「ZOIDS新世紀/ZERO」の版間の差分

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;ライガーゼロ
 
;ライガーゼロ
 
:ライガータイプの番外として知られる幻のゾイド。完全な野生体ベースのゾイド(通常はゾイドコアを適切な機械体に組み込んでいる)で、乗り手を選ぶ性質を持ち、今まで誰一人乗り手もなく放置されていた。ビットの愛機。
 
:ライガータイプの番外として知られる幻のゾイド。完全な野生体ベースのゾイド(通常はゾイドコアを適切な機械体に組み込んでいる)で、乗り手を選ぶ性質を持ち、今まで誰一人乗り手もなく放置されていた。ビットの愛機。
:後に増設イオンブースターによる多元的高機動型「イェーガー」、高い防御力に加え7本のブレードを持つ重機動格闘型「シュナイダー」、'''歩行も困難'''なほどに火器を積み込んだ砲戦型「パンツァー」という換装用装備「CAS(チェンジング・アーマー・システム)」が用意された。これにより、機体性能を完全に書き換えることができる。しかし、製造コストの甚大化に加え換装に設備と時間が必要となるため、数機にしか実装されなかった。
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:後に多元的高機動型「イェーガー」、重機動格闘型「シュナイダー」、砲戦型「パンツァー」という換装用装備「CAS(チェンジング・アーマー・システム)」が用意された(後述)。これにより、運動性能・格闘能力・火力のいずれかを比肩するものがいないレベルで強化することができる(欠点も相応にある)。しかし、製造コストの甚大化に加え換装に設備と時間が必要となるため、数機にしか実装されなかった。
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:;イェーガー
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::青い高機動型CASを装着した形態。直線速度もCAS中最速ではあるが、それ以上の特徴として背中の上下左右に稼働する大型イオンブースターにより多元的な機動を可能としており、'''あらゆるゾイドでも最上位の運動性能'''を有する。
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::良くも悪くも速度が最大の武器であり、軽量化の弊害で攻撃力・防御力ともに貧弱。軽量化と言っているが、それでも通常時に比べて50t近く増加している。
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:;シュナイダー
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::オレンジの重格闘型CASを装着した形態。'''7本'''という史上最多レベルのブレードと[[デススティンガー]]の荷電粒子砲すら防ぐ強力なEシールドを搭載し、それによって増加した重量をブースターやスラスターの追加で補っているという、[[アルトアイゼン・リーゼ|某鉄巨人]]を思わせる漢仕様。ブレードライガーやライガーゼロの直系と言える形態である。
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::5本のブレードとシールドをフル稼働させて切り裂く必殺の一撃「ファイブレードストーム」は'''[[デスザウラー]]の装甲さえも切り裂ける'''。アニメでは残り2本のブレードも動員した「セブンブレードアタック」も披露している(相手はブレードライガーだが)。欠点はその多過ぎる装備による稼働時間の短さ。
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:;パンツァー
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::緑の砲戦型CASを装着した形態。元来高機動による格闘戦を主とするライガーゼロのコンセプトに逆行する重砲「ハイブリッドキャノン」と大量のミサイルを搭載している。カタログスペック上では'''その重装備をした上でなお時速285km'''という異様なスペックを誇るモンスターマシンだが、アニメでは唄い文句にしか過ぎないらしい。
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::全砲門発射「バーニング・ビッグバン」は小型ゾイド部隊を殲滅し巨大ゾイドの装甲も破壊できる威力を有する。欠点は'''過重のために歩行困難'''というライガー系に有るまじき欠陥とオーバーヒートによって爆発する可能性があるという危険性。ただし、これらの欠点は放熱と軽量化の要である希少金属「エルワチウム・ゼロ」を使用していないレプリカモデルが故のものである。
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;[[ディバイソン]]
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:リノンの当初の愛機。他2名のそれと違い、カスタム機ではない。
 
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:汎用歩兵型ゾイド、[[ガンスナイパー]]をリノンが大幅に改造した火力重視のゾイド。
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:汎用歩兵型ゾイド、[[ガンスナイパー]]をリノンが大幅に改造した火力重視のゾイド。LSは「リノンスペシャル」の略だが、第二次大陸間戦争期における正式名称は「ガンスナイパー・ワイルドウィーゼル・フルバーストカスタム」。
 
;[[コマンドウルフ]]
 
;[[コマンドウルフ]]
:隠密オオカミ型のゾイド。基本的な加速力と突破力はそのままに、専用ロングレンジキャノンを増設したバラッドの当初の愛機。
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:隠密オオカミ型のゾイド。基本的な加速力と突破力はそのままに、専用ロングレンジキャノンを増設したカスタム機「コマンドウルフAC(アタックカスタム)」がバラッドの当初の愛機。
 
