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| 原作では5機のG兵器の中で唯一、強奪を免れた機体であり、[[マリュー・ラミアス]]と[[キラ・ヤマト]]が搭乗。当初はマリューが操縦していたが、[[アスラン・ザラ|アスラン]]の銃撃で腕を負傷し、[[ナチュラル]]である上にパイロットですらない彼女では[[MS]]の操縦など出来る訳もなく、さらに当初はOSが未完成だったため、歩くことすらもままならなかったが、工業カレッジの学生であったキラが強引に操縦を代わり、瞬時にOSを書き換えた事で、標準装備でありながらも驚異的な性能を発揮して、[[ミゲル・アイマン]]の駆る[[ジン]]を撃破した。だが、書き換えられたOSは[[ナチュラル]]のパイロットでは到底扱える物ではなく、そのまま、なし崩し的にキラは本機のパイロットとして戦う事となった。それ以後、[[ジン]]はもちろん、敵に強奪された4機のGとも対等以上に渡り合い、ミゲルを皮切りに、[[アンドリュー・バルトフェルド]]、[[マルコ・モラシム]]、そして奪われたGの1機であるブリッツに乗る[[ニコル・アマルフィ]]など、[[エース|エースパイロット]]を次々と撃破するという高い戦果をあげている。が、ニコルの死に激昂した[[アスラン・ザラ|アスラン]]の駆るイージスと戦闘になり、自爆攻撃に巻き込まれて大破する。その後、本機は[[オーブ軍]]に回収され、[[ナチュラル]]用OSを搭載した上で修復され、地球軍を離反した[[アークエンジェル]]がオーブに寄港した際に引き渡された。その後は[[ムウ・ラ・フラガ]]がパイロットとなり、オーブ開放作戦において、[[ストライクダガー]]や[[カラミティガンダム]]を相手に初心者と思えない戦いぶりを見せ、オーブが陥落した後も[[核ミサイル]]の撃破などの高い戦果を挙げるが、第二次ヤキン・ドゥーエ攻防戦にて[[ラウ・ル・クルーゼ]]の[[プロヴィデンスガンダム]]と交戦、善戦するが、中破する。最後は[[アークエンジェル]]に向けて放たれた[[ドミニオン]]のローエングリンを身を挺して防ぎ、機体は爆散・消滅した。 | | 原作では5機のG兵器の中で唯一、強奪を免れた機体であり、[[マリュー・ラミアス]]と[[キラ・ヤマト]]が搭乗。当初はマリューが操縦していたが、[[アスラン・ザラ|アスラン]]の銃撃で腕を負傷し、[[ナチュラル]]である上にパイロットですらない彼女では[[MS]]の操縦など出来る訳もなく、さらに当初はOSが未完成だったため、歩くことすらもままならなかったが、工業カレッジの学生であったキラが強引に操縦を代わり、瞬時にOSを書き換えた事で、標準装備でありながらも驚異的な性能を発揮して、[[ミゲル・アイマン]]の駆る[[ジン]]を撃破した。だが、書き換えられたOSは[[ナチュラル]]のパイロットでは到底扱える物ではなく、そのまま、なし崩し的にキラは本機のパイロットとして戦う事となった。それ以後、[[ジン]]はもちろん、敵に強奪された4機のGとも対等以上に渡り合い、ミゲルを皮切りに、[[アンドリュー・バルトフェルド]]、[[マルコ・モラシム]]、そして奪われたGの1機であるブリッツに乗る[[ニコル・アマルフィ]]など、[[エース|エースパイロット]]を次々と撃破するという高い戦果をあげている。が、ニコルの死に激昂した[[アスラン・ザラ|アスラン]]の駆るイージスと戦闘になり、自爆攻撃に巻き込まれて大破する。その後、本機は[[オーブ軍]]に回収され、[[ナチュラル]]用OSを搭載した上で修復され、地球軍を離反した[[アークエンジェル]]がオーブに寄港した際に引き渡された。その後は[[ムウ・ラ・フラガ]]がパイロットとなり、オーブ開放作戦において、[[ストライクダガー]]や[[カラミティガンダム]]を相手に初心者と思えない戦いぶりを見せ、オーブが陥落した後も[[核ミサイル]]の撃破などの高い戦果を挙げるが、第二次ヤキン・ドゥーエ攻防戦にて[[ラウ・ル・クルーゼ]]の[[プロヴィデンスガンダム]]と交戦、善戦するが、中破する。最後は[[アークエンジェル]]に向けて放たれた[[ドミニオン]]のローエングリンを身を挺して防ぎ、機体は爆散・消滅した。 |
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− | なお、イージス自爆時にキラが生存した最大の理由がセーフティーシャッター1枚だったことで「装甲全部をセーフティーシャッターにすればいい」などの冗談がファンの間で囁かれた。
| + | なお、イージス自爆時にキラが生存した最大の理由がセーフティーシャッター1枚だったことで「装甲全部をセーフティーシャッターにすればいい」などの揶揄が飛び交った。 |
