イデアラント

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イデアラント(Idealant)とは、エンジ・オヅヌ博士が月面研究施設で作ろうとしていた理想種である新人類。一種の人造人間

概要[編集 | ソースを編集]

身体能力も人間を大きく上回るが、イデアラントの真価はエネルギーの流れの感知と状況認識・思考連鎖にある。遠く離れた存在も感じ取れるような特殊な知覚で世の中の流れを見極め、分析して、最小限の介入で事象を望む方向へと収束させていくことができる。

イデアラント試験体に生殖機能はない。また人間の不確定要素を排除するため感情も除去されているが発展途上。基本は人間と同じなのにあるべきものが欠けているせいなのか、肉体を維持できる期間が短く、いずれ肉体崩壊が始まる。赤子から作って成長させていくのではなく最初から成人体として作ると肉体維持期間は短くなる。

実用試験体[編集 | ソースを編集]

試験体番号00(ドゥバン・オーグ)と試験体番号01(アリエイル・オーグ)の2体が作られた。実用と見なされたのは、成人体のイデアラント試験体にしては約3年という長期間の肉体維持が可能な性能だったため。

まだまだ試験体なので、ドゥバンよりアリエイルのほうが感情調整の完成度が高いなど発展途上。

プロジェクト・イデアランツ[編集 | ソースを編集]

かつて次々世代型の人工知能を研究していたオヅヌ博士は、宇宙時代になることによって予測される紛争や危機管理を研究する機関を設立した。そして研究の結果、人類の不確定要素を排除する以外には完全な危機管理は不可能という結論が出てしまう。そのため機関では人類の支配者を用意する必要があるという意見が強まっていった。そして生まれた計画が、人工的に造り出した理想種を支配階級に据えて平和な世界を築くプロジェクト・イデアランツである。

結局、多くの天才科学者が夢破れてプロジェクト・イデアランツは頓挫した。オヅヌ博士も、ついに一年戦争末期に実用試験体の段階にまでこぎつけた所で、ドゥバンの反逆に遭い研究施設も破壊されて死亡したため、プロジェクトは消滅している。

なお、ライゾウ・カッシュ博士もかつては機関に所属していた。しかし人類支配の意見が強まった時期に去り、支配よりも地球再生による平和実現という別の道を模索してアルティメットガンダムを作っている。
また破嵐創造もかつては機関に所属しておりプロジェクトの理念には賛同したが、自分で成し遂げようと機関を去り、独自にメガノイドを研究したのだった。

ガイストシリーズ[編集 | ソースを編集]

イデアラントと対になる生体マシン。動力「ファウ・ケルン」のエネルギー出力はそこまで大きくはないがエネルギー制御に長けており周囲のエネルギーも利用可能という、エネルギーの流れを読めるイデアラントに適した設計。他の機体のエネルギーや精神エネルギーなども使える。

関連項目[編集 | ソースを編集]

アリエイル・オーグ / ドゥバン・オーグ
フリッケライ・ガイスト / アレス・ガイスト