;プテラス
 
;プテラス
:プテラノドン型のゾイドでジェミーの当初の愛機。
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:プテラノドン型のゾイドでジェミーの当初の愛機。小型ゾイド。作中では爆撃能力と索敵能力を向上させたカスタム機「プテラスボマー」が使用される。
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;レイノス
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:新たに用意されたプテラノドン型ゾイド。この購入のため、'''プテラスは勝手に売り払われてしまった'''。プテラスと違い中型ゾイドに属する。超音速での飛行が可能なため、ジェミーの隠された内面を引き出してしまう。最大速度はマッハ3.3。
 
;[[ガンスナイパーNS]]
 
;[[ガンスナイパーNS]]
:ナオミの愛機でスナイパー仕様にチューンされた[[ガンスナイパー]]
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:ナオミの愛機でスナイパー仕様にチューンされた[[ガンスナイパー]]。反面、近接戦闘能力は皆無。
  
 
== 楽曲 ==
 
== 楽曲 ==

2014年8月14日 (木) 01:10時点における版

概要

ゾイドシリーズのアニメ化、第2作目。

前作『ゾイド -ZOIDS-』の好評を受けて急遽製作されたという経緯があり、前作から続投しているスタッフが多い。ストーリーの主なプロットは「ゾイド対ゾイドの対戦型バトル」であり、シリーズでも特にコメディタッチな描写が多いなど単純明快な痛快娯楽劇という赴きである。これはガンダムシリーズにおける『機動武闘伝Gガンダム』の「ガンダムファイト」に近いものがあり、後の対戦型となったゾイドゲームの柱ともなっている。

ストーリー

惑星Ziゾイドという存在が戦争の道具から、「ゾイドバトル」という庶民のホビーとなった時代。各地のゾイドを発掘し、パーツを集めるジャンクチーム「チーム・ブリッツ」。ビット・クラウドはある幻のゾイド「ライガーゼロ」と出会う。やがて、些細な出来事からチーム・ブリッツのメンバーとなったビットはライガーゼロと共にゾイドバトルに明け暮れることになる。

登場人物

スパロボ毎の登場人物一覧については以下を参照して下さい。

チーム・ブリッツ

ビット・クラウド
本作の主人公。明朗活発で深く考えない性質、嫌いな言葉は「責任」。冒険心に憧れる青年である。自身のゾイドを格闘戦とスピード能力に長けた戦法を元に闘う。とある出来事からチーム・ブリッツに加わり、やがてライガーゼロと共にチームを引っ張っていく。
リノン・トロス
ヒロインで、スティーブ・トロス博士の娘。見た目は可愛いがその性格は凶暴且つ自分本位。自身のバトルポイントを稼ぐために味方ごと撃つことも。火力重視の砲撃戦法で戦う。
バラッド・ハンター
ビットがチーム・ブリッツに入る前から雇われているパイロット。金にうるさく無愛想な風を装っているが、冷めた態度の奥にゾイドへの熱さを持っている。
ジェミー・ヘメロス
トロス博士の助手で、チーム・ブリッツの戦術指揮担当。趣味はゾイドチェス。チーム唯一の航空型ゾイドを所有しているが、ゾイド弄りにかまけて監督職をこなさないトロス博士に代わってバトルを指揮する立場になることもあってか、ゾイドバトルに参加することはあまりない。
スティーブ・トロス
チーム・ブリッツの監督およびメカニック。極めつけのゾイドマニアであり、事あるごとにゾイドを買いあさっては借金を作る羽目となる。そのためチームとしては低迷している。

チーム・フリューゲル

ナオミ・フリューゲル
「紅き閃光」の二つ名を持つ、卓越した射撃センスを誇るゾイドウォーリアー。スナイパー仕様にカスタムチューンされたガンスナイパーを愛機とし、相手の射程外から狙撃する戦法を得意とする。

ゾイドバトル連盟

ジャッジマン
ゾイドバトルの審判とも言うべきロボットで、衛星軌道上からカプセルごと投下されゾイドバトルを取り仕切る。
作品の顔とも呼べる存在であり、本放送時の提供クレジット映像にも登場しナレーションも担当していた。

バックドラフト団

ダークジャッジマン
バックドラフト団専属の審判ロボ。
非常にガラが悪いうえにバックドラフト団に有利なジャッジしかしない。
伯爵
バックドラフト団の最高責任者。
アルタイル
バックドラフト団の幹部。
ベガ・オブスキュラ
バックドラフト団所属のウォーリアー。
子供ながら、ゾイドの扱いに関しては天才的。

