力上限・SP最大値+50、ユニットの武器・歌の攻撃力+2000'''という凄まじいもので、気力上限が通常なら200、限界突破があれば220、強化パーツ「カイメラ隊員証」も入れれば250、「連獄の紋章」で260、「熱血」+POWER TO THE DREAM+オズマのエースボーナスで'''300'''という高さに発展する。
 
その効果は、'''気力上限・SP最大値+50、ユニットの武器・歌の攻撃力+2000'''という凄まじいもので、気力上限が通常なら200、限界突破があれば220、強化パーツ「カイメラ隊員証」も入れれば250、「連獄の紋章」で260、「熱血」+POWER TO THE DREAM+オズマのエースボーナスで'''300'''という高さに発展する。
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4周目をクリアしたデータを引き継いで始めた時にもらえる強化パーツ「天獄の紋章」もこれと同じ効果を持つが、システムの真化融合と'''効果が重複する'''。なので、'''気力上限・SP最大値+100、ユニットの武器・歌の攻撃力+4000'''になり、諸々込みで気力上限は最大'''350'''となる。
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4周目をクリアしたデータを引き継いで始めた時にもらえる強化パーツ「天獄の紋章」もこれと同じ効果を持つが、システムの真化融合と'''効果が重複する'''。なので、'''気力上限・SP最大値+100、ユニットの武器・歌の攻撃力+4000'''になり、諸々込みで気力上限は最大'''350'''となるが、そこまで上げるのはロマンの領域である。
    
== 関連人物 ==
 
== 関連人物 ==
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;[[渚カヲル]]
 
;[[渚カヲル]]
 
:正しい真化を果たした存在ではあるが、相変わらず謎めいた存在。原作設定が生きているなら第一の[[使徒]]。
 
:正しい真化を果たした存在ではあるが、相変わらず謎めいた存在。原作設定が生きているなら第一の[[使徒]]。
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;[[至高神ソル]]
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:人造神だったが、自らの霊子と真化融合したことで自我を獲得した。
    
=== 歪んだ真化を遂げた者 ===
 
=== 歪んだ真化を遂げた者 ===
3,538

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