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| 後に『[[機動戦士ガンダムSEED DESTINY]]』において、キラが[[ストライクルージュ]]で宇宙に上がる際、機体OSの設定をストライクと同じにしたため、一回だけこの元祖カラーのストライクが登場している。(PS装甲と無関係の目と盾はルージュのまま) | | 後に『[[機動戦士ガンダムSEED DESTINY]]』において、キラが[[ストライクルージュ]]で宇宙に上がる際、機体OSの設定をストライクと同じにしたため、一回だけこの元祖カラーのストライクが登場している。(PS装甲と無関係の目と盾はルージュのまま) |
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− | また外伝などで[[ストライクノワールガンダム|同じシリーズの機体]]が主役を張るなど、その人気は非常に高い。 | + | また外伝などで[[ストライクノワールガンダム|同じシリーズの機体]]が主役を張るなど、派生機も多い。 |
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| === スパロボシリーズにおいて === | | === スパロボシリーズにおいて === |
− | スパロボでは、[[PS装甲]]と換装システムを持つ多機能な[[ガンダムタイプ|ガンダム]]。装甲自体は[[MS]]のそれではあるが、PS装甲があるので、やや硬い印象がある。また、[[エステバリス]]同様に戦場での換装変更が可能(第3次αではイベント以外は不可能)だが、こちらは艦内や射出だけでなく[[スカイグラスパー]]からストライカーパックを受け取ることができるため、使い方次第ではさらに便利。ストライカーパックは隠しも含めて4種類(Wでは5種類)あるが、原作で多用されたエールパックは火力に欠けるため、多少、無理してでもソードやランチャーを使う方がダメージの通りは良い。ただし、第3次αではエールパックはビームライフル連射が使えるので、火力もそれなりと使い易い(逆に、Jのエールパックは素のストライクにすら火力で負ける有様である)。また、JやWでは通常のストライクもI.W.S.P.を装着可能であり、総合バランスの良さからムウが搭乗したストライクに最適な能力となっている(とは言え、Jではムウは強制的に部隊を離脱するので、使わない人も多いだろうが)。 | + | スパロボでは、[[PS装甲]]と換装システムを持つ多機能な[[ガンダムタイプ|ガンダム]]。装甲自体は[[MS]]のそれではあるが、PS装甲があるので、やや硬い印象がある。また、[[エステバリス]]同様に戦場での換装変更が可能(第3次αではイベント以外は不可能)だが、こちらは艦内や射出だけでなく[[スカイグラスパー]]からストライカーパックを受け取ることができるため、使い方次第ではさらに便利。ストライカーパックは隠しも含めて4種類(Wでは5種類)あるが、原作で多用されたエールパックは火力に欠けるため、多少、無理してでもソードやランチャーを使う方がダメージの通りは良い。 |
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| === ストライカーパックシステム === | | === ストライカーパックシステム === |
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| :火器を多数装備した、[[バスターガンダム]]のような火力重視の砲撃戦形態。対艦攻撃や火力支援に力を発揮する。原作中ムウはランチャーを選択するので射撃偏重であるのがわかる。またキラがエールを多用するので自然と住み分けがされている。 | | :火器を多数装備した、[[バスターガンダム]]のような火力重視の砲撃戦形態。対艦攻撃や火力支援に力を発揮する。原作中ムウはランチャーを選択するので射撃偏重であるのがわかる。またキラがエールを多用するので自然と住み分けがされている。 |
| ;パーフェクトストライカー | | ;パーフェクトストライカー |
− | :HDリマスター版でのみ登場。正確にはエール・ソード・ランチャーの各武装を同時に装備した形態(シールドは装備されない)であり、要するに「全部のせ」形態である。しかし、単純に3つの形態の武器を装備しただけというわけでもなく、エネルギー不足を補う為に外付けのバッテリーを背部に複数個追加装備するなど、細かな改良も施されている。3つのパックの装備を同時使用出来るだけあって特に攻撃面に秀でているが、反面、全く性格の異なる各パックの装備を同時に運用するため必然的に操縦は難しくなり、使いこなすには高い技量が必要とされる(これは後述のI.W.S.Pも同様)。<br />オーブ攻防戦時でムウ機として投入され、無印版以上の活躍を見せた(ムウは初実践で本装備を使いこなしたことになる)。<br />現実的には、換装で能力を特化させるストライクのコンセプトの真逆をいく上、出力・推力不足で本体の強化なしではまともに動けないが、ファンサービスの位置づけなので整合性は取られていない。。