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| [[リガ・ミリティア]]が開発した試作型[[モビルスーツ]]。 | | [[リガ・ミリティア]]が開発した試作型[[モビルスーツ]]。 |
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− | [[V2ガンダム]]に[[V2アサルトガンダム|アサルトパーツ]]と[[V2バスターガンダム|バスターパーツ]]の両方を装着した形態。'''元々、アサルトパーツとバスターパーツは互いに干渉しないように設計されており、全てのパーツを同時に装着する事が可能である。''' | + | [[V2ガンダム]]に[[V2アサルトガンダム|アサルトパーツ]]と[[V2バスターガンダム|バスターパーツ]]の両方を装着した形態。元々、アサルトパーツとバスターパーツは互いに干渉しないように設計されており、全てのパーツを同時に装着する事が可能である。 |
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| 第49話「天使の輪の上で」のみ登場。メガビームシールドを装備して出撃した[[ウッソ・エヴィン]]のV2バスターガンダムにアサルトパーツを戦場で取り付けていた。ただし、この時はマイクロミサイルポッドは外され、メガビームライフルの代わりにV2の通常ビームライフルを装備していた。 | | 第49話「天使の輪の上で」のみ登場。メガビームシールドを装備して出撃した[[ウッソ・エヴィン]]のV2バスターガンダムにアサルトパーツを戦場で取り付けていた。ただし、この時はマイクロミサイルポッドは外され、メガビームライフルの代わりにV2の通常ビームライフルを装備していた。 |
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− | V2の高機動性にアサルトの防御力、バスターの高火力を併せ持った強力なモビルスーツとなる事が期待されていたが、出力が充分に行き渡っていなかったのか、[[Iフィールド]]を貫通したビームがアーマーを破壊したりしていた。結果的には[[ザンスカール帝国]]の防衛網を1機で掻い潜ったのだが、[[エンジェル・ハイロゥ]]脱出時にはメガビームシールドしか残されていなかった。次の出撃では[[V2アサルトガンダム]]で出撃している。 | + | V2の高機動性にアサルトの防御力、バスターの高火力を併せ持った強力なモビルスーツとなる事が期待されていたが、出力が充分に行き渡っていなかったのか、[[Iフィールド]]を貫通したビームがアーマーを破壊したりしていた。結果的には[[ザンスカール帝国]]の防衛網を1機で掻い潜ったが、[[エンジェル・ハイロゥ]]脱出時にはメガビームシールドしか残されていなかった。次の出撃では[[V2アサルトガンダム]]で出撃している。 |
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− | 「思い付きに近い上に、調整の時間も無い突貫装備であるが故に前述の通り出力が十分に行き渡らなかった」という解釈がなされている<ref>'''メタ的には富野由悠季監督がV2のこの「全部乗せ最強形態」を特に嫌っており'''、弱点を強く強調させるシナリオ運びと演出を行ったとも言う。</ref>のか、連戦続き出撃合間の急拵えという描写が必要の無い場合が多いSRW含む[[コンピュータゲーム|ゲーム作品]]では基本的に最強形態として高い性能を誇る機体である。
| + | 思い付きに近い上に、調整の時間も無い突貫装備であるが故に前述の通り出力が十分に行き渡らなかったという解釈がなされているのか、連戦続き出撃合間の急拵えという描写が必要の無い場合が多いSRW含む[[コンピュータゲーム|ゲーム作品]]では基本的に最強形態として高い性能を誇る機体である。 |
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| == 登場作品と操縦者 == | | == 登場作品と操縦者 == |
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| === [[旧シリーズ]] === | | === [[旧シリーズ]] === |
| ;{{参戦作品 (メカ)|第2次スーパーロボット大戦G}} | | ;{{参戦作品 (メカ)|第2次スーパーロボット大戦G}} |