登場メカ

スパロボ毎の登場メカ一覧については以下を参照して下さい。

ゾイド

ライガーゼロ
ライガータイプの番外として知られる幻のゾイド。完全な野生体ベースのゾイド(通常はゾイドコアを適切な機械体に組み込んでいる)で、乗り手を選ぶ性質を持ち、今まで誰一人乗り手もなく放置されていた。ビットの愛機。
後に多元的高機動型「イェーガー」、重機動格闘型「シュナイダー」、砲戦型「パンツァー」という換装用装備「CAS(チェンジング・アーマー・システム)」が用意された(後述)。これにより、運動性能・格闘能力・火力のいずれかを比肩するものがいないレベルで強化することができる(欠点も相応にある)。しかし、製造コストの甚大化に加え換装に設備と時間が必要となるため、数機にしか実装されなかった。
イェーガー
青い高機動型CASを装着した形態。直線速度もCAS中最速ではあるが、それ以上の特徴として背中の上下左右に稼働する大型イオンブースターにより多元的な機動を可能としており、あらゆるゾイドでも最上位の運動性能を有する。
良くも悪くも速度が最大の武器であり、軽量化の弊害で攻撃力・防御力ともに貧弱。軽量化と言っているが、それでも通常時に比べて50t近く増加している。
シュナイダー
オレンジの重格闘型CASを装着した形態。7本という史上最多レベルのブレードとデススティンガーの荷電粒子砲すら防ぐ強力なEシールドを搭載し、それによって増加した重量をブースターやスラスターの追加で補っているという、某鉄巨人を思わせる漢仕様。ブレードライガーやライガーゼロの直系と言える形態である。
5本のブレードとシールドをフル稼働させて切り裂く必殺の一撃「ファイブレードストーム」はデスザウラーの装甲さえも切り裂ける。アニメでは残り2本のブレードも動員した「セブンブレードアタック」も披露している(相手はブレードライガーだが)。欠点はその多過ぎる装備による稼働時間の短さ。
パンツァー
緑の砲戦型CASを装着した形態。元来高機動による格闘戦を主とするライガーゼロのコンセプトに逆行する重砲「ハイブリッドキャノン」と大量のミサイルを搭載している。カタログスペック上ではその重装備をした上でなお時速285kmという異様なスペックを誇るモンスターマシンだが、アニメでは唄い文句にしか過ぎないらしい。
全砲門発射「バーニング・ビッグバン」は小型ゾイド部隊を殲滅し巨大ゾイドの装甲も破壊できる威力を有する。欠点は過重のために歩行困難というライガー系に有るまじき欠陥とオーバーヒートによって爆発する可能性があるという危険性。ただし、これらの欠点は放熱と軽量化の要である希少金属「エルワチウム・ゼロ」を使用していないレプリカモデルが故のものである。
ディバイソン
リノンの当初の愛機。他2名のそれと違い、カスタム機ではない。
ガンスナイパーLS
汎用歩兵型ゾイド、ガンスナイパーをリノンが大幅に改造した火力重視のゾイド。LSは「リノンスペシャル」の略だが、第二次大陸間戦争期における正式名称は「ガンスナイパー・ワイルドウィーゼル・フルバーストカスタム」。
コマンドウルフ
隠密オオカミ型のゾイド。基本的な加速力と突破力はそのままに、専用ロングレンジキャノンを増設したカスタム機「コマンドウルフAC(アタックカスタム)」がバラッドの当初の愛機。
プテラス
プテラノドン型のゾイドでジェミーの当初の愛機。小型ゾイド。作中では爆撃能力と索敵能力を向上させたカスタム機「プテラスボマー」が使用される。
レイノス
新たに用意されたプテラノドン型ゾイド。この購入のため、プテラスは勝手に売り払われてしまった。プテラスと違い中型ゾイドに属する。超音速での飛行が可能なため、ジェミーの隠された内面を引き出してしまう。最大速度はマッハ3.3。
ガンスナイパーNS
ナオミの愛機でスナイパー仕様にチューンされたガンスナイパー。反面、近接戦闘能力は皆無。

楽曲

オープニングテーマ
「NO FUTURE」
作詞・歌:相川七瀬、作曲:布袋寅泰、編曲:KANAME(大田要)
エンディングテーマ
「流離人」
作詞・作曲:Ricky、JOE、編曲:樫原伸彦、歌:DASEIN

登場作と扱われ方

スーパーロボット大戦Operation Extend
初登場作品。第4章の追加ミッション予告ムービーにおいて、電撃的に参戦が発表された。登場するのはリノンとナオミのみで、異例の主人公不在参戦となった。
飛び入りのゲスト参戦扱いのためかBGMは専用のものが用意されず『ゾイド -ZOIDS-』のものが流用されている。
エンディングにて「リノンのチームには誰にも動かせないライガータイプのゾイドがある」と語られたことから、ストーリーとしては原作開始よりも前の出来事であることが判明しており、今作にビットが登場しない理由付けが一応なされている。

用語

ゾイド
ゾイドバトル
ゾイドウォーリアー

主要スタッフ

原作
トミー(現:タカラトミー)
制作
XEBEC
監督
加戸誉夫
シリーズ構成
隅沢克之
キャラクターデザイン
坂崎忠
音楽
大谷幸

商品情報

資料リンク