<br />なお、この形態は元々はTV版放送時に販売されたBB戦士のオリジナル形態「スーパーストライクガンダム」をベースとしてデザインされたもの。 | + | :HDリマスター版でのみ登場。正確にはエール・ソード・ランチャーの各武装を同時に装備した形態(シールドは装備されない)であり、要するに「全部のせ」形態である。しかし、単純に3つの形態の武器を装備しただけというわけでもなく、エネルギー不足を補う為に外付けのバッテリーを背部に複数個追加装備するなど、細かな改良も施されている。3つのパックの装備を同時使用出来るだけあって特に攻撃面に秀でているが、反面、全く性格の異なる各パックの装備を同時に運用するため必然的に操縦は難しくなり、使いこなすには高い技量が必要とされる(これは後述のI.W.S.Pも同様)。<br />オーブ攻防戦時でムウ機として投入され、無印版以上の活躍を見せた(ムウは初実践で本装備を使いこなしたことになる)。<br />現実的には、換装で能力を特化させるストライクのコンセプトの真逆をいく上、出力・推力不足で本体の強化なしではまともに動けないが、ファンサービスの位置づけなので整合性は取られていない。<br />なお、この形態は元々はTV版放送時に販売されたBB戦士のオリジナル形態「スーパーストライクガンダム」をベースとしてデザインされたもの。 |
| ;ジェットストライカー | | ;ジェットストライカー |
| :空戦用の装備。『SEED DESTINY』で登場。ストライクは装備していない。 | | :空戦用の装備。『SEED DESTINY』で登場。ストライクは装備していない。 |
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| == 登場作品と操縦者 == | | == 登場作品と操縦者 == |
| ;[[第3次スーパーロボット大戦α]] | | ;[[第3次スーパーロボット大戦α]] |
− | :最初はキラのみ搭乗可能のユニット。後半で他のキャラも乗り換え可能になる。こちらでは[[チート]]を使用しない限り、通常のストライクではI.W.S.P.を装着できない。キラ搭乗時のストライクの改造段階が、ストライクを含めて6機の初期改造状態となる(復帰後のストライク、[[ストライクルージュ]]、[[フリーダムガンダム|フリーダム]]、ジャスティス、[[バスターガンダム|バスター]]、条件を満たせば味方に入る[[デュエルガンダム|デュエル]])。つまり、ストライク1機を改造するだけで5機分の改造費が節約できると言う事であり、そのため、改造は必須である。ムウは[[メビウス・ゼロ]]が使いやすいので、M1アストレイ3人娘の誰かを乗せるといい。<br />なお、リアル男ルートでは、主人公である[[クォヴレー・ゴードン|クォヴレー]]が正パイロットになるはずであったが、その前にキラがOSを書き換えてしまい、結局、乗る事はなかった。「砂塵の果て」でのイベントでPSダウン状態が見られるが、実は内部にこの状態のデータが存在し、メディアワークスの攻略本に載っている。何がどういう訳か、PS装甲が使えないだけなのにステータスが大幅ダウンしており(EN130→20、運動性115→80、装甲1200→600、イーゲルシュテルン・アーマーシュナイダー攻撃力-500、ビームライフル攻撃力-800、移動力6→4)、全く使えないユニットになっている。 | + | :最初はキラのみ搭乗可能のユニット。後半で他のキャラも乗り換え可能になる。I.W.S.P.はルージュ専用であり装着できない。キラ搭乗時のストライクの改造段階が、ストライクを含めて6機の初期改造状態となる(復帰後のストライク、[[ストライクルージュ]]、[[フリーダムガンダム|フリーダム]]、ジャスティス、[[バスターガンダム|バスター]]、条件を満たせば味方に入る[[デュエルガンダム|デュエル]])。つまり、ストライク1機を改造するだけで5機分の改造費が節約できると言う事であり、そのため、改造は必須である。ムウは[[メビウス・ゼロ]]が使いやすいので、M1アストレイ3人娘の誰かを乗せるといい。<br />なお、リアル男ルートでは、主人公である[[クォヴレー・ゴードン|クォヴレー]]が正パイロットになるはずであったが、その前にキラがOSを書き換えてしまい、結局、乗る事はなかった。「砂塵の果て」でのイベントでPSダウン状態が見られるが、実は没データが存在し、メディアワークスの攻略本に載っている。何がどういう訳か、PS装甲が使えないだけなのにステータスが大幅ダウンしており(EN130→20、運動性115→80、装甲1200→600、イーゲルシュテルン・アーマーシュナイダー攻撃力-500、ビームライフル攻撃力-800、移動力6→4)、全く使えないユニットになっている。 |
| ;[[スーパーロボット大戦J]] | | ;[[スーパーロボット大戦J]] |
