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| ゼロレクイエムルートと黒の騎士団ルートでは終盤の展開がやや異なる。火星の決戦にてガイオウと結託し、「偽りの黒羊」と「尽きぬ水瓶」のスフィアを手に入れるべくユーサーに襲いかかるのは共通となっているが、ゼロレクイエムルートではユーサーに止めを刺し「偽りの黒羊」と「尽きぬ水瓶」を奪うものの、追い詰められたところでクロウ、ランド、セツコによって3つのスフィアの力で火星のZONEに封印されるという展開になっているのに対し、黒の騎士団ルートではガイオウに返り討ちにあったユーサーに止めを刺そうとしたところで、前述の3人に加えユーサーが加わった5つのスフィアの力により封印されるというものになっている。つまり、「偽りの黒羊」と「尽きぬ水瓶」のスフィアを手に入れたか否かという違いである(正史はZRルートであり、4つのスフィアを手に入れている)。 | | ゼロレクイエムルートと黒の騎士団ルートでは終盤の展開がやや異なる。火星の決戦にてガイオウと結託し、「偽りの黒羊」と「尽きぬ水瓶」のスフィアを手に入れるべくユーサーに襲いかかるのは共通となっているが、ゼロレクイエムルートではユーサーに止めを刺し「偽りの黒羊」と「尽きぬ水瓶」を奪うものの、追い詰められたところでクロウ、ランド、セツコによって3つのスフィアの力で火星のZONEに封印されるという展開になっているのに対し、黒の騎士団ルートではガイオウに返り討ちにあったユーサーに止めを刺そうとしたところで、前述の3人に加えユーサーが加わった5つのスフィアの力により封印されるというものになっている。つまり、「偽りの黒羊」と「尽きぬ水瓶」のスフィアを手に入れたか否かという違いである(正史はZRルートであり、4つのスフィアを手に入れている)。 |
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| + | 天獄戦争において、ツィーネの手でサイデリアルを牽制すべく眠りから解放され、アオの星に揃った8つのスフィアを手に入れるべく再び暗躍。その中で、かつて己を無限獄に落とした[[御使い]]の一人・アドヴェントと行動を共にするようになったが、結局彼も御使いの独善に染まっていたことを理解して離反。ヘリオースの力をあえて受けることで原理の力を体得し、シュロウガを変貌させる。 |
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| + | さらに、火星のZONEの中で己の存在を自問自答し続けた結果、人間として生きることを願い、アカシックレコードに触れたことで「知りたがる山羊」の、無限獄から放たれる時を夢見たことで「夢見る双魚」の、本心を隠してアドヴェントと組んだことで「偽りの黒羊」の、シュロウガを生み出した誰かの人間の生き様に対する愛で「尽きぬ水瓶」のリアクターとなり、その力を引き出すに至った。そして、ヒビキ達の持つスフィアを手に入れるべくカオス・コスモスへ先行、エス・テランでZ-BLUEとの決戦に臨む。しかし、その決着間際、アドヴェントによってアサキム自身も知らなかった真相が明かされた。 |
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| + | それを知らされて自我が崩壊したところをアドヴェントに吸収され、至高神Z降臨の生贄とされる。しかし、激戦の最中に地球から届けられた生命の力によって目を覚まし、至高神Zに己の死を願ったことでアドヴェントの永遠を崩す。 |
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| + | 超時空修復が成功し、再構築される世界の中、生と死の狭間でセツコ達や死したサイデリアルのリアクター達と邂逅。無限獄から解き放たれ、シュロウガと共に新たな地平へと去っていった。 |
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| 攻略本に描かれている全身画ではマントというより全身が隠れるクロークに近い黒衣を纏っており、両腕に繋がれた鎖が左足にもちらりと見えている。 | | 攻略本に描かれている全身画ではマントというより全身が隠れるクロークに近い黒衣を纏っており、両腕に繋がれた鎖が左足にもちらりと見えている。 |
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| === 過去 === | | === 過去 === |
− | 現在の所、アサキムの身に何が起きて現在のような状況になったのかは全くわかっていない。当人も何度かそれについて語ってはいるものの、噛み砕くと「かつて何らかの大罪を犯したがために太極の怒りに触れ、滅びることの出来ない存在になった」というだけであり、後は何一つ判明していない。
| + | 現在の所、アサキムの身に何が起きて現在のような状況になったのかは全くわかっていない。当人も何度かそれについて語ってはいるものの、噛み砕くと「かつて何らかの大罪を犯したがために太極の怒りに触れ、滅びることの出来ない存在になった」というだけである。 |
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| + | その正体は、乗り手を失った並行世界の至高神ソル・シュロウガがそれを補い、孤独を癒すため、本来のパイロットを模して自ら構築した存在の虚像であり、'''大罪にまつわる過去などは最初から存在しなかった'''。 |
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| + | アサキム自身はシュロウガが撃墜されるたびに消滅しており、復活したシュロウガがその瞬間までの記憶をダウンロードして再構築していた、というのが不死身のカラクリである。随所で見せていた意味深なモノローグや言動は、全て'''シュロウガの記憶'''であり、アサキムのものではなかった。 |