− | :初参戦作品。名前が長くて入らないので「V2アサルトバスター」表記。[[隠し要素/第2次G|隠し要素]]で[[V2ガンダム]]の機体性能をフル[[改造]]すればアサルトバスターになる。 | + | :初参戦作品。名前が長くて入らないので「V2アサルトバスター」表記。[[隠し要素/第2次G|隠し要素]]で[[V2ガンダム]]の機体性能をフル[[改造]]すれば本機になる。 |
| :対[[ビーム兵器]]では無敵となる[[Iフィールド]]、[[分身]]、[[ビームシールド]]と防御能力は豊富で、またフル改造前提であるため装甲もかなりの高さになっており防御面はほぼ鉄壁。攻撃面でも2種の[[マップ兵器]]にメガビームライフル、ヴェスバーと高火力なものが揃っていて攻防共に隙がない。 | | :対[[ビーム兵器]]では無敵となる[[Iフィールド]]、[[分身]]、[[ビームシールド]]と防御能力は豊富で、またフル改造前提であるため装甲もかなりの高さになっており防御面はほぼ鉄壁。攻撃面でも2種の[[マップ兵器]]にメガビームライフル、ヴェスバーと高火力なものが揃っていて攻防共に隙がない。 |
| :……と言いたいところだが、メガビームライフル以外はEN消費が非常に激しく、とても燃費が悪い。毎ターン10%の[[EN回復]](実はV2ガンダムの本来のフル改造ボーナス)を持つが、無いよりはマシ程度。加えて本作は容量の都合上どんなユニットも武装は最大4つまでしか持てないため、本機の場合は射撃兵器とマップ兵器で埋まってしまい、V2ガンダムが持っていたビームサーベルなどのP武器がなくなってしまったのも痛い。そのため足を止めずに攻撃するには光の翼に頼らざるを得ない。 | | :……と言いたいところだが、メガビームライフル以外はEN消費が非常に激しく、とても燃費が悪い。毎ターン10%の[[EN回復]](実はV2ガンダムの本来のフル改造ボーナス)を持つが、無いよりはマシ程度。加えて本作は容量の都合上どんなユニットも武装は最大4つまでしか持てないため、本機の場合は射撃兵器とマップ兵器で埋まってしまい、V2ガンダムが持っていたビームサーベルなどのP武器がなくなってしまったのも痛い。そのため足を止めずに攻撃するには光の翼に頼らざるを得ない。 |
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| :[[V2ガンダム|通常形態]]、[[V2アサルトガンダム|アサルト]]、[[V2バスターガンダム|バスター]]へと換装する。 | | :[[V2ガンダム|通常形態]]、[[V2アサルトガンダム|アサルト]]、[[V2バスターガンダム|バスター]]へと換装する。 |
| ;[[分離]] | | ;[[分離]] |
− | :『[[αシリーズ]]』では分離可能。 | + | :「[[αシリーズ]]」では分離可能。 |
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| === 移動タイプ === | | === 移動タイプ === |
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| == 余談 == | | == 余談 == |
− | *ビデオ最終巻のパッケージやBB戦士の組み立て説明書等、'''各媒体で「最強のモビルスーツ」という謳い文句が頻繁に用いられていたが、実際の劇中では1話のみの登場である'''。しかもパーツを全て装備してはおらず、その上バスターのパーツをカテジナに破壊されすぐアサルトに戻ってしまうという扱いだった。 | + | *ビデオ最終巻のパッケージやBB戦士の組み立て説明書等、'''各媒体で「最強のモビルスーツ」という謳い文句が頻繁に用いられていたが、実際の劇中では1話のみの登場である'''。しかもパーツを全て装備してはおらず、その上バスターのパーツを[[カテジナ・ルース]]に破壊されすぐアサルトに戻ってしまうという扱いである。 |
− | **挙句連戦で[[トラウマイベント|トラウマ描写]]に定番がある「水着のお姉さん達のネネカ隊の人間サイズの手持ち火器でアサルトパーツまで全損してしまう」という、後年の扱いからは考えられないありさまであった(しかし、本体は無傷だったので役目は果たしていると言える)。 | + | **挙句連戦で[[トラウマイベント|トラウマ描写]]に定番がある水着のお姉さん達のネネカ隊の人間サイズの手持ち火器でアサルトパーツまで全損してしまうという、後年の扱いからは考えられないありさまである(しかし、本体は無傷だったので役目は果たしていると言える)。 |