− | :最初はキラのみ搭乗可能、後半はSEED系MSパイロットなら誰でも搭乗可能。Jでは普通にI.W.S.P.を使うことができる。後半でのデフォルトパイロットはムウだが、他作品と異なり、本作では終盤、ムウがイベントで死亡するため、注意。改造すれば、最後まで充分使える(乗せる人に困るが…最終的にはイザーク辺りか?)。I.W.S.P.が来るまではソードが使いやすい。ランチャーも長射程なので、使い出はある。エールは…小隊制ではなくなったので、ビームライフル連射がなくなってしまい、火力がなく、射程も微妙で、空を飛べるくらいしか長所がないという駄目な形態になってしまった。射程も攻撃力も素のストライクに負けてるし(一応、カガリ専用の「アストレイ・フォーメーション」が追加されると話は変わるが)。ただ。ちなみに、実はパック無しのストライクの水中適応はAだったりするが、移動適応はないため生かしにくい。 | + | :最初はキラのみ搭乗可能、後半はSEED系MSパイロットなら誰でも搭乗可能。Jでは普通にI.W.S.P.を使うことができる。後半でのデフォルトパイロットはムウだが、他作品と異なり、本作では終盤、ムウがイベントで死亡するため注意。改造すれば、最後まで充分使える(乗せる人に困るが…最終的にはイザーク辺りか?)。I.W.S.P.が来るまではソードが使いやすい。ランチャーも長射程なので、使い出はある。エールは…小隊制ではなくなったので、ビームライフル連射がなくなってしまい、火力がなく、射程も微妙で、空を飛べるくらいしか長所がないという駄目な形態になってしまった。射程も攻撃力も素のストライクに負けてるし(一応、カガリ専用の「アストレイ・フォーメーション」が追加されると話は変わるが)。ただ。ちなみに、実はパック無しのストライクの水中適応はAだったりするが、移動適応はないため活かしにくい。 |
| ;[[スーパーロボット大戦W]] | | ;[[スーパーロボット大戦W]] |
− | :Jと同じような仕様だが、正式にSEEDの面々が仲間になった時には、キラは既にフリーダムに乗っているため、Jに比べると使われない事が多いだろう。それでも、ムウがこれに乗って強制出撃する事もあるので注意。1周目でもXアストレイが来るとムウがそっちに乗る可能性があるので立場が危ういが、2周目以降はガンバレルダガーも手に入るので、余計にムウの愛機という立場が危うくなる。<br />一応、第一部でのムウの撃墜数次第でライトニングストライカーが、カガリのスポット参戦時の撃墜数次第でI.W.S.P.が手に入る。ライトニングになると補給装置が付く。素の「ストライクガンダム」自体はまず使われないだろうが、何気に他のストライカーパックで落とされると、この形態で復活する。なお、ミーティア入手の際にフリーダムとジャスティスに(I.W.S.P.の条件も満たしているならストライクルージュにも)改造引継ぎが発生するので、バスターやブリッツを使わないならこちらを改造するのも手。<br />ちなみに、エールは射程が1延びただけで相変わらずの仕様だが、(全形態共通ではあるものの)カガリだけでなくムウでも「アストレイ・フォーメーション」が使えるようになった。また、ランチャーは移動力が1下がっている。また今回もパックなしでは水中適応Aだが、水中で戦う機会が最初に自由に使えるようになる42話(しかもその範囲もかなり狭い)しかないのでほぼ無意味である。 | + | :Jと同じような仕様だが、正式にSEEDの面々が仲間になった時には、キラは既にフリーダムに乗っているため、Jに比べると使われない事が多いだろう。それでも、ムウがこれに乗って強制出撃する事もあるので注意。1周目でもXアストレイがあるので立場が危ういが、2周目以降はガンバレルダガーも手に入るので、余計にムウの愛機という立場が危うくなる。<br />一応、第一部でのムウの撃墜数次第でライトニングストライカーが、カガリのスポット参戦時の撃墜数次第でI.W.S.P.が手に入る。ライトニングになると補給装置が付く。素の「ストライクガンダム」自体はまず使われないだろうが、何気に他のストライカーパックで落とされると、この形態で復活する。なお、ミーティア入手の際にフリーダムとジャスティスに(I.W.S.P.の条件も満たしているならストライクルージュにも)改造引継ぎが発生するので、バスターやブリッツを使わないならこちらを改造するのも手。<br />ちなみに、エールは射程が1延びただけで相変わらずの仕様だが、(全形態共通ではあるものの)カガリだけでなくムウでも「アストレイ・フォーメーション」が使えるようになった。また、ランチャーは移動力が1下がっている。また今回もパックなしでは水中適応Aだが、水中で戦う機会が最初に自由に使えるようになる42話(しかもその範囲もかなり狭い)しかないのでほぼ無意味である。 |
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| == 装備・機能 == | | == 装備・機能 == |