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| === [[マサキ・アンドー]]との関連 === | | === [[マサキ・アンドー]]との関連 === |
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| 第2次OGにおいては[[ユーゼス・ゴッツォ]]がマサキに対し、「何度も同じ人間として転生している認識を持っていれば、お前はマサキ・アンドーではいられない」という趣旨の、明らかにアサキムのことと思しき発言をしている。この事から、アサキムの素性は「再有生の認識を持ったがゆえに己を失ったマサキの並行存在」だとする説が挙げられているが、それを裏付ける確証は、現在のところレイ・バスターの連続カットイン以外に存在しない。 | | 第2次OGにおいては[[ユーゼス・ゴッツォ]]がマサキに対し、「何度も同じ人間として転生している認識を持っていれば、お前はマサキ・アンドーではいられない」という趣旨の、明らかにアサキムのことと思しき発言をしている。この事から、アサキムの素性は「再有生の認識を持ったがゆえに己を失ったマサキの並行存在」だとする説が挙げられているが、それを裏付ける確証は、現在のところレイ・バスターの連続カットイン以外に存在しない。 |
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| + | そして、天獄篇において、アサキムの正体がシュロウガの作り出した実体ある虚像であったことが判明するに至り、'''マサキとの関係性は完全に否定されることとなった'''。 |
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| == 登場作品と役柄 == | | == 登場作品と役柄 == |
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| ;「そうじゃない…… こういう結末も悪くないと思っただけだよ」 | | ;「そうじゃない…… こういう結末も悪くないと思っただけだよ」 |
| :ZONEに封じ込められる瞬間。最後の最後で静かに笑い、己の運命を受け入れた放浪者は次元の扉に消える。しかし、迫り来る天獄を前に彼を呼び覚ます者がいた。女王の肩書きを与えられた、[[ツィーネ・エスピオ|彼女]]が……。 | | :ZONEに封じ込められる瞬間。最後の最後で静かに笑い、己の運命を受け入れた放浪者は次元の扉に消える。しかし、迫り来る天獄を前に彼を呼び覚ます者がいた。女王の肩書きを与えられた、[[ツィーネ・エスピオ|彼女]]が……。 |
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| === 第3次Z天獄篇 === | | === 第3次Z天獄篇 === |
| + | ;「見ているか、サクリファイ! これが生命……君達が失ったものだ!」<BR/>「限りある生命を燃やし、ぶつかり合う……それこそが未来を生む! そう、生命こそが未来なんだよ!」<BR/>「さあ、シュロウガ・シン! 彼らに一大劫の果てを見せてやろう!」 |
| + | : |
| + | ;「火星のZONEの中で僕はずっと考えていた。僕は一体何者なのかと……その答えは、僕も人間であるということ……少なくとも人間として生きたいということだ」<BR/>「それが僕にスフィアの力を引き出す術を与えてくれた」<BR/>「知りたがる山羊……僕は宇宙全ての知を望み、アカシックレコードに触れた」<BR/>「夢見る双魚……そして僕はいつの日か、自らの望みが叶うことを夢見た」<BR/>「偽りの黒羊……そのために僕は本心を隠し、一度はアドヴェントと手を組んだ」<BR/>「そして、尽きぬ水瓶……僕は君たちを愛した。いや……正確には、僕を生み出した何かが、君たちの存在を愛した」<BR/>「限りある生命を燃やし、懸命に生きる者たち……その何者にも屈しない闘志は無限の自由……それは愛おしく……そして、愛すべきものだ」 |
| + | :第60話「永遠へ」にて。戦神の星に封じられたアサキムは、己が人間として生き、人間として死ぬことを望み、そう在ろうとしたがゆえに4つのスフィアそれぞれのリアクターとなっていた。知恵を求め、その時を夢見、敵とさえ手を組み、いずれ来る死を知りながら全力で生きる人間の在り様を愛し……。 |
| + | ;「生命とは成住壊空……その繰り返しの中で、僕は君達という存在に深入りしすぎてしまったようだ……」<BR/>「君達を愛した時点で、僕がこうなるのは決まっていたんだろう」 |
| + | : |
| + | ;「僕が……代替え品……?」 |
| + | :アドヴェントから真相を聞かされて。己が人間どころか生命ですらなく、シュロウガが生み出した代替品……真のパイロットを模したイメージでしかないこと、さらには不死なのもシュロウガ、大罪を負ったのもシュロウガであり、自分はそれを操る道具に過ぎなかったという事実を知り、彼の精神は崩れ去る……。 |
| + | ;「ありがとう。これで僕は、新たな風に乗れる……」<BR/>「そう……風が呼んでる……いつか聞いた……あの声が……」 |
| + | :去り際。超時空修復で世界が再構成される中、ようやく無限獄の呪縛から解放された青年は、終端の多元世界からその姿を消した。いつか聞いた、あの風の声に導かれるままに。その行き先は、多分誰も知らない。 |
| + | :ヘビーユーザーなら言うまでもないが、「熱風!疾風!サイバスター」の歌詞ネタである。シュロウガの前身が何なのかは結局明かされず、謎の真相はOGシリーズに託された。 |
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| == 搭乗機体 == | | == 搭乗機体 == |