| *1/100スケールのV2アサルトとV2バスターの[[ガンプラ]]の両方を買って組み合わせる事で本形態を作る事はできるが、元々組み合わせる事を前提には設計されていないらしく、アサルトとバスターのパーツ同士が干渉し合うため手足が殆ど動かない。更に上半身ばかりが重くなる為自立が難しく、関節もすぐヘタれる。補うには改造しかない。にもかかわらず低年齢向けのガンプラ関連書籍等では、本形態が独立した商品であるかのように紹介された事もある。 | | *1/100スケールのV2アサルトとV2バスターの[[ガンプラ]]の両方を買って組み合わせる事で本形態を作る事はできるが、元々組み合わせる事を前提には設計されていないらしく、アサルトとバスターのパーツ同士が干渉し合うため手足が殆ど動かない。更に上半身ばかりが重くなる為自立が難しく、関節もすぐヘタれる。補うには改造しかない。にもかかわらず低年齢向けのガンプラ関連書籍等では、本形態が独立した商品であるかのように紹介された事もある。 |
| **後の2010年、「ROBOT魂」でこれらの問題を消化したV2アサルトバスターが発売されている。さらに後年の2015年には、ついに本形態を1商品で完成できるガンプラ(HGUC)が発売された。 | | **後の2010年、「ROBOT魂」でこれらの問題を消化したV2アサルトバスターが発売されている。さらに後年の2015年には、ついに本形態を1商品で完成できるガンプラ(HGUC)が発売された。 |
| *『新[[SDガンダム外伝]] ナイトガンダム<ruby><rb>物語</rb><rt>ストーリー</rt></ruby>』では本機をモチーフとした「幻魔皇帝アサルトバスター」が'''[[ラストボス]]'''として登場している。全身に目玉や牙の意匠が施されたその姿は非常に禍々しく、[[シャッコー]]及び[[リグ・シャッコー]]をモチーフにした主人公「魔竜剣士(聖竜騎士)ゼロガンダム」のヒロイックなデザインと比較すると扱いは対照的である。というか名前がアサルトバスターでないとモチーフが完全にわからないレベルである。 | | *『新[[SDガンダム外伝]] ナイトガンダム<ruby><rb>物語</rb><rt>ストーリー</rt></ruby>』では本機をモチーフとした「幻魔皇帝アサルトバスター」が'''[[ラストボス]]'''として登場している。全身に目玉や牙の意匠が施されたその姿は非常に禍々しく、[[シャッコー]]及び[[リグ・シャッコー]]をモチーフにした主人公「魔竜剣士(聖竜騎士)ゼロガンダム」のヒロイックなデザインと比較すると扱いは対照的である。というか名前がアサルトバスターでないとモチーフが完全にわからないレベルである。 |
− | **なお、この扱いに関しては、『Vガンダム』放送当時サンライズから'''番組放送中はSD化禁止'''が言い渡されていたためとされる。『ナイトガンダム物語』はちょうど『Vガンダム』放送中にスタートしており、VガンダムやV2ガンダムを主人公として起用できなかった<ref>両機は物語途中から脇役の騎士ヴィクトリーや騎士ヴイスクエアとして登場。</ref>ため、ウッソが搭乗経験のあるシャッコーに白羽の矢が立った<ref>こちらも本来はSD化禁止だったが'''顔をガンダムに変え、色も白黒メインにしたためバレなかった'''。なお、最終形態の聖竜騎士ゼロガンダムはリグ・シャッコーと同じ黄色メインである。</ref>というわけである。 | + | **なおこの扱いに関しては、『Vガンダム』放送当時サンライズから'''番組放送中はSD化禁止'''が言い渡されていたためとされる。『ナイトガンダム物語』はちょうど『Vガンダム』放送中にスタートしており、VガンダムやV2ガンダムを主人公として起用できなかった<ref>両機は物語途中から脇役の騎士ヴィクトリーや騎士ヴイスクエアとして登場。</ref>ため、ウッソが搭乗経験のあるシャッコーに白羽の矢が立った<ref>こちらも本来はSD化禁止だったが'''顔をガンダムに変え、色も白黒メインにしたためバレなかった'''。なお、最終形態の聖竜騎士ゼロガンダムはリグ・シャッコーと同じ黄色メインである。</ref>というわけである。 |
− | *前述通り大抵の[[コンピュータゲーム|ゲーム作品]]では最強形態として扱われているが、例外として初期のGジェネシリーズでは仕様上4枠しかない武装欄の3枠がMAP兵器という非常に扱いにくい。…というよりも、シリーズのMAP兵器の仕様上「はっきり言って使えないのも同然の機体」となっている。 | + | *前述通り大抵の[[コンピュータゲーム|ゲーム作品]]では最強形態として扱われているが、例外として初期のGジェネシリーズでは仕様上4枠しかない武装欄の3枠がMAP兵器という非常に扱いにくい。…というよりも、シリーズのMAP兵器の仕様上はっきり言って使えないのも同然の機体となっている。 |
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| == 脚注 == | | == 脚注 == |